Coolier - 新生・東方創想話

トイレットペーパーが・・・ある

2014/04/29 00:10:38
最終更新
サイズ
15.29KB
ページ数
1
閲覧数
2215
評価数
8/22
POINT
730
Rate
6.57

分類タグ

登場人物

霧雨魔理沙
伊吹萃香


(アリス宅。トイレ内。魔理沙視点)

トイレットペーパーが・・・ある。

まず状況を説明しよう。

先日アリスの家で萃香と私で飲み会をやって(アリス不参加)、飲んで暴れて寝て、朝起きたらアリスはいなかった。

アリスの家は、本当に何故かは知らないが、トイレがたくさんある。昔は一つしかなかったはずだが、現在は1階に2つずつ、計4つもある。曰く、都会派魔法使いは同じ失敗を繰り返さない、と言うことだが・・・意味が分からない。で、話を戻して、私と萃香は同時に大の方に行きたくなって、トイレで用を足したら事件が起きたわけだ。

トイレットペーパーが・・・ある。

何だ、普通かと思われるかも知れない。まあ確かに普通だ。しかしそれに鍵がかかっているとなると話が違ってくる。


魔理沙「おい、萃香」
萃香 「そっちもか」
魔理沙「紙が鍵付きってどういうことだよ」
萃香 「ダイヤル式の鍵だね、ローマ字で4文字が答えだね」
魔理沙「何か、書いてあるな。『上は洪水、下は大火事』、これがヒントか?」
萃香 「技マシンで波乗り覚えたリザードン?」
魔理沙「まず答えは4文字だし、リザードン波乗り覚えねぇし、覚えたとしても答えが雑すぎ」
萃香 「おお、幻の三重ツッコミ」
魔理沙「ガキの頃やったな、こういうの」
萃香 「分かるのか?」
魔理沙「う~ん、何か聞いたことあるんだよな・・・」
萃香 「つーか、上が洪水だと下の火消えちゃわない?」
魔理沙「おそらく火は心の火だな。情熱的な」
萃香 「ということは、上の洪水は涙?」
魔理沙「感動で泣いている人!これが解答だ!」
萃香 「・・・ローマ字4文字だぞ・・・」
魔理沙「だめか~~~・・・」
萃香 「ていうかコレ、壊しちゃえばいいんじゃね?」
魔理沙「ダメだ、それはできない」
萃香 「何でさ?」
魔理沙「これ以上アリスに迷惑かけると口聞いてもらえなくなるかもしれないし、何よりも・・・」
萃香 「何よりも?」
魔理沙「壊すってことは、この問題が解けない、て宣言しているようなもんだ」
萃香 「う~ん、じゃあ、これな・・・もっと単純に考えてみない?」
魔理沙「まずそうだな、答えは二重構造のモノだな」
萃香 「上と下、てことだな」
魔理沙「上と下。何か思いつくことはないか?」
萃香 「上の口と下の・・・」
魔理沙「下ネタ挟むな」
萃香 「上が洪水、つまり顔は泣いているのに下は熱くなる。つまりレイプ願望ありの女・・・」
魔理沙「お前がバカなことはよく分かった」
萃香 「じゃあさ!魔理沙は何か思いついたのか」
魔理沙「これは上と下が分かれていると見た。上に水があって、下には火、そしてこれは混ざっていない」
萃香 「おお?」
魔理沙「水と火の関係は?火は水を温めている・・・そうか、BATH(風呂)だ!!」
萃香 「BATH?」
魔理沙「ああ、間違いない、BATHと入力すれば開き・・・開かねぇ!?なんで?」
萃香 「ああ、あのな・・・魔理沙、こっち、もう開いちゃった」
魔理沙「何!?BATHで開いたのか?」
萃香 「いや、RAPE(強姦)で・・・」
魔理沙「・・・・・」


待て待て待て・・・これの答え、普通にBATHだろ。何故不正解?そしてRAPEは何故正解?アリスにはレイプ願望でもあるのか?

