「話は分かったわ、えーっとカワウソ霊さん?」
「そうか! ならば早速力を貸そう。早速憑依を……」
「大丈夫? 痛くないわよね……」
「さっきも説明しただろう。悪いことは何一つない。しいて言えば私の性格の影響を受けるぐらいだが……」
そう言った途端、カワウソ霊は霊夢の体をすり抜ける。それと同時に緑色をした動物霊はまるで最初からいなかったようにシュルっと吸い込まれるように消えてしまった。
「ちょっとカワウソ霊? なんとか言いなさいよ」
流石に何も反応がないとあまりいい気分はしない。自分の体の中に得体のしれないものを入れたのだから。しかし、確かに自分の力が強まっているのも感じるので霊夢は早速異変解決に乗り出そうと考えた。目指すは動物霊渦巻く地獄である。
しかしよくよく頭を働かせてみるとどうにも怪しい話である。本当にこの動物霊の言葉を信じていいのだろうか。元々幻想郷の動物で、動物霊達の裏切り者らしいがどうにも話が単純すぎる。現に動物霊は幻想郷に攻め込んでいるが、本当に黒幕は地獄にいるのだろうか。いつもならとりあえず向かってみるのだが今回の異変の霊夢は慎重だった。ここはもう少し情報を集めた方がいいのではないのだろうか。まずは見に回るのが利口でないだろうか。現段階では被害はそこまで大きくは無いし、利用されるのも面白くない。霊夢はそう考えると博麗神社に足を運んだ。とりあえずお茶でも飲んで一服しようじゃないか。魔理沙に相談してみるのも悪くないかもしれない。さっそく台所に湯を沸かしに行くとしよう。
一か月後博麗の巫女はまだ動かない。カワウソ霊はと言えば相変わらず呼び掛けても全く反応しない。
「そうか! ならば早速力を貸そう。早速憑依を……」
「大丈夫? 痛くないわよね……」
「さっきも説明しただろう。悪いことは何一つない。しいて言えば私の性格の影響を受けるぐらいだが……」
そう言った途端、カワウソ霊は霊夢の体をすり抜ける。それと同時に緑色をした動物霊はまるで最初からいなかったようにシュルっと吸い込まれるように消えてしまった。
「ちょっとカワウソ霊? なんとか言いなさいよ」
流石に何も反応がないとあまりいい気分はしない。自分の体の中に得体のしれないものを入れたのだから。しかし、確かに自分の力が強まっているのも感じるので霊夢は早速異変解決に乗り出そうと考えた。目指すは動物霊渦巻く地獄である。
しかしよくよく頭を働かせてみるとどうにも怪しい話である。本当にこの動物霊の言葉を信じていいのだろうか。元々幻想郷の動物で、動物霊達の裏切り者らしいがどうにも話が単純すぎる。現に動物霊は幻想郷に攻め込んでいるが、本当に黒幕は地獄にいるのだろうか。いつもならとりあえず向かってみるのだが今回の異変の霊夢は慎重だった。ここはもう少し情報を集めた方がいいのではないのだろうか。まずは見に回るのが利口でないだろうか。現段階では被害はそこまで大きくは無いし、利用されるのも面白くない。霊夢はそう考えると博麗神社に足を運んだ。とりあえずお茶でも飲んで一服しようじゃないか。魔理沙に相談してみるのも悪くないかもしれない。さっそく台所に湯を沸かしに行くとしよう。
一か月後博麗の巫女はまだ動かない。カワウソ霊はと言えば相変わらず呼び掛けても全く反応しない。
こういう一発ネタ好きです
読み終わったあとえ、みたいな一瞬の空気が好きです