モコ……おね……さま。
……
モコう……さま。
永琳!お前。鈴仙と戸隠妹を何処へやった?
『あら、妹紅。鈴仙と戸隠妹ならそこにいるじゃない』
『あ、どうも。咲夜妹っす』
て、言う。冒頭の話は冗談です。
「はい、そういうことで東方チューバーのレミリアよヨロシク!!!」
「そして、冒頭で妹紅さん役をしていた。美鈴ガスパチョ改めまして、美鈴ガニメデです」
あの日の思い出から中11か月という月日を経て再び、レミリアと美鈴ガニメデは東方チューバーとしての活動を再開したのです。
あっととと、この地文というか解説というか撮影を担当しているのは、私、妖精要塞Kです。
ついでに、冒頭では永琳先生の役をしてました。
「ちょっと、美鈴ガニメデ。今日は美鈴ガーリックのよちぇい。……予定だったじゃない」
「確かに、それはお嬢様の指示でしたが、ガーリックって可愛く無かったので改名しました」
ガスパチョとかガニメデが可愛いとは思いませんが、ガーリックよりかはましかと思われます。
お嬢様は不服のようですが。
「まあいいわ。それよりも今日の企画は、紅魔館の怖い話七不思議をやるわ」
「うわー、またまた、七つもあるのかわからないし。途中で投げ出しそうな企画ですね」
そういいつつも、美鈴ガニメデは蝋燭100本に火をつけ始めました。ん? 何か間違っている?
「でもお嬢様、怖い話なんか始めちゃったら昼ガンバコの中で寝られなくなっちゃいますよ?」
「棺桶の中が怖くなったら。ベットで寝るからいいの」
「でも、そのベットが人喰いベットになってるとしたらどうしますか?」
”第一の恐怖!!紅魔館の人喰いベット!!無念のポロリ伝説”
「ちょっと、何ソレ? 私を寝かせたくないの?」
棺桶も、ベットもダメってじゃあどうすれば良いのって事にお嬢様は困ってしまいました。
仮に人喰いベットが襲って来ても、お嬢様なら簡単に倒すと思いますがそれだと床で寝ることになりますね。
「……今夜は寝かせないぞ。は~と」
「私、夜行性だし、まだ昼だし。どの道まだ寝ないわ」
お嬢様は、美鈴ガニメデのボケなのか百合の告白なのか分からない受け答えに対して普通に答えてしまいました。
お嬢様、拾えなかったですね。
とにかく、その美鈴ガニメデの話は殺されてしまいました。どうやら、この話が棺桶で寝る事になるのでした。
人喰いベットが何やら言いたそうな顔してこっち見てますが、放って置きましょう。
”第一の恐怖!!紅魔館の人喰いベット!!無念のポロリ伝説ベット戦意喪失による離脱によって堂々の完”
「お嬢様、第一の恐怖が戦意喪失してしまい。紅魔館の怖い七不思議が六不思議になってしまいました」
いつか、再び合いまみえるその日まで第一の恐怖とはしばしのお別れです。
別に何も無かったけれど、別れは淋しいものですね。
「美鈴ガニメデ、奴は紅魔館の怖い七不思議の中でも最弱の存在だったから。しょうがないのよ」
「何がしょうがないのでしょう?」
「そんなの知らないわ。妖精要塞Kは知ってる?」
「知らないです」
それをこれから考え行き当たりばったりに行動したり話したりするのが東方チューバーなんですね。
「ちなみに、紅魔館の怖い六不思議中で最強の存在はどの不思議なのですか?」
美鈴ガニメデは聞きました。
彼女もまた行き当たりばったりに物事を考え、聞いたのでした。
”第二の恐怖!!!紅魔館最強の不思議はポロリするの?”
「不思議も何も、紅魔館最強の存在は私よ。フランじゃないわ」
お嬢様は”最強の存在”と”六”に反応したのでしょう。
半ば反射的にそう答えました。
「え? じゃあ、お嬢様がポロリするのですか?」
「なんで? ポロりゅ。……ポロリしないといけないの?」
「健康診断とかじゃないですか?」
本当は露骨なポイントとコメントの為ですよ。
「この間、健康診断したばっかりなんだけど」
「はは、じゃあ、何なんでしょうね? ハハ」
”第二の恐怖!!!紅魔館最強の不思議はボロが出たので完”
「恐怖?」
「というか、そもそも、一つも不思議を語って居ませんね」
「不思議なんかどうでも良いじゃない。何が不思議かなんて語るよりも。何が不思議と思うか語りなさいよ!」
「……少なくとも、お嬢様が不思議だと思います」
お嬢様に言われたので、美鈴ガニメデは何が不思議と思うか語りました。
「わっつ、私は、フランが不思議だと思うわ!」
お嬢様は、何が不思議か語りました。う~ん?
