酒が!
飲みたいのう!
飲みたいのう!
「それが、過ちだったんだのう!」
もう既に、10合も日本酒飲んでいるのに、まみぞうはそんな世迷言を言っていてさらに酒飲んだせいで大変なことになってしまった。
「もう、朝だぞ起きるんですじゃ!」
「……く、何じゃ? 頭が痛い。飲みすぎたか? てか、半人前なんでここにいるかいるんかいな?」
「ワシは、半人前じゃないですぞ」
「すまんかったのう。妖忌はもう一人前じゃのう」
「いや、ワシは半人半霊ですじゃ」
「まあ、そういう意味で半人前って言ったんだがのう」
「じゃから、ワシは半人前ではないですじゃ」
「もういい、分かった。分かった」
「どいつも、こいつもワシのことを半人前呼ばわり。そんなやつは間合いに入ったら斬り崩すんじゃ」
「悪かった。悪かったのう。もういいじゃろ? それに、お主の横に居るこのまみぞうはどうなるんだぞい? てか? 何で、お主の横に居るんだぞい?」
「なんじゃ、昨日のことは覚えていないのか? 熱い夜だったのですじゃ!」
「ふえぇ!」
まみぞうの、頭の下には妖忌の無駄に逞しい腕の感触がする。
それに気付いて、まみぞうは大急ぎで起き上がる。
そして、さらに気付くまみぞうは一糸纏ってない。
「バカヤローだぞい!」
「ど、何処にいくんですじゃ」
まみぞうは、逃げだした。
昨夜の余韻、飲みすぎてか今見た新しい一面、命蓮寺でたくさん飲んだことまでは覚えている。
そういえば、神霊廟の辺りで千鳥足で歩いていると妖忌につままれたようなような気がする。
まみぞうは産まれたままの姿でどこにいくのだろうか?
か今見た
ジジババが元気でなにより。これで少子高齢化も解決ですね。