トコトコトコと、私は歩いています。
下駄は鼻緒が切れたので持って歩いています。
高麗野あうん、散歩をしています。ご主人様、霊夢さんには言ってから出たので大丈夫です。
急に散歩してみたくなったものですから。行ってみると他の神仏も良いですね。護りたくなっちゃいます。
そういえばご主人様は、里には行くなと言われていました。私が妖怪だと分かるからでしょうか。
まあ、里には行かないのでいいんですけれど。
なんか思い切り走りたくなりました。四つ足で走りたいんですけれど下駄を置いていくわけにはいかないので二足で走ります。
ほっほっほっ……はっはっはっ……
楽しいです。とても楽しいので走り回ります。
道行く人に驚かれているような気もしなくはないですが気にしません。
私が走りたいから走るのです。
気がつくと四つ足になっていました。下駄……は気が付かないうちに投げ捨ててしまったようです。いつ投げたのか興奮しすぎて覚えてもいません。
あーこれはご主人様に、怒られるかな。まあいいや。今が楽しければそれで。
もう割り切って私は走り続けます。
里の川の近くや、魔法の森を駆けて、霧の湖のほとりを走って……
妖怪の山の下を走って、竹林の前を通って、また戻ってきて。
色々な所を走っても戻る場所は博麗神社です。
走って、走って、走って。
博麗神社の階段を駆け上がって。
「ご主人様! ただいまです!」
「おかえりあうん……って、汚れてるじゃない。それに下駄はどうしたのよ」
「どこかにやっちゃいました」
私はてへ、と首を曲げた。
「もう……何してるのよ。当分裸足で過ごしなさいよ」
「はい! 分かってます!」
「服はあるんだからせめて湯浴みしなさいな」
「ありがとうございます!」
こんなに優しいご主人様はとても良い人だ。
下駄は鼻緒が切れたので持って歩いています。
高麗野あうん、散歩をしています。ご主人様、霊夢さんには言ってから出たので大丈夫です。
急に散歩してみたくなったものですから。行ってみると他の神仏も良いですね。護りたくなっちゃいます。
そういえばご主人様は、里には行くなと言われていました。私が妖怪だと分かるからでしょうか。
まあ、里には行かないのでいいんですけれど。
なんか思い切り走りたくなりました。四つ足で走りたいんですけれど下駄を置いていくわけにはいかないので二足で走ります。
ほっほっほっ……はっはっはっ……
楽しいです。とても楽しいので走り回ります。
道行く人に驚かれているような気もしなくはないですが気にしません。
私が走りたいから走るのです。
気がつくと四つ足になっていました。下駄……は気が付かないうちに投げ捨ててしまったようです。いつ投げたのか興奮しすぎて覚えてもいません。
あーこれはご主人様に、怒られるかな。まあいいや。今が楽しければそれで。
もう割り切って私は走り続けます。
里の川の近くや、魔法の森を駆けて、霧の湖のほとりを走って……
妖怪の山の下を走って、竹林の前を通って、また戻ってきて。
色々な所を走っても戻る場所は博麗神社です。
走って、走って、走って。
博麗神社の階段を駆け上がって。
「ご主人様! ただいまです!」
「おかえりあうん……って、汚れてるじゃない。それに下駄はどうしたのよ」
「どこかにやっちゃいました」
私はてへ、と首を曲げた。
「もう……何してるのよ。当分裸足で過ごしなさいよ」
「はい! 分かってます!」
「服はあるんだからせめて湯浴みしなさいな」
「ありがとうございます!」
こんなに優しいご主人様はとても良い人だ。
そして何だかんだであうんちゃんの世話焼いてくれる霊夢、好きです