「結局、紅魔館の最終兵器にたよるしかないのですか?」
もはや、お約束になってしまっているこのパターン。どこから抜け出したくても、抜け出せない。アリジゴク。
「大体、今日はしゃっくりが止まらなくて調子が悪いのよ」
ちょ、とか、りゅ、等は”お嬢様しゃっくり”だったのです。
「あ、時々なんか変だったのしゃっくりでしたか? 調子が悪いなら仕方ありませんね」
こうして、今回もフランドールお嬢様に頼る事の言い訳と大義名分を私達は得たのです。……エタノールです。
「とにかく、もうこうなったら。最終兵器よ。妖精要塞K、アレを回想しなさい」
「あ、はい、お嬢様」
~回想~
咲夜の証言『お嬢さま、毎晩フランお嬢さまの部屋に行くと、夜な夜な何かを叩く音がします。きっと、今流行りのアルミ鉄球を作っているに違いありません』
れみりあの証言『……で、咲夜はなんで毎晩フランの部屋に行くの? 答えによっては私が作ったアルミ鉄球が弾幕になるけれど?』
咲夜の証言『やだなぁ。お嬢さま。それはその! ええっと』
れみりあの証言『答えられないことなの?』
咲夜はポロリ『それよりも、ほ~らポロリですよ。ほらほら私一世一代のポロぃ!?』
~咲夜はポロリして話をごまかそうとしたが失敗したので回想おわり!!~
「咲夜さん、変なタイミングでポロリしましたね」
「咲夜のことは、気の毒な事だったけど。フランが何を夜な夜な叩いていたか謎が残ったわ」
「それを、調べに行くのですね」
「ええ」
こうして、お嬢様と私と美鈴ガニメデはフランドールお嬢様の部屋に行くことにしました。
”咲夜は言う。きっと、今流行りのアルミ鉄球を作っているに違いありません。の証明”
難攻不落の砦より、堅固にフランドールお嬢様の部屋のドアは閉じられて居ました。
やはり、今回もフランドールお嬢様を何かしらの方法で誘い出さなくてはなりません。
「お嬢様、今回はどのようなフライトプランを計画されていますか?」
「まあ、ここは、私に任せなさい」
お嬢様は何か策を用意していたもようでした。
「……フラン。おやつの時間よここを開けて」
「え? お嬢様、まだおやつの時間じゃありませんよ」
いわゆる、疑似餌で魚を釣る作戦ですね。
「あの子は、おやつに弱いから必ず出てくるわ」
「さすがにばれるんじゃないですか?」
しかし、疑似餌で釣るにはそれなりの技術が必要です。しかし生憎、今日は持ち合わせがありませんでした。
「だったら、美鈴ガニメデ、YOUおやつになっちゃいなよ」
しゃっくりのせいで、お嬢様の口調がおかしくなっていますね。
餌釣りに変更です。
「えー、お嬢様」
「嫌なの? そういうのも、嫌いじゃないでしょ?」
「……ちょっと、だけですよ」
どうやら、美鈴ガニメデはまんざらでもないようです。
「フラン出てこないと。先に食べちゃうわよ?」
「ええ? お嬢様に食べられちゃうのですか?」
#吸血鬼としては少食で多量の血が吸えない。吸い切れない血液をこぼして服を真っ赤に染めるためスカーレットデビルと呼ばれている#
やはり美鈴ガニメデはまんざらでもないようです。
「……出てきませんね」
餌釣りでも釣れないのでした。
「もしかして、居ないのかしら?」
レミリアお嬢様はドアノブをガチャガチャしました。
しかし、やはり何も反応がありません。
「居ないようですが。鍵掛かってますね」
ガチャガチャしてもドアは開きません。フランドールお嬢様は居ないようですが、鍵は掛かって居ました。
「こんなの、壊しちゃえ。えっと、キュッとして、ドカーン!」
「え? お嬢様?」
フランドールお嬢様の真似をしながら、ドアに直接攻撃をしました。
難攻不落の砦より、堅固なフランドールお嬢様の部屋のドアもこの可愛さには勝てませんでした。
ドアは、破壊され部屋は解き放たれたのです。
そして、フランドールお嬢様の部屋に私達は見事に潜入しました。部屋の奥に進み私達は夜な夜な叩いていたものを見つけました。
フランドールお嬢様が叩いていたのは……
「……見ちゃったね。お姉様達。見られないように鍵かけておいたのに」
フランドールが叩いて居たものを唖然としながら見ていた3人の背後に、部屋に帰って来たフランドールが話しかけたのだった。
ここで、話というか映像は途絶えてしまった。
その後、レミリア達の姿を見たものは今回の話では居ない。
……
モコう……さま。
永琳!お前。鈴仙と戸隠妹を何処へやった?