とりあえずこれでようやく紙が・・・と思っていた時期は私にもあった。


萃香 「魔理沙、見た?」
魔理沙「ああ・・・」


また問題だ。今度はローマ字5文字。

『□□□□□ is played by three, not two.』
『□□□□□ is one of it.』
『Normally, it is played by two.』
『□□□□□ is normal in movie.』
『□□□□□は日本語。』


萃香 「□□□□□は3人で遊んで、2人では・・・」
魔理沙「待て待て待て!慌てるな!これは孔明の罠だ!!」
萃香 「ん~、何だよ、いきなり?」
魔理沙「私たちの問題は『□□□□□ is played by three, not two.』だ」
萃香 「だから、そう言ったじゃん」
魔理沙「playが『遊ぶ』とは限らないぜ」
萃香 「どういうこと?」
魔理沙「これは多義語の問題だ」
萃香 「多義語?」
魔理沙「例えばplayという言葉には色々意味がある。遊ぶ、試合をする、演奏する、再生する・・・」
萃香 「どういうこと?」
魔理沙「つまり、萃香。お前3人で遊んで、て言ったら何を思いつく?」
萃香 「うーん、ゲームとかかな?」
魔理沙「これが罠なんだ。おそらく答えはゲームではない。playでゲームに誘導しつつ、答えは別のものなんだ」
萃香 「じゃあどうするのさ」
魔理沙「丁寧に読み解くしかない。とにかく□□□□□は3人・・・いや人とも限らないな。とにかく3でやって、2でない」
萃香 「で、次の文章は?」
魔理沙「□□□□□はitの中の一つ。概念としての一つなのか、物質としての一つなのかも分からないがな」
萃香 「ただitは普通2でplayする、と」
魔理沙「でも映画・・・いや映像かな?動画の中では□□□□□は普通だと」
萃香 「それを日本語、ローマ字5文字で答えろと」
魔理沙「そうだな、多義語でないところから攻めよう。movieは動画であればいいはずだ。映画かどうかまでは知らんが」
萃香 「itは2つなの?3つなの?」
魔理沙「それは1つだ。複数ならtheyを使うはずだ」
萃香 「でもそれだと、one of itってどういう意味?itは1つなんでしょ。1つの中の一つじゃ・・・」
魔理沙「おそらく概念的な名詞だろうな。例えば球技。野球は球技の中の一つだが、球技は単数だ」
萃香 「ということは・・・どういうこと?」
魔理沙「playは『する』系の意味であることは確かだ。で、itをする、おそらくthreeとかは3人でいいと思う」
萃香 「□□□□□に限定すれば3人でする・・・けど普通は□□□□□じゃないから2人でするってこと?」
魔理沙「そういうことだ。で、その中で動画の中では□□□□□は普通なんだ。私たちにとって、な」
萃香 「で・・・どうなんだよ」
魔理沙「・・・わからん」
萃香 「てか□□□□□は何で日本語なんだ?」
魔理沙「英語は文字数多いからな。ダイヤルもたくさん作る必要があるだろ」
萃香 「う~~~~~ん、動画って映画のことでいいのかな?」
魔理沙「・・・たぶんな。」


余談だが、今幻想郷では映画・・・というよりレンタルビデオが流行している。というのは、1年ほど前にビデオとテレビが大量に幻想郷に流れてきたからだ。紫に聞いたら『今はデジタル・・・アナログは幻想郷入りしたのよ』とか訳の分からないことを言っていたが・・・。


萃香 「アリスってどんな映画好き?」
魔理沙「んーと、前はホラー系の映画見てたな・・・ホラー好きなんじゃないか?魔女だし」
萃香 「ホラーだと3は普通で、普通だと2が普通・・・目とか?」
魔理沙「目はplayしないだろ、しかもホラーとは限らない。というより違うと私は見ている」
萃香 「どうして?」
魔理沙「私は3を3人と解釈している。itは私たちは2人でやってるのに映画の中では3人でやってるものなんだ」
萃香 「・・・何故?」
魔理沙「・・・さぁ、まぁ必ずとは限らないな。ただ映画の中では一般的なこと、とだけ・・・」
萃香 「ん?お、魔理沙!ちょっと下の方見て見ろよ!何か書いてある!!」
魔理沙「何!?」


