Coolier - 新生・東方創想話

地を這う生き物・1

2016/08/06 13:07:25
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空を見上げた。
青い空の中に、一つ牡丹のような華やかな紅がすっと飛んでいく。
きっとあの赤い牡丹のように見えるあれは、博麗の巫女だろう。舞うように空を飛んでいく。
 しばらくすると、銀色、黒、碧、艶やかな衣装に身を包んだ少女たちが続いていった。幻想郷の少女たちは何にも縛られない。気ままに好き勝手に空を飛ぶのだ。
 男である私は、暗く生臭く湿った土の上を這うように、そこらにいる気味の悪い生き物と同じように進んでいく。私の住処まで一体あとどのくらいの時間をかければ到着するのか、私は彼女たちのように生きていくことはできない、彼女たちは真っ白い肌の脚にピッカピカのかわいらしい靴を履く。
 果たして彼女たちは私が生きている間に、私の存在に気が付くことがあるのだろうか。地を這う醜い男たちが彼女たちの目に留まるということがあるのだろうか。
 私はぶっといナイフを携えて、ばらばらの血の塊のような獣の化け物を袋に詰めた。


 ふと博麗の巫女が遠い空からこちらを見たような気がした。
 



『地を這う生き物』



 紫からここ数年良く言いつけられていたことがある。私も紫が言っていることを理解しているつもりであったが、どうやら霖之助さんと一緒になることに対して未練があったのだろう。随分長い間このことに踏み切ることができなかったが、ある一つのイベントが私の決意を固めたのは間違いなかった。
 森近夫妻が生後七日の赤ん坊を連れてお七夜の行事を博麗神社で済ませた時のことだ。もう既に9代目稗田は故人になっていたし、私の知人のいくらかは家庭に入り始めていた、そんな折のことだった。
「孫の顔はまだ?」
「その話何度目?」
 そもそも私、あんたの娘じゃないし、と付け加えると「幻想郷に生きとし生けるものすべて私の子供なの」と返された。
 だったらもうちょっと人間にやさしい妖怪になってほしいなぁと思いながら私は紫に背を向けた。
「ほしぃ~孫ほし~れいむぅ~」
「あーはいはい、わかってますよっと」
 そう、森近夫妻が結婚してからというもの、ゆかりと私が顔を合わせるたびに必ずこの話をする。彼らが結婚してもうかれこれ2年は経過しただろうか。なお、森近ご婦人の旧姓は上白沢という名前で、結局のところ『二人の歳の差が気にならない』という至極まっとうな理由であの二人の苗字は同じものになった。もうすでに時効だろうから白状するが、私は彼に恋をしていた。霖之助さんに少なからず憧れがあった私は彼の結婚に少なからずショックを受けた。それからというものあれほど足しげく通っていた香霖堂にもめっきり行っていない。有り体に言えば失恋だ。
 そんなわけで私の恋心は宙ぶらりんな状態に陥ってしまったわけで、傷心の私に紫がここぞとばかりにお見合いじみた話をどんどん持ってくるというのがここ2年くらいの私の日常生活だった。長い間踏ん切りがつかなかった私だったが、森近夫妻が子供を連れてきたのをみて、どうやら私の中で何かが変わったらしい。今日は紫の話をある程度聞いたほうがいいのではないだろうか、という気になった。
「どんな人がいるの?」
「あら」
 私がにわかに向き直って目を合わせた事に驚いたらしい、紫は目をぱちくりと何度か瞬きして口に手を当てた。
「なによ」
「やっとお婿さんの事を考える気になってくれたのね」
「質問に答えてよ、どんな人がいるの」
