「おばさん。今日は寒い」
「霊夢や。この冬の寒さは今日始まったことじゃないよ」
「でも、寒い」
「ん? 熱でもあるのかい?」
「ううん、無いと思う」
「一応、体温はかってみな」
「うん」
霊夢は口に体温計を咥えて体温をはかり始めた。
それから、3分位の沈黙。だって、口に体温計を咥えているから喋ることができないもの。
「……どうだんったんだい?」
「どうしよう、39.0度も熱あった」
寒い原因はやはり熱だった。しかも、これだけの高熱なら普通は寝込んでしまってもおかしくない。
なのに霊夢は頑張りすぎていた。博麗の巫女の仕事に熱心だった。
「重病じゃないかい。頓服はあるのかい?」
「この間、物部にあげちゃった」
薬箱には、うがい薬と少しのワセリンが有るだけだ。
「仕方ない、病院に行くよ」
「ごめん、足がふらふらするし、なんだか飛べそうも無い」
「おばさんが背負っていくから大丈夫だよ」
おばさんは、霊夢に厚着させて、自信もどてらを着た。そして、服とどてらの間に霊夢いれて背負った。
竹林まではかなり距離が有るけれどこれなら大丈夫。何も問題ない。
「出発するよ霊夢や」
「おばさん、ごめんね」
「良いんだよ。霊夢は何も気にしなくて良い」
角度は有るけれど、おばさんの背はとても広く暖かいからとても居心地がいい。
外は、雪が積もっていて歩き辛いはずだけれども、おばさんはノシノシその道を歩いて行った。
そのノシノシ歩く足どりが一定のリズムだったこともありいつの間にか霊夢はねてしまった。
「ついたよ、霊夢や。起きな」
そして、次に眼を覚ましたときはもう竹林だった。
霊夢が寝た時は昼だった、がもう辺りは薄暗くなっていた。それだけの、距離を歩いてきたのだった。
永琳は霊夢の聴診器で胸の音を聴いたり、咽頭の腫れ具合を確かめ身体の状態を調べた。
「これは、風邪ね。今日は入院してもらって、いいかしら?」
そして、風邪だと判断したのだった。実は入院するほどではないけれど大事をとったのだった。
それと、一つ気になることがあった。
「永琳や。霊夢を頼んだよ」
天井に届きそうな巨体のおばさんが永琳にふがぶかと頭を下げた。
部屋の上にある少し暖かい風が永琳の方にふいてきた。
薬を処方され、霊夢はあてがわれたベットの上でそれをのんだ。
「おばさん、今日はありがとう。助かったわ」
「何、何も気にすること無いよ」
おばさんは身体が大きすぎて、パイプ椅子に座れないから近くで見守った。それから、暫くして薬の中に睡眠作用
こうして、霊夢は一日入院することになった。永琳の薬なら明日には元気になってるだろう。
「ところで、おばさんも顔色が悪いけど熱があるんじゃない?」
一つ気になること、おばさんは霊夢の前では血色のいい赤ら顔をしている。しかし、霊夢が診察を受けて霊夢の視線におばさんが居ないときにふと凄く辛そうな顔をしたのだった。
「霊夢に言うんじゃないよ。明日、霊夢を迎えに来るからたのんだよ」
そう言っておばさんは、神社に帰って行った。
その後ろ姿を見て、永琳は寧ろおばさんのほうが重病だと分かったがただ見送ることにしたのだった。
「霊夢や。この冬の寒さは今日始まったことじゃないよ」
「でも、寒い」
「ん? 熱でもあるのかい?」
「ううん、無いと思う」
「一応、体温はかってみな」
「うん」
霊夢は口に体温計を咥えて体温をはかり始めた。
それから、3分位の沈黙。だって、口に体温計を咥えているから喋ることができないもの。
「……どうだんったんだい?」
「どうしよう、39.0度も熱あった」
寒い原因はやはり熱だった。しかも、これだけの高熱なら普通は寝込んでしまってもおかしくない。
なのに霊夢は頑張りすぎていた。博麗の巫女の仕事に熱心だった。
「重病じゃないかい。頓服はあるのかい?」
「この間、物部にあげちゃった」
薬箱には、うがい薬と少しのワセリンが有るだけだ。
「仕方ない、病院に行くよ」
「ごめん、足がふらふらするし、なんだか飛べそうも無い」
「おばさんが背負っていくから大丈夫だよ」
おばさんは、霊夢に厚着させて、自信もどてらを着た。そして、服とどてらの間に霊夢いれて背負った。
竹林まではかなり距離が有るけれどこれなら大丈夫。何も問題ない。
「出発するよ霊夢や」
「おばさん、ごめんね」
「良いんだよ。霊夢は何も気にしなくて良い」
角度は有るけれど、おばさんの背はとても広く暖かいからとても居心地がいい。
外は、雪が積もっていて歩き辛いはずだけれども、おばさんはノシノシその道を歩いて行った。
そのノシノシ歩く足どりが一定のリズムだったこともありいつの間にか霊夢はねてしまった。
「ついたよ、霊夢や。起きな」
そして、次に眼を覚ましたときはもう竹林だった。
霊夢が寝た時は昼だった、がもう辺りは薄暗くなっていた。それだけの、距離を歩いてきたのだった。
永琳は霊夢の聴診器で胸の音を聴いたり、咽頭の腫れ具合を確かめ身体の状態を調べた。
「これは、風邪ね。今日は入院してもらって、いいかしら?」
そして、風邪だと判断したのだった。実は入院するほどではないけれど大事をとったのだった。
それと、一つ気になることがあった。
「永琳や。霊夢を頼んだよ」
天井に届きそうな巨体のおばさんが永琳にふがぶかと頭を下げた。
部屋の上にある少し暖かい風が永琳の方にふいてきた。
薬を処方され、霊夢はあてがわれたベットの上でそれをのんだ。
「おばさん、今日はありがとう。助かったわ」
「何、何も気にすること無いよ」
おばさんは身体が大きすぎて、パイプ椅子に座れないから近くで見守った。それから、暫くして薬の中に睡眠作用
こうして、霊夢は一日入院することになった。永琳の薬なら明日には元気になってるだろう。
「ところで、おばさんも顔色が悪いけど熱があるんじゃない?」
一つ気になること、おばさんは霊夢の前では血色のいい赤ら顔をしている。しかし、霊夢が診察を受けて霊夢の視線におばさんが居ないときにふと凄く辛そうな顔をしたのだった。
「霊夢に言うんじゃないよ。明日、霊夢を迎えに来るからたのんだよ」
そう言っておばさんは、神社に帰って行った。
その後ろ姿を見て、永琳は寧ろおばさんのほうが重病だと分かったがただ見送ることにしたのだった。
まてよ人なのか?
言い話でした。
ちょっと分からん話なんだが
それぞれの心情が伝わってくるようで本当に素晴らしい
タグにも書いた方がいいと思われる