そういえば今日は霊夢のとこでお風呂に入る日だったな。
それを思い出した私は輝針剣を担いで、城から飛んでいった。
「おおーい、霊夢いる?」
「針妙丸ね。いるわよ。あんたの風呂なんだからいないとおかしいでしょ?」
それもそうだ。元の大きさには戻っているのだから。元の大きさと言っても霊夢の腰ぐらいあるかないかだが。そもそも城にお風呂ないというかあるにはあるが、一人では使えないので霊夢のところで借りている。
「用意はしてるわよ」
「ああ、うんありがとう」
私はいつもの様に借りていく。
そういえば城でのお風呂は正邪も入っていたから使ってはいたけれど。
姫だからと言う理由だけで先に私が入らされていたな。
それと何故か背中流しますなんか言い出していつも乱入してきたな。
「わ、わわ!? 正邪、なぜ入ってくるの!」
「少しぐらい流させてくださいな」
「ぶっ……!? ぶばっ、ちょっと、頭からかけないでよ!?」
「いいじゃないですか」
そんなやり取りをしながら入った覚えがある。
さっさと入らせてもらって私は上がる。
「あら、いつもより早いじゃない?」
「少しね。そういえば覚えてる? 保護されてた時の一人でお風呂入ってたらのぼせてて霊夢が慌ててたの」
「あー、あれね。さすがに驚いたわ。あの後倒れてたから聞きそびれたけれどあれって誰がイタズラしたの?」
状況しか見ていなかったのに誰がイタズラしただとが分かるのがすごいと思うのだ。
「あれは正邪にやられたやつだよ」
「うっそ、私がいない間に神社に来てたの。あいつならやりかねないけどよくバレなかったわね……結界あるはずなのに……」
「結界外から上手いことやってたからね……お湯を逆さにして私にかけまくって、それに逆らえなかったからのぼせて……色んな意味で死にそうだったわ」
詳細はこんな感じだ。
私が霊夢に保護されている時にお風呂に入りたいと言ってお茶碗にお湯を入れてもらうだけのお風呂をしてもらい、周りに見えないように柵を立てて布で隠すだけの簡単なものをしてもらっていた。
その時、霊夢は魔理沙に声をかけられて神社から出ていた時だった。
私がふんふんとのんびり入っていたら、神社の草むらからガサガサと聞こえてきたから布をすこーしめくって見たら正邪がいるの。いやいやなんでってなるわけ。
そしたら私のお風呂の布に気がついたのか、柵の棒をひっくり返して布を器用に落としに来るわけ。私は小さいもんだから逆らえなくて布が落ちて丸見え。向こう側で大笑いしてるの。ふざけんなよ。
「あーっはっは、おっかしいですねぇ姫ぇ!」
ゲラゲラと笑ってて腹たったわ。
そしてここからが地獄だった。
アイツ、器用にお風呂の水だけを反転してくるの。しかもこぼれないように。それでお湯だからザブザブと逆らえなくて溺れかけるわけ。しかもそれを長く続けるように息継ぎのタイミングとか全部見極めてからしてくるわけよ。本当に死ぬかと思った。
「良いですねえ、良いですねえ!」
私が無理矢理、布の上に脱出してから叫んだ。
「ぜーじゃーー!! ぶざげんじゃないよぉ……!」
「あっははは!!! いい気味だ!!! あーっははは……」
そうやって大笑いして正邪はどっかに行ったよ。私はその後のぼせて気絶して、霊夢が来るまでそのままだったけれど。
***
「とまあ、そんなことがあったわけ。本当に酷かったわ。次会ったら身体大きくして叩き切ってやろうか」
「いやーそれはさすがに地味だけど死にそうな嫌がらせよね……」
「本当にそれだよ!」
「あ、今日は城に帰るの?」
「んー、泊まらせてもらっていい? 居間とかで適当に寝てるし」
「それでいいなら良いわよ」