「そうねぇ」と紫はにやにやしながらどこからか取り出した厚手の写真集を取り出し、私に見せてくれた。前からこの写真集を私に見せようと躍起になっていたのを思い出す、写真の数が半端ではない。この中から選ぶのかと思うとげんなりするが、男女が一緒になるうえで見た目は大切だろうと思い私も真剣に見ることにした。
 いい加減わたしも気持ちを切り替えていいころだ。
 紫がパラパラと写真と紹介分がひとまとめになった書類を広げて私にも見えるように広げる。その中で時々指を止めて「これはどう?」と私に見せてくれる。
「これは、里で一番の金持ちの息子よ」
「丸々太ってるわね」
 紫は「まぁそうね」と次の人を探す。
「えーっと、じゃあこれ、里で一番頭のいい学者」
「歳取りすぎ、お爺さんじゃん」
「えーっと、じゃあこの宮大工の長男・・・」
「不細工」
「やっぱり考える気ないでしょ!」
 紫が涙目になって分厚い写真集を畳みに放り投げた。そんなことないわよと写真集を拾い上げて紹介文と写真を眺めてみたが、どうにもピンとくる人はいないように思えた。
「霊夢の我儘! そんなんじゃあっという間におばあちゃんになるのよ!」
 「孫の顔見たいー、マゴー」といった具合でゴロゴロ転がる紫は、幻想郷で一番賢い奴だと自他ともに認める妖怪だとはとても思えない。
「わかったわよ。じゃあ私の要望を言うから、そこから条件を絞っていきましょう」
「霊夢にしてはいい案ね」
「うっさい」
 いかに紫が私の子供の顔を望もうとも、私は自分の結婚生活を安く見るつもりはない、とことん条件を突き詰めてやるつもりだ。
「お、何やってんだお前ら」
「魔理沙、ほら、例のあれよ、結婚がどうとかいう」
「あーなるほどな」
 神社の縁側でゴロゴロしていた私たちを発見して魔理沙もやってきた。結婚という話題に昔よりも過剰反応しなくなったのは私も魔理沙も大人になったということだろうか。
「丁度いいわ、魔理沙、貴方の面倒も見てあげるから一緒に見ましょうか」
「霊夢のおさがりかよ」
「まぁいいけど」と魔理沙も縁側に腰を下ろした。
 外の世界では今の私たちの年で結婚することは早い感覚らしいが、幻想郷の人間はあまり長生きしないので、やっぱり早目に結婚する必要はあるのだ。
「じゃあ、魔理沙、魔理沙が結婚相手に求める条件を言うのよ、それで紫が絞っていってくれるんですって」
「へぇー」と魔理沙は頷く。
「うーん・・・とは言ったものの、私の面倒は親父が見てくれるかもわからんしなぁ…」
「あ、そっか…」
 忘れがちだが、魔理沙はこれでもご令嬢の部類に入る。里の大手店の一人娘だったのだ、もしかすると紫が用意する結婚相手よりももっと良い相手を魔理沙のお父さんは考えてくれているのかもしれない。
 付け加えて、魔理沙も霖之助さんが結婚してからは以前のような破天荒なことを随分控えるようになった。それに伴い魔理沙と霧雨道具店の関係も割と改善し始めていると聞く。魔理沙がお婿を取って店に戻るという可能性も大いにあり得るだろう。
「なんだがおせっかいだったかしらねぇ」と紫もやや熱が冷めた感じの声色だ。
「私の事はいいからさ、霊夢、お前の要望を聞かせてくれよ。この頭脳明晰、パーティの中で一番クールでなきゃならない魔法使いの私がお前にふさわしい相手を考えてやるぜ」
「幻想郷の事なら、有象無象一切合財神羅万象知らないこと以外は知り尽くしている幻想郷の賢者である私、八雲紫が霊夢に最もふさわしい相手を探してあげるわ」
「うーん、そう、そうねぇ」
 近しい友人たちが笑顔で結婚相手の相談をしてくれるというと、少しだけ失恋のショックも和らぐ気がした、先ほど固めた決心が溶けてしまわないうちに気持ちを盛り上げるのもいいのかもしれない。私は「えーっと」と私が結婚相手に求める条件を頭の中で巡らせた。そして一つ思い当たったことがあり、声高らかに二人に伝えてあげた。