『□□□□□ is justice for me.』


萃香 「□□□□□は私のジャスティス?答えはマリアリか?」
魔理沙「MARIARIじゃ7文字だろ。しかもマリアリが3人って、3人目誰なんだよ」
萃香 「とにかくアリスにとって□□□□□がジャスティスなわけだな」
魔理沙「ヒントになっているようでなってないな」
萃香 「いや、普通は2人でやるのに3人でやるんだろ、それがアリスは大好きで・・・あ、あーーーーー・・・」
魔理沙「??? 萃香?どうした?」
萃香 「私、答え分かったかもしれない。前の設問もそうだし」
魔理沙「え?今ので?」
萃香 「カチカチカチっとな。ほれ、開いた」
魔理沙「え、答え?答えなんだったんだ?」
萃香 「サンピー」
魔理沙「は?」
萃香 「だからSANPI(3P)・・・」


魔理沙「・・・」


魔理沙「・・・・・・」


魔理沙「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


魔理沙「・・・・・・おい、萃香」
萃香 「言わなくていいよ、人には誰しもダークサイドがあるんだよ。それを受け止めてこその友達だろ」
魔理沙「とは言ってもな・・・」
萃香 「アリスだって、魔理沙のウフフを黙っているだろ」
魔理沙「おいバカやめろ」
萃香 「そういうものだよ。だからさ、私たちは意図せずしてアリスの闇を知ったわけだけどさ、今まで通り接してやろうぜ」
魔理沙「・・・ああ、そうだな」


しかし私たちは止まるわけには行かなかった。ダイヤルを開けるとまた次の設問があったからだ。


魔理沙「萃香」
萃香 「おう」
魔理沙「大きさからしてこれがラストだな」
萃香 「そうだな、当初の目的はお尻拭くことだったな」
魔理沙「だが、もうそんなことはどうでもいい。レイプ願望?どんとこい、だ」
萃香 「3P好き?私は一人でも100P対応してやるよ」
魔理沙「そんなことでアリスの価値は下がらないぜッ!!」
萃香 「そうだ、今の私たちに必要なのはアリスの闇を知って、且つそれを受け止める心ッ・・・!」
魔理沙「私はアリスの親友だぜッ!!」
萃香 「私もだぞッ!!ウチらの友情パワーを舐めんな!!」
魔理沙「来い、問題ッ!!お前の闇、全て受け止めてやるッ・・・!!」

萃香 「うぉおおおおおおおお!!」
魔理沙「はぁああああああああ!!」
萃香 「オラオラオラオラオラオラァッ!!」
魔理沙「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」


カパッ・・・。
遂にラスト問題が出てきた。その問題とは・・・

『△△△△△△が□□□□□で○○○○されるのが私のジャスティス』


魔理沙「・・・」


(注釈:『△△△△△△がSANPIでRAPEされるのが私のジャスティス』)


魔理沙「・・・・・・」


(注釈:『△△△△△△が3Pでレイプされるのが私のジャスティス』)


魔理沙「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


萃香 「あの、これ、もしかして、もしかしなくても・・・」
魔理沙「あ、あ、あああああああああああああああ!!!」


私はとんでもない思い違いをしていたッ!!アリスはレイプ願望持ちでも3P好きでもなかったッ!!アリスは他人が2人がかりでレイプされているのを見て喜ぶド鬼畜変態サディストだったのだッ!!しかも、次の答えはローマ字6文字ッ!!これの意味するところは・・・。


萃香 「なぁこれ、もしかしなくても答えはMAR・・・」
魔理沙「やめろ、いうな」
萃香 「でもこれ」
魔理沙「お前、言ったら友達止めるからな」
萃香 「・・・さっき『私はアリスの親友だぜッ(キリッ)』みたいなこと言ってたくせに・・・」
魔理沙「受け止めきれるかぁああああッ!!!!」


ダァァァァァァアンッ!!


