よ~し、一番ノリだ。霊夢やったな!
やったわね。
白玉楼の住民に見つからないよう苦労したぜ。
家の庭だものね。
二人はこの日の為に集めた春度を白玉楼に生えている桜の西行妖に向かって流したのだった。春度は封印状態だった西行妖を復活させる力が有った。瞬く間に、枯れ枝から蕾が出来て膨らみ見事な花が咲いたのだった。
『西行妖が咲いていることに問題が有るのか無いのか、それが白なのか黒なのか閻魔の映姫にもわからないことかもしれない』
晩冬のある日、霊夢と魔理沙で今年もお花見をしようと決めた。それも、ただ毎年お花見をしているだけではつまらないから。どうせなら、白玉楼にあるあのでっかい西行妖を咲かせてお花見しようと決めたのだった。
そして、あの桜を咲かせるには春度が必要だってことでその日から集め始めた。思えば今年の冬がすごく寒かったのはその影響だったのかもしれない。
「おお、すごい! 予想以上に見事に咲いた」
「……素敵ね」
花見の下地が出来上がったところで、今度はお酒の準備だ。でもそ今回お酒に問題が有った。二人して春度を集めていたから肝心お酒の準備が不十分だった。仕方ないので、罰が当たったらその時だってことで神社の神棚から御神酒とお供えのお菓子を持って来たのだ。それを桜の木の下に引いたゴザの上に並べたら乾杯だ。
「霊夢、お花見にはお酒と肴を置く黄金比があるんだ」
多分、前述の罰と西行妖の毒気にあてられたのだろう。魔理沙が配置にこだわり始めた。黄金比なんていうのが本当にあるかどうかは知らない。
「どういうこと? 適当にならべればいいじゃない」
霊夢はコップを適当にその場に置いた。
「駄目だぜ、東に4ミリ動かせ」
「仕方ないわね」
ちょっと、離れたところから両手の親指と人差し指で資格を作って魔理沙は指示を出し始めた。霊夢は仕方なしに言うことを聞いて多分東の方にコップを少し動かした。
「……ん、ちょっと行き過ぎだ。西に2㎜戻せ」
どうやら行き過ぎだったらしい。少し、めんどくさい気持ちになりながらも霊夢は手前に戻した。
「この辺?」
「いや、そこは春の嵐だ!」
ダウトだ!それ!ダウト! レミリアが勝ち誇って宣言し、パチュリーが場に置いた自称6をめくった瞬間とこれは酷似している現象と一緒。
「んえ? なにそれ?」
結局めくったそれが本当に6だった時、レミリアはちょっと涙目で本当は運命を操ればこんなの~的なである。
「いや、私にも分からない」
確信を持って、事に望んで失敗したけど、これゲームだしそれ程ダメージないけどその間が恥ずかしくて思わず赤面してしまう。あの時の貴方自身を思い出してみて、真実はそこにあります。……だからもう、あんな悲劇なんか見たくないよ!
後はあと一歩、誰かがふみだしてくれれば……
「ねえ、魔理沙。黄金比とか面倒だから、そろそろね。お花見始めましょう」
「いやまて、黄金比はな」
「はぁ~。もう、一人でお花見始めちゃおうかな?」
正直のところ、配置とかどうでもよかった霊夢は御神酒をコップに入れてお花見を始めようとしてしまった。ここまで、二人で頑張ってきたのだから、本当に始める気は無かったが早く始めたいって魔理沙にわかってもらいたかった。
「わ、私が悪かったから」
後はあと一歩、誰かがふみだしてくれれば、次に進めるのです。
魔理沙は霊夢のもとに駆け寄った。
「まったく、仕方ないわね」
霊夢はもう一つコップを取り出して魔理沙の分を注いだのだった。
「ありがとう! 霊夢! ……そして、さようならだぜ!」
魔理沙は一瞬冷たい眼をして霊夢から御神酒を受け取ったのだった。そして、弾幕をバーンなんてことはなんてことはさすがに起きなかった。
「まったく、なにそれ? さよなら?」
やっぱり、ちょっと魔理沙は罰と西行妖の毒気にあてられておかしくなっていた。
「いや、そのな。なんだろう? その今日の良い桜にカンパーイ!」
「……乾杯!」
