くええ!くえ、くえええくえええ!
お姉ちゃん。あきらめちゃ駄目。
こいし、くええ魔理沙え。くくえぇ。
私たち姉妹が組んで出来ないことなんてないじゃない。
『一人一プレゼント。刺し違えてでも、プレゼントするのがサンタ道である』
事の発端は、サウジアラビアとかあの辺の石油生産減産から始まった。同時刻、こいしは気まぐれでサンタさんになりたいと思ったのである。
サンタになるって決めたら吉日、天文の占いでも火星が月と衝突したからこれは終わりの始まり的な事と思うしかないから。……これはもうサンタになるしかないね。
そして、サンタになるなんて楽しいことを一人でするにはもったいないって、お家争いの渦中でもがいている姉の、さとりの耳元で鳴り物をガチャガチャ鳴らしながら言った。
「ようするに、こいしはサンタさんになりたいのね?」
「ちょっと、紅魔館にいるフランドールちゃんに粗茶でもプレゼントしようと思うの」
フランドールの寝床に粗茶をばらまきこの作戦は成功だ。
いつもはきっと、高級な茶葉で淹れたなんかでセレブしてるに違いないからカルチャーショックを受けるに違いない。
粗茶を粗茶と思わぬ躍動感にかられるだろう。
そして、数万の歩兵を率いて紅魔館から地霊殿に向けて進軍するにちがいない。その、留守を狙い手薄になった紅魔館に本当のプレゼントを配布するのである。
くまちゃんのぬいぐみだ。それに、お酒も沢山沢山おいてくるよ。
この進軍が無意味と気づき引き返し紅魔館に戻ってきたら、もうそこはプレゼントだらけ。さぞ、地団駄踏み楽しみながらプレゼントを開けるに違いない。
勝ったも同然である。
「フランドール。あなたの、大切なお友達ね」
「うん!」
「……友達が喜ぶところを見たいのね」
「うん!」
「……分かったわ」
こんな時がいつか来るんじゃないかって、こいしが先週さとりに言って合ったから準備は万全だった。
サンタには、光学迷彩があると思うから図書館までは平均速度よりやや良い成績を残したのである。偏差値52だ。
ところが、ついに問題が発生した。それが忌まわしきこの作品の冒頭しーんである。
魔理沙がサンタしに図書館に来ていたのであった。背中に抱えたドサ袋はいかにも大方の予想通り本当はサンタではなく泥棒というパターンであるとある程度予想できる展開だった。ただ、衣装の一部が真っ赤であった。
「まさか、私たち以外にもサンタがいたなんて!」
「お姉ちゃん。あきらめちゃ駄目」
「く! こいし、でも相手は魔理沙よ。火力が怖い」
「私たち姉妹が組んで出来ないことなんてないじゃない」
そんなことを話しているうちに二人は気が付いた。魔理沙の服が真っ赤になってる原因がどうにもドサ袋から浮き出てくる赤い液体であることに。
もしかして、あれは図書館の住民が中に?
「ん、そこにいるのは?」
二人の動揺が魔理沙に伝わってしまった。魔理沙はその気配に気が付き、こいしとさとりを見つけたのだった。
「逃げるよ! お姉ちゃん!」
「え? さっき、私たち姉妹が組んで出来ないことなんてないじゃないって言ったばかりなのに?」
「駄目! ふっるい考えに取り残されたらそこで負けになる。何も戦うことだけが勝ちじゃない」
「そうね。こいしの言う通りね」
二人は考えるのやめた。二人そろって眼を閉じて琵琶法師の真似。でも耳も見えないから成績はやや悪い偏差値46だ。
「お、おい?」
そこに残された魔理沙はただ二人をぽかんとするしかなかった。
いくつもの障害を乗り越え、ついにフランドールが居る地下室にたどり着き部屋のドアもC4で打ち破った。(いくつもの障害⇒魔理沙いがいにも、知らないところで戦ったよ。妖精メイド戦=こいしのアッパーが決まりKO勝ち。ゴブリンおよびチュパ何某連合=さとりが巻いた画びょうを踏んで戦意喪失。美鈴=声東撃西にて撃破。妖精要塞K等のオリキャラ=存在否定という残酷な手段)
寝床は粗茶の茶葉にに蹂躙され、寝主のフランドールはプレゼントに怯えるしかない。泣き叫ぼうが、ペットの隅にくまちゃんのぬいぐるみを抱きおびえても、もうそこに粗茶があるのである。まるで怖い大人におび……そこにフランドールは居なかった。全てがご破算になった瞬間である。