『あら、妹紅。鈴仙と戸隠妹ならそこにいるじゃない』
『あ、どうも。咲夜妹っす』
て、言う。冒頭の話は冗談です。
「はい、そういうことで東方チューバーのレミリアよヨロシク!!!」
「そして、冒頭で妹紅さん役をしていた。美鈴ガスパチョ改めまして、美鈴ガニメデです」
あの日の思い出から中11か月という月日を経て再び、レミリアと美鈴ガニメデは東方チューバーとしての活動を再開したのです。
あっととと、この地文というか解説というか撮影を担当しているのは、私、妖精要塞Kです。
ついでに、冒頭では永琳先生の役をしてました。
「ちょっと、美鈴ガニメデ。今日は美鈴ガーリックのよちぇい。……予定だったじゃない」
「確かに、それはお嬢様の指示でしたが、ガーリックって可愛く無かったので改名しました」
ガスパチョとかガニメデが可愛いとは思いませんが、ガーリックよりかはましかと思われます。
お嬢様は不服のようですが。
「まあいいわ。それよりも今日の企画は、紅魔館の怖い話七不思議をやるわ」
「うわー、またまた、七つもあるのかわからないし。途中で投げ出しそうな企画ですね」
そういいつつも、美鈴ガニメデは蝋燭100本に火をつけ始めました。ん? 何か間違っている?
「でもお嬢様、怖い話なんか始めちゃったら昼ガンバコの中で寝られなくなっちゃいますよ?」
「棺桶の中が怖くなったら。ベットで寝るからいいの」
「でも、そのベットが人喰いベットになってるとしたらどうしますか?」
”第一の恐怖!!紅魔館の人喰いベット!!無念のポロリ伝説”
「ちょっと、何ソレ? 私を寝かせたくないの?」
棺桶も、ベットもダメってじゃあどうすれば良いのって事にお嬢様は困ってしまいました。
仮に人喰いベットが襲って来ても、お嬢様なら簡単に倒すと思いますがそれだと床で寝ることになりますね。
「……今夜は寝かせないぞ。は~と」
「私、夜行性だし、まだ昼だし。どの道まだ寝ないわ」
お嬢様は、美鈴ガニメデのボケなのか百合の告白なのか分からない受け答えに対して普通に答えてしまいました。
お嬢様、拾えなかったですね。
とにかく、その美鈴ガニメデの話は殺されてしまいました。どうやら、この話が棺桶で寝る事になるのでした。
人喰いベットが何やら言いたそうな顔してこっち見てますが、放って置きましょう。
”第一の恐怖!!紅魔館の人喰いベット!!無念のポロリ伝説ベット戦意喪失による離脱によって堂々の完”
「お嬢様、第一の恐怖が戦意喪失してしまい。紅魔館の怖い七不思議が六不思議になってしまいました」
いつか、再び合いまみえるその日まで第一の恐怖とはしばしのお別れです。
別に何も無かったけれど、別れは淋しいものですね。
「美鈴ガニメデ、奴は紅魔館の怖い七不思議の中でも最弱の存在だったから。しょうがないのよ」
「何がしょうがないのでしょう?」
「そんなの知らないわ。妖精要塞Kは知ってる?」
「知らないです」
それをこれから考え行き当たりばったりに行動したり話したりするのが東方チューバーなんですね。
「ちなみに、紅魔館の怖い六不思議中で最強の存在はどの不思議なのですか?」
美鈴ガニメデは聞きました。
彼女もまた行き当たりばったりに物事を考え、聞いたのでした。
”第二の恐怖!!!紅魔館最強の不思議はポロリするの?”
「不思議も何も、紅魔館最強の存在は私よ。フランじゃないわ」
お嬢様は”最強の存在”と”六”に反応したのでしょう。
半ば反射的にそう答えました。
「え? じゃあ、お嬢様がポロリするのですか?」
「なんで? ポロりゅ。……ポロリしないといけないの?」
「健康診断とかじゃないですか?」
本当は露骨なポイントとコメントの為ですよ。
「この間、健康診断したばっかりなんだけど」
「はは、じゃあ、何なんでしょうね? ハハ」
”第二の恐怖!!!紅魔館最強の不思議はボロが出たので完”
「恐怖?」
「というか、そもそも、一つも不思議を語って居ませんね」
「不思議なんかどうでも良いじゃない。何が不思議かなんて語るよりも。何が不思議と思うか語りなさいよ!」
「……少なくとも、お嬢様が不思議だと思います」
お嬢様に言われたので、美鈴ガニメデは何が不思議と思うか語りました。
「わっつ、私は、フランが不思議だと思うわ!」
お嬢様は、何が不思議か語りました。う~ん?
