博麗神社で宴会があった翌日、宴で酔い潰れた何名かは博麗神社で一夜を明かした。
「………うーん……、もう食べられないぜ………。」
「ちょっと魔理沙、起きなさい。」
「だからぁ……、食べられないって言ってるだろぉ………?」
「早く起きなさい。」
寝転がっている魔理沙の頬を、ぺちぺちと叩く。
「……んあ……、なんだ、霊夢かぁ……。
何の用だぜ……?」
「何の用じゃないわよ。
私が寝てる間に神社の前でなにしたわけ?
でかくなった萃香が暴れたみたいになってるわよ?」
「それはなぁ、霊夢……、でかくなった萃香が暴れた跡だぜぇ………。」
………まったく、昨日はまた一段といつもより酷い宴会だったみたいね。
まだ完全には起きていない魔理沙を無理やり立ち上がらせ、神社の前に連れていく。
「ちょっと待てよ霊夢ぅ……。
なんで私だけなんだよぉ……。」
「あんただけじゃないわ。
文はもうとっくに起きて、朝食作ってくれてるわよ。」
「萃香はぁ………?」
「………いくら起こしても起きないから、しょうがないじゃない。
ほら、わかったらさっさと掃除する。」
「ふわぁ~……、眠ぃ……。」
体をだるそうにしながらも箒を動かす魔理沙を見てから、私は神社の中に戻ろうとした、のだが……、
「痛ッ」
階段を踏み外し、転んでしまった。
「おい霊夢、大丈夫か?」
「な、なんでもない!
大丈夫よっ!」
「……?」
魔理沙に、恥ずかしいところを見られてしまった……。
赤面しつつも、霊夢は神社へ戻る。
「はーい皆さん、朝食の時間ですよー。」
文が厨房から四人分、いや、正確にはその内一人の分だけ三人分くらいになっているのだが、朝食を運んで来てくれた。
「ありがとう、文。
それにしても早いわね。
こんな量をこんな短時間で作っちゃうなんて。」
「幻想郷最速の名は伊達じゃありませんから!」
「萃香は?
まだ起きない?」
「ええ、まだみたいで……。
起こしにいってもらえると、助かるんですが……。」
「ん?
………ああ、あんたたち天狗は、立場的に鬼より下なんだっけ?」
「はい、すいませんね。」
霊夢が萃香を起こしに行くのと入れ違いで、魔理沙が外の掃除から戻ってきた。
萃香が地面に開けた穴は予想より多かったようで、魔理沙のその表情からは疲労が見てとれる。
「っはぁーー。
疲れたぜ……。
まったく、萃香も面倒なことしてくれたぜ。」
「あなたも萃香さんのことを煽っていたじゃありませんか。」
「それはそれ、これはこれだぜ。
ところで、いいネタは見つかったのか?」
「よくぞ訊いてくださいました!!
昨日は私の勘通り、ビックスクープをカメラに収めることができたんですよ!!
それがこれです!」
「この写真が?」
文が魔理沙に差し出した写真には、二人の人物が写っていた。
一人は西行寺幽々子、もう一人は大妖、八雲紫だろう。
二人は古くからの知り合いらしいので二人が一緒にいることになんら不思議はないが、注目すべきは八雲紫の顔である。
「………ぷふっ、な、なんだこの紫の顔……!!
こんな驚いた顔してるあいつ、初めてみたぜ……、くくっ……!!」
「でしょう?
これはきっとウケる記事になりますよー!」
「そうはさせられないわね。」
「おぅわぁ紫ぃっ!!?
で、出るなら出るって言ってから出てほしいぜ………。」
「出る出るって……、人をお化けか何かみたいに言わないでほしいわ。」
前触れもなく目の前の空間から現れたのは、先程魔理沙と文が話題にあげていた人物、八雲紫だった。
どうやら会話の一部始終を聞いていたらしい。
「文屋さん?
これはどういうつもりかしら?」
「あっ、えと、これは、そのぅ、」
「もちろん、記事になんてしないわよね?」
「えっ、は、はい!!
もちのろんです、はい!!」
「よろしい。」
幻想郷の伝統文屋魂も、幻想郷トップクラスの力を持つ紫には勝てなかったようだ。
その後、紫が出てきたスキマから今度は幽々子が出てくる。
「私としてはかまわないのよ?
