タイトル「紅魔館のなんでもないとある一日」
「やっぱり、カリスマって重要だと思うのよ!」
「はぁ?」
と、私は、わけの分からないことを言う、お姉さまの言葉で、読んでいる雑誌から頭を上げた。
私の名前はフランドール・スカーレット。
このわけのわからないことを言っているのは、私のお姉さま。レミリア・スカーレット。
どうでもいいけど、この名前長ったらしくて、自己紹介する時にめんどくさい。
まあ、どうでもいいけど。
「聞こえなかったかしら?フラン?やっぱりカリスマが必要だと思うのよ」
聞こえている。訳のわからないことを言ってたから、そう反応したのだけど。
「お姉さま。そうですか。それでは頑張ってください」
私は、そう言って読んでいた雑誌に目を戻した。
「いや、フラン。まだ話があってね。」
「そうですか。咲夜にでも話したらいいのではないですか?」
「フラン・・・この頃、わたしに対して冷たくないかしら?」
「いえ。そんなことはないですよ?ですから、雑誌読んでいいですか?」
記事の中途半端な所まで読んでたから、早く読ませて欲しいのだけれど。
「咲夜には、また後で話をするわ。だから少し聞いてくれないかしら?」
ちょっとしょげてるようだ。まあ、無視しておいても後々めんどくさくなりそうだし、話しをきいておこうか。
「わかりました、お姉さま。それで、なぜそう思ったわけですか?」
「これを読んでいてね」
そう言ってお姉さまは一冊の本を見せてくれた。
「ジョジョですか?」
「そうジョジョよ」
「で、カリスマですか?ディオを見たからですか?」
「いえ、ブチャラティよ」
「そっちかよ!!」
思わず叫んでしまった。カリスマというものだからディオだとばかり。
まあ、ブチャラティもカリスマと言えばそうなのだが
でも、吸血鬼が正義の心(ギャングではあるが)の方に憧れていいのか?
まあ、どうでもいいけど。
「い、いけなかったかしら・・・?」
「いえ、失礼しました。いけなくはないと思いますよ。」
たぶんだが。
「そうよね!それでね、やっぱり高貴な吸血鬼だし、紅魔館の主としてカリスマを持たないといけないと思うのよね。」
と、目を輝かせて、本人としては至って真面目に言っているようだ。
「そうですか。それでどうするのですか?」
動機は分かった。で、だからなんなのだろう?
「え?なにを?」
「なにを? だから、カリスマを持とうとするのはわかりましたが、どうするのです?」
そこが重要だろう。
「えーと。どうすればいいかしら?」
こ・の・や・ろ・う!!
だめだ、こいつはなにも考えていないようだ。
「お姉さま。私はもういいですか?」
そう言って雑誌を読むのを再開した。
くだらない時間を使ってしまった。
「ごめーん!フラン!わたしだけだと考えつかないからー!一緒に考えてー!」
だだをこねてきた。
カリスマぜろである。
無理だろこれは。
「私、無駄なことはしない主義なんですよ」
「そんなこと言わずにー!今度、おやつのケーキあげるからー!」
しかも今度は物で釣ってきた。
カリスマはどこへいった?
「はぁ。わかりました。ちょっとだけ考えましょうか」
「ほんとー! やったー!ありがとフラン!」
本当に嬉しそうに喜んでいる。
ちなみにケーキにつられたわけではない。
「そうですね。カリスマですか・・・ 服装から変えてみてはどうですか?」
私は適当にそう答えてみた。
「そうねー でも、この服気に入っているのだけど?」
いや、そういうことじゃないだろう。カリスマがいるのではないか?
「では、話し方でしょうか?もう少し偉そうな感じにしゃべってみるとか?」
「うーん? 我に絶てぬ物なし! とか?」
「なんでそれチョイスなんです?」
「分の悪い賭けは嫌いじゃない!」
「いえ、もういいです」
なんかもうめんどくさい。
「うーん?他にいいのないのー?」
「そうですね・・・」
改めて考えてみるとカリスマってなんなんだろ?
まあなんでもいいのだが。
「それでは、パチュリー様に聞いてみては如何ですか?」
「!?」
「あー さくやー そうね。それがいいかもねー!」
十六夜咲夜
お嬢様のメイドで紅魔館のメイド長
いつも神出鬼没で心臓に悪い。
あと、何考えてるかよくわからなくて苦手だ。
しかし、まったく気配を感じなかったのだが、いつからいたのか?
