「さて、妖夢は何を飲む?」
「あ、そうですね。とりあえずビールにしようかなぁ」
すっかり夜になり、人里では多くの人が明日の為に床に入る時間。
しかし中には酒を呑みながら気心知れた他人と話をしながら、陽気に朝を迎えたいと思う人もいる。
もしくは仕事の疲れを癒す為に、酒を飲む者だっている。
この人里の居酒屋に訪れた二人は後者である。
咲夜と妖夢は隅の狭いボックス席に向かい合わせに座って、メニューを見つめている。
「あら。ビール飲めるの?」
「し、失礼な! 飲めますよ」
子ども扱いされたように感じて妖夢が頬を膨らませる。
「ふふ。ごめんなさい、妖夢ってあまりビールを飲む感じしないから」
「そういう咲夜も、あまりビールを飲まれるように見えませんけど」
「そうね。あまり飲まないわね。いつもはワインだから」
「へー。赤ですか? 白ですか?」
「赤よ」
二言三言、言葉を交わしてから再びメニューに戻る二人。
ページをめくったり、戻ったりしながらやがてお互いに注文を決める。
「すみませーん。注文いいですかー?」
妖夢が手を上げて店員を呼び止める。
「えーと、ビールを一つ……」
「あ、私もビールを」
咲夜も手を上げて店員にビールを注文する。
妖夢は「あれ?」と咲夜を見つめて、すぐに笑顔になった。
「なんだ、咲夜もビールですか」
「最初はね。妖夢と一緒のものを飲みたいの」
咲夜も悪戯っぽく笑い返した。
テーブルの上にジョッキ・グラスが届けられる。
明るい黄色の液体の中から泡が湧き立ち、やがて厚く白い層がグラスの縁から零れそうになっていた。
「それじゃあ、乾杯しましょうか」
「はい。それじゃあ、咲夜。お仕事、お疲れ様でした」
「妖夢もお疲れ様」
――乾杯。
グラスがぶつかり合う乾いた音が響いて、二人はグラスを口につける。
舌の上でホップが効いた苦味が広がる。
白い炭酸の泡が入り混じったビールが流れ込み、喉が鳴き声を上げる。
二人ともグラスの半分ほどまで一気に飲んで、グラスをテーブルの上に音を鳴らせて置く。
「……ふぅ」
「ぷはー! おいしいですねー」
笑顔を見合わせる二人の元に、今度はキュウリの漬物とポテトサラダが届けられる。
小皿の上でいくつかに千切られたキュウリが、豆板醤やゴマ油などにつけられて、店内の灯りに反射して光っている。
ジャガイモ、玉ねぎ、ベーコンが和えられたポテトサラダの上に、風味をきかせたブラックペッパーが乗せられていた。
「妖夢、よそって上げるわ。お皿を頂戴。あ、キュウリ食べてもいいからね」
「ありがとうございますー。それじゃあ遠慮なくいただきます」
頬に紅をさしながらニコニコと笑うと、妖夢は小皿を咲夜に差し出してキュウリを齧る。
水分を多く含んだキュウリがしゃきしゃきと口の中で音を立てて、豆板醤のピリリとする辛味が合わさった。
「うーん!」
ポテトサラダをよそおってもらいながら、先に美味しそうに食べる妖夢を見て、咲夜はやっぱり子どもっぽいと思ってしまい、笑みを堪えきれない。
キュウリを二切れ食べたところで、ようやく妖夢は自分の振る舞いに気が付いて、慌てて咲夜に食事を勧める。
「ええ、いただくわ。その前に妖夢のカワイイ顔をいただいちゃったけど」
にっこりと笑顔を浮かべる咲夜に言われて、妖夢の顔がさらに赤くなった。
酔いのせいではなかった。
視線をあちらこちら彷徨わせてから、妖夢は話題を変えるように咲夜に話しかける。
「と、ところで。お仕事の方はどうですか?」
「どうって、いつもと変わらないかな。妖夢は?」
「そ、そうですね。変わらないと言えば変わらないのですか」
「そうそう。この前ね。お嬢様がね――」
やがて二人の会話は互いの近況の話になる。
この二人が出会ったのは、幽々子が起こした異変がきっかけだった。
咲夜にとって妖夢は、初めて出会った他の組織の、自分と同じく誰かに使える従者同士である。
紅魔館には美鈴という咲夜と同じ主に使える従者がいるものの、美鈴とは上下関係にあるので、こうして仕事のことを気軽に話すことができない。
しかし他の従者に仕えている妖夢なら、職場であった事、嬉しい事も愚痴も遠慮なしに話し合える。
互いに親しみを感じていたのか、異変後は急速に仲良くなっていった。
咲夜の休みの日には、二人で人里に買い物に行ったり、紅魔館で料理したりして過ごす。