二人は知らなかったが、こいしは気まぐれでサンタさんになりたいと思い鳴り物でガチャガチャしているときのことである。同時刻、石油減産に憤りを覚えていたフランドールはサンタクロースのロースの伸ばしが気になっていた。
だから、サンタクロースの人となりを知るにはサンタクロースになるしかないと判断したのであった。
でも、一人でサンタクロースになるのは、ちょっと、怖いから。フランドールは宵闇に紛れて、咲夜といちゃついてるレミリアをもサンタクロースに巻き込ンでしまったのである。
そして、地霊殿にいる、こいしちゃんに粗品をプレゼントしようともくろんだのである。
こいしは普段地霊殿で、セレブな暮らしをしているだろうから。粗品をわびさびと勘違いしてカルチャーショックを受けるに違いない。
気が動転した、こいしは数千の機械化歩兵を率いて紅魔館に攻め入るに違いない。その留守を狙い、本当のプレゼントを配布するのである。
ネコちゃんのぬいぐるみである。それに、お酒もいっぱいいっぱいおいておくよ。であった。
この進軍が無意味だと気が付いて引き返し地霊殿にかえって来た時が最後さ。
さぞかし、こいしはホゾを噛みながらプレゼントを嬉しそうに開けるだろう。勝ったも同然である。
そんなことがあって、フランドールにプレゼントを渡す事ができなかった。失意のうちに、引き返す二人のサンタ、すると同じくなんだかしょんぼりしているサンタクロースと人里のあたりで遭遇したのだった。
サンタとサンタクロースが出会ってしまったそれは必然だった。後にこれが地紅プレゼント合戦の乱と呼ばれ浮世は、散々にプレゼントにあふれ都ではサンタが闊歩するのであった。
お姉ちゃん。あきらめちゃ駄目。
こいし、くええ魔理沙え。くくえぇ。
私たち姉妹が組んで出来ないことなんてないじゃない。
『一人一プレゼント。刺し違えてでも、プレゼントするのがサンタ道である』
事の発端は、サウジアラビアとかあの辺の石油生産減産から始まった。同時刻、こいしは気まぐれでサンタさんになりたいと思ったのである。
サンタになるって決めたら吉日、天文の占いでも火星が月と衝突したからこれは終わりの始まり的な事と思うしかないから。……これはもうサンタになるしかないね。
そして、サンタになるなんて楽しいことを一人でするにはもったいないって、お家争いの渦中でもがいている姉の、さとりの耳元で鳴り物をガチャガチャ鳴らしながら言った。
「ようするに、こいしはサンタさんになりたいのね?」
「ちょっと、紅魔館にいるフランドールちゃんに粗茶でもプレゼントしようと思うの」
フランドールの寝床に粗茶をばらまきこの作戦は成功だ。
いつもはきっと、高級な茶葉で淹れたなんかでセレブしてるに違いないからカルチャーショックを受けるに違いない。
粗茶を粗茶と思わぬ躍動感にかられるだろう。
そして、数万の歩兵を率いて紅魔館から地霊殿に向けて進軍するにちがいない。その、留守を狙い手薄になった紅魔館に本当のプレゼントを配布するのである。
くまちゃんのぬいぐみだ。それに、お酒も沢山沢山おいてくるよ。
この進軍が無意味と気づき引き返し紅魔館に戻ってきたら、もうそこはプレゼントだらけ。さぞ、地団駄踏み楽しみながらプレゼントを開けるに違いない。
勝ったも同然である。
「フランドール。あなたの、大切なお友達ね」
「うん!」
「……友達が喜ぶところを見たいのね」
「うん!」
「……分かったわ」
こんな時がいつか来るんじゃないかって、こいしが先週さとりに言って合ったから準備は万全だった。
サンタには、光学迷彩があると思うから図書館までは平均速度よりやや良い成績を残したのである。偏差値52だ。
ところが、ついに問題が発生した。それが忌まわしきこの作品の冒頭しーんである。
魔理沙がサンタしに図書館に来ていたのであった。背中に抱えたドサ袋はいかにも大方の予想通り本当はサンタではなく泥棒というパターンであるとある程度予想できる展開だった。ただ、衣装の一部が真っ赤であった。
「まさか、私たち以外にもサンタがいたなんて!」
「お姉ちゃん。あきらめちゃ駄目」
「く! こいし、でも相手は魔理沙よ。火力が怖い」
「私たち姉妹が組んで出来ないことなんてないじゃない」
そんなことを話しているうちに二人は気が付いた。魔理沙の服が真っ赤になってる原因がどうにもドサ袋から浮き出てくる赤い液体であることに。
もしかして、あれは図書館の住民が中に?
