おめでとう! にとりは うんざんに しんかした!
「こんちわ! わたし うんざん……! って、違ーう!」
最近にとりを全然見ないから、心配して来てみたらこの通りだ。
まあ、無事で良かった。自分でボケて自分でツッコむくらいには元気があるらしい。
でも、はち切れんばかりの親父スマイルを見ていると何だか腹が立ってくる。ちょっくら意地悪してやるか。
「にとりがいない。ただのうんざんのようだ……」
「ちょっと待ってよ椛! 私、にとりだってば!」
「見ないうちにおっさん臭く育っちゃったね」
「そうじゃなくて! 実はね。じっけんに しっぱい して うんざんと くっついて しまったの!」
どんな実験だよ! 何がしたかったのかわけがわからないよ!?
ちっちゃく見える緑の帽子と、顔中をしばり上げる紐と鍵というシンボルで、辛うじてにとりみたいな雲山って分かるレベル。
紐のせいで、顔がマヨネーズの容器の真ん中を全力で潰したような形になってるし。
「いや、ちょっと雲山と雲山を融合して合成獣オズモーンを作りたかったんだけど、自分とひっついて……」
「もう、どこから突っ込めばいいのよ……」
「まあまあ。とにもかくにも、まずは助けてくれないかな?」
こういう時は、とりあえず「いいえ」を選択してしまうのであった。
相手の反応が気になるんだってば。
「冷たいこといわないでったら! よッ…… いろおんな! にくいねーッ だいとうりょう! よし、じゃあやってくれるね?」
「私、なにも言ってないんですけど!?」
「私が転送マシンに入るから、分離プログラムを頼むよ!」
問答無用でイベントを勧めようとする根性がたくましい。
にとりのような雲山は、部屋の奥にある機械に入っていった。ドアのついた二つの装置にパイプがつながっていて、いかにも大掛かりだ。
このまま家から出るとどうなるのか、気になる。
「頼むって言われても……」
「机をよく見るんだ、椛」
「ああ、何かあるね。ボタン?」
「起動スイッチを押すんだ、椛」
「えっと、これをオンにすればいいんだよね?」
「何をしとる椛、早く!」
「分かった分かったってば。おして みよう ポチッとな!」
すると、機械がピコピコとか言って動き出した。かと思ったらやけにあっさりと、正真正銘本物のにとりがドアから姿を現すのであった。
かがくの ちからって すげー。改めてそう思った。
「サンキュー椛! もうダメかと思ったよ……」
「全く心配させるんだから。実験もほどほどにしなよ?」
「ごめんごめん。あ、そだ。お礼と言ってはなんだけど……」
転送マシンのもうひとつのドアの前に案内される。
ドアにはガラス越しで、中の様子が見える。その中には雲山がぎっしりと……。え、ぎっしりと?
「そこに 3びき うんざんが いる じゃろう!」
「うわあ、素敵な機械でいかつい雲山がポポポポーンだー……」
「好きなのを選ぶといいよ。あげるから」
「いらない! 絶対いらない! つーか、好きなの選べったって、全部同じ顔だし!」
「名前はあるんだよ。えーっと、うんだね、うんがめ、うんとかげ」
「ネーミングセンス、なんとかしようよ!」
「いーじゃん。で、どのウザモンにするの?」
「ウザモン!?」
不思議な不思議な生き物。動物図鑑には載ってない。雲山モンスター、縮めてウザモン。
「いや、選ばないから! こんなのいらない!」
「くさむらでは やせいの うんざんが とびだす! 持ってた方が身のためだよ?」
「いるの!? そんじょそこらに雲山!?」
「いるってもんじゃないよ。今、大量発生して困ってんだから」
「No kidding!」
「いやこれホント。増えすぎてるから、同じ色の雲山をくっつければ消えるかなーって研究してたんだー」
「そのパターンなら、三匹じゃ足りないよ! というか、色違いとかあったんだ!?」
これが本当なら、しばらく外に出たくないなー。