「私より強い人!」
「お疲れー」
魔理沙は帽子を拾い上げて深くかぶり直し、箒にまたがった。
「魔理沙、次の宴会のネタ楽しみにしてるわー」
紫はポンッと書類をとじてスキマを開けて帰り支度を始めた。
「ちょっと! あんたたち! 何その反応!」
「いや、お前それは高望みしすぎだろ」
「アラブの石油王集めてハーレム作る方がまだ現実味があるわ霊夢」
魔理沙と紫は「然り」と頷く。
「女が自分よりたくましい男を望むのがそんなに高望みなの?!」
「屁理屈は良くないぜ霊夢、お前より強い人間が一体全体どこにいるんだよ」
「いや、私も? 女の子だし? そこはあれ、最低限よね」
 紫は苦虫をかみつぶしてさらにおろしたての靴で犬の糞を踏んだよりも難しい顔をして写真集を眺めはじめた。






 里の行き場のなくなった連中が集まるゴミ溜めのような場所、貧困街。その端に私の住処がある。獣の妖怪の胃袋から取り出した遺品、指輪か何かだろうか、それをキレイに洗い、金を持ってきた女に渡した。
 涙を流して、それを受け取って女は立ち去って行った。 獣に喰われた故人を想った涙なのだろう。女を表通りまで送り届けるついでに、まとまった金が手に入ったのでうまい飯でも食いに行くかと思い立った。
 表を歩いていると、すれ違った連中が鼻を抑えて私をじろりと奇異の目で見まわす。洗ったつもりだったのだが、やはり獣くさいのだろう。この生活を初めていったいどのくらいになる? まともな稼ぎ口があればこんな危ないうえに人間としてみてもらえないような仕事からはさっさとおさらばしたかった。しかし、どうやって別の仕事を探せばいいのかも見当がつかなかった。里に置いてもらえるだけマシ、まだ悲惨な境遇にある人間もいると納得するしかない。裕福だったころの自分、そしてたまに現れる気のいいヤツの事を思い出していると、やりきれなくなる。そんな境遇に耐えていても、仲良くしていた仲間が何かの拍子で死ぬと、生きる活力というものがどんどん希薄になっているように感じた。
 飯屋を探して通りを歩いていると、今朝見かけた強い少女たちの群れを見つける。遠い世界の住人たちだ。そして、彼女たちに妖怪退治を申し込むには、地位と金が要る。そんな風には彼女たちは思ってもいないし知りもしないだろうが、周りがそれを許してくれない。博麗の巫女にそんなご用向きで声をかけるな、やれ不敬だ、畏れ多いと。彼女たちに声をかけられるのは、稗田家か、その友人たちだけだ。
 だから、金のない、門地の低い連中は彼女たちには声をかけられず、やむなく私のような人間に声をかける。私は頭を低くして少女たちの群れを通り過ぎると安いうどん屋の暖簾をくぐる。店の主人も、金のない部類の人間で、ここら辺の金のない連中はこの店に集まり里への不平不満を垂れ流している、景気の悪いだれが襲われた、誰が死んだという話題は私にとってはとても大切な噂話だ。
 ちょうど、荷運びの連中が道中で妖怪にやられたという悲惨な話を耳にすることができた。飯を食ったら話を聞きに行こう。
 




