「はぁ~暇ですねー」
私は右手にカメラ持ち、空を飛びながら呟いた。
最近は平和すぎて暇すぎます。異変は起きないし、椛は尻尾を触ったら怒るし、紅魔館は爆発しないし、本当に暇だなー
「突撃ー!」
下から、男の子の大声が聞こえた。
私は動きを止め下を向くと、子供たちが遊んでいた。
「えい、えい」
「くらえー!」
子供たちは新聞を丸めてチャンバラをしていた。
いいですねー子供たちは元気で。
すると子供たちはチャンバラを厭きたのか違う遊びを始めた。
「次は、桃太郎だからあっちで行こうぜー」
子供たちは、走ってどこかに行ってしまった。
桃太郎ですか。
私は目を閉じ腕を組んで、数分考えていると目をあけ顔をにやけた。
「いいですね。桃太郎」
私は急いで、博霊神社に向かった。
♢ ♢ ♢
博霊神社。
「萃香さんー萃香さんー!」
私は大声で叫ぶと賽銭箱から、ガタガタと動いた。
「…萃香さんそのに、いるんですか?」
私はおそるそる、賽銭箱の蓋を取ると、しゃがみ込んでいる霊夢さんがいた。
「何をしてるんですか、霊夢さん」
霊夢さんは顔を私の方に向けて言った。
「何って、最近ガキどもが賽銭箱に落書きをするから、こうして入っていたのよ」
「はー、なるほど」
私は苦笑いをして「とりあえず、そこから出てください」と言った。
霊夢さんは賽銭箱から出て頭を掻きながら言った。
「ところで、何しに来たの? ダメダメ新聞の射命丸文さん」
「ダメダメ新聞じゃありませんよ。文々。(ぶんぶんまる)新聞です」
私は胸を張って言うと霊夢さんは「はいはい」と低い声で言った。
「それより、萃香さんは居ますか?」
「萃香なら、畳で酒を飲んでいるわ」
「そうですか」
私は駆け足で裏庭に行き畳部屋を見てみると顔を真っ赤にして酒を飲んでいた。
「萃香さん」
私は家にお邪魔して萃香さんの近くによった。
「お、文じゃないか。何だ私の酒の飲みに来たのか。いいぞー飲んでけー」
叫んだあと、無理やり座らせコップに酒をいれ私の手に持たせた。
「じゃ、カンパーイ」
萃香さんの持っている瓢箪(ひょうたん)と私の持っているコップをやさしく当て、一口飲んだ。
「あのー萃香さん、すこし頼みごとがあるんですが」
「なんだー何でも言っていいぞ!」
「実は……」
私は萃香さんと話し合うと萃香さんは「おもしろそうだなー」と笑い、瓢箪をテーブルの上に置いた。
「そっしゃー、そのイベントやってやるぜ!」
「ホントですか!」
「あったりまめよ。鬼に嘘は言わぬ」
萃香さんは立ち上がり、「勇儀を呼んでくるから。そっちは任せた」と言い地霊殿に行ってしまった。
さて、次は主人公です。
部屋を出で翼を広げて、天界に向けて飛んだ。
天界。
「天子さんー天子さんー!」
大声で叫ぶと「誰、私を呼んだのは?」と聞き覚えのある声が聞こえた。私は体を声のした方に向けると天子さんがいた。
「あれ、衣玖さん見えませんね」
「衣玖なら、人里で買い物に行ったわ。それより、私に何の用私はこう見えて忙しいのよ」
両手と両足を縛われながら吊るさせて、頭にロウソクをのせられてどこが忙しいのやら。
天子さんの姿を無視し、話をした。
「実は天子さんに、とても楽しいイベントを招待しに来たんです」
「イベント?」
天子さんは眉を細た。
「ええ、このイベントは天子さんが主人公のイベントです」
「私が主人公!」
目を大きく開き、両手両足に縛われている縄を綺麗にほどき私の目の前で目を輝かせながら言った。
「ええ、主人公です」
私は一歩下がり、苦笑いで言った。
「で、どんなイベントなの。私を喜ばせるイベントでしょうね」
腕を組んで興奮して言った。
