Coolier - 新生・東方創想話

その意味の向こうは

2019/02/04 22:44:53
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寒い寒い冬の出来事でした。
「霊夢ー?霊夢?」
私が社務所に顔を出しても霊夢からの返事は無かった。
「おっかしいなあ……居ないのか?こんなに雪が降って寒いのに出かけているなんてな……?」
とりあえず霊夢が帰ってくるのを待とうと思った。

ドスッとにぶい音が聞こえて目が覚める。
いつの間にか縁側でうとうとしていたようだ。んー!と伸びをしながら前を向くと右脇腹を大怪我した霊夢が倒れていた。
私は考えるよりも早く身体が動いていた。
「霊夢!?おい、大丈夫か!」
「っ……まりさ……?ああ、もどってこれたのね……」
「早く怪我の手当を!痛いと思うが少し我慢してくれ」
そう言って私は霊夢を担いだ。その際に肉体強化の魔法もかけておくのを忘れない。
「っ、ごめ……いしき持た、ない……ようかい……くる……」
担ぎ上げたと同時に霊夢は意識を失った。妖怪が来る?どういう事だ。
『ひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!良き良き!!!!!博麗を倒せば終わる!!!!!食ってやろう!!!!!』
一体の大きな虫のような妖怪が雪をかき分け、木々を倒し、やってくる。
珍しく……と言うより妖怪退治をしくじってしまったのだろう。怪我を負って、霊夢は食われる前にここに戻ってきた。
「霊夢……倒してやるから少し待ってろ」
手早く部屋の中に入って布団を巻いてやる。体温が下がらないように熱を込める魔法をかけておく。いつまで持つかは分からないが。
「お前が霊夢を怪我させたんだな?あ?」
『けけ、魔法使いか?取るに足らんな。博麗を出せえ!』
「誰が出してやるもんか。お前を倒してからなら出してやるがな?」
駄目だ、感情的になりすぎている。霊夢を怪我させたやつが許せなくて、怒りが満ち溢れていく。
『倒せるかのぉ?』
おちょくった態度が気に入らない。
「倒してやるさ。何度でもな!」
箒に飛び乗り、星弾で攻撃しながら空を飛ぶ。
それが妖怪の勘に触ったのかブチ切れながら追いかけて来ている。短気なやつ。
私は被害が最低限になるように博麗神社から森を通り、鬼ごっこのように妖怪を引きずり回す。最終的に霧の湖に着くように調整しながら。
『ええい小癪な!貴様など殺してやらぁ!!!!!』
「そういう口が殺せてないのはどこのどいつだろうな?」
妖怪の怒りを煽るのも忘れずに。
霧の湖に着く。妖怪が湖の氷の上に乗ったのを確認して、スペルを放つ。

恋符「マスタースパーク」

軽く避けられることなど分かっている。その後が重要なのだ。
湖の氷は割られて周りにヒビが入っていく。妖怪は慌てているが後の祭り。
そのまま冷たい湖の中に沈んで行った。流石に泳げはしないだろう。虫だと言うのなら余程冷たい所に放り込めばやがて死ぬ。凍らせればなお良いので、さっさとチルノを探してこいつを凍らせて貰おうか。
溺れている妖怪を横目に、チルノを探しに行こうと思ったら湖の岸で私の退治を大妖精とレティ・ホワイトロック見ていたみたいだ。
「おー魔理沙ー。何をしていたんだ?」
気が付いたチルノ達がやってくる。
「見ての通り妖怪退治。チルノ、お前に依頼があるんだが良いか?」
「なに?アタイに出来ることならいいぞー」
「あの妖怪を凍らしておいてくれないか。後からまた遊んでやるからさ」
「よし!それなら良いぞ!アイツを凍らせれば良いんだな?」
「おう。サイキョーのチルノなら出来るだろ?」
「サイキョーのアタイに任せて!」
そう言って残りの二人を連れてチルノは行った。これでよし。早く霊夢の元に行かなければ。
私は博麗神社に箒を高速で飛ばした。