その写真が出回っても。」
「冗談言わないで頂戴。
こんなものが出回ったら、八雲の名折れだわ。」
「んでさ、結局なんなんだ、この写真?
紫がこんな表情するとこなんて、見たことないぜ?」
「……!!
そ、それは………。」
「それはねえ、紫の盃にいきなりゴキブリが飛んできたからなのよ。」
「ゆ、幽々子……!!」
「あぁらいいじゃない。
聞かせて減るようなものでもないし。」
「あ、あなたって人、いや亡霊は………。」
そうして紫と幽々子が問答していると、萃香を起こした霊夢が隣の部屋からやって来た。
「あ、紫に幽々子。
来てたのね。」
「おーい霊夢!!
こっち来てみろよ、面白い写真があるぜ!!」
「ちょ、やめなさい!」
紫は、すかさずスキマで魔理沙の手から写真を奪う。
「ああ、惜しいぜ。」
「油断も隙もあったものではないわ………。」
「……なに?
まあ、別にいいけど。」
そのまま六人は食卓につく。
突然の訪問者のせいで朝食を三人前から一人前に減らされた萃香はとても不機嫌そうにしている。
「紫が朝食べにくるなんて珍しいわね。
蘭は………、ああ、病気だっけ?」
「病気って言っても、ちょっとした風邪よ。
結界の維持に忙しくって、疲れちゃったみたいでね。」
「ふーん、そっちも色々大変そうね。」
「おっ、すきありぃ!」
「あっ、勝手に私のお肉とらないでください魔理沙さん!」
「じゃあわたしもー。」
「あああ萃香さんまで……。」
そんな賑やかな食卓の中、魔理沙はあまり食べ物に箸をつけていない霊夢に気づく。
「……霊夢?
本当にどうしたんだ?
朝は階段で転ぶし、食欲もないみたいだし。
おかしいぜ?」
「霊夢ー、食べないんだったら私にくれよう。」
「……いいわ、萃香に全部あげる。」
「ええっ、本当にいいのか!?
やったー!!」
「ちょっと外で風に当たってくる。」
「霊夢さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。
ちょっと調子が悪いだけ。
すぐ治るわ。」
ふらりふらりと外へ向かう霊夢。
そんな霊夢の姿を、他の五人は心配そうに見つめる。
「………なあ、やっぱり私、霊夢のこと見てくるぜ。」
「いえ、その必要はないわ。
私が見てくる。」
立ち上がろうとする魔理沙を制し、紫が立ち上がる。
「ちょっと様子を見てくるだけだし、何より博麗の巫女のことは私自身の問題でもあるわ。
ま、ちょっと待ってなさい。」
「そこまで言うなら、いいけどよ……。」
紫もスキマから、ふわりふわりと外の霊夢の方へ向かう。
一一一一一一一一
霊夢は、神社の賽銭箱に寄りかかっていた。
視線も、何処と無く虚ろに見える。
「霊夢、大丈夫?
なんだか、ひどく疲れているように見えるわ。」
「………紫か。
うん、大丈夫よ。
心配してくれてありがとね。」
「……その、この頃のあなた、私にはとても大丈夫には見えないわ。」
「あー……、やっぱり、そう見える?」
「自覚してるの?」
「まあ、確かにちょっとは疲れてるかもね。
結界の不備を探しに行ったり、大きな宴会開いたりしてるしね。」
「……無理は程々にしなさい、霊夢。
それで体を壊したら元も子もないわ。」
「うーん………。
……ダメね、全然気分が晴れない。
ちょっと出かけてくるわ。」
霊夢はそう言うと、その場にふわりと浮き上がった。
「ちょっと霊夢、話はまだ……」
「じゃ、行ってきまーす。」
霊夢は一直線に飛んでいき、すぐに見えなくなってしまった。
……あの子は、本当に私の忠告を聞いてくれたのかしら?