さよならと言った本人も結局何がさよならなのがわからなかった。その様子から何かを察した霊夢は冷静だったからさよならの件は流してお花見を始めたのだった。
西行妖は何処の桜にも負けない妖しさと美しさでお花見を彩った。
「あらら、桜が咲いてる」
しばらくして桜が咲いてる気配を感じ幽々子が様子を見に庭先に出て来た。そして、桜が咲いていると独り言を言った後に思考をめぐらていた。最初は、あれはもしかして自分が何かやったかなって考えたがそんな覚えもなかった。。
なんとあなしに、桜の咲いてる様子を見る。すると、桜の木の下で霊夢と魔理沙がいるのを見つけた。ああ、あの二人が桜を咲かせたのねと結論付けた。それからまあ嘗て、咲かせようとした桜が咲きその大望が叶っているのだからこれで良いのじゃないかと一人納得し始めた。
そう考えると、ちょっと嬉しい気持ちになったのでまあいいやと、思考をめぐらせるのをやめ幽々子は、このまましばらく花を眺めていようと思った。
「……綺麗ね」
桜がよく見える縁側に腰かけ誰に行ったわけでも無くつぶやいた。
つぶやいたその直後のことだった。桜が咲いている異変に気が付いた妖夢がそこに駆け付けたのだった。
「幽々子様! これは違います。私は、あの二人が桜を咲かせるまで泳がせておいたのです」
別に何か幽々子が妖夢に聞いたわけではなかったけれど、妖夢は叫んだ。庭に侵入された挙句、まんまと桜を咲かせられてしまったのだ。
なんだか、わからないけれど。これが失態な気がして妖夢は言い訳を始めたのである。
「え? そうだったの妖夢?」
何をどう泳がせば桜の花が咲くことになるのだろうと、幽々子は疑問に思った。
「はい、そうだったのです。事の真相は案外そんなものです。」
「真相?」
「横合いから花見に参加して楽しむって計画です」
「なるほどね」
という言い訳を考え言ったところで妖夢の半霊が他の住民である幽霊に号令をかけて別行動をし始めていた。
片っ端から敷物になりそうなものを集めて一気に桜の周りに敷いたのだった。
おりしも、霊夢と魔理沙お花見は一発芸でもやってみますってタイミングだったから。え?これ、アンタが?お前がやったのという状態になり混乱したのであった。
「よーし! いまだ一気に! お花見に参加しろ! 一気に突き崩せ! 幽々子様先に参加してきます」
頃合いを判断した妖夢は、刀を一升瓶に持ちかえ他の住民の幽霊達にも酒やおつまみを持たせお花見をしているところに突っ込んでいった。明日は、二日酔い待ったなしだが覚悟の突撃だった。
「……行ってらっしゃい」
正直、頭の良い方だと自他共に認めてもらえると思ってた幽々子にももうなんだかわからなかったし。それを止める術も知らずただ眺めるしかないのであった。
それからしばらくして管理者であり幽々子の友人である紫が異変に気が付いて隙間から幽々子の座る縁側に現れた。
「ちょ、あれ咲いてるけど。良いの?」
「まあ、いいんじゃないの?」
西行妖の咲いてるその光景に紫は一瞬ギョッとしてから、幽々子に聞いた。が、幽々子はそう言って微笑んだ。他意はないらしい。
「幽々子がそういうならそれで良かったって事ね」
桜が咲くことによって懸念されていた幽々子がよみがえって大変なことになるという事も結局は起きなかった。だから、まあいいやと紫は思った。
「そうね」
せっかく来たのだから、紫は幽々子の隣に座り満開の西行妖を眺めることにした。
ひらひら、春風で遠くにとんだ花びらの一枚が幽々子の鼻先に止まった。幽々子は何を思ってかそれを取らず鼻先を見たものだから寄目になった。その様子が可笑しくて、それを見た紫が吹き出してしまうまでしばらくゆっくりその時間は流れた。
やったわね。
白玉楼の住民に見つからないよう苦労したぜ。
家の庭だものね。
二人はこの日の為に集めた春度を白玉楼に生えている桜の西行妖に向かって流したのだった。春度は封印状態だった西行妖を復活させる力が有った。瞬く間に、枯れ枝から蕾が出来て膨らみ見事な花が咲いたのだった。