「よっ……と、霊夢大丈夫か!」
社務所に入ると藍がいた。
「魔理沙か。霊夢なら大丈夫だ。それよりも妖怪退治ご苦労さま」
「霊夢の所に行っても大丈夫か?」
「大丈夫だ。行ってやれ」
私はその言葉を聞いて走って霊夢の部屋へと向かった。
「霊夢!大丈夫か!」
襖をスパーンと開けると霊夢は眠っていた。
寝巻きに着替えさせられている。
一番大きな右脇腹の傷は大きく包帯を巻かれており、小さな怪我などは軽く包帯を巻かれていたり、水で濡らした後などがあった。
それを見て安心する。勢いよく開けた襖を閉め、霊夢が寝ている隣に座る。
「良かった……」
私はそこで意識が途絶えた。

 ***

「っ……んん」
私は目が覚める。確か妖怪退治をしていて……怪我して無理やり戻ってきて……そこで意識が戻る。身体を一気に起き上がらせた。
「いっ〜〜!?」
怪我をした脇腹が痛い。痛みに耐えた後に横を見ると魔理沙が眠っていた。
「なんで私ここにいるんだろう……倒れたのに」
独り言を言いつつ、魔理沙に布団をかける。
「それは私が治療したからだ。それと魔理沙が残りの妖怪を退治してくれた」
襖が開かれ、藍が出てくる。
「あ、藍がしてくれたのね。そう、魔理沙が……」
魔理沙に目を向ける。すぅすうと眠っている。こんなだらしない顔して……
「それじゃあ霊夢、軽い夕餉の準備だけはしておいた。私はそろそろ帰るな」
「ああ、ありがとう藍。治療もしてくれて」
「どうってことは無い。まあ、養生してくれ」
そう言うと藍は襖を閉めて出ていった。
どうしようか。一人で食べるのもいいが、魔理沙が起きるのを待とうか。
なぜ今日は失敗したのだろう……心当たりはある。しかし魔理沙には言えないだろう、そう確信出来る。
考え込んでいると外から声がした。
「おーい、魔理沙ぁー?」
チルノの声だ。
「魔理沙は寝てるわよ。入ってらっしゃいな」
「霊夢かあ、そんじゃー入るぞー」
チルノが部屋に入ってくる。
「霊夢、魔理沙に話しておいてー妖怪を氷漬けに出来たってー」
「そう、分かったわ」
「じゃーなー」
言いたいことだけ言ったら帰って行った。
少し起きているのも疲れた。やはりもう少し寝ようか。
そう思い私は布団に寝転んだ。

