Coolier - 新生・東方創想話

認められた奴等(天才)と認められない才能(努力)

2017/11/28 21:37:09
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「努力とはなんなんだ?」

 そう話を振りだしたのは、霧雨魔理沙だ。魔理沙は、今まで努力をしない日々は確かになかった。なぜ、今更聞くのか。問われた本人、霊夢は疑問を抱いた。

「天才の道じゃない?」
「は? なんだそりゃ。そもそも、天才と努力は比例しないぜ? 努力すれば天才にでもなれんのか?」

あまりの珍回答に対し魔理沙は、その質問の答えの意味を問う。霊夢はたいした努力をしないくせに、と付け加えて。

「なれるんじゃない? 私だってなにもしなかったわけじゃないのよ。生まれつき才能があっても使いこなせきゃ意味ががない。だから、努力をする。何もできなきゃ宝の持ち腐れよ」

 その通りだな。と、魔理沙が言葉を挟む。霊夢は、ただの才能があるだけじゃない。才能があるからこそ、使い方を覚える。大きな才能には、それなりの努力とリスクをとわれる。そう魔理沙は思っている。

「才能がある奴は皆、天才か?」
「それは、ちがうわよ。ただの才能の持ち主と、天才を一緒にしないで。すごい才能を持った人間が、人並み以上の努力をするから天才と呼ばれるのよ」

 ムッとした表情で自分の意見をはっきり言う。彼女からしてみれば、天才というものはそうなのかもしれない。が、魔理沙がそれを認めない。じゃあ、才能がない奴は、努力をしても凡人以下なのか、と。

「あんたは、たいしたものよ。誇っていいわ。だけどね、越えられない壁は存在するものよ」
「ちっ。私が努力してる、してないなんて、どうでもいい。越えられない壁があるなら、ぶち壊せばいいだろ?」

 ニカッと白い歯を出して笑う。それでこそ霧雨魔理沙ね、と霊夢は思う。

「いい考えね。好きよ、そうゆうの」
「ははっ。気にってもらえて何よりだぜ」

帽子のつばを掴み、目を隠すように下げる。

「さてと、私も天才の道ってのを極めに行くかな。楽しかったぜ、霊夢。話し相手になってくれてありがとよ」

「どういたしまして。早く壁をぶち壊しなさいよ?」
「あったりめーだ。次は、私が壁になってやるからな」
「それは楽しみね」

 
 じゃあな、と言い残し、箒に跨がって空へ、いつも以上に行きよいよく飛んでいった。霊夢はお茶の味を楽しみながら、魔理沙が飛んでいった空を微笑みながら見ていた。

「可哀想な奴......才能をってのは努力じゃどうにもならない時だってあるのよ」

 その言葉は誰にも聞かれることはなかった。
















「違うぜ霊夢。天才とはな............」

















『なぁ、アリス。天才とはなんだ?』
『そうねぇ、天才とは............』












『努力そのものよ』
「努力そのものだぜ!」








確かに、努力をすれば結果がでるわ。でもね、最初からない才能を使うことはできないのよ。by霊夢



難しく考えるな。才能ってのは身近にあるかもしれないぜ?by魔理沙



努力をできる人間こそ天才よ。その調子で続けなさい。byアリス
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コメント



0.250簡易評価
2.無評価名前が無い程度の能力削除
落ちにつなぐところが変ですね。
霊夢が言った事誰も聞いて居ないんですよね?
でも、魔理沙は全否定している。
二人がわかれるまでの話はお互い社交辞令ですか?
4.20名前が無い程度の能力削除
まあした気になってるだけの努力は努力じゃないんですけどね。この作品はそれがよくわかる。
9.30名前が無い程度の能力削除
なんというか、びっくりするぐらい感情移入できません
二人がどこにいるのか、立っているのか座っているのかさえ分からず、いきなり突飛な会話のドッジボールが展開されては読者は置いてけぼりになります
読者が物語の世界に入って行けるよう、導入部分を疎かにしてはいけません
11.40小野秋隆削除
まだプロットの域を出ていないと思うので、肉付けして小説にしていけたら努力した事になると思います。
12.50南条削除
どれだけ否定されても止まろうとしない魔理沙は力強くて良かったです
ただアリスがいきなりでてきて何かと思いました
13.60スベスベマンジュウガニ削除
期待を込めて
14.70ミスターX削除
魔理沙は霊術を使えない
霊夢は魔法を使えない
これこそいくら努力してもどうにもなりそうにない