保護色で野生に溶け込んでる雲山も嫌だし。極彩色でぎらぎらしてる雲山も嫌だし。
嘘であることを願いたい。できれば、全部夢がいい。
「もう一度確認するけど、雲山が大量発生ってのはほんとにほんと?」
「ほんとにほんとだよ! ……だから、ちょっと調べてほしいことがあって。このままじゃ、ドキ! 雲山だらけの幻想郷になっちゃう!」
「……それは避けたいね」
「でしょ!? だからね。えーっと。はい、これ」
にとりの手に、何やら紙切れ。私に向かってひらひらさせた。
「これ、ふねのチケット。これがあれば、星蓮船遊覧体験ができるよ! ……と、いうより雲山のスペシャリストに会ってきてほしいんだ」
「ん。分かったよ。どうせ今日は暇だし、行ってきたげる」
「助かるー! いやあ、研究がいいとこでさ。手が離せなかったんだよー。ありがとね」
「じゃ、早速だけど行ってくるねー」
「あ、ちょっと待って!」
遅かった。にとりの声が届くより先に、私はドアを開けてしまっていた。
その瞬間、いわなだれのように押し寄せる雲山の姿が……。
「あっ……!」
眼前には、雲山のぱっくりと開いた口があった。
不意をつかれ、為す術もない。私は雲山にぱっくんちょと食べられてしまったのである。
「あちゃーやっぱりこうなっちゃったかー」
何を無責任な、と突っ込もうとしたけれど。あれ、私、生きてるじゃんってことに気がついた。
我思うから我あるんじゃん! よかった、即死ゲーじゃなくて。
「野生の雲山は凶暴なんだよ。すぐ仲間を増やしたがる」
「そういうことは早く言って……。いや、今なんて言った?」
そもそも、自分の声がいつもより野太いような……。
にとりの口が小さく開く。ちょっと申し訳なさそうにしながら、私に事実を宣告する。
「あの、ね。雲山に食べられた者は、みんな雲山になっちゃうんだよ」
にとりが、さっと手鏡を出してくれた。その中に映される自分の姿は、むさくて、もくもくで、親父で……。
「い、いやああああああああ!」
絶叫と共に、私は気を失ってしまうのであった。
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「と、言う事があったんですけど。どうなってるんです? オタクの雲山は」
そんなわけで、命蓮寺まで一輪さんにクレーム言いに行くことにしました。
それにしても、にとりが分離プログラムを開発してて良かった。これがなくちゃ、二度と元の姿に戻れなかった。
にとりなりに対策してたんだなー。ちょっと感謝。
でもでも、元を正さなくてはいたちごっこ。雲山の大量発生なんて、やめさせなくては!
「いや、私関係ないし」
こうだ。ばっさりだ。となりの雲山までも、目を合わせてくれない。逃げる気まんまんじゃないの。
「関係ないわけないでしょう! あんたんとこの入道でしょうが!」
「いやいや、姿形はよく似ているけれど、全て別の生命体よ。ただの雲山よ」
「そ、そうなの……?」
「第一、それだけ多くの入道を私が生み出して操るなんて。いくら私でもできるわけないよ」
「そ、それは確かに……」
一輪さんの言う事に間違いは無いみたい。真剣な眼差しをしてらしている。
でも、雲山のことが分かるのは、彼女しかいない。もちっと深く問いたださないと。
「じゃあ、どうして突然大量発生なんか? 私、ちょっと雲山には疎いからその辺、分からなくて……」
「そんなこと、気にしちゃきりがないよ? ただの自然現象だし」
「し、自然現象? お空の中からぼわっとインチキ雲山登場!?」
じゃあ、一体どうしろってんだ。
「ちょっと詳しく聞かせてくださいな」
「え、えー……。そんなこと、言われても」
「雲山のスペシャリストでしょう!? みんなが困ってるんだから、ちゃんと説明してくださいって」
「しょうがない。じゃあ、一から説明しましょう。えっとー」
一輪さんが、少し悩むように眉を潜ませた。そばの雲山が、かすかに揺れる。