『西行妖が咲いていることに問題が有るのか無いのか、それが白なのか黒なのか閻魔の映姫にもわからないことかもしれない』
晩冬のある日、霊夢と魔理沙で今年もお花見をしようと決めた。それも、ただ毎年お花見をしているだけではつまらないから。どうせなら、白玉楼にあるあのでっかい西行妖を咲かせてお花見しようと決めたのだった。
そして、あの桜を咲かせるには春度が必要だってことでその日から集め始めた。思えば今年の冬がすごく寒かったのはその影響だったのかもしれない。
「おお、すごい! 予想以上に見事に咲いた」
「……素敵ね」
花見の下地が出来上がったところで、今度はお酒の準備だ。でもそ今回お酒に問題が有った。二人して春度を集めていたから肝心お酒の準備が不十分だった。仕方ないので、罰が当たったらその時だってことで神社の神棚から御神酒とお供えのお菓子を持って来たのだ。それを桜の木の下に引いたゴザの上に並べたら乾杯だ。
「霊夢、お花見にはお酒と肴を置く黄金比があるんだ」
多分、前述の罰と西行妖の毒気にあてられたのだろう。魔理沙が配置にこだわり始めた。黄金比なんていうのが本当にあるかどうかは知らない。
「どういうこと? 適当にならべればいいじゃない」
霊夢はコップを適当にその場に置いた。
「駄目だぜ、東に4ミリ動かせ」
「仕方ないわね」
ちょっと、離れたところから両手の親指と人差し指で資格を作って魔理沙は指示を出し始めた。霊夢は仕方なしに言うことを聞いて多分東の方にコップを少し動かした。
「……ん、ちょっと行き過ぎだ。西に2㎜戻せ」
どうやら行き過ぎだったらしい。少し、めんどくさい気持ちになりながらも霊夢は手前に戻した。
「この辺?」
「いや、そこは春の嵐だ!」
ダウトだ!それ!ダウト! レミリアが勝ち誇って宣言し、パチュリーが場に置いた自称6をめくった瞬間とこれは酷似している現象と一緒。
「んえ? なにそれ?」
結局めくったそれが本当に6だった時、レミリアはちょっと涙目で本当は運命を操ればこんなの~的なである。
「いや、私にも分からない」
確信を持って、事に望んで失敗したけど、これゲームだしそれ程ダメージないけどその間が恥ずかしくて思わず赤面してしまう。あの時の貴方自身を思い出してみて、真実はそこにあります。……だからもう、あんな悲劇なんか見たくないよ!
後はあと一歩、誰かがふみだしてくれれば……
「ねえ、魔理沙。黄金比とか面倒だから、そろそろね。お花見始めましょう」
「いやまて、黄金比はな」
「はぁ~。もう、一人でお花見始めちゃおうかな?」
正直のところ、配置とかどうでもよかった霊夢は御神酒をコップに入れてお花見を始めようとしてしまった。ここまで、二人で頑張ってきたのだから、本当に始める気は無かったが早く始めたいって魔理沙にわかってもらいたかった。
「わ、私が悪かったから」
後はあと一歩、誰かがふみだしてくれれば、次に進めるのです。
魔理沙は霊夢のもとに駆け寄った。
「まったく、仕方ないわね」
霊夢はもう一つコップを取り出して魔理沙の分を注いだのだった。
「ありがとう! 霊夢! ……そして、さようならだぜ!」
魔理沙は一瞬冷たい眼をして霊夢から御神酒を受け取ったのだった。そして、弾幕をバーンなんてことはなんてことはさすがに起きなかった。
「まったく、なにそれ? さよなら?」
やっぱり、ちょっと魔理沙は罰と西行妖の毒気にあてられておかしくなっていた。
「いや、そのな。なんだろう? その今日の良い桜にカンパーイ!」
「……乾杯!」
さよならと言った本人も結局何がさよならなのがわからなかった。その様子から何かを察した霊夢は冷静だったからさよならの件は流してお花見を始めたのだった。
西行妖は何処の桜にも負けない妖しさと美しさでお花見を彩った。
「あらら、桜が咲いてる」
