Coolier - 新生・東方創想話

もしも治った時

2019/07/24 02:52:36
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「薬屋さん、うちの父を見てもらえまいか」
 おそらく三十歳前後だろう男性に人里で声をかけられて、私は不安に思った。私は永遠亭から人里まで出てきて薬の行商をしている。普段はちょっと薬の要りそうな人を探して話をして置き薬を置いていくだけだから、逆にわざわざ呼ばれる時なんてのは何か難しい時しかないように思う。
「見るのはいいですが、風邪か何かですか? 重病ですって? 私は医者じゃなくて薬屋ですよ?」
「ええもうお医者でもそうでなくてもなんでもいいんです。藁をもすがるというやつで」
 藁扱いされるとそれはそれで釈然としないが、裾を掴む勢いでお願いされてしまうと断ることもできない。というか、あんまり引っ張られると変装が解ける。
「わ、わかりましたよ、とりあえず見てみますから、この手を離してください」
「おお、これは失礼を! お兄さん背が高いからつい捕まえやすくて……」
 背の低いこの男は慌ててパッと手を離した。やれやれと私は帽子をしっかりかぶり直した。男装しているが私は女だ。鈴仙優曇華院イナバ。玉兎の妖怪。

 彼の家まで案内された。ごく普通の平凡な貧農の家で、中に入るまでもなく不幸のオーラが漏れ出ているかのようだ。うーん、入りたくない。
 嫌々ながら中に入ったら、狭い家の中にすぐ布団が敷かれているのが嫌でも目に入って、今すぐにでも死にそうなほど弱った老人が横になっている。傍らにはそれよりもだいぶ若い女性がついて献身的に看病しているようだ。非常に気が滅入る感じがする。
「父です。どうか、見てやってください。医者はもう長くないと言われていますが、もしかしたら良い薬がないものでしょうか?」
 男から背中越しにそう囁かれた。老人にはその話を直接聴かせたくないのだろうか。
「あちらの女性は?」
「あれは私の家内です」
 私は納得して、お辞儀をして中へ上がり、老人を近くで観察した。老人は私に気が付き、何か言っているのだが、声がもはや声になっていない。どう見ても長くはないだろう。仮に医学の知識を持っていなくても見たまんまでわかる。
 その上に多少は医学知識を持っているこの私には思い当たる症状があった。具体的には言わないが、この脈拍の感じや顔に出た模様などを見るとこの病気だなと簡単に見当がついた。であるならば、それへの特効薬はある。都合のいいことに、手持ちの薬箱にそれがあった。師匠の作った薬だ。
 問題はこれは一般に流通させてはいけないものであるということだ。あまりにもこの幻想郷の医学レベルから逸脱しているからだ。じゃあなぜ持っているのかだが、それは私の薬師としての心得で準備だけはしていて、どうしても必要な時は自分の判断で使うことができる。この患者は老人といっても見た感じまだ六十歳も行ってなさそうだから、平均寿命は過ぎているとはいえ、病気さえ治れば元気になってまだ生きられるだろう。

 こちらを不安げに見つめている女性の顔を、私は横目で見返した。美人ではないが、人が良さそうで、憔悴しきっている様子がわかる。普段の生活の上に看護までするのは大変なことだろう。朝も夜もないかもしれない。患者を放っておけばこの症状であればまだもう一月は苦しんだ末に亡くなるであろう。むしろ早めに死なせてあげた方がまだマシかもしれないってぐらいだ。だいたい普通なら医者が無理といえばもう無理だと諦めるしかなかろうに、医者ですらないただの薬屋に追いすがってどうにかしようとしてきた、私の後ろにいるこの三十男は、よほど親孝行なのか執念深い性格なのか。こちらはそんなに疲れてそうじゃないのに。
「奥さん、あなたもだいぶ疲労されてるみたいですけど、この生活が続くことに耐えられますか。例えば、親戚の方とか、手を貸してもらえる人はいますか?」
「いえ、いません……今は一族は私達三人だけです。でも、義父のためなら……苦労は仕方がないと思います……」
「……そうですか。それは……大変でしょうね」
 私の返しは実に平凡だ。彼女がしおらしいことを言うのがかえって気の毒に思えてならない。それに、その間にも老人が何やら喋ろうとして口を動かしているのがどうもやりきれない。途切れ途切れに聞こえてくる単語は、どうやら、もう死なせてほしいとでもいうようだ。極度に体力は落ちているものの、頭ははっきりしているはずだ。痛みもひどいのだろう。