今日は咲夜の提案で「二人だけの飲み会をしよう」となったのだった。
時間はすすむ。
お酒もすすむ。
二杯ほどビールを飲んでからは、二人はそれぞれ好きな飲み物を口にしていた。
咲夜はスコッチ・ウィスキーをストレートで飲んでいた。氷で割ってウィスキーの香りが損なわれるのを避けて、チェイサーの水と交互に飲む。琥珀色の液体が注がれたグラスから、泥炭の独特の匂いが咲夜の鼻腔に広がる。
すでに二人とも食べ物の方は満足してしまったらしく、テーブルの上には簡単なつまみしか置かれていない。
咲夜はチョコレートを口に入れて、ウィスキーを飲む。
甘いチョコレートにウィスキーのコクのある味が口の中で合わさり、舌の上で味わう。
「ねぇ、妖夢。思うのだけどね」
「はい、なんでしょうか。ひっく」
咲夜が訊ねると妖夢は一つ小さなしゃっくりを上げながら返事をした。
その目はまだ酔いに潰れてはいなかった。
「こうしていつも私の休みに合わせてくれてるけど、そっちはお仕事、大丈夫なの?」
「ああ、大丈夫ですよ! そもそも私、休日なんてありませんし」
「え?」
「お給金だってないし」
「ええっ!?」
咲夜が目を丸くしてつい大声を出してしまうも、妖夢はニコニコと笑ったまま咲夜を宥める。
「まぁまぁ、落ち着いてください。確かに休日もお給金もありませんが、その代わり幽々子様に言ったらお休みも取れますし、お小遣いもくださります」
「そ、そうだったの。安心したわ」
ほっと安堵する咲夜。
大声を出してしまって、ちょっと酔ったかしらと、左手で額を抑える。
真向かいで妖夢が「大丈夫ですか?」と訊ねると咲夜はすぐに「大丈夫」と返事した。
妖夢はビールの次に芋焼酎を口にしていた。氷が浮かぶグラスの中から芋の香りが漂う。焼酎を口にして、ごぼうを油で軽く揚げたチップスをパリパリと食べる。レモン汁をかけたり、七味を混ぜたマヨネーズにつけて、変わる味を楽しんでいた。
本当は咲夜に合わせようと、同じウィスキーを注文したかったが、先にきた咲夜のウィスキーを見て尻込みをしてしまった。洋酒など、妖夢はほとんど飲んだことがなかった。
「無理しないで、好きなの飲みましょ。せっかくの飲み会なんだから」
咲夜にそう諭されて、結局妖夢は好きな焼酎をオン・ザ・ロックで飲むことにしたのだった。
残り少なくなった焼酎を一気に飲み干した妖夢に咲夜が話しかける。
「ねぇ、妖夢は今のところで働いていて、満足?」
「な、何を言うんですか。当たり前じゃないですか。そういう咲夜はどうなんですか」
「もちろん満足よ……まぁ、大変なこともあるけどね」
咲夜はそう言って笑顔を浮かべる。
「妖精メイドたちは遊んでばかりで全然仕事しないし、美鈴も居眠りしちゃうんですもの。でもそんな職場が楽しいのよね。本当は休日も給金もいらないと思っていたんだけど、お嬢様がね」
「お嬢様?」
「そう。『ちゃんと体を休め。倒れられたら私が困る』って。主にそう言われたら断れないし、休日も給金も受け取ることにしたの……なんだかんだで、私のことを思ってくれてるみたいだし」
咲夜はテーブルに左腕の肘をついて、手の平で頭を支えていた。
初めて見るだらしのない咲夜の姿。
しかしそれが妖夢には新鮮な魅力に映った。
今度は妖夢が話し出した。
「幽々子様は、どこか私で遊んでいるような節もあるんですが、でも私の事を大事にしてくれます。私が病気になってしまうと、いつも布団を敷いてくれて、傍に居てくださいます。挫けそうになった時は、優しく抱きしめてくれますし……私も幽々子様に仕えて、楽しいかも」
二人顔を見合わせて、くすくす笑う。
「これは、お互いお仕事頑張らないとね」
「本当ですね」
しばらく笑い合ってから、いつの間にか相手の目を見つめているのに二人は気が付いた。
咲夜も妖夢も、少し頭がボーっとして、顔の頬が赤色に染まっていた。
酔いのせいだ。
「妖夢。実は私、二連休とったのだけど」
「奇遇ですね。私も幽々子様が明日までお休みをくださったのです」
勤勉な従者たちは、主にこの二人だけの飲み会を事前に伝えていた。
そして与えられた二連休。
その意味を知って、二人の従者はまた笑い合う。
テーブルの上のグラスは空だ。
「さぁ、次は何を飲もうかしら」
「あ、咲夜がお好きなワインがあれば……」
二人の休日は、まだまだ終わらない。
