Coolier - 新生・東方創想話

楽園の素敵な巫女のわりと怠惰で愉快な食生活6.夏の終わり、おはぎへの境界線【完結】

2014/10/06 15:18:38
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 棚から牡丹餅が落ちてくるか落ちてこないかは人それぞれだろうが、少なくともこの時期に幻想郷で〝ぼたもち〟は出てこない。おやつとしてお茶とともに振舞われるのは〝おはぎ〟である。まあ荻の花を前に牡丹の花を模した餅を食うなんて無粋だろう。だから面倒とは思いつつ誰も季節で名を呼び分けるのだ。
 春は牡丹餅、夏は夜船、秋は御萩、冬は北窓、と。
 ちょっとした風物詩である。
 そんなおはぎは餡子かきな粉かといえば、霊夢は餡子、それもこし餡をよく好んで使う。理由は単純で、ごろごろと粒が残る粒餡だと全体にムラなく餡子をまぶすのに余計な餡を使ってしまうからだ。びんぼうしょー、とチルノは云うがこれはもう性情のようなものだった。独り腹の足しにとかっ食らう物を、むやみに豪勢にしたところで残るのは一抹の空しさだろう。
 大判振る舞うのは宴会のときでいい。いつか小町も云っていたハレとケというやつだ。結局、臨機を読み違えなければあとは当人の問題であって、それ以上は誰が言おうといらぬ口出しにしかならないものだ。そこんところは今度チルノによろしくしてやろうと、そんなことを考えながら今日も霊夢は台所に立っている。
 時刻は八つ時も終わろうかというおやつには少し遅い頃、作るのは勿論おはぎだ。
「んー、早苗から貰った新アイテムの方も試してみようかしら」
 そう独りごちる霊夢の手に握られていたのは黄色い長方形の箱、つまりサランラップである。早苗曰く、ラップは素晴らしい、とのことで料理にもダイエットにも使えるのだと、この前の宴会の席にて何やら熱く語っていたのだが、まあ物は試しでしょうと少女が軽く茶化したところ、果たして持っていけと手渡された次第であった。酒に呑まれるとはこのことか。
 ビーと広げたラップの上に、ぼとりとこし餡を落としてヘラで薄々と伸ばしていく。確かに濡れ布巾と違ってやり易い。思わず霊夢はほくそ笑む。これは良い物を貰った、と。ケチっているわけではない。ただ餡子をどれだけ薄くできるかに挑戦するのが楽しいだけだった。健全か不健全か判断に困る趣味である。ただ、とりあえず新記録は更新できそうだ。
 そうして餡子を伸ばし終えたら、半殺しにして握った薄塩おにぎりを上に置いて、ラップをギュッと茶巾絞りにすれば、あっという間におはぎはできあがりである。皿の上に鎮座したそれから慎重にラップを剥す。つるりと丸い力作に霊夢はほうと一息吐いた。
「完成ね……」
 どうせなら縁側で食べようと、お盆にお茶やら何やらを乗せながらふと霊夢は考える。これの見た目は間違いなくおはぎだが、いったい人はどこからおはぎをおはぎと思うのか。今度、紫に〝おはぎ〟と〝餡子のついたおにぎり〟の境界について聞いてみるのも面白いかもしれない。あの賢者にも案外わからないのではなかろうか、それはそれで愉快そうだと少女はくすりと笑う。
 なんて。
 そんな下らないことを考えて上の空になっていたせいか、霊夢は己の胸元からそっと伸びた手に気づかなかった。果たして少女が次に縁側で見たのは、既に置かれていた皿と三分の一ほどがなくなったおはぎ、そして「餡子は粒餡の方が好きよ」と一言記された書置きだった。
「……はい?」
 しばらくお盆と書置きを交互に見やった後、霊夢はわなわなと震えた。あんにゃろう、先手は妖怪の特権とはいえ茶化す前に手を出すとはいい根性してやがる、と。目前が赤く染まっているのはきっと沈み始めた陽のせいだけではないだろう。
 それにしても油断した。最近は日を追うごとに早くなっていることをすっかり忘れていたのだ。境界は逢魔時、これより人の時間は終わり妖怪の時間が始まる。それが近頃の霊夢にとっておやつの時間だったことは、まったく不幸な偶然としか言いようがなかった。
「もう! 覚えてなさいよ」
 居るかもわからぬ虚空にそう呟くと、気を持ち直して頂きますと霊夢は手を合わせた。一口、頬張って決意を新たにする。すなわち頼まれたって誰が粒餡なんか使ってやるものか、と。用事がなければ今からでもぶちのめしてやるのに、内心そうは考えながらも甘い物を食べると不思議と緩んでしまう頬に、少しの複雑さを覚えながら少女は色づいた葉を仰ぎお茶を啜った。
 もうすっかり夏も終わりである。

