Coolier - 新生・東方創想話

いやー、倶楽部活動ってのは大変だなあー:メリーさん、談

2012/02/22 22:02:40
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~前回までのあらすじ~
 入学から数ヶ月。大学生活にも慣れ始め、いざ本腰を入れての活動をと意気込んだ秘封倶楽部の二人であったが、皆目何から手を付けて良いか分からずに居た。
 京都なんだから何かあるだろう、そう希望的観測を抱いていたものの、現実は決して甘くなど無い。
 授業を終え、町にくり出し、うろつき回っては目に付いた喫茶店で一服する。そんな日々が続く。
 これではいけないとどちらかが言った。倶楽部活動としても、また乙女のデリケートな問題としても。京都の茶菓子は美味しいのである。

 そして。


――


 待ち合わせは、まず遅れるもので。
 これがまた何故遅れてくるのか、マエリベリー・ハーンには不思議で仕方が無かった。
 一度、あまりに遅刻が多いのに腹を立て、遅れたほうがそれまで待っていた方の飲食代を持つ様にしろと言った事がある。
 相方、宇佐見蓮子は幾らか唸りながらも内心は悪いと思っていたのだろう、最終的に渋々ながらも承諾してくれ見事遅刻癖は改善されたかのように思えた。
 思えただけだった。彼女は変わらず待ち合わせに遅れてくるのだ。

 最近では蓮子がやって来るまでの間彼女が仕度を済ませ、そしてちょっとばかり上質なお菓子を口に優雅なティータイムを楽しむというのが日課になっていた。
 本日のカフェーは図書館隣五番棟三階にある「上海紅茶館」その名の通り多種多様な紅茶と、名前の割にそこまで凝ってない内装が人気のお店である。学割は利かない。
 でも支払いは自分のサイフではないので、痛くも痒くもない。他人の金で得る糖分の何と美味な事か。
 十数分ほど遅れて、蓮子がやって来た。息を切らせて。しかし、幾ら広いとはいえ大学構内である。走って間に合わない事があるものだろうか。多分走り始めた頃には既に遅刻していたのだ。

「あっあー、ヘロー、メリー。ご機嫌はいかがかしら?」

 喉の調子を調えつつ蓮子が馴染みの挨拶をしてくる。ご機嫌いかが? 最近のマイブームのようで、まず、会った第一声はこれである。

「上々よ。全く、蓮子のお陰で毎日のように美味しい思いが出来るんですもの」
「ううん、私もたまには美味しい思いがしたいなあ」
「どうぞどうぞ、これなんか良いんじゃない? 茶葉のケーキ580円」
「また随分ストレートな名前ね……。て言うか、ケーキあるのね、上海なのに」
「上海だからじゃない? 元々紅茶だって中国の物じゃないんだから」
「原産は中国だけどね。ところで、メリーの食べてるそれは?」
「レシート見てみれば?」
「見たくないんだけど」
「大丈夫よそんなに高いの食べてないから」

 恐る恐るレシートをつまみ見た蓮子が天を仰ぐ。

「オーマイガッ、これは中々キツイわ……」
「別に、そんな痛手でもないでしょうが。あくまでも常識的な範囲に収めてるはずよ」
「いい、メリー。ここで重要なのはそんな事じゃない。あなた一人では少ない金額でも、私の分を含めればそれなりに大きな金額になるという事なの」
「なら食べなきゃ良いじゃない」
「目の前にすごい美味しそうに食べてる友人が居るのに?」
「精神修養になるわね」

 ケーキを平らげ、替えの紅茶を頼む。今度は蓮子も一緒に。
 この店は、オーダーから出てくるまでが早い。それも人気の理由の一つだった。大体三時ごろから客が増え始め、そして十五分ほどゆったりとして席を立っていく。
 客の回転の速さにも一役買っている様に思われた。別に急かされている訳でもないのだけれど自然と離れてしまう不思議な店、それがここ「上海紅茶館」なのである。そこがアピールポイントにできるかは、怪しい。
 一服済めば、彼女達もまた同じように店を出て行くだろう。急かされるわけもないのに、何故か。


――


 さ、始めるよ。
 そう言って蓮子が机に手を付いた。空いた講堂のど真ん中に席を取って、わざわざ前後に座っている。周りには暇そうな学生が三、四人。一人は本を読んでいる。

「はい、注目。私達のここ最近の活動を紙に書いてきました。見なさいメリーさん、この計画性の無い活動の軌跡を!」
「あらま、蓮子も随分暇なことやるのね。いつ作ったの、こんなの」
「昨日徹夜で。お陰で花の女学生が台無しだわ」
「その割には元気ね」
「講義中に寝ましたから」

