Coolier - 新生・東方創想話

夏の一時

2017/06/30 21:37:00
最終更新
サイズ
2.7KB
ページ数
1
閲覧数
1311
評価数
4/5
POINT
300
Rate
10.83

分類タグ

「あ゛~あぢー」
チルノは、大の字で草むらの上で寝っころがっている。
「チルノちゃん!だらしないよ!」
「うるさいな~ 大ちゃんも一緒に寝っころがろうよ」
大ちゃんと呼ばれた少女は、チルノの態度に呆れている
「もー!暑いし、やることがなくてつまらない!」
チルノは手足をバタバタさせながら叫んだ
「霊夢さんの所に行こうよ!チルノちゃん!」
「霊夢のとこか~まぁ行くとこないし、良いわね!!」
元気よく声を上げ、体を起こした
「なら、早速行こうよ!」
「おう!!出発だー!」
そう言うなり、チルノは飛びあがり博麗神社へもうスピード
で飛んでいった
「あっまってよー!チルノちゃん!」
大妖精は置いていかれた。 なんてひどいチルノなんだ







「やっぱ夏はいいぜ!こんなに冷たいお茶が飲めるからな」
神社の縁側で贅沢にお茶を飲んでいる白黒の魔女がいる
「あんた、何杯目よ。こっちはなけなしの財産でやりくりして
いるんだからね。それ以上飲むならお賽銭!」
霊夢は魔理沙に金を寄越せと手を差し出す
「ケチ臭いな~金にがめついと嫌われるぜ?」
魔理沙は再びお茶を飲んだ。くぅ~といいながらこめかみ
を押さえる
「余計なお世話よ」
素っ気なく言い返した
「お?なんか来るぜ?」
「はぁーメンドクサイわねー」
全然面倒くさそうではない
「あれは...チルノか? それと後ろにいるやつは大妖精か」
魔理沙は目を細め、遠くから近くづいてくる影を見つめる
「れいむ~!遊びにきたぞー!」
「遊びに来なくて良いわよ」
霊夢は厄介者がきたと思い、少し機嫌が悪い
「おいおい!?この私を差し引いて会話かぁ?!」
魔理沙のことをすっかり忘れているチルノである
「あっまりさいたんだー」
「私の影はうすいのか!?」
知らん。もともと魔理沙は白と黒しか色がないからどちらかといえば薄いかもしれない。
「いや全然薄くないわよ。むしろうるさいわね」
「そう「ねぇー!れいむなんか飲むものちょうだい!!」
「はいはい」
そうたと霊夢は立ちあがり、冷えたお茶を注いだ
「おい!私がしゃべってるのを横から遮るな!」
「ゴメンゴメン」
とてもどうでもいい会話をしている
「はいお茶を」
冷えたお茶をチルノに差し出す
「おーサンンキューれいむ~」
一気に飲み干す様はまるでおやじみたいである
「今年の夏は、特に暑いわね」
手で扇ぎながら呟く
「毎年いうよなそれ」←毎年言う人
「あんたが言うな」
「あたいは冬が大好き!夏は溶けるし皆抱きついてくるから
嫌だ!」
「お前は良い冷たい抱き枕になるからなー」
そう言うなり魔理沙はチルノに抱きついた。
「はなせ!ーやめろー! あ~つ~い~!」
自分がだせる全ての力をふりしぼり精一杯暴れる
「ったく騒がしいわね。そういえばいつも一緒にいる
大妖精はいないのかしら?」
「そういえば、いないな」
チルノはきょとんとしている
「あっ忘れてた」
「おいおい」
やれやれと魔理沙と霊夢は呆れている
「一番影が薄いのは、大妖精かも知れないわね」














「あれ?チルノちゃんどこにいっちゃたんだろ」
大妖精は博麗神社に行ったがちょうどその時チルノは
魔理沙に抱きつかれていたためチルノの姿がみえなかった
のだ
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.40簡易評価
1.90南条削除
オチは面白かったと思います
地味に魔理沙がおざなりにされているところもかわいそうですが良かったです
2.80スベスベマンジュウガニ削除
博麗神社の日常がまぶしい
4.70奇声を発する程度の能力削除
良かったです
5.20名前が無い程度の能力削除
作者の環境にあわせて改行してるから読みにくい。