「ええ、このイベントは天子さんにってうれしいイベントです」
「わかったわ。じゃいくぞー!」
天子さんは両手を上げて叫んだあと地上に降りた。
これで、計画通りあとは、物語道理に進んでいけば、明日の新聞が書けますね。
♢ ♢ ♢
草叢。
「何? ここでイベント始めるの?」
天子さんは周りを見渡して言った。
「いえ、ここはスタート地点ですです」
「スタート地点?」
天子は首を傾げたあと、私は、話をすすめた。
「ええ、今から『桃太郎イベント』を始めます」
「桃太郎イベント?」
「天子さん桃太郎の物語は知っていますか?」
「知っているわよ」
「なら、話が早いです。今から博霊神社に行き鬼を退治してもらいます」
「ふーん、わかったわ。そこがゴールね」
天子さんは緋想の剣を右手に持ち、空高く剣を上げ叫んだ。
「いざ、鬼退治!」
♢ ♢ ♢
「で、天狗。犬は、どのあたりで、出会うの?」
しばらく歩いていると、天子さんは、楽しみながら言った。
「もうすこし、したら会えますよ。あ、あそこにいます」
私は、指を指して言うと、椛は木で靠れて刀を手入れしていた。
すると、私達の方を見て、刀を急いでしまい、私達の前に立った。
「も、桃太郎さん。黍団子を1つくださいな」
椛は、顔を真っ赤にして、体をモジモジ、しながら言った。
「いいわよ」
天子さんは腰についている黍団子を1つだし椛にあげた。
「ありがとうございます。お礼にあなたと一緒に鬼退治にいきましょう」
椛は、仲間になった。
しばらくして歩いていると、椛は小声で私に話しかけた。
「はぁー、なんでこんなイベントを始めたんですか、文さん」
溜息をついた後、落ち込んで言うと私は笑顔で言った。
「なんでって、最近、書くことがないのでこのイベントを始めたのですよ」
「やっぱりそうですか」
「そうよ」
しばらく、話し合ってると天子さんは足を止めたあと、私達も足を止めた。
「天狗。次はあいつを仲間にするんでしょう」
天子さんは指を指して言うとそこには、お空さんがいた。
「ええ、そうですよ」
「それじゃ、いってくるからそこで待ってなさい」
天子さんはお空さんのもとに行き、声をかけ話していた。
「文さん」
椛はお空さんと天子さんの方を見て話かけた。
「なんですか、椛?」
私も椛と同じ姿で聞いた。
「キジがお空さんなら、猿は誰ですか?」
「猿役の人は……」
すると、空から「文さんー」と声が聞こえた。私たちは上を見ると、猿の全身タイツを着ていた早苗さんが手を振って私達の前に現れた。
「猿役は、早苗さんです」
「よろしく!」
早苗さんは、親指を立て、元気よく言った。
椛は、早苗さんの姿に呆然としていた。
――――巫女の頭の中がよくわからない。
椛は心の中でそう思った。
「仲間にしたわよー」
天子さんはお空さんを連れてのりのりで来た。
「おや、そちらのお話は終わりましたか」
「ええ、じゃ行くわよ!」
「どこにいくの?」
天子さんが言った瞬間、お空さんは首を傾げて言った。
「文さん、お空さんには言ってないのですか?」
椛は、小声で言った。
「たぶん、忘れてますね」
「さっき言ったでしょう」
天子さんは、人差し指を立て、チッチッチと言いった。
「博霊の巫女をボコボコしに行くのよ」
「あー思いだした。思い出した」
二人は、そう言って笑っていると、私達は、顔真っ青にしながら呆然と立っていた。
「あのー文さん」
椛は顔をゆっくり向けた。
「鬼退治じゃなくて、博霊の巫女を倒すイベントになっていますよ」
「あやややや」
「あややや、じゃなくて、どうするのですか! このままでは、私達もピチューンですよ!」
「いえ、椛さんこれはチャンスです」