 これを置いていくことは私にはできそうになかった。いやむしろ、ほら、目の前に死にそうな人がいて、助けようとしないのなら初めからこんな仕事なんてやるもんか! なんのために医学を学んでるんだ! ……そこで私は薬箱を開け、いかにも大事そうにその特効薬を取り出した。
「これをどうぞ、飲んでください。すぐ良くなりますよ」
 ああ、その通り。これは確かに自然の業ではない。本当にすぐ治ってしまうのだ。恐ろしいほどに、すぐ。奥さんが井戸から水を汲んできて、老人にゆっくりと飲ませた。むせないように、ゆっくりと。飲み終えたら老人は静かに眠り始めた。目が覚めて体力が戻れば立ち上がることもできるはずだ。
「ありがとうございます。なんとお礼を言っていいか……」
 男が揉み手をせんばかりの態度ですり寄ってくる。
「いえ、いいんですよ。ただ、この薬の料金ですが……」
「お金はあまりないんですが」
 薬ひとつにこの家でいうと数年分の収入が必要なのである。もちろんあるわけがなかった。一年分の貯蓄すらなかった。
「そうでしょうね。……私の負担になってしまうなぁ」
「何年かかるかわかりませんが、きっとお返しします」
「うん、いえ、期待していませんが、まあそれは気長に待ちますよ。でも必要なのは今のお金なのです……」
 男は面目ないという顔をしているが、もはや私からは用はない。長々と話をしても面倒くさい。お大事に、と言って私はそこを離れた。夫婦が私を見送って姿が見えなくなるまで頭を下げていた。やめて、そんなことしなくてもいいのに。

 ……同じ日にお葬式の列と出会った。葬式をするとなると、やっぱりそれもお金がかかる。けどあくまでそれなりの格式でやる場合であって、あまりかからないこともある。かからないというより、かけられないという方が正しいが……。
 私は葬式が嫌いだった。というよりも死ぬという現象がとても嫌だった。月にいた頃は葬式なんて見たこともなかったし、その概念からして理解できなかった。
 あまり深く考えたくない。死んでいくのはしょせん人間だ。私は人間じゃない、玉兎。たかが人間なんかが生きたり死んだりすることは、私にとって大きな問題じゃないよ。自分に言い聞かせるように何度も繰り返しつぶやいたのだ。

 落ち込みながら、どうにかその日の行商を終えて永遠亭に帰ってきた。もうとっくに日が沈んでいた。今日の売上を八意永琳師匠に報告しないといけない。私は師匠とふたりきりになり、もうどうにでもなれという思いで薬鞄や売上金を差し出した。でも例の特効薬は一番下になるように配置し直した。できれば気が付かないでくれ! そう願って。問題は、相手が幻想郷で一番賢い人ってことなんだけどね……。
「うどんげ、あなた、あの薬を使ったわね?」
「……はい……使いました……」
 師匠は責めている様子ではない。今までも怒られたことはない。ごく普通のことを言われているだけなのに私が一方的に萎縮してしまう。帽子を取って自由になったはずの耳がしわしわになっていく。
「あれはかなり高い金額を設定してたと思うけど、そのお金はどうしたの?」
 あるなら出しなさいというように、師匠は手のひらを私に見せて、ひらひらと動かした。当然あるわけがなかった。
「それが……師匠……」
 私の様子がおかしいのは師匠もわかっている。だが、すぐには聞かず、私が話すのを待っていた。
「どうしてもあの薬を使わないと大変な家がありまして、ですね……」
 私は一分もかけてこのセリフを喋った。
「ああ、それは大変だったわね」
 何気ない会話かのように師匠は答えた。
「使ったのは良かったのですが、お金は……」
 そこから言葉に詰まってしまった。はっきり最後まで言う勇気がない。
「ふむ。そういえば、うどんげ?」
 流れを断ち切るように師匠は言った。
「……はい」
「お願いしていた、里で評判になってた大福は買ってきた?」
「あ、それは、はい。帰りに買いました。ここにあります。みんなの分」と急に早口になった。
「ありがとう。じゃあ、あの薬はそのお駄賃ということで、今回だけはそれでいいということで。もう休んでいいわよ。食事の支度ができてるみたいだから、食べてきなさい」
 そういう師匠の姿は私からしたら神様のように思えた。
「……師匠……ありがとうございます」
「いいのよ、気にすることなんてないわ。うどんげ、お疲れ様。これからも頑張って」
 師匠はもう私の方は見もせずに、患者のカルテなんかに目を通していた。私はほんとにただただもう安堵してその場を退出した。