「結局、紅魔館の最終兵器にたよるしかないのですか?」
もはや、お約束になってしまっているこのパターン。どこから抜け出したくても、抜け出せない。アリジゴク。
「大体、今日はしゃっくりが止まらなくて調子が悪いのよ」
ちょ、とか、りゅ、等は”お嬢様しゃっくり”だったのです。
「あ、時々なんか変だったのしゃっくりでしたか? 調子が悪いなら仕方ありませんね」
こうして、今回もフランドールお嬢様に頼る事の言い訳と大義名分を私達は得たのです。……エタノールです。
「とにかく、もうこうなったら。最終兵器よ。妖精要塞K、アレを回想しなさい」
「あ、はい、お嬢様」
~回想~
咲夜の証言『お嬢さま、毎晩フランお嬢さまの部屋に行くと、夜な夜な何かを叩く音がします。きっと、今流行りのアルミ鉄球を作っているに違いありません』
れみりあの証言『……で、咲夜はなんで毎晩フランの部屋に行くの? 答えによっては私が作ったアルミ鉄球が弾幕になるけれど?』
咲夜の証言『やだなぁ。お嬢さま。それはその! ええっと』
れみりあの証言『答えられないことなの?』
咲夜はポロリ『それよりも、ほ~らポロリですよ。ほらほら私一世一代のポロぃ!?』
~咲夜はポロリして話をごまかそうとしたが失敗したので回想おわり!!~
「咲夜さん、変なタイミングでポロリしましたね」
「咲夜のことは、気の毒な事だったけど。フランが何を夜な夜な叩いていたか謎が残ったわ」
「それを、調べに行くのですね」
「ええ」
こうして、お嬢様と私と美鈴ガニメデはフランドールお嬢様の部屋に行くことにしました。
”咲夜は言う。きっと、今流行りのアルミ鉄球を作っているに違いありません。の証明”
難攻不落の砦より、堅固にフランドールお嬢様の部屋のドアは閉じられて居ました。
やはり、今回もフランドールお嬢様を何かしらの方法で誘い出さなくてはなりません。
「お嬢様、今回はどのようなフライトプランを計画されていますか?」
「まあ、ここは、私に任せなさい」
お嬢様は何か策を用意していたもようでした。
「……フラン。おやつの時間よここを開けて」
「え? お嬢様、まだおやつの時間じゃありませんよ」
いわゆる、疑似餌で魚を釣る作戦ですね。
「あの子は、おやつに弱いから必ず出てくるわ」
「さすがにばれるんじゃないですか?」
しかし、疑似餌で釣るにはそれなりの技術が必要です。しかし生憎、今日は持ち合わせがありませんでした。
「だったら、美鈴ガニメデ、YOUおやつになっちゃいなよ」
しゃっくりのせいで、お嬢様の口調がおかしくなっていますね。
餌釣りに変更です。
「えー、お嬢様」
「嫌なの? そういうのも、嫌いじゃないでしょ?」
「……ちょっと、だけですよ」
どうやら、美鈴ガニメデはまんざらでもないようです。
「フラン出てこないと。先に食べちゃうわよ?」
「ええ? お嬢様に食べられちゃうのですか?」
#吸血鬼としては少食で多量の血が吸えない。吸い切れない血液をこぼして服を真っ赤に染めるためスカーレットデビルと呼ばれている#
やはり美鈴ガニメデはまんざらでもないようです。
「……出てきませんね」
餌釣りでも釣れないのでした。
「もしかして、居ないのかしら?」
レミリアお嬢様はドアノブをガチャガチャしました。
しかし、やはり何も反応がありません。
「居ないようですが。鍵掛かってますね」
ガチャガチャしてもドアは開きません。フランドールお嬢様は居ないようですが、鍵は掛かって居ました。
「こんなの、壊しちゃえ。えっと、キュッとして、ドカーン!」
「え? お嬢様?」
フランドールお嬢様の真似をしながら、ドアに直接攻撃をしました。
難攻不落の砦より、堅固なフランドールお嬢様の部屋のドアもこの可愛さには勝てませんでした。
ドアは、破壊され部屋は解き放たれたのです。
そして、フランドールお嬢様の部屋に私達は見事に潜入しました。部屋の奥に進み私達は夜な夜な叩いていたものを見つけました。
フランドールお嬢様が叩いていたのは……
「……見ちゃったね。お姉様達。見られないように鍵かけておいたのに」
フランドールが叩いて居たものを唖然としながら見ていた3人の背後に、部屋に帰って来たフランドールが話しかけたのだった。
ここで、話というか映像は途絶えてしまった。
その後、レミリア達の姿を見たものは今回の話では居ない。
咲夜妹に負けるな要塞
それにしてもお嬢様が可愛い