「霊夢の話は、もっともなことだと思うよ、いや、霊夢より強い男が本当には別にしてね」
「慧音は話が分かるわ」
 旧姓上白沢慧音、もとい森近慧音は通りに集まっていた女の子の群れの中に加わり自分の意見を述べている。私を含める女の子の群れは井戸端会議から稗田家の一室に移り結婚の話題で大いに盛り上がっているようだ。壁には稗田9代目までの写真が飾られている。
「博麗の巫女が持っている役割は当然、幻想郷の治安維持だ、その伴侶になろうという男が博麗の巫女の弱みになるような腕っぷしというのは、自警団の私の立場としても困る、いかにその男に経済力や政治力があったとしてもな」
「えっ? そこ?」
 私は純粋にたくましい男性の方がいいということを言いたいのだけれど、どうにもこいつらはめんどくさい思考が好きの様だ。
「子供に受け継ぐ才能という点でも、肉体的才能も無視はできない」
「その点霊夢は、恋愛結婚したいーとか言い出さない分だけやりやすいよな」
「えー恋愛結婚イイですよー おすすめですよー」
「早苗お前、そんなこと言って恋愛結婚するとか言って諏訪子と神奈子の前にいきなり男連れてった時は大変なことになっただろ」
「そりゃ大地震とかすごかったですけど、それは愛の力ですから!」
「意味が分からんぞ」
 私も恋愛結婚のほうがドラマチックでいいなぁとは何となく言い出せない雰囲気になっていた。口に出せば間違いなくめんどくさい展開になるだろうと感じていた。
「前の博麗の巫女はどんな風に決めてたの? なんかしきたりとかあるの?」
 紫ならこの差し迫った結婚問題に良い例を出してくれるのではと聞いてみる。
「うーん、全員思い思いの方法でフェードアウトしていったわねぇ」
「なんか強要とかしなかったのか? 紫が用意してきた相手とかと結婚させるとか」
「私は巫女の意見を尊重する立場を取ってたわ」
 そうだなぁとうろうろと、無責任なアイディアをそれぞれが出していく、なんとなくこの会合というか井戸端会議があまり意味のないものなんじゃないかと思い始めていた。
この連中は、私の結婚が遅れているという境遇を実は楽しんでいるだけなんだろう、
 私もはっきりとは言わないけど

「競わせれば?」
「ん?」

 少女の群の外から、一際清んだ声がした。ながーい黒の直毛とこれでもかとちょっと怖気がするような整った顔立ちの少女だったが、それを崩したような特徴的な笑みを浮かべていた。こいつは蓬莱山輝夜、つまりは、かぐや姫ご本人だった。

「競わせるのよ」
 その言葉に、その場にいた一同が「あぁ、こいつの悪い趣味がまた始まった」と顔に出しながら顔を見合わせた。
「競わせるってなによ」
「天地無用の博麗の巫女の伴侶を決めるのよ、もっと厚顔不遜な、地を這う男どもに競わせるのよ!」

 いやいやいや、無理無理と思った。
あまりの馬鹿馬鹿しさに「あのねぇ輝夜」と深いため息をつかざるを得ない、私はコイツとは違うのだ。かぐや姫といえば、当時の権力者の求婚に無理難題を申し立てて追い払ったという逸話で有名な絶世の美女だ。
「私はあんたと違ってお姫様じゃないのよ」
「そうなの?」
 なんで不思議そうな顔してんのコイツ?
「私はあんたみたいな歴史級の器量って柄じゃないでしょ・・・それにそんなふざけた真似して誰がやってくるっていうのよ…」
 そんな恥ずかしい事件を起こしたら、幻想郷に語りづがれる面白珍事件として私の名前は男日照りした挙句自分の器量を勘違いした脳内お花畑巫女として記憶されるだろう。
 後々あの無表情なお面妖怪が能楽かなにかにして人々の笑いを取る姿が容易に想像できた。それだけは絶対嫌だった。
 「ねぇ魔理沙、けーね・・・アンタらの知り合いでいい人いないの? もうなんかめんどくさく・・・」
もうとにかくこの場のお話をお開きにしたかった私が適当な話題をふると奴が叫んだ。
「その通りよ!」
「うわっ」
 紫が目に涙をため拳を震わせて晴天を仰いでいた。それはまさに清風明月だった。
とても嫌な予感がした。
「そう!霊夢はお姫様よ」
 里で白昼堂々街道のど真ん中で奴は叫んだ、何人かが振り返った。もはや逃げようと決心したところで踵を返すといつの間にか現れた藍に腕をがっしりと掴まれた。
「幻想郷の唯一にして無二のお姫様よ! お姫様には男どもが圧し合い押し合いお互いをつぶし合う、だれしもが命を懸ける、だれも自分のリスクを顧みないで手に入れたい姫!  博麗の巫女はそうあるべきだわ!」
 「男の命など何するものぞ!」と紫が叫んでいると、母親に連れられた子供がこちらを指さしていた。母親は子供の目を優しく覆い隠して足早に去っていく。結婚どころではない、いまから命蓮寺にいって頭を丸めなくてはならない。
「藍! これを里に・・・いや、地獄天界地上すべてに知らせるのです!」
「はっ・・・」
「やめてぇ!」
 私は紫の脚に縋りついた。もはや恥も外聞もない、真剣に紫が今まで進めた結婚相手でもいいと叫びながらむせび泣いた。
 輝夜はげほげほむせて、笑い転げた。ほかの少女たちはこれは面白そうだと空に舞い上がりこの事態を友人知人に知らせようとものすごいスピードで飛び立っていった。
 今日の午後には私は幻想郷史上最も愚かで傲岸不遜でナルシストな勘違い巫女だという烙印が押されるであろう。
 こんなことなら弟子を真面目に探しておけばよかった…
 もう後の祭りではあったが。