「チャンス?」
早苗さん真剣な顔でに椛を見た。
「ええ、ここで霊夢さんを倒せば、私達の人気投票が上がります」
「ああ、なるほど」
早苗さんは拳を強く握りながら叫ぶと、私は手を叩いて言った。
「え、ちょっと、文さん!」
椛は慌てだし、私の肩を掴んだ。
「目を覚ましてください。人気投票だけで命を懸けないでください」
私は、椛を言葉を無視し、大声で言った。
「では、今から鬼退治じゃなくて、博霊の巫女を退治しにいきましょうー!」
『おーー!』
全員(椛以外)は大声をだしたあと、博霊神社まで飛んでいき霊夢さんに戦い挑んだけれども、完膚なきまで叩き潰さされてた。
そのとき、私は思った。本当の鬼は、霊夢さんじゃないかと心の中で深く思った。
♢ ♢ ♢
妖怪病院。
病室334.射命丸文、犬走椛。
横に並べられたベットの上で私達は頭と腕を包帯でまかれていた。
「いやー勝てませんでしたね」
「勝てるわけないでしょう。相手は博霊の巫女ですよ」
隣のベットで椛は言う。
「そうですね」
私はしばらく黙った後、椛の方に体を向けた。
「ねぇ椛」
「何ですか」
椛は背中を向けて言った。
どうやら、少し怒ってるみたいですね。
「明日、デートしません」
「はいぃーーー!!」
椛は体を勢いよく起き上がらせ、顔を真っ赤にして私を見た。
「で、デーととととット!」
「そうですよ」
「何でいきなり!」
「何でって、最近あなたに迷惑をかけているから。そのお詫びよ」
「で、でもほかに……」
「私のデート嫌ですか?」
私は悪い顔をしながら、にやにやした。
「嫌じゃありません」
「じゃ、どっちですか?」
椛は少し黙った。
「はぁーわかりましたよ。デートに付き合いますよ」
「明日が楽しみですね」
そして、今日の新聞を書き上げて明日の楽しい時間を楽しむのであった。
私は右手にカメラ持ち、空を飛びながら呟いた。
最近は平和すぎて暇すぎます。異変は起きないし、椛は尻尾を触ったら怒るし、紅魔館は爆発しないし、本当に暇だなー
「突撃ー!」
下から、男の子の大声が聞こえた。
私は動きを止め下を向くと、子供たちが遊んでいた。
「えい、えい」
「くらえー!」
子供たちは新聞を丸めてチャンバラをしていた。
いいですねー子供たちは元気で。
すると子供たちはチャンバラを厭きたのか違う遊びを始めた。
「次は、桃太郎だからあっちで行こうぜー」
子供たちは、走ってどこかに行ってしまった。
桃太郎ですか。
私は目を閉じ腕を組んで、数分考えていると目をあけ顔をにやけた。
「いいですね。桃太郎」
私は急いで、博霊神社に向かった。
♢ ♢ ♢
博霊神社。
「萃香さんー萃香さんー!」
私は大声で叫ぶと賽銭箱から、ガタガタと動いた。
「…萃香さんそのに、いるんですか?」
私はおそるそる、賽銭箱の蓋を取ると、しゃがみ込んでいる霊夢さんがいた。
「何をしてるんですか、霊夢さん」
霊夢さんは顔を私の方に向けて言った。
「何って、最近ガキどもが賽銭箱に落書きをするから、こうして入っていたのよ」
「はー、なるほど」
私は苦笑いをして「とりあえず、そこから出てください」と言った。
霊夢さんは賽銭箱から出て頭を掻きながら言った。
「ところで、何しに来たの? ダメダメ新聞の射命丸文さん」
「ダメダメ新聞じゃありませんよ。文々。(ぶんぶんまる)新聞です」
私は胸を張って言うと霊夢さんは「はいはい」と低い声で言った。
「それより、萃香さんは居ますか?」
「萃香なら、畳で酒を飲んでいるわ」
「そうですか」
私は駆け足で裏庭に行き畳部屋を見てみると顔を真っ赤にして酒を飲んでいた。
「萃香さん」