魔理沙「だって、お前!!自分の親友が私がレイプされるのを望んでるんだぞッ!!しかも3Pだぞッ!!受け止めきれるかぁッ!!」
萃香 「・・・たぶんアリス、魔理沙の薄い本いっぱい持ってるんだろうな」
魔理沙「・・・・・・グスッ・・・」
萃香 「泣くなよ、魔理沙」
魔理沙「だってさ・・・私、アリスのこと信じてたのにさ・・・」
萃香 「そういうな、て。私もさ、前さ、霊夢に見られたんだ。私の霊夢の薄い本コレクション・・・」
魔理沙「・・・・・・」
萃香 「すっげーー怒られたよ、私も流石に追い出されると思ったよ、でも霊夢はまだ友達でいてくれてる」
魔理沙「・・・・・・」
萃香 「友達って、そういう嫌なところも取り込んでの友達だろ。魔理沙だってアリスの薄い本、結構もってるんじゃない?」
魔理沙「・・・持ってねぇし」
萃香 「持ってるだろ?」
魔理沙「持ってねぇって」
萃香 「本当に?」
魔理沙「持ってねぇ」
萃香 「本当は?」
魔理沙「・・・結構持ってる・・・」
萃香 「だろ~~~~、だからさ、勇気をもってさ、ここは入力しようぜ」
魔理沙「いや、待て・・・あのだな、他の奴から入力しない?ほら、パチュリーとかさ」
萃香 「あの紫モヤシは6文字じゃないだろ」
魔理沙「霊夢は?」
萃香 「5文字。全く何でそんな無駄なことを・・・」
魔理沙「ええと、ほら、美鈴!MEIRINは6文字だろ?」
萃香 「じゃあ入力すればいいじゃん」
魔理沙「カチカチカチ、うん、普通に開かない」
萃香 「だろ?」
魔理沙「YUYUKO(幽々子)、KAGUYA(輝夜)、KANAKO(神奈子)・・・」
萃香 「だから開かないだろ?もう諦めてさ、大人しくアリスにレイプされろって」
魔理沙「・・・萃香、頼む。お前から先に入力してくれ」
萃香 「安心しろ。もう入力してとっくに尻を拭き終わったところだ」
魔理沙「他人事だと思いやがって・・・」
萃香 「実際他人事だもんな」






魔理沙「・・・・・・さて、これからどうする?」
萃香 「ようやくトイレから出れたけどさ、アリス帰ってきてないし、ここの鍵持ってないからな」
魔理沙「待つしかないのか・・・」
萃香 「・・・・・・」
魔理沙「・・・・・・」
萃香 「・・・・・・」
魔理沙「・・・・・・」
萃香 「・・・・・・」
魔理沙「なぁ、萃香?」
萃香 「魔理沙もか?」
魔理沙「アリス、どこに薄い本隠してるんだろうな」
萃香 「あと3Pしているビデオもだな」
魔理沙「・・・分身して見張り頼めるか?」
萃香 「安心しろ、もうやってる」
魔理沙「ベタに考えて・・・ベットの下か?」
萃香 「分身で見たけど・・・ないね」
魔理沙「よく人を泊めているから・・・やはり見つかりにくいところか?」
萃香 「魔法書のコーナーとかも怪しいな。カバーだけ変えるのは王道だし」
魔理沙「よし、探すか・・・」
萃香 「だな」


分担して、私は2階、萃香は1階を探すことになった。理由は1階はモノが多いから分身出来る萃香が有利と言う点、もう一つは生活様式が似てる私の方が寝室捜索に向いている点だ。まぁ『実用的』に考えればベットの近くになるはずだ。とはいえ、アリスは人形使い。人形に薄い本をしまわせることもできるから油断はできない。


魔理沙「・・・・・・」


アリスのベット。ここでアリスは事に及んでいるわけだ。私もここで寝たことあるが、何かこう、意識すると妙に恥ずかしくなるな。


魔理沙「・・・おそらくこういう体制で・・・」


そう、アリスはここで『している』。ポーズはおそらくこんな感じ。そしてコスって・・・果てる。果てた、気怠い。とりあえず本をしまわなきゃ。アリスだったらどこにしまう?


ポム・・・


何かが手に触れた。化粧台の椅子だ。


魔理沙「・・・・・・ここか?」


私は椅子をいじってみる。すると腰を掛ける部分が簡単に外れ、中から出てきたのは・・・大量の薄い本と『おもちゃ(大人向け)』だ。


魔理沙「やれやれ、アリスは全く・・・」


かちゃっ


何か音がする。音の方向は2つ。1つはドアの方向。見るとドアが閉まり鍵がかかったらしい。そして1つは私の手首・・・。魔法陣か?空中で完全にロックされた。


???「緊急事態発生。緊急事態発生。」
魔理沙「ん?ん?なんだ?」
???「緊急事態発生。緊急事態発生。口封じ開始」
魔理沙「え。え。え!?」


背後でクローゼットが開き、中から等身大の死神が・・・もちろん人形だが、それの持つ大鎌は口封じの役目を十分に果たすだろう。


魔理沙「え、あ、おい、え!」
萃香 「魔理沙!?どうした!?」
魔理沙「萃香!?助けてくれ!殺される!!」
萃香 「この中か!?とりゃああああ!!開かない!?鬼の腕力を以てしても!?」
魔理沙「ウソだろ、おい!おい!」