 ***

眠りの海から浮き上がっていく。なんか夢で獏に会ったような。
目を開けると天井だった。ガバッと私は起き上がる。寝てたのか。
霊夢を見るとまだ寝ているみたいだ。
「ホントに大丈夫か……」
音も立てずに寝ている様をみて死んでいるのかと思ってしまう。
確認の為に霊夢の鼻をつまむ。フガッとなり息苦しそうだ。生きているので大丈夫だ。
「……あんたねぇ、何するのよ」
霊夢は起きたらしい。
「あーすまん。寝てるのを見てたら鼻をつまみたくなってよ」
「私の鼻は食べ物じゃないわよ」
「そんな事分かってるって」
「そんなにご飯食べたかったら台所にあるわよ?藍が作ってくれたのが」
それを聞いて私のお腹が鳴る。
「ありゃ……なっちまったか」
「それなら夜ご飯にしましょう。魔理沙、悪いんだけれどもご飯取ってきてくれない?まだ動けなくて」
大怪我をした霊夢なんぞ、使いたくはない。
「わかった。少し温めて来るから待ってろ」
「ええ、よろしくね」
台所に立つ、と言っても火を起こして味噌汁を温めるだけなのだが。ご飯を盛り付けて暖かくなった味噌汁をお椀に入れて。
最低限の夜ご飯だがこれで大丈夫だろう。箱か何かで机代わりにすればいい。あとは火鉢の火をもう少し起こさないとな。
霊夢の部屋にお盆を持って行き、少し置かせて貰う。火鉢の火種を持ってきて置く。
「ありがとう魔理沙」
「このぐらいどうってことないよ。あ、机の代わりは大丈夫か?」
「あんまりよろしくないけど……お盆の上にあるからこぼれないとは思うからそのままでいいわよ」
確かによろしくはないわな。
ほら、手を合わせましょう。そう言われ二人で手を合わせる。
「「いただきます」」
黙々と食べ始める。私は気になっていたことを聞く。
「なあ、霊夢。今日はどうしたんだ?妖怪退治をしていたのは分かったんだが、そんなに怪我してくるなんて珍しいものだからさ」
味噌汁に口をつけた後に霊夢は言う。
「ちょっとヘマをしちゃってね。里の人に迷惑してるから退治してって言われたんだけれど、思いの外手強くて」
霊夢から少し違和感を感じる。
「霊夢?あのさ、私が退治したのは虫みたいなやつだったが他に何かいたのか?」
「居たわよ」
ズズズと味噌汁を飲んでいる。
「もう一体がとても厄介だったの……倒したのは良いけれども魔理沙が倒した虫みたいな奴に怒りに任せてなのかズタズタに切られてね。流石に対処しきれなくて」
その時の状況を語っている霊夢だが少し弱々しく見える。
「霊夢……本当に大丈夫か?どこか痛まないか?無理してないよな?」
心配になって私は畳み掛ける様に話す。
「大丈夫よ。怪我は治るのだからね」
落ち着いた様に話す霊夢。それでいいのなら私はこれ以上聞かないが……。
「わかった……なんか出来ないことあるんなら教えてくれよな?」
「うん。それと魔理沙が寝てる間にチルノが来たわ。伝言で妖怪を氷漬けにしたって」
「おー、わかったありがとうな」
後から様子を見に行かないとな。蘇ってくれたら困りものだ。氷ごとマスタースパークで壊せば倒れるだろう。
「霊夢、今日は泊まっていいか?流石に一人じゃ辛いだろうし、私も手伝いたいから」
ごちそうさま。と霊夢は言う。
「良いわよ。むしろ有り難いわね」
ふふんと私は言う。
「何かあったら言ってくれよ。あ、下げて洗ってくるな」
よいしょとお盆を持って立ち上がる。
「魔理沙、身体を拭きたいんだけれど何か持ってきてくれない?」
「それなら熱したタオル持ってくるから、洗い物と一緒にしてくるよ」
霊夢はへにゃりと元気の無さそうな笑顔で笑う。
「ありがとう」
「いいよ、無理すんな。気分が悪いなら寝とけよ〜」
さっさと用意して持って行ってやりますか。

深めのお皿にお湯を入れてタオルを絞って霊夢の身体を拭く。
背中に傷が多いように思う。今回の大きな怪我は右脇腹だが、前からちらほらと怪我をしている所を見ては手当てをしているので増えているのが分かる。
「背中の方はこれでいいか?」
もう一つ絞ったタオルを霊夢に渡して聞く。
「その位で大丈夫よ。前も拭いたし、これでいいわね」
もぞもぞと服を着ている。
「ちゃっちゃと片付けてくるなー」
さっきから立ったり座ったりだな。ま、霊夢のためなら良いんだけど。
片付けて戻ると霊夢は寝てしまっていた。流石に疲れたんだろう。ここからどうするか。例のやつの氷も早めに割った方が良いし、今から行ってしまうか?かと言って霊夢を一人にするのは気が引ける。
やはり蘇ってくれると襲われることが確定するので霊夢を危険にさせたくなんかない。
「少し一人にするな……待ってろ」
霊夢に囁いてから神社を飛び出した。