しばらくして桜が咲いてる気配を感じ幽々子が様子を見に庭先に出て来た。そして、桜が咲いていると独り言を言った後に思考をめぐらていた。最初は、あれはもしかして自分が何かやったかなって考えたがそんな覚えもなかった。。
なんとあなしに、桜の咲いてる様子を見る。すると、桜の木の下で霊夢と魔理沙がいるのを見つけた。ああ、あの二人が桜を咲かせたのねと結論付けた。それからまあ嘗て、咲かせようとした桜が咲きその大望が叶っているのだからこれで良いのじゃないかと一人納得し始めた。
そう考えると、ちょっと嬉しい気持ちになったのでまあいいやと、思考をめぐらせるのをやめ幽々子は、このまましばらく花を眺めていようと思った。
「……綺麗ね」
桜がよく見える縁側に腰かけ誰に行ったわけでも無くつぶやいた。
つぶやいたその直後のことだった。桜が咲いている異変に気が付いた妖夢がそこに駆け付けたのだった。
「幽々子様! これは違います。私は、あの二人が桜を咲かせるまで泳がせておいたのです」
別に何か幽々子が妖夢に聞いたわけではなかったけれど、妖夢は叫んだ。庭に侵入された挙句、まんまと桜を咲かせられてしまったのだ。
なんだか、わからないけれど。これが失態な気がして妖夢は言い訳を始めたのである。
「え? そうだったの妖夢?」
何をどう泳がせば桜の花が咲くことになるのだろうと、幽々子は疑問に思った。
「はい、そうだったのです。事の真相は案外そんなものです。」
「真相?」
「横合いから花見に参加して楽しむって計画です」
「なるほどね」
という言い訳を考え言ったところで妖夢の半霊が他の住民である幽霊に号令をかけて別行動をし始めていた。
片っ端から敷物になりそうなものを集めて一気に桜の周りに敷いたのだった。
おりしも、霊夢と魔理沙お花見は一発芸でもやってみますってタイミングだったから。え?これ、アンタが?お前がやったのという状態になり混乱したのであった。
「よーし! いまだ一気に! お花見に参加しろ! 一気に突き崩せ! 幽々子様先に参加してきます」
頃合いを判断した妖夢は、刀を一升瓶に持ちかえ他の住民の幽霊達にも酒やおつまみを持たせお花見をしているところに突っ込んでいった。明日は、二日酔い待ったなしだが覚悟の突撃だった。
「……行ってらっしゃい」
正直、頭の良い方だと自他共に認めてもらえると思ってた幽々子にももうなんだかわからなかったし。それを止める術も知らずただ眺めるしかないのであった。
それからしばらくして管理者であり幽々子の友人である紫が異変に気が付いて隙間から幽々子の座る縁側に現れた。
「ちょ、あれ咲いてるけど。良いの?」
「まあ、いいんじゃないの?」
西行妖の咲いてるその光景に紫は一瞬ギョッとしてから、幽々子に聞いた。が、幽々子はそう言って微笑んだ。他意はないらしい。
「幽々子がそういうならそれで良かったって事ね」
桜が咲くことによって懸念されていた幽々子がよみがえって大変なことになるという事も結局は起きなかった。だから、まあいいやと紫は思った。
「そうね」
せっかく来たのだから、紫は幽々子の隣に座り満開の西行妖を眺めることにした。
ひらひら、春風で遠くにとんだ花びらの一枚が幽々子の鼻先に止まった。幽々子は何を思ってかそれを取らず鼻先を見たものだから寄目になった。その様子が可笑しくて、それを見た紫が吹き出してしまうまでしばらくゆっくりその時間は流れた。
その上で、的外れであると断ずることにこそ、自分の向上の道があるのだと解釈します
ありがとうございました
恋する乙女みたいにときめいた
けどそんなん気のせいだったわ
適当で雑な文章、意味の無いネタ
荒らしならマジでやめて欲しい
それはともかく、なんだか作品の方向性に迷いがあるように感じてしまう
ただの気のせいかも知れないけど
もう点数入れたから点数入れられないじゃねーか!
まあゆっくり勘を取り戻せや 別にどうでもいいけど(ツンデレ模倣)
負けました。
前読んだ時と違っている!
改ざんだ!!許せない!
チャオ!