「咲夜、ちなみにいつからいたの?」
気になったから聞いてみた。
「そうですね。お嬢様が、やっぱり、カリスマって重要だと思うのよ!ってとこからでしょうか?」
「最初からかよ!」
「そうともいいますね」
そうとしか言わないだろ。
相変わらず苦手だ。
「それよりフラン!パチェのとこに行くわよ!」
「え?私も行くのですか?」
「当然でしょ?」
当然なんだ。
「さくや、パチェはいま図書館かしら?」
「はい、そうですね」
というか、パチュリーが図書館以外にいる方がめずらしいだろ。
~図書館へ移動~
「パチェいるー?」
「あら?レミィなにか用事かしら?」
パチュリー・ノーレッジ
大図書館を管理(しているのか?)している
お姉さまの親友でもある。
わたしも何かと世話になっている。
「ちょっと悩んでいることあってー」
「はいはい。何かしら?」
親友というか、どちらかと言うと、お姉さまのお姉さまみたいな感じだ。・・・この言い方ややこしいな。
「これこれしかじか」
「かくかくうまうま」
いきなり、なにを言っているんだ?このふたりは?
「なるほど、だいたいわかったわ」
「わかるのかよ!」
いやわからないだろ!
「さすがパチェね!」
いやいやいや!
「私が先回りしてパチュリー様に事の次第をお知らせしておきました」
と、咲夜がこそっと教えてくれた。
なるほど、それなら分かるが。
それでこの茶番なのか、めんどくさい。
「では、私は他の仕事をしに行きますので、これで失礼します。また御用があればおよび下さい」
そう言って、咲夜は消えた。文字通りに。
「わかったわー ありがとさくやー」
聞こえないと思うのだが(聞こえているかもしれないが?)そうお姉さまはお礼を言った。
そういう所はきっちりしてる。
「それでカリスマが欲しいわけね」
そう改めて、パチュリーが話を本題に戻した。
「そうなのよー なにかいい方法ないー?」
「そうね・・・ないわね。」
「えー!?ないのー?」
お、これは意外だ、パチュリーもわからないとは。
「ないと言っても方法がないと言う訳じゃなくて、その必要がないってことよ」
「どういうこと?」
「もう、レミィはカリスマあるってことよ」
・・・うん? なにを言っているんだ?
えーと、今、パチュリーはなんて言った?
カリスマがある?
「え?もうわたしカリスマあるの?」
「ええ、その通りよ、レミィ」
「いや、パチュリー。いくらお姉さまのためとは言え、それは・・・」
「いえ、フラン。私は冗談とかで言っているのではないわ」
「はぁ?」
ほんとどういうことだ?
「この紅魔館を見てみたら、分かると思うわ、たくさんの妖怪や妖精や人間がいるでしょ?」
「いや、まあ」
そうだけど。それがどうかしたのか?
「咲夜や私、美鈴を始め、沢山の妖精メイド達がこの紅魔館にいるわ。これも、レミィを中心として集まっているわ。これはレミィのカリスマが成せるものではないかと、思うのよ?」
それは、そうかもだけど、なにか腑に落ちない気がするのだが。
お姉さまにカリスマね・・・
「じゃあ、わたしはもう、カリスマあるってことなのね!」
「ええそうよ、レミィ」
ああ、もうどうでもいいや。
本人が納得してるならもういいだろ。
「お姉さま、私はそろそろこれで・・・」
無駄な時間を使った
はやく帰って雑誌を読もう。
「でも、だったらどうしようかー?」
そうお姉さまが言い始めた。
なんだ?まだなにかあるのか?
あったとしてもろくなことじゃないだろうが。
そうこう考えていると、なんだか、出ていく機会を逃した。
「あら?まだなにかあったかしら?レミィ?」
「わたしにもう、カリスマあるならどうしようかなーと思ってね」
「そもそもなんで、レミィはカリスマがいると思ったのかしら?」
「それはジョジョを読んでいたからですよね?」
ブチャラティに憧れてだったな。
「うん。それもあるんだけどねー」
「あら?他に理由があるのかしら?」
うん?他に理由があるのか?
「やっぱりみんなを守るためにはカリスマが必要だと思ったから」
どういうことだ?
「守るためって?」
「ええ、来たるべき時のために力が必要じゃない。そのためにカリスマを持っていようかと思ったのだけど」
来たるべき時のため・・・
それはなんだろうか?