   ◆

 ピリピリピリピッピッピ、と。
 自室にて手持ちのグリモワールを霧雨魔理沙がぱたんと閉じたのは、気づけば叢で鳴いているコオロギとリグル、そして最近の習慣で開けっ放しにしていた窓からひんやりと冷たい風が流れてきたからだった。
「…………もう、夏も終わりだな」
 残暑の黄昏はふと寂しくなる。セピア色となってしまった過ぎ去りし夏を、どこか惜しむ気持ちがあるからかもしれない。
 魔理沙は夏が好きだ。特に七夕祭りに、盆踊りに、祭囃子。騒ぐには事欠かない季節。じんわりと蒸すような暑さの中、闇夜に揺れる提灯の灯りに親しみ、響く横笛と三味線と鉦、そして太鼓の音と衝撃に心浮かれ、そんな喧騒の下で塩味の効いた枝豆でも齧りながら、そこそこ冷えたジョッキで生麦酒を呑むのが大好きだった。しかしそれも秋となればまた来年までお預けである。
「……なんか、美味い物でも食いに行くかな」
 それが何となくアンニュイで、魔理沙は箒を掴むとサッと窓辺から飛び立った。箒が風を切るビュウという音と、半袖に染みる肌寒さが空腹と切なさをかさ増す。地に映る彼女の影は長く長く伸びて、その様はまるで怪物にも思える。
 師曰く、黄昏は逢魔である、と。魑魅魍魎凄む幻想郷においてはあながち間違いではない。昼と夜の境界。誰ぞ彼? 遠くを歩く人の輪郭がふとぼやけるそんな瞬間こそが、人ならざる者達の饗宴の合図。よって夕闇の一人歩きは危険である。
 もしも一人歩いている者がいるとすれば、それはよっぽどの怖いもの知らずか、はたまた人間ではないのかもしれない。しかし魔理沙の目が捉えたのは、図らずともそのどちらにも位置する者だった。彼女と同じようで違う彼だった。
 ニヤリと不敵な笑みとともに魔理沙は加速する。そのまま彼の頭上にまで飛んで、そこからは重力に身を任せ垂直に落下していく。地上に迫るにつれてだんだんと大きくなっていく影、それに驚き立ち止まった彼が見上げる頃には、流星はその背後にすとんと着地していた。
「おいおい、本物か……?」
 まるで西部劇のガンマンが気取って拳銃を抜くように、魔理沙は帽子の端を摘みながら、もう片手でミニ八卦炉を彼の背中へと向けた。彼女なりの小粋な演出だ。無論、返答によってはたとえ偽物だろうが本物だろうが容赦なくマスタースパークだが。
「………………」
「………………」
 森近霖之助はそんな魔理沙を一瞥すると、彼女の問いに是とも否とも答えることなく、顎先に右手を当てて黙り込んだ。どうやら言い分を考えているらしい。成程。即答しない辺り、彼は九分九厘本人には違いないと、彼女は納得して言葉を待った。
 それから一分、二分、三分、と。
「…………おい」
 遂に痺れを切らした魔理沙が低い声で唸ると、まるで今気づいたと言わんばかりに霖之助は幾度か瞼をパチクリとさせ――。
「いや、すまない。魔理沙にしては随分と哲学的なことを言うものだと思ってね。ついつい考え込んでしまった。…………そうだな。己が本物かどうかという話だが、それを証明するのは少しばかり時間がかかりそうだよ。まず僕が考えるに己とは――――」
「あー、わかった、わかったよ」
 そのまま延々と喋り出そうとした霖之助を、魔理沙は苦笑で以て本物と認めることにしたのだった。

