Coolier - 新生・東方創想話

今はもう終わりに

2017/09/24 13:14:02
最終更新
サイズ
1.25KB
ページ数
1
閲覧数
973
評価数
0/5
POINT
90
Rate
3.83

分類タグ

永い夢を見た。いつのことだろうか。まだ全てが平和でいつも騒がしい幻想郷。呼び起こされる幾多の記憶が懐かしい。今や幻想郷はかつての活気溢れていた事が嘘のように静かで淡い。その夢のなかで懐かしい人に出会った。近くにいて遠くにある存在。私が唯一認めたライバル。昔は、あいつがいただけで皆騒いでたもんだ。

 今はその面影さえない。時々、小さな子供が私の所に訪問してくる。その顔はあいつに似ていた。面倒くさがりで、金にがめつい。そしてなにより、誰にも負けぬという自信がこもった眼差し。本当にそっくりだった。

 色々な想いでが呼び起こされるな......。誰だっけかな......私の誕生日に凍った蛙を渡した奴は...。あん時はびっくりしたぜ。こんなモンどうしろってんだって言ったら「食べるんだよ! 鳥の味するから!」って言われた記憶がある。正直冗談きついぜ。 ......まあ、美味かったがな。




 この世界で私は、私の居場所を作れただろうか。

......怖かったんだ......。ただの人間が、人間として戦う事が。いつか人の道を外れるんじゃないかとな。
 その心配は杞憂だったさ。だって今の私がここにいるから。人間として最後まで生き足掻く。それが誇りに思える生き方だと思わないか? 華々しく散ってやろうぜ?

 だから、せめて"ありがとう"だけを言わせてくれ。









 「ありがとうな......」

 結局、最後まで笑える事ができただろうか......何も見えず、何も聞こえない私には分からないだろう。
短い文章でも良いと言ってもらえるように頑張ります!
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.90簡易評価
1.無評価名前が無い程度の能力削除
短かろうが、長かろうが意味がわかる文章が書けないと駄目
6.無評価名前が無い程度の能力削除
アバウトに書けばそれっぽくなるとでも?