「はあ? フランドールを寺小屋に?」
里の守護者である上白沢慧音は本日、紅魔館にお呼ばれしていた。
以前ちょっとしたイベントに参加して以来、ちょくちょく交流があるのだ。
里の安全を考え、慧音が紅魔館を訪れる時には妖精メイドの中でも強い力を持つ者が里へと派遣される。
そして帰りにはお爺ちゃんお婆ちゃんに貰ったお菓子やお小遣いを両腕いっぱいに抱えて帰って来るのが恒例となっていた。
見た目が幼い妖精メイド達は、里のご老人達の人気者なのであった。
閑話休題。
紅魔館を訪れた慧音は、早速美味しいお茶と洋菓子でもてなされていた。
口調や雰囲気から堅苦しい印象が強いが、これでも女の子。
甘い物を口いっぱいに頬張るその姿は、幸せに満ち溢れている。
「ふう‥‥うまいは甘いとはよく言ったものだ」
「何それ」
「さる芸術家の残した言葉だよ。大変な美食家でもあったらしくてな。いやはや、名言だな」
「ふうん。しっかし美味しそうに食べるわね。お昼食べてこなかったの?」
「いや、恥ずかしい話だが寝坊してしまってな。それに甘い物は別腹というだろう? もしも空腹じゃなくてもいくらでも食べられるさ」
「あっそ‥‥。まあいいけど。たんと食べてちょうだい。咲夜」
「はい」
呼ばれた瞬間現れた咲夜の手には、次のお菓子が用意されている。
白いクリームの塗られたケーキにチョコレートのムース。
焼きたてのアップルパイに、大きなシュークリームに‥‥
とにかく、見ているだけでお腹が一杯になりそうな品揃えである。
「さあさあ、うちのメイド長が丹精込めて作った品よ。紅茶のお代わりもどうぞ」
「これはこれは‥‥」
夢のような光景であったが、こうまで至れり尽くせりだと不安も芽生えるものだ。
「ありがたいが、何を企んでいるんだ?」
「失礼ね。どうしてそう思うの?」
「昨日いきなり招かれたと思えば次はこの接待だ。流石に不審に思うだろう」
「あらら、霊夢や魔理沙あたりなら引っ掛かるのに」
「一緒にするな。‥‥で、何が望みなんだ? まさか私を丸々と太らせて食べようだなんて話でも無いだろう」
「それも面白そうね。ローストケーネに、ケーネストロガノフに」
「ちょっと語呂がよくて嫌だな。それで?」
「まあ、そんな物騒なものじゃないわ。ちょっとした頼み事よ」
「とりあえず聞こうか。これだけ食べてタダで帰るのも性に合わんからな」
そして、レミリアの依頼を聞いた慧音の反応が冒頭のセリフであった。
「それはまたどうして。あの子は確か、お前と何歳かしか離れていないだろう? 五百年近く生きてきて、今更寺子屋も無いと思うぞ」
「いやほら、あの子ってば諸々の事情で地下に篭ってたじゃない? それでまあ、最近は落ち着いてきたし、あの子自身も外に興味が出たみたいだし、この機会にね。ちょっとした罪滅ぼしの一環も兼ねて」
「ううむ‥‥」
レミリアの言い分もわかる。
本人が拒まなかったとはいえ、実の妹を監禁状態にしていたのだ。
その罪の意識は察するに余りある。
「しかし、自分で言うのもなんだが、決して高水準の教えを施しているわけじゃないぞ。紅魔館のお嬢様に見合うような環境とは思えないんだが」
「ああ、学問を身に付けさせたいわけじゃないのよ。その辺りはほら、うちにも得意なのがいるし」
「そういえばそうだな」
「フランに教えて欲しいのは、一般教養というか道徳というか‥‥」
「ああ、そういう事か」
「他人との触れ合いとか、紅魔館の中だけじゃ足りないでしょう? その辺りを補ってあげて欲しいのよ」
「ふむ、確かにそれなら寺子屋は打って付けと言えるか‥‥」
「どう?」
「‥‥うん、いいだろう。まずは試してみようじゃないか」
「ありがとう。感謝するわ」
元来子供好きである慧音は、この依頼を快く引き受ける事となった。
「悪いわね。寺子屋の先生って疲れるんでしょう? 今日も寝坊したって言ってたし」
「ははは、あの年頃の子供は元気が有り余っているからな。正直、毎日ヘトヘトだよ」
「そりゃそうよね。だから今回の頼み、それなりの報酬は約束させてもらうわよ」