 大福は一応姫様にもお見せしたが、すぐ夕食なのでまた後日食べるとして戸棚にしまっておいた。食事は普段なら私が作ることが多いが、今日は姫様が手づからお作りになったものである。腕前はかなりのものだ。ただ、身分が違うからあんまり一緒の場所で食べるということはしない。なのでいつもどおり白兎の因幡てゐと隣同士に座って一緒に頂いた。この子も妖怪で、子供のような見た目と背格好なのに実際には相当長く生きているらしいし、世知に長けている。
「鈴仙は、さっきここに八雲紫が来て大変だったの知らないでしょ?」
 食後にしばらく何気ない雑談をしたのち、いきなりそう言われて私はドキッとした。てゐの表情はいつも通りに機嫌が良さそうな感じで心の中がわからない。
「えっ、どうして? なにかあったの?」
「あったのっていうか、鈴仙のことについてなんだけどね。なんか、助けちゃいけない人を助けたんだって?」
「……それ本当? 私が今日やったことをもう言いに来たの? 私が帰るよりも早く?」
「そうだよ。正確には人間をそんな簡単に助けるなとかなんとか。お師匠様の部屋にいきなり現れてさあ、急にそういうこと言ってくるわけよ。私はたまたま近くにいたから、まあ、盗み聞きしてたんだけどね」
「どんな話だったの……?」
 尋ねてはみたが聞くのが怖い。
「つまり、幻想郷の人口はあの人達が管理してるから、死ぬべき運命だった人を勝手に生かしたりされちゃ困るんだって。勝手だよね。結果的には生きたんだから、生きる運命だったんじゃないの?って感じだし」
「どうだろう」
「まあ、お師匠様もあんまり反論しなかったんだよ。確かに幻想郷の人口が増えすぎたら大変なのはそうなんだけど。食べ物とかも無限じゃないだろうしね」
「でも、永遠亭は訪問者を治すことを今までやってきたじゃないの。それがいけないことなの。何がよくて何がだめっていうのよ」
「鈴仙もわかってるでしょ。ものすごい値段が高い薬があるの。あれがお師匠様の定めた制限なんだよ。それが基準。それが払える人だけ助けたらいいんだよ」
「つまりお金なの? お金で生きるか死ぬかを左右させてしまっていいの?」
 人間なんかどうでもいいって考えをつい忘れて、ちょっと興奮してしまった。
「無限に助けるわけにいかないんだからどこか基準がないとしょうがないでしょ。あの世に行ったってお金が大事なんだし」
「てゐは、冷めすぎだよ。実際に死につつある人を前にしてもそんな話ができるの」
「私はできるよ。たぶん。でもね……それは救える救えないじゃなくて、仕方がないって思わないとだめだよ。鈴仙は素直すぎ。お師匠様のせいにすればいいのに。あまりにも高価過ぎて使えないって。だいたい治せる薬があること自体黙っておけばいいんだから。人間たちだって諦めるよ。人生ってのは諦めなんだから」
 わかる。わかるけど、つらい。なんてつらいんだろう、この世界は。私は黙り込んでしまった。