お姉さまの能力は、運命を操る程度の能力
まさか!?その能力で何か、幻想郷を揺るがす大きな異変でも見えたのだろうか!?
「レミィ、理由は分かったわ。でも、その来たるべき時のためってなにかしら?」
そうパチュリーが聞く。
私も固唾をのんで、お姉さまの言葉を待つ。
「いつか、大きな悪いやつらが来るかもしれないわ!大ショッカー的な何かとか。映画とかではよくあるし。そういう悪いやつらが来た時に力があったほうがいいでしょ?変身とかできたらいいのだけどー」
・・・え?
なにを言っているのか、よくわからないのだが?
ちょっと待てつまり?なんだ?
「ああ、来るべき時ってそういうことね」
「えーと?パチュリー?」
私は助けを求めるかのようにパチュリーに聞いた。
「つまり、いつか敵が来るかもしれない。だから、カリスマが必要だと思った。ということね」
「いや?えーと?」
「だからね。そんな敵はいるかもしれないし、いないかもしれない。レミィの能力で異変が分かったとか、そういうのではないってことよ」
「・・・」
つまり、なんだ。
お姉さまの作り話ということか
それで、そのためにカリスマが欲しかったと。
ああ、なるほど。
「お姉さま」
「うん?フランなに?」
「くたばってください」
私は本当にいい笑顔で言った。
こんな気持ちになるのは初めてだ。
「え!?どうして?」
「では、失礼しますね」
ほんと、無駄無駄無駄だった。
さっさと帰って雑誌を読もう。
「ちょっ、ちょっとまってよ!フラン!なんで怒ってんの?」
と、お姉さまが追いかけて来ている気がするが気のせいだろう。
というか、私に姉がいたこと自体が気のせいだった。
ああ、今日も天気がいいな。
続かない
「やっぱり、カリスマって重要だと思うのよ!」
「はぁ?」
と、私は、わけの分からないことを言う、お姉さまの言葉で、読んでいる雑誌から頭を上げた。
私の名前はフランドール・スカーレット。
このわけのわからないことを言っているのは、私のお姉さま。レミリア・スカーレット。
どうでもいいけど、この名前長ったらしくて、自己紹介する時にめんどくさい。
まあ、どうでもいいけど。
「聞こえなかったかしら?フラン?やっぱりカリスマが必要だと思うのよ」
聞こえている。訳のわからないことを言ってたから、そう反応したのだけど。
「お姉さま。そうですか。それでは頑張ってください」
私は、そう言って読んでいた雑誌に目を戻した。
「いや、フラン。まだ話があってね。」
「そうですか。咲夜にでも話したらいいのではないですか?」
「フラン・・・この頃、わたしに対して冷たくないかしら?」
「いえ。そんなことはないですよ?ですから、雑誌読んでいいですか?」
記事の中途半端な所まで読んでたから、早く読ませて欲しいのだけれど。
「咲夜には、また後で話をするわ。だから少し聞いてくれないかしら?」
ちょっとしょげてるようだ。まあ、無視しておいても後々めんどくさくなりそうだし、話しをきいておこうか。
「わかりました、お姉さま。それで、なぜそう思ったわけですか?」
「これを読んでいてね」
そう言ってお姉さまは一冊の本を見せてくれた。
「ジョジョですか?」
「そうジョジョよ」
「で、カリスマですか?ディオを見たからですか?」
「いえ、ブチャラティよ」
「そっちかよ!!」
思わず叫んでしまった。カリスマというものだからディオだとばかり。
まあ、ブチャラティもカリスマと言えばそうなのだが
でも、吸血鬼が正義の心(ギャングではあるが)の方に憧れていいのか?
まあ、どうでもいいけど。
「い、いけなかったかしら・・・?」
「いえ、失礼しました。いけなくはないと思いますよ。」
たぶんだが。
「そうよね!それでね、やっぱり高貴な吸血鬼だし、紅魔館の主としてカリスマを持たないといけないと思うのよね。」
と、目を輝かせて、本人としては至って真面目に言っているようだ。
「そうですか。それでどうするのですか?」
動機は分かった。で、だからなんなのだろう?
「え?なにを?」
「なにを? だから、カリスマを持とうとするのはわかりましたが、どうするのです?」
そこが重要だろう。
「えーと。どうすればいいかしら?」
こ・の・や・ろ・う!!