幽々子の話だと、これだけはっきりとした死線はもう、ちょっとやそっとじゃ消えないらしい。
だから、私の忠告を聞いていても助かるという保証はないのだ………。
いや、諦めてはいけない。
彼女はまだ、死ぬには早すぎる。
一一一一一一一一
紫がスキマを通って居間に戻ったときには、すでに食器は全て綺麗に片付けられ、神社にいるのも幽々子と魔理沙だけになっていた。
「おかえり、紫。
霊夢の様子はどうだった?」
「気分転換にって言って、何処かに飛んでいってしまったわ。」
「じゃあ、行った場所はあそこだな。」
「あそこ?」
「霊夢と私だけの秘密の場所だぜ。
秘密の場所だから、秘密だぜ。」
「いいわねえ、秘密の場所。
素敵な響きじゃない。」
……実は飛んでいった霊夢を式に監視させているので、霊夢と魔理沙には悪いが「二人だけの秘密の場所」ではなくなってしまうのだが………。
「さ、私たちもそろそろ帰りましょうか、幽々子。」
「そうね。
それなりに楽しい時間を過ごせたわ。
紫の焦った様も見れたし。」
「じゃあな紫。
今度会ったときの為にゴキブリ何匹か捕まえといてやるよ。」
「はいはい。
さ、幽々子、早く入って。」
「じゃあねえ。」
幽々子が手を振りながらスキマの中に消えていく。
そのあとにふと紫が振り向き、
「………冗談でも、ゴキブリはやめてちょうだい。」
と、小声で魔理沙に言い、スキマの中へ入っていく。
やがて、そのスキマは閉じられ、居間には魔理沙一人となった。
「………さて、私も行くか。
どこに行こうかな……?
やっぱ、紅魔館のパチュリーんとこかな。」
「………うーん……、もう食べられないぜ………。」
「ちょっと魔理沙、起きなさい。」
「だからぁ……、食べられないって言ってるだろぉ………?」
「早く起きなさい。」
寝転がっている魔理沙の頬を、ぺちぺちと叩く。
「……んあ……、なんだ、霊夢かぁ……。
何の用だぜ……?」
「何の用じゃないわよ。
私が寝てる間に神社の前でなにしたわけ?
でかくなった萃香が暴れたみたいになってるわよ?」
「それはなぁ、霊夢……、でかくなった萃香が暴れた跡だぜぇ………。」
………まったく、昨日はまた一段といつもより酷い宴会だったみたいね。
まだ完全には起きていない魔理沙を無理やり立ち上がらせ、神社の前に連れていく。
「ちょっと待てよ霊夢ぅ……。
なんで私だけなんだよぉ……。」
「あんただけじゃないわ。
文はもうとっくに起きて、朝食作ってくれてるわよ。」
「萃香はぁ………?」
「………いくら起こしても起きないから、しょうがないじゃない。
ほら、わかったらさっさと掃除する。」
「ふわぁ~……、眠ぃ……。」
体をだるそうにしながらも箒を動かす魔理沙を見てから、私は神社の中に戻ろうとした、のだが……、
「痛ッ」
階段を踏み外し、転んでしまった。
「おい霊夢、大丈夫か?」
「な、なんでもない!
大丈夫よっ!」
「……?」
魔理沙に、恥ずかしいところを見られてしまった……。
赤面しつつも、霊夢は神社へ戻る。
「はーい皆さん、朝食の時間ですよー。」
文が厨房から四人分、いや、正確にはその内一人の分だけ三人分くらいになっているのだが、朝食を運んで来てくれた。
「ありがとう、文。
それにしても早いわね。
こんな量をこんな短時間で作っちゃうなんて。」
「幻想郷最速の名は伊達じゃありませんから!」
「萃香は?
まだ起きない?」
「ええ、まだみたいで……。
起こしにいってもらえると、助かるんですが……。」
「ん?
………ああ、あんたたち天狗は、立場的に鬼より下なんだっけ?」
「はい、すいませんね。」
霊夢が萃香を起こしに行くのと入れ違いで、魔理沙が外の掃除から戻ってきた。
萃香が地面に開けた穴は予想より多かったようで、魔理沙のその表情からは疲労が見てとれる。
「っはぁーー。
疲れたぜ……。
まったく、萃香も面倒なことしてくれたぜ。」
「あなたも萃香さんのことを煽っていたじゃありませんか。」
「それはそれ、これはこれだぜ。
ところで、いいネタは見つかったのか?」
「よくぞ訊いてくださいました!!
昨日は私の勘通り、ビックスクープをカメラに収めることができたんですよ!!