 やっぱり今食べようよ、とてゐは、さっきしまった戸棚から二人分のお菓子を取ってきて、お茶も出した。
「傑作だったのがね」とてゐは話を変えた。「お師匠様が、鈴仙のやることは私が責任を持ちますって言ったんだよ。そしたら、八雲紫があなたこそ信じられない。藤原妹紅という永遠に死なない人間を作り出してしまったじゃないの、って」
「本当に? それは……すごいこと言うのね……さすがというべきなのかしら……」
 ふたりの間の空気を想像するだけで、もう初夏だというのに鳥肌が立つようだ。てゐは平気そうに話しているが。
「まあ売り言葉に買い言葉ってやつかな。そこでお師匠様が答えるには」
 確かにその点については間違いを犯したかもしれません。だけど、まだたった千年や二千年程度生きてるだけでしょう。きっと私が最良の終わり方を見つけ出してみせる。
「って言い切ってたよ。真面目に」
「……すごい。それは師匠だからこそ言える言葉だよね……」
 私のやったことがとんだおおごとになってしまったのはわかったけど、そこまでいくとなにやらもう自分の手の及ばない場所でむしろ気が楽になったような気がした。あまりにも大きな世界の話をされたら、私の存在すらもちっぽけみたいだった。
「あーあ、せっかくのお菓子が全然味も何もわかんなかったな」
「おいしかったよ。また買ってきてね」
 てゐはこともなげにそう言った。

 そんなことがあってから何日か経ってまた行商に出る日が来てしまった。不安だったけど、これも仕事だ。慣れなくてはならない。
「では、いってきます」
 と玄関から振り返って中に向かって声をかけて、出発しようとしたら、てゐに腰をぎゅっと掴まれた。
「鈴仙が心配だから私も今日は一緒に行くよ」
「ええ……てゐが一緒なんてそっちの方が心配だわ。変な罠にかけたりしないでよ」
「しないしない。安心して。さあ出発しよう!」
「その前に降りて、自分で歩きなさい! まったくお餅みたいにくっついて離れないんだから」

 あまりにもいい天気すぎて暑いのなんの。暑気あたりで元気がなくなってる人がとても多い。町角をひとつ曲がるたびにそういう人に当たるので、ちょっとした栄養剤を渡すとともに、日中はやたらと外出せず、無理しないことを伝えておく。てゐが最初はおとなしくついてきていたが、退屈し始めて気がつくと勝手にお客さんと話をしている。別に、言ってることは正しいから問題ないが、ご飯をちゃんと食べて薬に頼りすぎちゃだめだよとか私の前で言われると、立場がない。
 そんな感じで、特に変わったこともなくこの間の重病患者さんの家の前まで来た。一応、往診というわけじゃないが、様子を見てみる必要はあると思っていた。ところが驚いたことに、あの時寝たきりの状態で今すぐ死にそうに見えたその老人が中から一人で歩いて出てきた。年齢もあれからだいぶ若返って見えた。むしろあの時の印象が老けすぎてたから、今見た感じは五十歳ぐらいか? 老人というのは失礼かもしれない。
「もう歩いて大丈夫なんですか」
 私は小走りに駆け寄って聞いた。
「ああ、もしかしてあの時のお医者さんですか。お陰様で驚くほど元気になりまして、もう散歩しても平気なんですよ。本当にありがとうございます」
 老人はよくそんなに腰が曲がるものだと思うほどに深々と頭を下げた。
「ええ、まあ……私は医者じゃなくて、ただの薬の行商人ですけど……よくなったのなら良かったですよ」
 私がそう答えるのを途中で打ち切るように、横にいたてゐが私を押しのけて前に出てきた。
「冗談じゃないよ、とんでもないよ。いいかいお爺さん。あの薬はとってもよく効いただろう? それと同じぐらい高いんだよ、高価なんだ。言いたいことわかるでしょ?」
「……薬屋さん、わかります。伺っております。私がすべて背負いますから……きっと、体を治してまた働きますから、待っていただけるでしょうか」
「いやそこまでしなくてもいいですよ」
「よくないよくない、もうお前には期待してないよ! おかげで大損したんだ、もうあれは売れないから、薬のおかげで治ったなんて言いふらさないようにな!」
 ……てゐが言いたいことはなんとなくわかるが、どうも天の邪鬼みたいな感じになってしまっている。老人も戸惑っているようだ。
「わかったら、もう私達の前から消え失せてさっさと歩いてこい! 暗くなるから、足元に気をつけて転ばないようにな!」
 もはやてゐも諦めたように完全にただの親切なクソガキだった。家の中には息子夫婦はいないらしく、辺りを見回すと畑で熱心に働いている姿が見えた。