私は家にお邪魔して萃香さんの近くによった。
「お、文じゃないか。何だ私の酒の飲みに来たのか。いいぞー飲んでけー」
叫んだあと、無理やり座らせコップに酒をいれ私の手に持たせた。
「じゃ、カンパーイ」
萃香さんの持っている瓢箪(ひょうたん)と私の持っているコップをやさしく当て、一口飲んだ。
「あのー萃香さん、すこし頼みごとがあるんですが」
「なんだー何でも言っていいぞ!」
「実は……」
私は萃香さんと話し合うと萃香さんは「おもしろそうだなー」と笑い、瓢箪をテーブルの上に置いた。
「そっしゃー、そのイベントやってやるぜ!」
「ホントですか!」
「あったりまめよ。鬼に嘘は言わぬ」
萃香さんは立ち上がり、「勇儀を呼んでくるから。そっちは任せた」と言い地霊殿に行ってしまった。
さて、次は主人公です。
部屋を出で翼を広げて、天界に向けて飛んだ。
天界。
「天子さんー天子さんー!」
大声で叫ぶと「誰、私を呼んだのは?」と聞き覚えのある声が聞こえた。私は体を声のした方に向けると天子さんがいた。
「あれ、衣玖さん見えませんね」
「衣玖なら、人里で買い物に行ったわ。それより、私に何の用私はこう見えて忙しいのよ」
両手と両足を縛われながら吊るさせて、頭にロウソクをのせられてどこが忙しいのやら。
天子さんの姿を無視し、話をした。
「実は天子さんに、とても楽しいイベントを招待しに来たんです」
「イベント?」
天子さんは眉を細た。
「ええ、このイベントは天子さんが主人公のイベントです」
「私が主人公!」
目を大きく開き、両手両足に縛われている縄を綺麗にほどき私の目の前で目を輝かせながら言った。
「ええ、主人公です」
私は一歩下がり、苦笑いで言った。
「で、どんなイベントなの。私を喜ばせるイベントでしょうね」
腕を組んで興奮して言った。
「ええ、このイベントは天子さんにってうれしいイベントです」
「わかったわ。じゃいくぞー!」
天子さんは両手を上げて叫んだあと地上に降りた。
これで、計画通りあとは、物語道理に進んでいけば、明日の新聞が書けますね。
♢ ♢ ♢
草叢。
「何? ここでイベント始めるの?」
天子さんは周りを見渡して言った。
「いえ、ここはスタート地点ですです」
「スタート地点?」
天子は首を傾げたあと、私は、話をすすめた。
「ええ、今から『桃太郎イベント』を始めます」
「桃太郎イベント?」
「天子さん桃太郎の物語は知っていますか?」
「知っているわよ」
「なら、話が早いです。今から博霊神社に行き鬼を退治してもらいます」
「ふーん、わかったわ。そこがゴールね」
天子さんは緋想の剣を右手に持ち、空高く剣を上げ叫んだ。
「いざ、鬼退治!」
♢ ♢ ♢
「で、天狗。犬は、どのあたりで、出会うの?」
しばらく歩いていると、天子さんは、楽しみながら言った。
「もうすこし、したら会えますよ。あ、あそこにいます」
私は、指を指して言うと、椛は木で靠れて刀を手入れしていた。
すると、私達の方を見て、刀を急いでしまい、私達の前に立った。
「も、桃太郎さん。黍団子を1つくださいな」
椛は、顔を真っ赤にして、体をモジモジ、しながら言った。
「いいわよ」
天子さんは腰についている黍団子を1つだし椛にあげた。
「ありがとうございます。お礼にあなたと一緒に鬼退治にいきましょう」
椛は、仲間になった。
しばらくして歩いていると、椛は小声で私に話しかけた。
「はぁー、なんでこんなイベントを始めたんですか、文さん」
溜息をついた後、落ち込んで言うと私は笑顔で言った。
「なんでって、最近、書くことがないのでこのイベントを始めたのですよ」
「やっぱりそうですか」
「そうよ」