出せる最高スピードを出して、霧の湖に向かう。
途中で少し声がかけられたような気もするが無視して飛ぶ。
今の最優先事項は妖怪退治だ。
霧の湖の空中にて止まる。
カチコチに妖怪は凍っていた。多分チルノだけじゃなくてレティも一緒にしたのかもしれない。妖精一人分とは言えない凍り方をしているからだ。
とりあえずマスタースパークで壊してしまおう。
こいつが霊夢を襲ったと考えるだけでムカムカする。さっさと始末しよう。
「マスタースパーク」
いつもなら明るい声も低い声になった。
氷はレーザーにより粉々になった。これなら良い。神社に帰ってさっさと寝よう。

帰るとバタバタと部屋の中から音がする。大声で私を呼ぶ霊夢の声。何事だ!?
「おい!どうした!」
バンと部屋に入ると霊夢が飛びついてきた。
「魔理沙……魔理沙ぁあ……!嫌よ、置いていかないで……!」
私はバランスを崩して畳に霊夢を抱えたまま倒れ込む。
「いてて……霊夢、どうしたんだ?」
「魔理沙が……魔理沙が……」
私の腕の中でカタカタと震えている。
「大丈夫だ。私はここにいるよ」
霊夢の頭をゆっくりと撫でる。落ち着くまで撫で続ける。
「落ち着いたか?」
こくりと頷いている。瞳に貯めた涙がはらはらと落ちている。
「魔理沙……がね。いなくなってしまうの。私を置いて。死んでしまうの……私が殺したの……」
背中の腕がキュッと締まる。
私が殺した?どういう事なのか。
「なぜ霊夢が私を殺す必要があるんだ。そんな事無いだろう?」
「妖怪に……魔理沙が魔法使いになってしまった悪夢を見せられたの……私はその中で魔理沙を殺すしかなかった……掟のために、幻想郷のために……殺してしまった……殺したくなんて無かったのに!殺すしか無いのに!私は……」
私は力強く霊夢を抱きしめる。
「大丈夫だ。私は霊夢には殺されない。第一魔法使いにはならない。私は人間で生きていく。それだけは言える」
何も慰めにはならないだろうけれど。それでも私は霊夢に伝える。
「大好きな人と一緒に歳がとれないなんて嫌だろ?」
「魔理沙……」
「さ、布団に戻って一緒に寝よう?そんな悪夢なんて忘れてしまえ。一緒に寝てしまえば怖くなんかない」
グス、グスとまだ泣いている。
「ほら霊夢の可愛い顔が台無しだからさ。泣かないんだよ」
抱きしめた霊夢を布団に入れる。
二人で顔を合わせながら一緒の布団で寝た。

 ***

朝の日差しで私は起きる。隣の魔理沙は寝ている。
夜中は魔理沙がいないと言うことがわかった時、パニックになってしまった。それは昨日の妖怪のせいなんだろう。
退治しようとすると私の身近な人に変身した。それが魔理沙だったのだ。妖怪だと分かっていても魔理沙を殺しているみたいで嫌だった。こんなに私は弱かっただろうか?今の状況では分からない。
「着替えようかしら……」
逃避のための独り言。脇腹に障らない様に立ち上がり、魔理沙に布団を掛けていく。外に出て水を汲み、顔を洗う。いつものような朝を迎える。
脇腹は藍が包帯を置いていってくれたため一回変えよう。部屋の中に入り、包帯をサラサラと解いていく。
戦闘中だったので脇腹を切られたとしか思っていなかったが、抉り取られる様になっていた。治るのが遅そうで嫌だな。
血が滲み出すのでテキパキと拭いて巻いていく。少し痛い。
巻き終わるといつもの服に着替える。包帯が見えてしまうが仕方がない。あまり外出しないようにしよう。
「ふぁあ……おはよ、霊夢」
そんなことを思っていたら魔理沙が起きてきた。
「おはよう魔理沙。今日はどうするの?」
「んー……一回家に帰る。服とか着替えてからまた来るよ」
とても眠そうに顔を擦っている。ボサボサの金の髪。服は少しよれているみたいだ。
「そう。分かったわ。それなら私は待ってるわね」
ろくに魔理沙の顔を見ずに話を終わらせてしまった。弱い所をこれ以上見せたくなくて。何故かいたたまれなくなって。
「んんっー……良し、それじゃあ行ってくる。少し時間かかると思うけど待っててくれ。なんかあったら私の家にでも来てくれればいいからさ」
床に落ちている帽子を被って魔理沙は箒に乗って飛んで行った。
本当に私らしくない。弱気になる頭を振りかぶってお茶を入れて部屋の中ですする。
迷いはあってはならない。弱い所を見せてはならない。妖怪を退治する者として、博麗の巫女として、私は強くなくてはならない。
それが心が弱り、肉体も弱りのオンパレード。このままでは駄目なのだ。
空元気でも私は強くあるために。感情を少し消していけばいいのだ……