一息ついた一輪さんは、いかにも当然であるかのように言い切るのであった。
「雲山はね、宇宙人なの」
「宇宙人だったんですか!?」
雲山がヒュージィ星人だったなんて、初耳だよ。
途端に話が胡散臭くなってきやがった。
「平安の時代にね、エイリアンが攻めてきたことがあったのよ。そのエイリアンが、雲山だったの」
「まじかよ!」
「でも、検非違使の落とし穴によってほとんど退治されたんだけど……。彼だけ命からがら生きていたのよ。つい、助けてしまったの」
人を食って、雲山にさせられるなんて、退治されても当然だ。
それにしても、落とし穴で倒せたんだ。検非違使の仕事って、意外としょぼいな。
「あっほら見て!」
一輪さん、唐突に天を指差した。釣られて見上げてみるも、よく分からない。
「え、え、何が……?」
「ああー。見えなかったかー。今、ちょうど流れ雲山があったの」
「流れ雲山!?」
「そうよー。空からひゅーっと降ってくるのよ。私の力でもどうしようもないわ。ただの天体現象。いちいち気にしちゃだめよ」
……うーん? おっかしいなあ。
私、見るのには自信あるんだけど、キラリ雲山流星群なんて見えなかったぞ。見たくもないけどさ。
しかも、どうもさっきから「気にしちゃだめ」とか、この問題に触れてほしくなさそうな態度。
臭うぞ。白狼天狗の嗅覚が、そう告げている!
「気にしちゃ駄目って、気にするに決まってる! このままじゃ、何も知らないまま雲山にされる人、続出だよ?」
「それが自然の摂理だと言っている。諦めるがいい」
「いやいやいや、抗おうよ! なんでそんなに不干渉なの!?」
「……では、逆に問うが」
一輪さんの眼の色が変わった。歴戦をくぐり抜けた、覇者の目をしている。
「男が少なすぎると、思わないのかね?」
「……へ?」
「そう。男があまりに、少なすぎる! この幻想郷に、ダンディ成分が足りない、足りなさすぎる!」
まくし立てる、まくし立てる。ダンディを語る一輪さんの目は、もはや私を見ていない。
男だ。男の幻想を見ている。
「君だって男に飢えているんだろう!? ならば男を増やすまで! みんながみんな男なら、そりゃもうモテモテだよ!」
「いやいや、男が増えても結局雲山じゃん! しかも、ついさっき私自身が雲山になっちゃったし! それじゃ意味ないよ!」
「構わん! みんなみんな、雲山ダンディズムになってしまえばいいんだ!」
「も、もしもし、もしもーし!? 誰も得しないよ、そんな展開!」
「待て、発想を変えるんだ。雲山だらけの幻想郷になって、誰が得をする?」
だから、誰も得しないだろうってば!
そんな状況になって嬉しいのは、よっぽどひとと違う趣味をしてる奴だよ!
そんな奴、どこにも……。ま、まさか!?
「雲山×雲山の絡みを見たい、男色愛好家だ!」
「う、うわああああああ!」
「多様なニーズに応える幻想郷も、こればっかりはなかなか発展しなかった! ここが弱点ではないか!」
「別にいいよ、発展しなくても!」
「世の中には命蓮×醍醐天皇とか、菅原道真×醍醐天皇とか藤原時平×醍醐天皇で喜ぶ人だっているんだよ!?」
「いないよ! 醍醐天皇が受けで喜ぶ人なんて!」
考えれば考えるほど、恐ろしい話だ。
男同士の絡みが見たいがために、無実の人々が雲山にされていくんだ。
そして新たに生まれた雲山は、また新しい雲山を……。ぞっとする話だ。
「いけない。話が過ぎた」
「度も過ぎてるけどね」
「ここまで来たら、そのまま帰すわけにはいかないよ」
ねっとりとした視線。振り返ると、雲山。前を見なおしても、いつの間にか雲山。
このままじゃ、分け入っても分け入っても雲山になって、雲山になってしまう!
ならば飛んで逃げようかと思ったところ、上から雲山だぞ、気をつけろ!
え、これ、詰んでない?
「お前も雲山になるがいいわ!」
「も、もういやだああああ!」
あんな話聞かされたあとじゃ、なおのこと雲山になりたくない!