だめだ、こいつはなにも考えていないようだ。
「お姉さま。私はもういいですか?」
そう言って雑誌を読むのを再開した。
くだらない時間を使ってしまった。
「ごめーん!フラン!わたしだけだと考えつかないからー!一緒に考えてー!」
だだをこねてきた。
カリスマぜろである。
無理だろこれは。
「私、無駄なことはしない主義なんですよ」
「そんなこと言わずにー!今度、おやつのケーキあげるからー!」
しかも今度は物で釣ってきた。
カリスマはどこへいった?
「はぁ。わかりました。ちょっとだけ考えましょうか」
「ほんとー! やったー!ありがとフラン!」
本当に嬉しそうに喜んでいる。
ちなみにケーキにつられたわけではない。
「そうですね。カリスマですか・・・ 服装から変えてみてはどうですか?」
私は適当にそう答えてみた。
「そうねー でも、この服気に入っているのだけど?」
いや、そういうことじゃないだろう。カリスマがいるのではないか?
「では、話し方でしょうか?もう少し偉そうな感じにしゃべってみるとか?」
「うーん? 我に絶てぬ物なし! とか?」
「なんでそれチョイスなんです?」
「分の悪い賭けは嫌いじゃない!」
「いえ、もういいです」
なんかもうめんどくさい。
「うーん?他にいいのないのー?」
「そうですね・・・」
改めて考えてみるとカリスマってなんなんだろ?
まあなんでもいいのだが。
「それでは、パチュリー様に聞いてみては如何ですか?」
「!?」
「あー さくやー そうね。それがいいかもねー!」
十六夜咲夜
お嬢様のメイドで紅魔館のメイド長
いつも神出鬼没で心臓に悪い。
あと、何考えてるかよくわからなくて苦手だ。
しかし、まったく気配を感じなかったのだが、いつからいたのか?
「咲夜、ちなみにいつからいたの?」
気になったから聞いてみた。
「そうですね。お嬢様が、やっぱり、カリスマって重要だと思うのよ!ってとこからでしょうか?」
「最初からかよ!」
「そうともいいますね」
そうとしか言わないだろ。
相変わらず苦手だ。
「それよりフラン!パチェのとこに行くわよ!」
「え?私も行くのですか?」
「当然でしょ?」
当然なんだ。
「さくや、パチェはいま図書館かしら?」
「はい、そうですね」
というか、パチュリーが図書館以外にいる方がめずらしいだろ。
~図書館へ移動~
「パチェいるー?」
「あら?レミィなにか用事かしら?」
パチュリー・ノーレッジ
大図書館を管理(しているのか?)している
お姉さまの親友でもある。
わたしも何かと世話になっている。
「ちょっと悩んでいることあってー」
「はいはい。何かしら?」
親友というか、どちらかと言うと、お姉さまのお姉さまみたいな感じだ。・・・この言い方ややこしいな。
「これこれしかじか」
「かくかくうまうま」
いきなり、なにを言っているんだ?このふたりは?
「なるほど、だいたいわかったわ」
「わかるのかよ!」
いやわからないだろ!
「さすがパチェね!」
いやいやいや!
「私が先回りしてパチュリー様に事の次第をお知らせしておきました」
と、咲夜がこそっと教えてくれた。
なるほど、それなら分かるが。
それでこの茶番なのか、めんどくさい。
「では、私は他の仕事をしに行きますので、これで失礼します。また御用があればおよび下さい」
そう言って、咲夜は消えた。文字通りに。
「わかったわー ありがとさくやー」
聞こえないと思うのだが(聞こえているかもしれないが?)そうお姉さまはお礼を言った。
そういう所はきっちりしてる。
「それでカリスマが欲しいわけね」
そう改めて、パチュリーが話を本題に戻した。
「そうなのよー なにかいい方法ないー?」
「そうね・・・ないわね。」
「えー!?ないのー?」
お、これは意外だ、パチュリーもわからないとは。
「ないと言っても方法がないと言う訳じゃなくて、その必要がないってことよ」
「どういうこと?」
「もう、レミィはカリスマあるってことよ」
・・・うん? なにを言っているんだ?
えーと、今、パチュリーはなんて言った?
カリスマがある?
「え?もうわたしカリスマあるの?」
「ええ、その通りよ、レミィ」
「いや、パチュリー。いくらお姉さまのためとは言え、それは・・・」
「いえ、フラン。私は冗談とかで言っているのではないわ」
「はぁ?」
ほんとどういうことだ?