 私にも仲間がいる、強い絆や友情といったものとは違うが、お互いの利益のために連携している仕事仲間だ。お互いの得意な分野を分担し、仕事をうまく回すための仲間だ。その一人が息荒く私の住処にやってきた。
「どうした」と私がきくと、そいつは「これを見ろ」と真っ白な紙を投げて渡す。縁取りは金の刺繍が施された、よほど金にあまりのあるやつが作ったのだろうものだというのは一目瞭然だった。実に達筆でこちらもよほどの教育を受けたのだろうと想像に難くない筆さばきの文字がある。そいつは「俺たちもいこう」といった。
 文章はおおまかには以下の通りだ。

 早春の息吹身に染む今日此頃(以下略

 御燈の博麗神社にてこの土地を守って下さる皆様にお礼がをしたく(以下略

 ぜひ参加されるようお願いします


わたしは正直なところ行きたくないなと思った。博麗神社の周辺といえばかなりの危険地帯だそこにたかが酒や食事のために気軽にはいけない。そう伝えるとそいつは「馬鹿」と俺を怒鳴りつけた。
 話半分に効けば、どうやらこれは、単にお食事会ではないらしい。あの恐ろしい妖怪八雲が俺たちの能力を見定めるために開催するものだという。これに認められれば俺たちははれて博麗お抱えになれるらしかった。
「俺が行ってもいいのかな」と聞く。
 招待状を貰ったのは目の前にいる奴で、招かれざる客の私が行っても面倒になるだけじゃないかなというと、そいつは「家の窓を見てこい」という、
ふらっと見に行くと、先ほど見た紙が山のように、全く同じ筆跡で積もっていた。ぞっとするような光景だ。
 そいつはにやりと笑って、「お前が選ばれたら俺にも仕事をくれよ」といった。
 私は身震いした、もしも、あの八雲一味に認められればこの掃きだめのような生活からおさらばできるかもしれない。 昔のような裕福な生活、少し働くだけで人間らしい血なまぐさくない生活に戻れるかもしれなかった。 

 あの、妖怪退治の本家本山の頂点、博麗の巫女の知り合いになれるのだ。開催日程がよくわからなかったが、どうやら 春の御燈というのは3月3日の事を指すらしい。
「なぜこんな回りくどい言い回しをするんだろう」とそいつに言うと
「馬鹿だなお前」とことさらに嗤われた。


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neo
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コメント



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3.100名前が無い程度の能力削除
期待
5.100名前が無い程度の能力削除
少女サイドと男性サイドのギャップが素晴らしいです
ぜひ完結まで頼みます
7.70名前がない程度の能力削除
期待を込めてこの点で
9.100名前が無い程度の能力削除
 とてもオモチロイぞ。