   ◆

「もう。そんな怒るなよ、香霖。ただちょっと訝しんだだけじゃないか」
「別に、怒ってなんかないさ」
「いや怒ってるだろう、それは……」
 魔理沙の声は霖之助の意外と広い背中にぶつかってぽつりと消えた。
 久しぶりに美味しい物が食べたくなって外出してみれば、知り合いからも先の対応である。幻想郷縁起のせいでどうにも誤解されがちだが、霖之助は出不精なだけであって何も引きこもりというわけではない。用事があれば無縁塚にだって出向くのだ。ならば外食がしたいと思えば人里にだって当然出向くだろう。
 まあ確かに、逢魔時もだいぶ経ってからのこのこと歩いてきたのは失敗だったかもしれない。魔理沙の対応は別に可笑しいものではないからだ。霖之助は混じりの半人半妖である。そのために人よりか頑強で、また獣にも妖にも狙われないこの身の上は、どうにも危機感というものに欠けていた。
 だから魔理沙を咎める気持ちは少ししかなかった。それよりも霖之助は疼いたまま放置された己の自論の方が話したくて仕方がない。故にウズウズと速足で人里に急いでいるのである。山の河童はギークらしいが、例えるなら彼はナードだった。学問そのものに対して興味を持ち、そして魅力を覚える性質なのだ。
 ただそんな霖之助の様子は、魔理沙からすればいつもは合わせてくれるはずの歩幅を合わせる気もない程度の立腹にしか見えない。彼女は自他とも認める職業魔法使いだったが、未だ種族魔法使いではないので、そういう態度を取られるといささか困ってしまう。
「………………」
「………………」
「………………」
「…………ああ、もう!」
 そんなどうもすれ違ったままの二人の珍妙なる追いかけっこは、しばらくの無言の後にとうとう業を煮やした魔理沙が霖之助の背に走っておぶさるまで続いた。うぐ、と仰け反る彼の様はなかなかに滑稽だ。気分はおんぶおばけである。
「……そう怒っていると後が酷いぞ、香霖」
「どうせ肝を冷やすのなら、お化けよりお酒の方が好いと思えてね」
「ふーん、それで人里か。珍しいな、香霖が外食だなんてさ」
「……初めに言っておくが、奢りなんてものはないぞ?」
「奇遇だな。私もたった今、同じことを考えたところだったんだ」
 けらけらと魔理沙が笑う。どうやら藪をつついてしまったらしい。出てきたのは彼女だが、霖之助はやれやれと首をふる。うわー、と大袈裟に彼女は背から離れたが言質はもう取ったぞということだろう。まったく余計な言をした。
 ただまあ、釘を指す必要もないかと思って霖之助はそれ以上話を続けなかった。身の内にはどうも甘くなるのは性情故か、実際にその時になって奢ろうとも奢らまいとも良いようになるという妙な信頼が魔理沙に対してはある。やがて彼女が隣に並ぶ頃には、彼の関心はもうすっかり別の事へと移っていた。
「そういえば知っているかい? 最近まで人里じゃあ、おにぎりが流行っていたそうだよ」
「ああ、夏の始めに死神が説教かましたって話だろ? 新聞で読んだぜ」
 今年は夏が暑かった。もしかすれば暑さが幻想入りしていたのかもしれない。雨も少なく天気のいい日が続いたから、そんな年は酒類の消費量がどうしたって増える。いや、正確には増えるはずだったと云うべきか。
 人里のそうした飲兵衛な状況を見かねた死神が、霊夢を依り代に人々を脅かしたのがもう二ヶ月ほど前のことだ。仕事を増やさないようにと、そう自主的に仕事をさせるとは流石は閻魔様だ。霖之助は新聞を読んで久しく笑った覚えがある。