 見ると、なるほど事細かにこの一週間の活動内容が書かれている。
 本当によくやるものだな、とメリーは思った。なにせ、その詳しい事と言ったら、立ち寄った店の名前に通った道の名前、それらを簡素な地図まで書いて並べ立ててあるのだ。

「はあ、これは徹夜もする訳だわ」
「はあ、じゃないわよ。私はこれを作っている間気が遠くなりかけたわ。いい、この店とこの店を見てみなさい」

 指さす先にはあまり見覚えの無い店名。淡い記憶をたぐり寄せる。

「この間行ったわね、美味しかった」

 店の名前など一々覚えていないのだ。印象は、出てくる料理で決まる。名前も、決まる。蓮子は構わず次々と指し示していく。

「それでこの店とこの通り、あとこの通りも。……ほら! 大学1km圏内から外に出てないじゃないのよ!」

 蓮子が机を叩く。振動で紙が少しずれた。周りの学生が二人を向く。

「蓮子、ハイ蓮子、落ち着きましょう。花の女学生を台無しにするのは良くない」
「これが落ち着いていられる? 私達はもっと、切羽詰るべきなのよ。そう、試験日一ヶ月前の受験生のように」
「ついこの前ね。といっても半年くらい開くかしら」
「まあ私は慌ててなかったけど」
「あら、そんなこと言ったら私だってそうよ。ちゃんとお勉強してましたもの」

 ふふふと笑いあう。いくつかの視線が背中に刺さった気がした。その騒ぎには目もくれず、黙々と本を読み進めている者も居たが。

「とにかく、あの時を再び、よ」
「蓮子ってカッコつけるの好きよね」

 それは常々思っている。当の本人は気にもかけずに右から左へ流してくれたが。

「それで、蓮子さんは何か言い案を考えてきてくれたのかな?」
「案、と言うほどの物でもないけど、一つ。古跡巡りなんかどうかなって」
「折角京都に居るんだしって?」
「そうそう、お寺も多いし、オカルトサークルにはもってこいでしょう」

 確かに、寺は多かった。
 神亀遷都の後、京都はかつての東の都から力を吸い取り目覚ましい発展を遂げた。物の一年で東京は人口が半減し、京都は名実共に日本の首都となった。
 だが、土地は必要とされなかった。
 当時既に世代の少子化は進んでおり、最早奪い合うほど人間が居なかったのだ。土地は余っていた。
 そして寺は残され、街並みは残され、駅の周囲だけが高くそびえ立って行き……。
 二人の通う大学は、新と旧とに挟まれた緩衝地帯に位置している。

「お寺ねえ、お寺といえば、やはり法力僧……」
「うん?」
「いや、お寺から連想するオカルトと言えばその辺りかなあって」
「そうね、密教とかね。なんなら少しばかり解説しましょうか? メリーあんまりそう言うの詳しくないでしょ」
「後で良いわよ、日が暮れそうだし。……ところで、その類の話って結構残ってるものなの?」
「それなりにはね。でなきゃこうも色々なメディアで取り上げられないでしょ。さすが人気のネタは昔から人気なものよ」

 蓮子がぶつぶつと数をかぞえ始めた。今までに見た話を思い出しているのだろう。それを尻目にメリーがむむと唸る。

「えーっとね、二十個くらい知ってる。話してあげようか」
「遠慮しとくわ。でも良く知ってるわねそんなに」
「そりゃ調べましたもの。逆にメリーが知らないのが不思議よ。調べたくならなかったの?」
「私は科学雑誌とかの方に行っちゃったからねえ。だからそっち方面はそれなりに詳しいわよ。数年前の情報だけど」
「役に立つの? それ」
「理解の一助には」

 気が付くと、窓の外が暗くなって来ていた。道を歩く人影もまばらで、講堂はいつの間にか他に誰も居なくなっている。

「あれ、話し込んじゃったわね」
「もうこんな時間か……。むう、折角気負い込んで来たと言うのに全くの進展なしとは」

 蓮子が頬を膨れさせる。いつもならここでサークル活動は終了として、後は一緒に夕飯を食べに行くかそのまま解散してしまう。
 いつもならそうだった。だがどうも、今日はそういった訳にはいかないらしい。

「ねえメリー、流石にこれで解散するのは良くないと思うのよ」
「でもね蓮子、私はお腹が空いて来たの」
「食べながら続ければ良いじゃない」
「今日はおうちでお鍋の予定なの」
「まだ秋にも遠いわよ?」
「美容と健康のチゲ鍋。カプサイシンが脂肪を燃焼させ、美肌効果を高めるわ。蓮子、私はこれを食べなければいけないの」
「じゃあ食材持ってくから私の分も作ってよ」
「……どうあっても引くつもりは無いと」
「ここで引いたら多分明日もなあなあで終わるわ。メリーだって、そんな埒の明かない活動は嫌でしょう」
「うーん、確かにこの近辺の店も回りつくした感あるしねえ」
「決まりね。じゃ、生協で買ってくるから、ちょっと待ってて。二十分くらいで戻るから」
「それなら私も行くわよ」