それがこれです!」
「この写真が?」
文が魔理沙に差し出した写真には、二人の人物が写っていた。
一人は西行寺幽々子、もう一人は大妖、八雲紫だろう。
二人は古くからの知り合いらしいので二人が一緒にいることになんら不思議はないが、注目すべきは八雲紫の顔である。
「………ぷふっ、な、なんだこの紫の顔……!!
こんな驚いた顔してるあいつ、初めてみたぜ……、くくっ……!!」
「でしょう?
これはきっとウケる記事になりますよー!」
「そうはさせられないわね。」
「おぅわぁ紫ぃっ!!?
で、出るなら出るって言ってから出てほしいぜ………。」
「出る出るって……、人をお化けか何かみたいに言わないでほしいわ。」
前触れもなく目の前の空間から現れたのは、先程魔理沙と文が話題にあげていた人物、八雲紫だった。
どうやら会話の一部始終を聞いていたらしい。
「文屋さん?
これはどういうつもりかしら?」
「あっ、えと、これは、そのぅ、」
「もちろん、記事になんてしないわよね?」
「えっ、は、はい!!
もちのろんです、はい!!」
「よろしい。」
幻想郷の伝統文屋魂も、幻想郷トップクラスの力を持つ紫には勝てなかったようだ。
その後、紫が出てきたスキマから今度は幽々子が出てくる。
「私としてはかまわないのよ?
その写真が出回っても。」
「冗談言わないで頂戴。
こんなものが出回ったら、八雲の名折れだわ。」
「んでさ、結局なんなんだ、この写真?
紫がこんな表情するとこなんて、見たことないぜ?」
「……!!
そ、それは………。」
「それはねえ、紫の盃にいきなりゴキブリが飛んできたからなのよ。」
「ゆ、幽々子……!!」
「あぁらいいじゃない。
聞かせて減るようなものでもないし。」
「あ、あなたって人、いや亡霊は………。」
そうして紫と幽々子が問答していると、萃香を起こした霊夢が隣の部屋からやって来た。
「あ、紫に幽々子。
来てたのね。」
「おーい霊夢!!
こっち来てみろよ、面白い写真があるぜ!!」
「ちょ、やめなさい!」
紫は、すかさずスキマで魔理沙の手から写真を奪う。
「ああ、惜しいぜ。」
「油断も隙もあったものではないわ………。」
「……なに?
まあ、別にいいけど。」
そのまま六人は食卓につく。
突然の訪問者のせいで朝食を三人前から一人前に減らされた萃香はとても不機嫌そうにしている。
「紫が朝食べにくるなんて珍しいわね。
蘭は………、ああ、病気だっけ?」
「病気って言っても、ちょっとした風邪よ。
結界の維持に忙しくって、疲れちゃったみたいでね。」
「ふーん、そっちも色々大変そうね。」
「おっ、すきありぃ!」
「あっ、勝手に私のお肉とらないでください魔理沙さん!」
「じゃあわたしもー。」
「あああ萃香さんまで……。」
そんな賑やかな食卓の中、魔理沙はあまり食べ物に箸をつけていない霊夢に気づく。
「……霊夢?
本当にどうしたんだ?
朝は階段で転ぶし、食欲もないみたいだし。
おかしいぜ?」
「霊夢ー、食べないんだったら私にくれよう。」
「……いいわ、萃香に全部あげる。」
「ええっ、本当にいいのか!?
やったー!!」
「ちょっと外で風に当たってくる。」
「霊夢さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。
ちょっと調子が悪いだけ。
すぐ治るわ。」
ふらりふらりと外へ向かう霊夢。
そんな霊夢の姿を、他の五人は心配そうに見つめる。
「………なあ、やっぱり私、霊夢のこと見てくるぜ。」
「いえ、その必要はないわ。
私が見てくる。」
立ち上がろうとする魔理沙を制し、紫が立ち上がる。
「ちょっと様子を見てくるだけだし、何より博麗の巫女のことは私自身の問題でもあるわ。
ま、ちょっと待ってなさい。」
「そこまで言うなら、いいけどよ……。」
紫もスキマから、ふわりふわりと外の霊夢の方へ向かう。
一一一一一一一一
霊夢は、神社の賽銭箱に寄りかかっていた。
視線も、何処と無く虚ろに見える。
「霊夢、大丈夫?