「となればラッキーだな。きっと旨い酒をどの店も抱え込んでるぜ!」
「魔理沙、わかってるとは思うが……」
「当たり前だろ、わざわざ口になんか出さないさ」
 ただ物事には表裏があるように、頓智話としては面白くとも儲け話としては笑えないのが、商いの辛いところだろう。確かに死神の仕事によって死なぬ者がいたとすればそれは喜ばしい。しかし一方で酒屋は小さくない損害を被っている。つまりこの夏、酒で死人が出てしまうほど酒屋はここ二ヶ月少しのところ儲かってはいないのだ。
 それは思ってはいてもけして表には出せない類の不満だろう。商売人の業といってもいい。時流を読み、物を仕入れ、さあ儲けるぞと重ねてきた準備が、神の気まぐれともいえる行動によって突然と水泡に帰したのだ。その事情は理屈で理解できても感情では納得できまい。
 故に魔理沙の言葉を一応は咎めながらも、しかし霖之助の思考はこうも続ける。
「……まあ。もしかすれば〝だから今〟外食なのかもしれないがね」
「ほう……?」
 死神の一件は、ある意味で防ぎようのない自然災害に遭遇したようなものだ。人は死せず、しかし金は死せる。これが何を意味するのかといえば、酒屋の商売は既にどれだけ儲けるかではなく、どれだけ損を減らせるかに移っているということだ。
 商売人にとっては必須ともいえる銭勘定を、そんな不本意な形で発揮するはめになった酒屋の面々には霖之助も同情せざるを得ない。しかし商うとはそう上手くいくものではないことは誰も知っているから下手な同情は無用だろう。
 誰も我が道だけを往くことはできない。それが人となれば尚更だ。妖怪も、神仏も、そして巫女さえも等しく畏れ敬わなければ生きてはいけないのだ。おにぎりは流行ではあるが、同時に必然でもある。神と巫女がそれを食らえというならば、里人はたとえ夏はパン派だろうが蕎麦派だろうが、黙って米を食って酒を控えるしかないのだ。
 そして七十五日も過ぎて噂も流行も季節も変われば、また何食わぬ顔でやって来た子憎たらしい客どもを、内心どう思おうが笑顔で相手にするのである。
「牡丹餅は米 辛抱は金ってことさ。時期を外せば何だって安くなる」
「へえ。面白い事言うな、香霖。それって私も同じ穴の貉ですってことか?」
「さあ? どう思うのかな、霧雨魔法店店主殿は」
「さあ? きっと香霖堂店主殿が考えている通りだと思うぜ」
 思わずといった様子で、二人は傍から見れば悪い笑みを浮かべあっていた。特に本人は絶対に認めたがらないだろうが、魔理沙の容貌の纏う雰囲気は、父親である霧雨道具店店主とよく似ている。霖之助もまた然りである。
「なんだか、今日は旨いつまみもあるような気がしてきたぜ!」
「まったくだね」
 ここまで銭勘定が働けば、魔理沙の呟きもあながち気のせいではないのかもしれない。商売人が銭勘定と並んで重視することといえば、それは商売勘だろう。だとすれば今日という流行の終わり目に、二人が申し合わせたかのように〝それぞれ〟外食しようと考えたのは、おそらく単なる偶然では終わらない。
 今日こそが己の利益を最大化させるという直覚的な合理性が、二人を無意識に衝き動かしたのではないか。
 霖之助はそう推測する。何故って? その方が面白そうだからだ。いわゆる第六感の存在を、彼は霊夢に諭されて以来信じてきた。記録ではなく記憶が未来を決定する、と。その論説の証明が今夜なされるかもしれない。そう考えればつまみはある意味でもう当たっていた。