雲山の頑固なフェイスが、どんどん私ににじり寄ってくる。
脳みそが、どうあがいても、絶望と言わんばかりにサイレンを発し続ける。
WARNIGでHUGE BATTLE SHIPな雲山達がAPPROACHING FASTだよ!
でも、逃げ場がない! 王将の気持ちってこんななんだろうなあ……。
どうしようもなく、満身創痍への道に一直線!
「そこの雲山! 止まりなさい!」
なんてナイスなタイミング。
私がやっつけちゃうんだからと言わんばかりの、どこか聞き覚えのある声があたりに響く。
すると、なんということでしょう。
みるみるうちに雲山達がまん丸になったではありませんか!
直後、弾幕がばらまかれたかと思うと、雲山達が爆発。あっという間にデストロイゼモー。
よく分からないけれど、助かったらしい!
……よくみると、目の前の景色が少々歪んでいる。その歪みがだんだん、見慣れた姿へと変わっていって……。
「待たせたね」
「にとり! 助けてくれたんだね!」
「むむ、何奴!?」
「悪いけど、話を聞かせてもらってたよ。全く、嘘ばっかりじゃない」
光学迷彩から現れた救世主にとりが、颯爽と現れてくれたのだ! ヒューッ!
その堂々とした姿勢を崩さないまま、一輪さんと対峙する。
「椛! そこにいる一輪は……。偽物です!」
「なんだって! そんなまさか……」
「馬鹿な! 証拠でもあるというのか?」
「ふっふっふー。あるんだな、これが!」
にとりの手には、ピチピチと跳ねる新鮮な雲山が握られていた。
その証拠品を、一輪っぽい奴につきつける!
「くらえ! お前の雲山は、入道なんかじゃない!」
「……そ、そうだったの?」
「成分解析の結果……。こいつは幽霊だったんだよ!」
「な、なんだってー!?」
にとりに雲山を手渡される。なるほど、確かにひんやりしている。
思わぬ展開に、一輪っぽい奴も同様の色を隠せない。頭巾にじんわりと汗がにじんできている。
「……入道でなくて、何が問題だ。私が幽霊を操っていようとなんだろうが、一輪に変わりない」
「なら、この場で証明してみるがいい!」
「証明……?」
「もしも本人なら……。その頭巾を脱ぐことが、できるはずだ!」
決定的な発言で、ゆさぶった。頭巾を脱がないのなら、自分から偽物だと明かすようなものだ。
脱ぐしかない。
追い詰められた一輪っぽい奴が、悔しそうに頭巾を脱ぎ捨てる!
その正体は……!
「だ、誰……?」
まず、目に飛び込んだのは真っ白な頭髪。
よくみると、頬からあごにかけて、髭も生えていた。
「お、男!? しかも、妙齢!」
その正体に、にとりも思わず息を呑む。
爺さんは観念したかのように、口を開いた。
「……わしだよ、妖忌だよ」
「よ、妖忌さん!?」
剣を使うものなら、この幻想郷で知らない人はほとんどいない!
本物の妖忌さんとお会いできるなんて! 幻の剣士なんですよ?
確かに、彼の隣で浮かぶ雲山は彼にそっくりだ。あれ、半霊だったのか。
ちょっとした憧れの人物だったから、それはそれで意外すぎてまあどうしましょ。
「ど、どうして! どうしてこんなことを!」
「仕方がなかった……。あまりに、ここには、か、か……」
「か?」
実に言いにくそうだが、そこはやはり古風な漢。妖忌さんは腹をくくって、思いのたけをぶつけてきた!
