今日は夕日が綺麗だ。
「ゔぇええ疲れたあああ……」
いきなり空からいつものうるさい声が聞こえた。
「なんなのよ」
声をした方を見ると魔理沙が箒に引きずられる様に飛んでいた。そうとしか形容しようのない飛び方をしていた。
「ちょっと魔理沙! 危ないから降りてきなさいよ!」
そう言うと魔理沙はスーッと降りてきて縁側までやってきて、寝転んでいた。
「ゔぁあ霊夢ー……疲れたああ……」
何かをしてきて疲れたらしい。何故私のところに来るのか。
「どうしたのよ……そんなに疲れて」
「香霖堂の掃除をするかとかでやらされたぁ……あーむり肉体労働とか疲れる……」
なるほど。一緒にしろと言われたわけなのね。
「そりゃあ身体を動かせば疲れるでしょうよ」
当たり前のことしか言えない。けれど少し気になることがある。
「なんで魔理沙、掃除を手伝った訳? なんか報酬とかでもないと動かないのに」
魔女は等価交換で動くんだ! とか良く言っていてそれをしているわけで。
「んぁ〜? そりゃあ報酬は貰ったぜ。貰わないとあんなのやってらんないって」
香霖堂のことを思えばそれもそうと言える。
「何貰ったの?」
「魔法実験のための機材。最近ちょっと壊したりしてて少なくなってたから」
「ふーん」
特に興味が湧かない。それにしても疲れている。
「なんだその微妙な間は」
「実験器具貰った割の疲れ方してないなって思って」
「……なんでそれが分かるかなあ。あれか? 巫女の勘か?」
起き上がってどこかむず痒そうにガシガシと頭を掻いている。
「どうしたのよ?」
「いや……お前の勘に感服してただけ」
何か魔理沙の歯切れが悪い。
「ねえ魔理沙。言いたいことあるなら言ったらどうかしら? 分かりやすくなってきてるわよ」
スッパリと言ってしまう。
「やっぱ、敵わんなあ……ほら、少し目を瞑って」
「目を?」
「んあ。目を」
「分かったわ」
私の視界が暗くなる。ゴソゴソと何かを出している音がした。何なのかしら?
「少し後失礼するぜ」
何かを持った魔理沙が後ろに来る感覚がした。
首元に何かが触れる。うなじに魔理沙の手が軽く当たった。
「もう目を開けても良いのかしら?」
「良いぜ。開けてくれ」
言われたままに私は目を開けた。感覚がしていた首元を見ると首飾りがあった。
紅色の半透明の石がついた首飾り。紐は動物の皮?なのか丈夫そうに見える。
「魔理沙これ……」
「へへ、お前に似合いそうだと思ってさ。香霖堂に置いてあったのを手伝いの報酬で貰ったんだ。恐らく外からのものなんだろうけれどさ」
弾けるような笑顔でとても嬉しそうに話している。
「なんて言えば良いのかしら? ありがとうでいいのかしら」
「おう、それで良いんだぜ。しかし私の目に狂いは無かった! 似合ってるよ、霊夢」
魔理沙の笑顔がとても可愛かった。
「ふふ、嬉しいわね」
「ははは、なら良かった。あげるまでがヒヤヒヤするんだからな!」
「でも私は魔理沙からもらえて嬉しいわ」
「そんなに喜んでくれたのなら良かったけれど……へへ、良かったぁ」
頬を掻きながらへにゃりと笑う魔理沙。今日は色々な笑顔を見せてくれて可愛いと思う。
「魔理沙、今日は泊まっていく?」
「そのつもりで来た! お願いします!」
私達は二人で笑いあった。
貰った首飾りは時々着けたりしようと思う。綺麗だし何より魔理沙がくれたものだからね。
あんまり表情に出なかったけれども。とても嬉しかったのだ。
夜寝るまで私の気分はルンルンだった。
「ゔぇええ疲れたあああ……」