「あ、そうですね。とりあえずビールにしようかなぁ」
すっかり夜になり、人里では多くの人が明日の為に床に入る時間。
しかし中には酒を呑みながら気心知れた他人と話をしながら、陽気に朝を迎えたいと思う人もいる。
もしくは仕事の疲れを癒す為に、酒を飲む者だっている。
この人里の居酒屋に訪れた二人は後者である。
咲夜と妖夢は隅の狭いボックス席に向かい合わせに座って、メニューを見つめている。
「あら。ビール飲めるの?」
「し、失礼な! 飲めますよ」
子ども扱いされたように感じて妖夢が頬を膨らませる。
「ふふ。ごめんなさい、妖夢ってあまりビールを飲む感じしないから」
「そういう咲夜も、あまりビールを飲まれるように見えませんけど」
「そうね。あまり飲まないわね。いつもはワインだから」
「へー。赤ですか? 白ですか?」
「赤よ」
二言三言、言葉を交わしてから再びメニューに戻る二人。
ページをめくったり、戻ったりしながらやがてお互いに注文を決める。
「すみませーん。注文いいですかー?」
妖夢が手を上げて店員を呼び止める。
「えーと、ビールを一つ……」
「あ、私もビールを」
咲夜も手を上げて店員にビールを注文する。
妖夢は「あれ?」と咲夜を見つめて、すぐに笑顔になった。
「なんだ、咲夜もビールですか」
「最初はね。妖夢と一緒のものを飲みたいの」
咲夜も悪戯っぽく笑い返した。
テーブルの上にジョッキ・グラスが届けられる。
明るい黄色の液体の中から泡が湧き立ち、やがて厚く白い層がグラスの縁から零れそうになっていた。
「それじゃあ、乾杯しましょうか」
「はい。それじゃあ、咲夜。お仕事、お疲れ様でした」
「妖夢もお疲れ様」
――乾杯。
グラスがぶつかり合う乾いた音が響いて、二人はグラスを口につける。
舌の上でホップが効いた苦味が広がる。
白い炭酸の泡が入り混じったビールが流れ込み、喉が鳴き声を上げる。
二人ともグラスの半分ほどまで一気に飲んで、グラスをテーブルの上に音を鳴らせて置く。
「……ふぅ」
「ぷはー! おいしいですねー」
笑顔を見合わせる二人の元に、今度はキュウリの漬物とポテトサラダが届けられる。
小皿の上でいくつかに千切られたキュウリが、豆板醤やゴマ油などにつけられて、店内の灯りに反射して光っている。
ジャガイモ、玉ねぎ、ベーコンが和えられたポテトサラダの上に、風味をきかせたブラックペッパーが乗せられていた。
「妖夢、よそって上げるわ。お皿を頂戴。あ、キュウリ食べてもいいからね」
「ありがとうございますー。それじゃあ遠慮なくいただきます」
頬に紅をさしながらニコニコと笑うと、妖夢は小皿を咲夜に差し出してキュウリを齧る。
水分を多く含んだキュウリがしゃきしゃきと口の中で音を立てて、豆板醤のピリリとする辛味が合わさった。
「うーん!」
ポテトサラダをよそおってもらいながら、先に美味しそうに食べる妖夢を見て、咲夜はやっぱり子どもっぽいと思ってしまい、笑みを堪えきれない。
キュウリを二切れ食べたところで、ようやく妖夢は自分の振る舞いに気が付いて、慌てて咲夜に食事を勧める。
「ええ、いただくわ。その前に妖夢のカワイイ顔をいただいちゃったけど」
にっこりと笑顔を浮かべる咲夜に言われて、妖夢の顔がさらに赤くなった。
酔いのせいではなかった。
視線をあちらこちら彷徨わせてから、妖夢は話題を変えるように咲夜に話しかける。
「と、ところで。お仕事の方はどうですか?」
「どうって、いつもと変わらないかな。妖夢は?」
「そ、そうですね。変わらないと言えば変わらないのですか」
「そうそう。この前ね。お嬢様がね――」
やがて二人の会話は互いの近況の話になる。
この二人が出会ったのは、幽々子が起こした異変がきっかけだった。
咲夜にとって妖夢は、初めて出会った他の組織の、自分と同じく誰かに使える従者同士である。
紅魔館には美鈴という咲夜と同じ主に使える従者がいるものの、美鈴とは上下関係にあるので、こうして仕事のことを気軽に話すことができない。
しかし他の従者に仕えている妖夢なら、職場であった事、嬉しい事も愚痴も遠慮なしに話し合える。
互いに親しみを感じていたのか、異変後は急速に仲良くなっていった。
咲夜の休みの日には、二人で人里に買い物に行ったり、紅魔館で料理したりして過ごす。
今日は咲夜の提案で「二人だけの飲み会をしよう」となったのだった。