そんな感じで私はいつも神社のお風呂を借りているのだ。
それを思い出した私は輝針剣を担いで、城から飛んでいった。
「おおーい、霊夢いる?」
「針妙丸ね。いるわよ。あんたの風呂なんだからいないとおかしいでしょ?」
それもそうだ。元の大きさには戻っているのだから。元の大きさと言っても霊夢の腰ぐらいあるかないかだが。そもそも城にお風呂ないというかあるにはあるが、一人では使えないので霊夢のところで借りている。
「用意はしてるわよ」
「ああ、うんありがとう」
私はいつもの様に借りていく。
そういえば城でのお風呂は正邪も入っていたから使ってはいたけれど。
姫だからと言う理由だけで先に私が入らされていたな。
それと何故か背中流しますなんか言い出していつも乱入してきたな。
「わ、わわ!? 正邪、なぜ入ってくるの!」
「少しぐらい流させてくださいな」
「ぶっ……!? ぶばっ、ちょっと、頭からかけないでよ!?」
「いいじゃないですか」
そんなやり取りをしながら入った覚えがある。
さっさと入らせてもらって私は上がる。
「あら、いつもより早いじゃない?」
「少しね。そういえば覚えてる? 保護されてた時の一人でお風呂入ってたらのぼせてて霊夢が慌ててたの」
「あー、あれね。さすがに驚いたわ。あの後倒れてたから聞きそびれたけれどあれって誰がイタズラしたの?」
状況しか見ていなかったのに誰がイタズラしただとが分かるのがすごいと思うのだ。
「あれは正邪にやられたやつだよ」
「うっそ、私がいない間に神社に来てたの。あいつならやりかねないけどよくバレなかったわね……結界あるはずなのに……」
「結界外から上手いことやってたからね……お湯を逆さにして私にかけまくって、それに逆らえなかったからのぼせて……色んな意味で死にそうだったわ」
詳細はこんな感じだ。
私が霊夢に保護されている時にお風呂に入りたいと言ってお茶碗にお湯を入れてもらうだけのお風呂をしてもらい、周りに見えないように柵を立てて布で隠すだけの簡単なものをしてもらっていた。
その時、霊夢は魔理沙に声をかけられて神社から出ていた時だった。
私がふんふんとのんびり入っていたら、神社の草むらからガサガサと聞こえてきたから布をすこーしめくって見たら正邪がいるの。いやいやなんでってなるわけ。
そしたら私のお風呂の布に気がついたのか、柵の棒をひっくり返して布を器用に落としに来るわけ。私は小さいもんだから逆らえなくて布が落ちて丸見え。向こう側で大笑いしてるの。ふざけんなよ。
「あーっはっは、おっかしいですねぇ姫ぇ!」
ゲラゲラと笑ってて腹たったわ。
そしてここからが地獄だった。
アイツ、器用にお風呂の水だけを反転してくるの。しかもこぼれないように。それでお湯だからザブザブと逆らえなくて溺れかけるわけ。しかもそれを長く続けるように息継ぎのタイミングとか全部見極めてからしてくるわけよ。本当に死ぬかと思った。
「良いですねえ、良いですねえ!」
私が無理矢理、布の上に脱出してから叫んだ。
「ぜーじゃーー!! ぶざげんじゃないよぉ……!」
「あっははは!!! いい気味だ!!! あーっははは……」
そうやって大笑いして正邪はどっかに行ったよ。私はその後のぼせて気絶して、霊夢が来るまでそのままだったけれど。
***
「とまあ、そんなことがあったわけ。本当に酷かったわ。次会ったら身体大きくして叩き切ってやろうか」
「いやーそれはさすがに地味だけど死にそうな嫌がらせよね……」
「本当にそれだよ!」
「あ、今日は城に帰るの?」
「んー、泊まらせてもらっていい? 居間とかで適当に寝てるし」
「それでいいなら良いわよ」
そんな感じで私はいつも神社のお風呂を借りているのだ。