「可愛い女の子が嫌で嫌で仕方なかったのだよ!」
「や、やっぱり男の方がよかったんですか!?」
「嘘に決まっておろうがああああ!」
「じゃ、じゃあ、どうして男だらけの幻想郷にしようなんて……」
妖忌さんの眉間にシワがよる。頭まで抱えて、必死に答えた。
「可愛い子を相手に、剣を振るうなんて、できるわけがなかったんだ!」
それが、全ての答えだった。
幻想郷の実力者は、可愛らしい女の子ばかり。それが彼を悩ませ続けていたのだ。
ある時、雲山の姿を見た妖忌は「ああ、皆こんな顔なら全力でたたっきるのに」と考えてしまう。
彼に従う幽霊の力を借り、憑依させることで姿を雲山にするという恐ろしい計画を立てるのであった。
「どうして、こうも私のストライクゾーンな女の子ばっかりなんだ。少しくらい、男がいてもよかったではないか!」
「妖忌さん……。だからといって、こんなことまでしなくても!」
「私の孫だってそうだ! 日に日に成長しやがって、輝きが増して! どんどんストライクゾーンに近くなっていくではないか!」
「も、もしもーし?」
「あんな可愛い子に、笑顔で『師匠ー』とか『おじーちゃん』って呼ばれるんだぞ!? 頭がおかしくなってしまうわ!」
妖忌さんの顔が赤い。完全にオーバーヒートした妖忌さんは、もう誰にも止められないだろう。
「私は自分を呪った! 孫に欲情する自分に絶望したさ。これじゃ、まともな修行相手になれやない! いや、それどころか手を出してしまう!」
「まじかよ」
「だから私は、孫を守るために、自ら身を引いたのだ……。これ以上、愛らしくなった孫を目にしないために、な」
初めて明かされた、真実であった。
あまりの衝撃に、何も応えることができない。と、思いきや。
静かに返す者が、あった。
「……そう、だったんですね」
にとりだ。
意味深な言葉に、妖忌も驚きを隠せない。
「その声……。まさか!」
にとりが帽子を脱ぎ捨てる! と、青い髪が帽子にくっついて、飛んでいった!
中から、さらさらの銀髪に、黒のカチューシャが出てくるではありませんか!
さらにさらに、作業服がメタモルフォーゼ! あっという間に庭師の服へ!
最後に、リュックの中から半霊が飛び出して、変身完了!
「量産型雲山の顔が、あまりに師匠に似ていて。雲山を研究すればいつか会えると、思っていました……」
「よ、妖夢……! すまない、お前にはひどい話を聞かせてしまった!」
「いいんです。師匠は、私を守るために身を隠したのですから」
「妖夢……。私を、許してくれるというのか!」
「あたりまえじゃないですか! ずっと探していたんですよ!?」
そうかー。にとりも偽物だったのかー。
そんな旧にとりの頬に、涙が一つ伝って落ちる。妖忌さんの目も、心なしか潤んでいる。
互いに呼応するように、半人半霊×2=一人と幽霊一匹が名前を呼び合って、駆け寄る。
ああ、美しき血のつながりよ。
「おじいちゃーん!」
「妖夢ー!」
と、その時。
刹那を見斬るように、互いに刀を取り出したではないか。
「!」
「!!!」
言葉にならぬ声をあげて、剣を交える。鉄と鉄の触れ合う、冷たい音があたりに響いた。
両者ともにすれ違い、同時にぴたりと停止。
「成長したな……。妖夢よ」
妖忌さんがゆらりと立ち上がる。
一陣の風が、白髪をたなびかせた。
「だが、その成長こそが敗因よ」
妖夢の刀が、宙を舞う。妖夢の目の前はどうやら真っ暗になったらしい、愕然と膝を落とした。
ミニスカートの ようむ との しょうぶに かった妖忌さんは、いつの間にやら現れた夕日に向かって、歩き出すのであった。
「孫より幼い奴に、会いに行く」
妖忌さんってスゴイ、改めてそう思った。
妖忌さん何やってんですかw
攻めで喜ぶ人はいるんですね、分かりますん
正直ついて行けてないけどこのノリは大好きだ
今度は文章力もつけて、もっと面白いもの頼むぜ
ストーンぼうしが欲しくなるな
ビビッとくるネタが多かったです。マサキの実験なんて懐かしいなぁ。作者さんとはお友達になれそうですね。
妖忌が幻想郷を男でいっぱいにしようとした理由にはみょんに納得してしまいました。
次回はぜひ菅原道真×醍醐天皇でお願いします……お願いします。
ともかくすごい爽快だな。
マサキwww
ポケモンとぷよぷよ?ヒィージィ星人はワカンネ
突っ込みどころ満載で面白かったです。