「この紅魔館を見てみたら、分かると思うわ、たくさんの妖怪や妖精や人間がいるでしょ?」
「いや、まあ」
そうだけど。それがどうかしたのか?
「咲夜や私、美鈴を始め、沢山の妖精メイド達がこの紅魔館にいるわ。これも、レミィを中心として集まっているわ。これはレミィのカリスマが成せるものではないかと、思うのよ?」
それは、そうかもだけど、なにか腑に落ちない気がするのだが。
お姉さまにカリスマね・・・
「じゃあ、わたしはもう、カリスマあるってことなのね!」
「ええそうよ、レミィ」
ああ、もうどうでもいいや。
本人が納得してるならもういいだろ。
「お姉さま、私はそろそろこれで・・・」
無駄な時間を使った
はやく帰って雑誌を読もう。
「でも、だったらどうしようかー?」
そうお姉さまが言い始めた。
なんだ?まだなにかあるのか?
あったとしてもろくなことじゃないだろうが。
そうこう考えていると、なんだか、出ていく機会を逃した。
「あら?まだなにかあったかしら?レミィ?」
「わたしにもう、カリスマあるならどうしようかなーと思ってね」
「そもそもなんで、レミィはカリスマがいると思ったのかしら?」
「それはジョジョを読んでいたからですよね?」
ブチャラティに憧れてだったな。
「うん。それもあるんだけどねー」
「あら?他に理由があるのかしら?」
うん?他に理由があるのか?
「やっぱりみんなを守るためにはカリスマが必要だと思ったから」
どういうことだ?
「守るためって?」
「ええ、来たるべき時のために力が必要じゃない。そのためにカリスマを持っていようかと思ったのだけど」
来たるべき時のため・・・
それはなんだろうか?
お姉さまの能力は、運命を操る程度の能力
まさか!?その能力で何か、幻想郷を揺るがす大きな異変でも見えたのだろうか!?
「レミィ、理由は分かったわ。でも、その来たるべき時のためってなにかしら?」
そうパチュリーが聞く。
私も固唾をのんで、お姉さまの言葉を待つ。
「いつか、大きな悪いやつらが来るかもしれないわ!大ショッカー的な何かとか。映画とかではよくあるし。そういう悪いやつらが来た時に力があったほうがいいでしょ?変身とかできたらいいのだけどー」
・・・え?
なにを言っているのか、よくわからないのだが?
ちょっと待てつまり?なんだ?
「ああ、来るべき時ってそういうことね」
「えーと?パチュリー?」
私は助けを求めるかのようにパチュリーに聞いた。
「つまり、いつか敵が来るかもしれない。だから、カリスマが必要だと思った。ということね」
「いや?えーと?」
「だからね。そんな敵はいるかもしれないし、いないかもしれない。レミィの能力で異変が分かったとか、そういうのではないってことよ」
「・・・」
つまり、なんだ。
お姉さまの作り話ということか
それで、そのためにカリスマが欲しかったと。
ああ、なるほど。
「お姉さま」
「うん?フランなに?」
「くたばってください」
私は本当にいい笑顔で言った。
こんな気持ちになるのは初めてだ。
「え!?どうして?」
「では、失礼しますね」
ほんと、無駄無駄無駄だった。
さっさと帰って雑誌を読もう。
「ちょっ、ちょっとまってよ!フラン!なんで怒ってんの?」
と、お姉さまが追いかけて来ている気がするが気のせいだろう。
というか、私に姉がいたこと自体が気のせいだった。
ああ、今日も天気がいいな。
続かない
スカタンなおぜうはアリだと思う
そこそこ楽しかった。ほんわかした気持ちの欠片を手に入れた。
この作品自体を評価するなら、40点ぐらい。原石の期待値をこめて60点とさせていただきました。
どこから突っ込もうか迷うけれど、簡潔にアドバイス。
半年ROMれ。
厳しい言い方かもしれないけど、インプット仮説の観点から、それをお勧めします。
やはり、お手本も無しに書き始めるのは難しいと思いますよ。
会話文が多く描写が少ないので、話にのめり込めず楽しめなかったです。
あと、誰が喋っているのか理解するのに一苦労しました。
一人一人の口調が違っていれば、まだ区別しやすかったのですが…。
次回作で更なる上達を期待します。
ところで、PNは某赤いライダーの彼?サクヤ繋がりですわ。
楽しんで書かれているなら、何よりです。