「ん、そこにいるのは?」
二人の動揺が魔理沙に伝わってしまった。魔理沙はその気配に気が付き、こいしとさとりを見つけたのだった。
「逃げるよ! お姉ちゃん!」
「え? さっき、私たち姉妹が組んで出来ないことなんてないじゃないって言ったばかりなのに?」
「駄目! ふっるい考えに取り残されたらそこで負けになる。何も戦うことだけが勝ちじゃない」
「そうね。こいしの言う通りね」
二人は考えるのやめた。二人そろって眼を閉じて琵琶法師の真似。でも耳も見えないから成績はやや悪い偏差値46だ。
「お、おい?」
そこに残された魔理沙はただ二人をぽかんとするしかなかった。
いくつもの障害を乗り越え、ついにフランドールが居る地下室にたどり着き部屋のドアもC4で打ち破った。(いくつもの障害⇒魔理沙いがいにも、知らないところで戦ったよ。妖精メイド戦=こいしのアッパーが決まりKO勝ち。ゴブリンおよびチュパ何某連合=さとりが巻いた画びょうを踏んで戦意喪失。美鈴=声東撃西にて撃破。妖精要塞K等のオリキャラ=存在否定という残酷な手段)
寝床は粗茶の茶葉にに蹂躙され、寝主のフランドールはプレゼントに怯えるしかない。泣き叫ぼうが、ペットの隅にくまちゃんのぬいぐるみを抱きおびえても、もうそこに粗茶があるのである。まるで怖い大人におび……そこにフランドールは居なかった。全てがご破算になった瞬間である。
二人は知らなかったが、こいしは気まぐれでサンタさんになりたいと思い鳴り物でガチャガチャしているときのことである。同時刻、石油減産に憤りを覚えていたフランドールはサンタクロースのロースの伸ばしが気になっていた。
だから、サンタクロースの人となりを知るにはサンタクロースになるしかないと判断したのであった。
でも、一人でサンタクロースになるのは、ちょっと、怖いから。フランドールは宵闇に紛れて、咲夜といちゃついてるレミリアをもサンタクロースに巻き込ンでしまったのである。
そして、地霊殿にいる、こいしちゃんに粗品をプレゼントしようともくろんだのである。
こいしは普段地霊殿で、セレブな暮らしをしているだろうから。粗品をわびさびと勘違いしてカルチャーショックを受けるに違いない。
気が動転した、こいしは数千の機械化歩兵を率いて紅魔館に攻め入るに違いない。その留守を狙い、本当のプレゼントを配布するのである。
ネコちゃんのぬいぐるみである。それに、お酒もいっぱいいっぱいおいておくよ。であった。
この進軍が無意味だと気が付いて引き返し地霊殿にかえって来た時が最後さ。
さぞかし、こいしはホゾを噛みながらプレゼントを嬉しそうに開けるだろう。勝ったも同然である。
そんなことがあって、フランドールにプレゼントを渡す事ができなかった。失意のうちに、引き返す二人のサンタ、すると同じくなんだかしょんぼりしているサンタクロースと人里のあたりで遭遇したのだった。
サンタとサンタクロースが出会ってしまったそれは必然だった。後にこれが地紅プレゼント合戦の乱と呼ばれ浮世は、散々にプレゼントにあふれ都ではサンタが闊歩するのであった。
この作品の偏差値は
面白かったですよ
いざ書こうと思っても、なかなか書けないものです。
作者のセンスに脱帽。
親友同士相手を喜ばせたい一心で同じことを考えていたなんて、とても素敵なことだと思いました