――


 大学正門から歩いて十五分。少し古くなった、それでも周囲に比べれば新しいマンションが頭一つ飛び出た状態で立っている。
 駅からは遠く交通に多少の不便さはあるものの、少し行った所にスーパーと雑貨店、それに学生向けの商店街があるため生活には困らない。
 その五階、右から三番目に、マエリベリー・ハーンの部屋はある。

「おじゃましまーす。ううーん、初おじゃまは緊張するわねえ」
「何言ってんのよ。どこか適当に座ってて。今お茶出すから」
「あ、どうぞおかまいなくー」
「鍋食べに付いて来たくせに今更よく言うわ、全く」

 食材を切る音が響く。蓮子は手持ち無沙汰にそこらをいじっている。ティッシュケースにカバーがかけられている。ライオンさんの。
 見渡すと、割合可愛い物が多い様で、そうでもない。色彩も簡素だし、小物も飾られていないシンプルな部屋だ。ベッドに少し柄が付いていたが、それ以外で何かあるかと言えば先ほどのライオンさんティッシュくらいなものだろう。
 暫くすると、鍋とコンロを持ってメリーが奥から出てきた。鍋が大きい、新しめのものだ。

「おまたせ」

 鍋を火にかけ、煮えるのを待つ。中身がなんとも赤かった。

「じゃ、ぼちぼち始めますか。ほれ、メリーさんや、何か意見だして」
「え、私から? なに、何でも良いの」
「どんと来なさい。役に立つ鋭い指摘だったら蓮子ちゃん賞を上げましょう」
「うん、蓮子ちゃん賞はいらないけど……そうね、単純に方向性が定まってない感じはするわね。蓮子あなた、実はフィールドワークとかやった事ないでしょう」
「え、それは、何で」
「だって行き当たりばったりなんだもの。私なんて大体蓮子に先導されてくんだから、変な所はすぐわかるわよ」
「ぐう、まさしくその通り……。中々鋭いお眼鏡、蓮子ちゃん賞をあげよう……」
「だからいらないって。まずはそこの改善が第一じゃないかしらね。後はサークル自体の目的。結局なんなの? 結界暴きがしたいの? それともオカルト全般?」
「最終的には、結界の向こう側に行きたいかなーって。でもそれには、結界を追っかけてるだけじゃ駄目で、もっと他の所にも目を向けなければと……」
「本格的じゃない、考えてる事は。あ、鍋煮えたわよ」

 皿に取り分ける。やはり赤い。

「メリー、暑い」
「我慢しなさいよ、そのための鍋なんだから」
「んで、とにかくさあ、明日から使える明日のためにその一みたいな何かが欲しいのよ」
「そんなもん、私にだって無いわよ。むしろそう言うのは蓮子の方が得意でしょうに」
「私も自分では得意だと思ってたんだけどさあ。結果がさあ」

 そう言ってぶいぶい沈み込んでしまった。さりげに豆腐を三つも取っていった。

「あー、こら重症ね。蓮子、一つ言うならね、あなた突き抜け方が足りないのよ」
「うん?」
「単純に、私達は圧倒的に経験が不足している。なら、経験をためれば良いじゃない。そこまでの失敗は仕方ないと見るべきよ」
「え、あー……。てか、何でメリーそんなに分かってるの」
「岡目八目って言うでしょ、私だって自分なりには考えてたのよ。言わなくてもいずれ気付くだろうと思ってたから言わなかったけど」
「……それってつまり、私の右往左往する姿を見ながら楽しんでたって事?」
「そうとも言う」

 蓮子がそっぽを向いてしまった。仕方が無いのでそのまま黙々と鍋を消費していく。締めはうどんが良いか米が良いかと聞いたら、うどんと答えたので、三玉ほど投入した。尤も、米は炊いてないのでどちらにしろうどんだったのだが。

「それで、蓮子は何、今日止まっていくの」

 食べ終わり、平らげた鍋を眺めながらメリーが切り出した。

「え、そうなの」
「いやだって、とことんまで語り尽くすって言うから」
「あ、ああ、そうね。じゃあ、泊まらせて貰おうかしら」
「布団無いけど、良い?」
「ベッドに相乗りって事? 構わないわよ、別に」
「いや、床に」
「……メリーも床で寝るなら、許す」
「やっぱりベッドにしましょうか、狭いけど」

 蓮子が何か文句を言ってきたが、メリーは取り合わない。そして、九時には寝てしまった。蓮子が晩酌用に酒を漁っている頃だった。わざわざチゲ鍋を食べておいて夜更かしをする気は無い。美容、健康である。
 蓮子は少しの間手持ち無沙汰にうろついた後、メリーの服を引っ張ったりしてみたが、全く相手をしてくれる気配が無いので、そのまま自分もベッドに潜り込んだ。