 ***

私は家に帰るために空を飛ぶ。寒い。
起きてからの霊夢は少し暗いように感じた。昨日のことを思っているのかは分からない。ともあれ私は早く帰って、神社に向かうだけだ。
「ただいま」
私一人だけの家。挨拶をしたってしようがない。それでも私はただいまの挨拶だけは欠かせない。一人飛び出した身でも、ただいまと言えば帰った様に思えるから。ただの自己満足なのだが。
それに神社に行ってから霊夢に声をかけると喜ぶから。それだけの理由でいい。我ながら強欲のようにも思うが。
そうして身体を拭いて、服を着替えて家を出る。
「いってきます」
それを合図に私は土を蹴りあげ、箒に飛び乗って空を駆けた。

 ***

「おーい霊夢、戻ったぞー?」
私は博麗神社の社務所に入っていく。
「おーさむさむ。霊夢ー?大丈夫か?」
居間に入ると霊夢はコタツの中に入っていた。
「あ……おかえり魔理沙」
「おう。ただいま」
笑顔で私は答える。霊夢にそう言って貰えたのが嬉しい。
霊夢の目の前の所に座り、コタツに入る。
「魔理沙ー……こんなに弱い私は嫌い?」
いきなりの霊夢質問に私は驚いた。
「なんだ、藪から棒に。霊夢が弱いってそんなことないじゃないか」
どこか遠い所を見ながら霊夢は話す。
「いや、ね。このままじゃ私はいけないのかなって。ろくに退治も出来ないのに……なんか意気地ないなって」
瞳がとても悲しそうで私は見ていられない。
「そんなことは無い!どんな霊夢だってそれは霊夢だ!それでいいんだ!」
私は大声を上げてしまう。
「っ……声大きいわよ」
「あっ、ごめん……」
しゅんとわたしはなった。
「……ありがと、魔理沙」
「どういたしまして。私はなにかした覚えなんてないけどな」
その言葉を聞いて霊夢はクスリと笑う。
「それでいいのよ」
「それでいいってどういうことだよ?」
「なんでもないわ」
「えー!教えてくれよ!」
懇願する私を無視して霊夢はこう言い放つ。
「教えてあげない。魔理沙はそれでいいのよ」
「納得いかないのぜ……」
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ホントに今回は構図やなんやら上手くいきませんでしたが……楽しんで貰えたのならなによりです。
ヘンプ
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コメント



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1.70奇声を発する程度の能力削除
面白かったです
4.70小野秋隆削除
終始か弱いヒロイン調の霊夢が、良いところでも悪いところでもあり……
一つ一つの展開に説得力が欲しかったと思います。
5.70南条削除
緊急事態にパッと対応する魔理沙がカッコよかったです
失敗してへこんでる霊夢もかわいらしかったです
お互いを支えあうような関係に、逆に魔理沙がへこんだときは霊夢がフォローするのかなと思いました
6.90モブ削除
「そんなことは無い!どんな霊夢だってそれは霊夢だ!それでいいんだ!」
この台詞がこの作品を表しているような気がします。私の中にある霊夢のイメージをいい意味で崩してもらいました。御馳走様でした