なんだか、ひどく疲れているように見えるわ。」
「………紫か。
うん、大丈夫よ。
心配してくれてありがとね。」
「……その、この頃のあなた、私にはとても大丈夫には見えないわ。」
「あー……、やっぱり、そう見える?」
「自覚してるの?」
「まあ、確かにちょっとは疲れてるかもね。
結界の不備を探しに行ったり、大きな宴会開いたりしてるしね。」
「……無理は程々にしなさい、霊夢。
それで体を壊したら元も子もないわ。」
「うーん………。
……ダメね、全然気分が晴れない。
ちょっと出かけてくるわ。」
霊夢はそう言うと、その場にふわりと浮き上がった。
「ちょっと霊夢、話はまだ……」
「じゃ、行ってきまーす。」
霊夢は一直線に飛んでいき、すぐに見えなくなってしまった。
……あの子は、本当に私の忠告を聞いてくれたのかしら?
幽々子の話だと、これだけはっきりとした死線はもう、ちょっとやそっとじゃ消えないらしい。
だから、私の忠告を聞いていても助かるという保証はないのだ………。
いや、諦めてはいけない。
彼女はまだ、死ぬには早すぎる。
一一一一一一一一
紫がスキマを通って居間に戻ったときには、すでに食器は全て綺麗に片付けられ、神社にいるのも幽々子と魔理沙だけになっていた。
「おかえり、紫。
霊夢の様子はどうだった?」
「気分転換にって言って、何処かに飛んでいってしまったわ。」
「じゃあ、行った場所はあそこだな。」
「あそこ?」
「霊夢と私だけの秘密の場所だぜ。
秘密の場所だから、秘密だぜ。」
「いいわねえ、秘密の場所。
素敵な響きじゃない。」
……実は飛んでいった霊夢を式に監視させているので、霊夢と魔理沙には悪いが「二人だけの秘密の場所」ではなくなってしまうのだが………。
「さ、私たちもそろそろ帰りましょうか、幽々子。」
「そうね。
それなりに楽しい時間を過ごせたわ。
紫の焦った様も見れたし。」
「じゃあな紫。
今度会ったときの為にゴキブリ何匹か捕まえといてやるよ。」
「はいはい。
さ、幽々子、早く入って。」
「じゃあねえ。」
幽々子が手を振りながらスキマの中に消えていく。
そのあとにふと紫が振り向き、
「………冗談でも、ゴキブリはやめてちょうだい。」
と、小声で魔理沙に言い、スキマの中へ入っていく。
やがて、そのスキマは閉じられ、居間には魔理沙一人となった。
「………さて、私も行くか。
どこに行こうかな……?
やっぱ、紅魔館のパチュリーんとこかな。」
2.キャラクターに個性や個別の考え方、思想、バックグラウンドを持たせてしゃべらせるのはなかなかに難しい物ですよね。また、情景描写や細かな心境を表す描写を入れるのも難題ですね。
3.目標に向かってロジカルに書くのは論文やレポートだけで十分。ssは場面を切り取るイメージで書くと良いと思います。
私は文章についてはよくわからないので、内容だけで評価し、点数をつけています。
キャラの名前は絶対に間違えのないように注意していただきたい。
次からは名前の誤字はないように。
でなければ、私としても否定的な感想を述べざるを得ません。
勝手なことを言ってすみませんが、これにて失礼いたします。
また、作者名は統一するべきだと思います。とは言え、今後の展開は気になりました。完結まで執筆頑張って下さい、楽しみにしています。
他の方も仰ってますが、キャラ名は間違えないでいただけると。
あと作者名も統一していただけないでしょうか?
しかし何というか、会話文で進行する上に、たまに出てくる地の文が説明臭くて鼻につく。
そしてご本人がおっしゃっている通りちっとも進んでないので、分けて投稿するべきではないのでは。短いし。
短くて進んでないから、本筋に対して感想を抱けないよ。脇道を読んで欲しいのかい?
本当に申し訳ございません(汗)
作者名変わってるし誤字は直してないし、もう散々ですね。
すいません。
私は画面の小さいスマホで投稿しているので、長い文章を打つ作業が辛く、一節ごとに上げていってはどうかと考えてしまい、こうなってしまいました。
皆さんの意見は至極もっともですね。
私はこのサイトの利用は初めてなので、少し勘違いをしていたようです。
この反省を活かし、次回からはきっちりやっていくようにしようと思います。
本当に申し訳ございませんでした。