もう既に死神の鎌は私まで・・・正確には私の腕に伸びていた。魔女の秘密を知ったものは腕一本持ってかれる・・・!

私はパニックになって椅子の中の手首を見た!
ん!?何か書いてある!!


『ロック解除ナンバー ○○/○○ ヒント:一番大切な日』


私はとりあえずボタンを押したッ・・・!!
死神が鎌を大きく振りかぶるッ!!
殺られるッ!!!



・・
・・・


萃香 「お、開いた、魔理沙!無事か!?」
魔理沙「あ、ああ、何とか・・・」


私は奴を見ながら話す。奴、死神は音もなくクローゼットに後ずさりし、最後にはしまわれた。
私の手は繋がったままだ。


魔理沙「はぁはぁ・・・あんなトラップがあるとは・・・思わなかったぜ・・・」
萃香 「何があった?てか、私たち、アリスのエロいグッズ探してるんだよな?」
魔理沙「そのことなんだが・・・もうやめにしないか?アリスに悪いし」
萃香 「・・・まぁ私は構わないが・・・怖くなったのか?」
魔理沙「・・・ん、まぁそんなところだ」
萃香 「そうだな、他人の秘密なんて見るもんじゃないしな。止めにするか」


私と萃香は連れ立って寝室を後にする。私はドアを閉める前、ちらっと化粧台の椅子をみる。


『ロック解除ナンバー ○○/○○ ヒント:一番大切な日』


答えは私の誕生日だった。
あの時はとりあえず知ってる日を入力しただけだったが・・・


魔理沙「萃香、お前がいうことは正しいぜ」
萃香 「ん?いきなりどうした?」
魔理沙「友達ってさ、嫌なところも全て受け入れるもんだよな」
萃香 「そうだな、うん」
魔理沙「アリスは私たちの友達、それだけでいいじゃないか!」
萃香 「どうしたんだ、いきなり?」
魔理沙「何でもないぜ」


アリスが帰ってきたら・・・笑顔で迎えてやろう。それが一番だ。
魔理沙「お、アリス帰ったか」
萃香 「おかえり、アリス」
アリス「・・・・・・」
萃香 「ん?どうした?」
アリス「こいつらよ、駆除してほしい害虫は」
幽香 「確かに害虫ね」
魔理沙「幽香?どうしたんだ、アリス?上がらないのか」
アリス「上がるわ。害虫を駆除してから」
幽香 「マスタースパーク!!!」

ピチュピチュ―――ン


アリス「毎度毎度、人の家で勝手に飲み会開いて!!これに懲りたらもう来ないことね!」



お読みくださり、ありがとうございます。
tailです。最後に一点だけ補足を。アリスがトイレを増築したり、紙にカギをかけてまで厳重に管理しだしたのはもちろん前作の事件の影響です。もし何のことか分からない方は是非前作『トイレットペーパーが・・・ない』をご一読ください。
tail
[email protected]
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.360簡易評価
1.40名前が無い程度の能力削除
謎解きの単語ってアナグラム?
3.10名前が無い程度の能力削除

面白かったねぇ。
4.10名前が無い程度の能力削除
作者は日本語の勉強しろ
8.10名前が無い程度の能力削除
相変わらず下衆い作風ですねえ
9.80名前が無い程度の能力削除
下ネタ一気貫通!
11.70金細工師削除
もうやだこの幻想郷…
12.無評価名前が無い程度の能力削除
住み分け大事
17.70名前が無い程度の能力削除
HENTAI!
20.80774正常精神削除
ストーリー自体は少し笑わせてもらいましたが、何かと酷い内容でした。まぁカオスあってこその幻想郷ですがね。