   ◆

「さて、どこで呑むか」
「魔理沙に任せるよ」
「おう、任された」
 人里に二人が入ったのは、陽も暗んで店先の提灯がボウと仄かに温まる戌の刻になってからだった。適当な居酒屋を見繕うにも仕事を終えた誰もが、霖之助の予想よろしく小憎く騒いでどこもそれなりに繁盛しているようだ。
 喧騒は嫌いではない、がしかし霖之助の薀蓄を大抵の喧騒は嫌う。だから飯にするなら少しでも静かな店が好い。さてさて困ったぞと見回す魔理沙の視界に、豪奢な、一見して女とも少女とも思える大妖の後ろ姿がまぎれたのは、おそらく偶然である。
 ちょいちょいと魔理沙が指さした先を見やり、ふむと霖之助は考える。八雲紫が人里を歩いていることには別段の驚きはない。夜は魑魅魍魎の時間である。ちらりと視線を配れば人間でないものなどいくらでも混じっている。探せば神だっているかもしれない。
「あいつの贔屓の店っていうのも面白いんじゃないか?」
「彼女が居酒屋で一杯って性格をしてるとは思えないんだが…………」
「お、入っていったぜ」
 けれども霖之助の発言もさめやらぬ内に、紫は一軒の居酒屋の前で立ち止まると、するりとその藍染のれんを潜っていった。決まりだな、との魔理沙の言葉に彼は肩をすくめるしかできない。ともあれ古き良き八雲の大妖が、まさか味音痴なんてことはないだろう。
「では遠慮なくお相伴あやかろうじゃないか」
 見たところは普通の居酒屋である。よほど旨い酒か珍しいつまみでもあるのか。少しの期待を胸に霖之助と魔理沙はのれんを潜った。
「ほんと、いい根性してるわ、あんたは!」
「あらあら、それがお客様に対する態度? ほら、誰か来たわよ」
「っ――いらっしゃいませー」
「……………………」
「……………………」
 続く引き戸を開けたその先には、こちらに気づいた途端に愛想笑いを浮かべた霊夢の割烹着姿があった。
「……………………」
「……………………」
「……ほ、本物か?」
 お互いに頬を引き攣らせながらも、何とかそう魔理沙が言葉を捻り出した。ぱくぱくと口を動かすだけの霊夢の隣では、まるで悪戯が成功したとでも言いたげに、くすくすと目を細める紫の姿もある。
「ふふふ、間違いなく本物よ。知らなかった?」
 茶化すような声音で紫はそう続ける。どうやらつまみにするつもりが、いつの間にやらされてしまったらしい。魔理沙の問いに、霖之助の自論に、これ以上ない正解を与えられる存在は他にいないだろう。パチン、と大妖が指を鳴らす。
 気づけば霖之助と魔理沙は席についていた。テーブルの向かいで笑う紫に、仏頂面で水を運んでくる霊夢。どうやら現実は、彼の想定など遥かに凌駕したつまみとやらを用意してくれていたらしい。まさしく何者の手で踊らされるのは、商売人の定めというやつなのか。何にせよ、今日はどんな酒でも呑めそうなほど話題に事欠かないのは確かだった。
「そうそう、貴方達も聞いていく? この娘の――」
 そうして語られるのは、楽園の素敵な巫女のわりと怠惰で愉快な、ひと夏の物語。
 おはぎ旨し。
 というわけで都合6作目です。
 プロットの整合性を考えたらエタりそうだったので一区切りました。
 食い物ネタで続けるって難しいですね、己の未熟さを痛感しているところです。
 では、また別の作品で(*´・ω・)ノ

副題「夏の終わり、おはぎへの境界線」
悟正龍統
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コメント



0.540簡易評価
9.100名前が無い程度の能力削除
完走お疲れ様でした。
次の作品もお待ちしてます。
11.100ペンギン削除
完結お疲れ様です。
全編通して楽しく読めました。
次回作も楽しみに待っています。