――


 そしてまた蓮子は待ち合わせに遅れる。
 どうかしているとメリーは思った。多分あの類は、電車の待ち時間を嫌がるタイプだ。
 蓮子はたまに遅刻をしないで来る事がある。平均して五回に一回。彼女の中ではそれが過大評価されているのだろう。まだ間に合う。まだ間に合う。

「間に合ってないのよ!」

 駆け寄ってきた蓮子に平手で突っ込みを入れる。蓮子が豆鉄砲をくらったような顔をしている。これで、三回に一回くらいには減るだろうなとメリーは思った。

「お、おう、メリーさん、ご機嫌は」
「よろしいとは言い難いわね。なに、あなたの周りには時差でもあるの? 一人時差ボケなの?」
「あの、えっと、ケーキ、奢りましょうか」
「パフェね。高いやつ」
「そんな、殺生な」
「なんとでも言いなさい、これに懲りたら、少しは遅刻に気を付けることね」

 そう言えばこの間、大々的にパフェを宣伝していた店があった。その時は手持ちが無かったため軽い物で済ませたが、今日はサイフの心配は無いのだ。
 店に着く。着いた辺りで、蓮子が首をかしげだした。敢えて無視して、パフェを頼む。高い、1500円もする。蓮子が細長い声をあげた。
 しかし実は、大して苦も無く払える事をメリーは知っていた。とかく蓮子の資金は潤沢である。稼ぐそぶりも見えないのに、使える金額はおそらくメリーの倍近くある。
 何かしらの交渉があったものと思われる。蓮子の授業態度が思いのほか良い事から、成績を条件に実家から金を引き出しているとメリーは睨んでいた。ちなみにメリーもその手を使おうとした事はあったが、仕送りで十分だろうと一蹴されている。確かに十分であった。

「待って、メリー、私重大なことに気付いたわ」

 パフェーが届いた頃、どうも腑に落ちなさそうにしていた蓮子が我を取り戻した。メリーは構わず一口目を味わっている。

「私達、これ、全然進展してないじゃない……!」

 知っていた。知っていたが、黙っていた。メリーは今日は、甘い物が食べたい気分だったのだ。
 そもそも、これで目的を見失うようでは意味が無い。行く先が明確に定まってないからそうなるのだ。まずは下調べをする所から始めなければ。そしてそれに気付くまで、また暫く、蓮子はメリーに奢り続ける事になるのだろう。
 まあこれ位の役得は良いかな、と思っていた。誰も損はしない。蓮子は、うん、自業自得である。
 基本的には、蓮子の動くのに任せるつもりなのだ。人には向き不向きがある。それで、メリー自身はちょっと楽そうなポジションにちゃっかり収まってしまおうと考えていた。
 羨ましそうに見ていたので、蓮子にも一口、パフェを食べさせる。美味しそうに食べている。
 良く、味わうと良い。これから君には、しっかりと働いて貰うのだ。
 雛に餌付けしているような気分になった。口には出さなかった。



なんか、自分の中で、

「蓮メリ分が足りねえよおぉ」
「んだ、んだ」
「蓮子ちゃんかわいいよおぉ」
「メリーちゃんもだー」

が溢れ出しそうになっていたのです。
秘封倶楽部は良いですね。人気投票もね、ありましてね、どちらか片方しか一押しに選べないという苦行。にとりちゃんにしましたが。
にとりちゃんは可愛いです。魅力は数え切れません。が、また今度。
ほのぼの分が足りない!と他愛の無い、でもちゅっちゅじゃない、そんな物を書こうとしてですね、実際最後までそのつもりだったんですがね。メリーさん存外黒いね。
まあ、ほのぼのでしょう。大学生ってこんなもんです。
では、読んでくださってありがとうございました。
ごまポン
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コメント



0.860簡易評価
1.90奇声を発する程度の能力削除
味が凄く出てて読んでいて面白かったです
4.100名前が正体不明である程度の能力削除
ひふーはいいよね。
7.100名前が無い程度の能力削除
いい秘封
蓮子が遅刻しなくなる日は…こないだろうなぁ
10.90過剰削除
これはいい秘封
12.90とーなす削除
秘封の日常風景といった感じのお話でした。
だらだらとした空気がいい。それとツンツンなメリーもいい。
13.100名前が無い程度の能力削除
面白かったです。
17.90名無しな程度の能力削除
蓮子の細長い声聞いてみたいなぁ
22.100名前が無い程度の能力削除
最後の一言で笑ってしまったww
面白かったです。
24.90名前が無い程度の能力削除
二人のキャラクターが立っていて良い感じです。良い性格してる。