しばらく、話し合ってると天子さんは足を止めたあと、私達も足を止めた。
「天狗。次はあいつを仲間にするんでしょう」
天子さんは指を指して言うとそこには、お空さんがいた。
「ええ、そうですよ」
「それじゃ、いってくるからそこで待ってなさい」
天子さんはお空さんのもとに行き、声をかけ話していた。
「文さん」
椛はお空さんと天子さんの方を見て話かけた。
「なんですか、椛?」
私も椛と同じ姿で聞いた。
「キジがお空さんなら、猿は誰ですか?」
「猿役の人は……」
すると、空から「文さんー」と声が聞こえた。私たちは上を見ると、猿の全身タイツを着ていた早苗さんが手を振って私達の前に現れた。
「猿役は、早苗さんです」
「よろしく!」
早苗さんは、親指を立て、元気よく言った。
椛は、早苗さんの姿に呆然としていた。
――――巫女の頭の中がよくわからない。
椛は心の中でそう思った。
「仲間にしたわよー」
天子さんはお空さんを連れてのりのりで来た。
「おや、そちらのお話は終わりましたか」
「ええ、じゃ行くわよ!」
「どこにいくの?」
天子さんが言った瞬間、お空さんは首を傾げて言った。
「文さん、お空さんには言ってないのですか?」
椛は、小声で言った。
「たぶん、忘れてますね」
「さっき言ったでしょう」
天子さんは、人差し指を立て、チッチッチと言いった。
「博霊の巫女をボコボコしに行くのよ」
「あー思いだした。思い出した」
二人は、そう言って笑っていると、私達は、顔真っ青にしながら呆然と立っていた。
「あのー文さん」
椛は顔をゆっくり向けた。
「鬼退治じゃなくて、博霊の巫女を倒すイベントになっていますよ」
「あやややや」
「あややや、じゃなくて、どうするのですか! このままでは、私達もピチューンですよ!」
「いえ、椛さんこれはチャンスです」
「チャンス?」
早苗さん真剣な顔でに椛を見た。
「ええ、ここで霊夢さんを倒せば、私達の人気投票が上がります」
「ああ、なるほど」
早苗さんは拳を強く握りながら叫ぶと、私は手を叩いて言った。
「え、ちょっと、文さん!」
椛は慌てだし、私の肩を掴んだ。
「目を覚ましてください。人気投票だけで命を懸けないでください」
私は、椛を言葉を無視し、大声で言った。
「では、今から鬼退治じゃなくて、博霊の巫女を退治しにいきましょうー!」
『おーー!』
全員(椛以外)は大声をだしたあと、博霊神社まで飛んでいき霊夢さんに戦い挑んだけれども、完膚なきまで叩き潰さされてた。
そのとき、私は思った。本当の鬼は、霊夢さんじゃないかと心の中で深く思った。
♢ ♢ ♢
妖怪病院。
病室334.射命丸文、犬走椛。
横に並べられたベットの上で私達は頭と腕を包帯でまかれていた。
「いやー勝てませんでしたね」
「勝てるわけないでしょう。相手は博霊の巫女ですよ」
隣のベットで椛は言う。
「そうですね」
私はしばらく黙った後、椛の方に体を向けた。
「ねぇ椛」
「何ですか」
椛は背中を向けて言った。
どうやら、少し怒ってるみたいですね。
「明日、デートしません」
「はいぃーーー!!」
椛は体を勢いよく起き上がらせ、顔を真っ赤にして私を見た。
「で、デーととととット!」
「そうですよ」
「何でいきなり!」
「何でって、最近あなたに迷惑をかけているから。そのお詫びよ」
「で、でもほかに……」
「私のデート嫌ですか?」
私は悪い顔をしながら、にやにやした。
「嫌じゃありません」
「じゃ、どっちですか?」
椛は少し黙った。
「はぁーわかりましたよ。デートに付き合いますよ」
「明日が楽しみですね」
そして、今日の新聞を書き上げて明日の楽しい時間を楽しむのであった。