いきなり空からいつものうるさい声が聞こえた。
「なんなのよ」
声をした方を見ると魔理沙が箒に引きずられる様に飛んでいた。そうとしか形容しようのない飛び方をしていた。
「ちょっと魔理沙! 危ないから降りてきなさいよ!」
そう言うと魔理沙はスーッと降りてきて縁側までやってきて、寝転んでいた。
「ゔぁあ霊夢ー……疲れたああ……」
何かをしてきて疲れたらしい。何故私のところに来るのか。
「どうしたのよ……そんなに疲れて」
「香霖堂の掃除をするかとかでやらされたぁ……あーむり肉体労働とか疲れる……」
なるほど。一緒にしろと言われたわけなのね。
「そりゃあ身体を動かせば疲れるでしょうよ」
当たり前のことしか言えない。けれど少し気になることがある。
「なんで魔理沙、掃除を手伝った訳? なんか報酬とかでもないと動かないのに」
魔女は等価交換で動くんだ! とか良く言っていてそれをしているわけで。
「んぁ〜? そりゃあ報酬は貰ったぜ。貰わないとあんなのやってらんないって」
香霖堂のことを思えばそれもそうと言える。
「何貰ったの?」
「魔法実験のための機材。最近ちょっと壊したりしてて少なくなってたから」
「ふーん」
特に興味が湧かない。それにしても疲れている。
「なんだその微妙な間は」
「実験器具貰った割の疲れ方してないなって思って」
「……なんでそれが分かるかなあ。あれか? 巫女の勘か?」
起き上がってどこかむず痒そうにガシガシと頭を掻いている。
「どうしたのよ?」
「いや……お前の勘に感服してただけ」
何か魔理沙の歯切れが悪い。
「ねえ魔理沙。言いたいことあるなら言ったらどうかしら? 分かりやすくなってきてるわよ」
スッパリと言ってしまう。
「やっぱ、敵わんなあ……ほら、少し目を瞑って」
「目を?」
「んあ。目を」
「分かったわ」
私の視界が暗くなる。ゴソゴソと何かを出している音がした。何なのかしら?
「少し後失礼するぜ」
何かを持った魔理沙が後ろに来る感覚がした。
首元に何かが触れる。うなじに魔理沙の手が軽く当たった。
「もう目を開けても良いのかしら?」
「良いぜ。開けてくれ」
言われたままに私は目を開けた。感覚がしていた首元を見ると首飾りがあった。
紅色の半透明の石がついた首飾り。紐は動物の皮?なのか丈夫そうに見える。
「魔理沙これ……」
「へへ、お前に似合いそうだと思ってさ。香霖堂に置いてあったのを手伝いの報酬で貰ったんだ。恐らく外からのものなんだろうけれどさ」
弾けるような笑顔でとても嬉しそうに話している。
「なんて言えば良いのかしら? ありがとうでいいのかしら」
「おう、それで良いんだぜ。しかし私の目に狂いは無かった! 似合ってるよ、霊夢」
魔理沙の笑顔がとても可愛かった。
「ふふ、嬉しいわね」
「ははは、なら良かった。あげるまでがヒヤヒヤするんだからな!」
「でも私は魔理沙からもらえて嬉しいわ」
「そんなに喜んでくれたのなら良かったけれど……へへ、良かったぁ」
頬を掻きながらへにゃりと笑う魔理沙。今日は色々な笑顔を見せてくれて可愛いと思う。
「魔理沙、今日は泊まっていく?」
「そのつもりで来た! お願いします!」
私達は二人で笑いあった。
貰った首飾りは時々着けたりしようと思う。綺麗だし何より魔理沙がくれたものだからね。
あんまり表情に出なかったけれども。とても嬉しかったのだ。
夜寝るまで私の気分はルンルンだった。
寿命が何だろうがレイマリは不滅だぁぁぁぁぁぁぁぁ!
いい具合のレイマリでした!
かわいらしかったです