時間はすすむ。
お酒もすすむ。
二杯ほどビールを飲んでからは、二人はそれぞれ好きな飲み物を口にしていた。
咲夜はスコッチ・ウィスキーをストレートで飲んでいた。氷で割ってウィスキーの香りが損なわれるのを避けて、チェイサーの水と交互に飲む。琥珀色の液体が注がれたグラスから、泥炭の独特の匂いが咲夜の鼻腔に広がる。
すでに二人とも食べ物の方は満足してしまったらしく、テーブルの上には簡単なつまみしか置かれていない。
咲夜はチョコレートを口に入れて、ウィスキーを飲む。
甘いチョコレートにウィスキーのコクのある味が口の中で合わさり、舌の上で味わう。
「ねぇ、妖夢。思うのだけどね」
「はい、なんでしょうか。ひっく」
咲夜が訊ねると妖夢は一つ小さなしゃっくりを上げながら返事をした。
その目はまだ酔いに潰れてはいなかった。
「こうしていつも私の休みに合わせてくれてるけど、そっちはお仕事、大丈夫なの?」
「ああ、大丈夫ですよ! そもそも私、休日なんてありませんし」
「え?」
「お給金だってないし」
「ええっ!?」
咲夜が目を丸くしてつい大声を出してしまうも、妖夢はニコニコと笑ったまま咲夜を宥める。
「まぁまぁ、落ち着いてください。確かに休日もお給金もありませんが、その代わり幽々子様に言ったらお休みも取れますし、お小遣いもくださります」
「そ、そうだったの。安心したわ」
ほっと安堵する咲夜。
大声を出してしまって、ちょっと酔ったかしらと、左手で額を抑える。
真向かいで妖夢が「大丈夫ですか?」と訊ねると咲夜はすぐに「大丈夫」と返事した。
妖夢はビールの次に芋焼酎を口にしていた。氷が浮かぶグラスの中から芋の香りが漂う。焼酎を口にして、ごぼうを油で軽く揚げたチップスをパリパリと食べる。レモン汁をかけたり、七味を混ぜたマヨネーズにつけて、変わる味を楽しんでいた。
本当は咲夜に合わせようと、同じウィスキーを注文したかったが、先にきた咲夜のウィスキーを見て尻込みをしてしまった。洋酒など、妖夢はほとんど飲んだことがなかった。
「無理しないで、好きなの飲みましょ。せっかくの飲み会なんだから」
咲夜にそう諭されて、結局妖夢は好きな焼酎をオン・ザ・ロックで飲むことにしたのだった。
残り少なくなった焼酎を一気に飲み干した妖夢に咲夜が話しかける。
「ねぇ、妖夢は今のところで働いていて、満足?」
「な、何を言うんですか。当たり前じゃないですか。そういう咲夜はどうなんですか」
「もちろん満足よ……まぁ、大変なこともあるけどね」
咲夜はそう言って笑顔を浮かべる。
「妖精メイドたちは遊んでばかりで全然仕事しないし、美鈴も居眠りしちゃうんですもの。でもそんな職場が楽しいのよね。本当は休日も給金もいらないと思っていたんだけど、お嬢様がね」
「お嬢様?」
「そう。『ちゃんと体を休め。倒れられたら私が困る』って。主にそう言われたら断れないし、休日も給金も受け取ることにしたの……なんだかんだで、私のことを思ってくれてるみたいだし」
咲夜はテーブルに左腕の肘をついて、手の平で頭を支えていた。
初めて見るだらしのない咲夜の姿。
しかしそれが妖夢には新鮮な魅力に映った。
今度は妖夢が話し出した。
「幽々子様は、どこか私で遊んでいるような節もあるんですが、でも私の事を大事にしてくれます。私が病気になってしまうと、いつも布団を敷いてくれて、傍に居てくださいます。挫けそうになった時は、優しく抱きしめてくれますし……私も幽々子様に仕えて、楽しいかも」
二人顔を見合わせて、くすくす笑う。
「これは、お互いお仕事頑張らないとね」
「本当ですね」
しばらく笑い合ってから、いつの間にか相手の目を見つめているのに二人は気が付いた。
咲夜も妖夢も、少し頭がボーっとして、顔の頬が赤色に染まっていた。
酔いのせいだ。
「妖夢。実は私、二連休とったのだけど」
「奇遇ですね。私も幽々子様が明日までお休みをくださったのです」
勤勉な従者たちは、主にこの二人だけの飲み会を事前に伝えていた。
そして与えられた二連休。
その意味を知って、二人の従者はまた笑い合う。
テーブルの上のグラスは空だ。
「さぁ、次は何を飲もうかしら」
「あ、咲夜がお好きなワインがあれば……」
二人の休日は、まだまだ終わらない。
友人してる咲夜さんと妖夢が可愛い。
銀髪従者が二人揃うと、絵になりますね。