「てゐ、あれはなんかおかしかったよ。正直、思い出すだけで笑いそう」
 帰りながら私達はそんな話をした。
「うるさいなぁ、まったく眼の前にすると難しいもんだね」
 その後は妙に私達は機嫌がよくて、無言になったけどちっともそれが不快にならなかった。暗い夕暮れの中で私は綺麗な石を拾った。
「てゐ、見て、綺麗な石だよ」
「え? ただの石でしょ……別に」
「でも綺麗だから」
「もう暗すぎて見えないよ全然。それに、私はそういうの、いくらでも見つけられるからさ。ほら、私だって人参みたいな石持ってるでしょ」
 確かにいつもそんなネックレスをしてる。今は暗くて見えないけど。
 やがて永遠亭が見えた。ギリギリ、完全に日が沈む前には帰ってこられたようだ。私はてゐの手を無意識にきゅっと握った。
「?」とてゐが私を見た。ような感じがした。
 私は永遠亭に視線を向けたままで話し始めた。
「今日は怖かったんだ。とっても。だって、また私の前に死にそうな人がやってきて、助けてくださいって言ってきたらどうしたらいいんだろうって。何事もなく帰ってこられて、今すごくホッとしてるの」
「鈴仙、つらかったらやめてもいいんだよ。お師匠様も言ってたでしょ」
「いや、私はこれを仕事にしようと決めたんだから、やり遂げたいんだ。ただ、ちょっとまだ勇気が少ないから……てゐが一緒にまた来てくれたら嬉しいな」
「いいよ、しばらく一緒にいてあげるよ。まったくしょうがないなあ鈴仙は。普段あれだけ人間なんかって言ってるのに気が小さいんだから」
「小さくなんかないよ! 人間は哀れだなって思ってしまっただけでね! なんていったかな、大きな力には大きな責任が伴ってしまうものなのよ。責任が重すぎる気がするけど」
「それは……その言葉はなんか違う」
色々とこの話だけの設定入ってると思います……。

https://twitter.com/kosyoko1
こしょ
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コメント



0.100簡易評価
1.90奇声を発する程度の能力削除
鈴仙とてゐのやり取りが良かったです
面白かったです
2.90大豆まめ削除
人の生き死にに絡む難しい話題で、いろいろと考えさせられました。
お金があればその人は優先的に助かる、というのが正しいような気はしませんが、かといってどんな基準なら納得するの?という問いにはぱっと答えられませんし、そもそも、お金だって基本的に労働の対価として得てるはずでそう考えると…うーん。
てゐちゃん可愛かった(思考停止)
3.100名前が無い程度の能力削除
よかったです
4.100サク_ウマ削除
鈴仙もてゐもなんだかとても人間臭くて、それに良い具合で噛み合っていて、なんだか良い関係だなあなどと思いました。良い雰囲気の作品でした。
5.無評価こしょ削除
感想いただいて本当にありがとうございます。
もっと色々と話も作れそうですがかなり悩みながら書いたお話でした。
またがんばります。
7.100ヘンプ削除
死というものに向き合うことができないことは悪いのか、そんなことを思いました
鈴仙が頑張っているのがとても良かったです。
8.100南条削除
面白かったです
俯瞰で見たときに正しく見えても、いざ目の前でその現場が繰り広げられるとためらうってこともありますよね
永琳と紫のやり取りがよかったです
9.100やまじゅん削除
とても面白かったです。
情景と心情の描写が更に増して、病に伏す老人の絶望感や永琳を前にした極度の緊張感は凄く伝わってきました。

今後も楽しみに新作を待っています。
10.80ばかのひ削除
とても良かったです
てゐがいい役回り
12.100終身削除
それぞれに考えと正義を持っていてその中で衝突したり折り合いが付いたりしていく感じが世知辛いけど鈴仙の周囲の営みの中の空気感を間近に感じるようでよかったです てゐが可愛らしくて癒されました
13.90名前が無い程度の能力削除
とても良かったです