「報酬? いや、別にそういうのは‥‥」
「今日と同じレベルのお茶会に、週3回招待するっていうのはどうかしら」
「なんと」
「そのついでにフランも構ってやってくれると嬉しいわね」
「いいともいいとも」
お菓子につられた慧音は、いつの間にか家庭教師の追加ミッションも引き受ける事になったのであった。
「さて、それじゃ明日から毎日顔を合わせる事になる生徒候補生に挨拶でもしておくか」
「たしかに、前もって会っておいた方がいいかもね。今の時間なら部屋にいるんじゃないかしら」
「ところで、館に入る時に謎の人形軍団が目に入ったんだが、あれは何なんだ?」
「聞かないでちょうだい」
軽く雑談をしながら向かうは地下室。
住めば都とはよく言ったもので、フランドールは今でもそこに住んでいるのだ。
「フラーン。いるかしら?」
「はーい」
トタトタトタ
ガチャリ
可愛らしい足音に続いて開かれた扉から、フランドールが顔を覗かせる。
「どうしたの?」
「フランにお客よ」
「私に? だぁれ? 早苗?」
「私だ」
「‥‥だぁれ?」
「慧音だ。上白沢慧音。前に会った事あるだろう?」
「えーと‥‥ああ、はいはいはい! あの時の! 覚えてる覚えてる! その節はどうも‥‥」
「フラン」
「な、何?」
「思い出してないでしょ」
「あうっ」
「‥‥なあ、今の返しを見るに、一般教養とかいらないんじゃないか? そのまま社会に出られそうだったぞ」
「うん、そんな気がしてきた」
「ん? 何? なんの話?」
「実はね‥‥」
「本当!? いいの!?」
「ええ。後はフランがよければ‥‥」
「行きたい行きたい! お願い!」
「決まりね」
「そうだな。それじゃあフランドール。明日からで大丈夫かな?」
「うん! ‥‥でも大丈夫かな。私、ずっと紅魔館から出た事無かったし、最近知り合った相手も変なのが多いし‥‥」
僅かに顔を曇らせて、不安そうなフランドール。
いわゆるフアンドールである。
「フランが知り合ったのといえば、霊夢に魔理沙にアリスに早苗に‥‥ああ、うん。ちょっとアレなラインナップね」
「でしょ? 普通の人の中に入っていけるかな?」
「なぁに、心配はいらないさ。子供同士というのは、簡単に打ち解けてしまうものだよ」
「そうかな‥‥」
「そうだとも。心配はいらないよ」
「‥‥わかった! よろしくね!」
「ああ、こちらこそ。ではレミリア、私はこれで失礼しよう。明日の授業の計画を練らなくては」
「迷惑かけるわね。余ったお菓子を包ませたから、持って帰ってちょうだい」
「おお、すまないな」
かくして、フランドールは慧音の寺子屋に出向く事になったのであった。
「はあ‥‥慧音はああ言ってたけど、心配だなあ。お友達できるかなぁ」
慧音と別れた後、フランドールは浮かない顔で廊下を歩いていた。
非常に楽しみではある。
しかし、もしも拒絶されてしまったら?
恐れられてしまったら?
自分は二度と館の外に出る勇気が無くなってしまうかも知れない。
「うう‥‥怖くなってきた」
「これはフラン様。お散歩ですか?」
声をかけてきたのは四匹の妖精メイドだった。
集団でいるところを見ると、休憩中か非番なのだろうか。
「うん、ちょっとね。実は、かくかくしかじかで‥‥」
「まるまるうまうま、と‥‥なるほど」
フランドールの話を聞いたメイド達は主人の悩みを解消しようと、小さな脳みそをフル稼動させている。
「心配ご無用ですよ。フラン様は可愛いですもん。可愛い子はすぐに友達ができるって、相場が決まってるんですよ」
ミニ脳みそが弾き出した答えは、何とも根拠の無いものだった。
「そ、そういうものかな‥‥」
「そうですよ。ああ、でも一つだけアドバイスをするとしたら、第一印象が大事だって事ですかね」
「第一印象?」
「ええ。何事も始めが肝心なんですよ。最初の自己紹介で上手くやれば、後はもらったも同然です」
「そうなんだぁ」
「よければ練習にお付き合いしますよ? 私達、暇ですから」
「もう、暇すぎて暇すぎて」
「これからメイド長のお部屋に虫を放流しに行く予定だったんです」
「じゃあお願いしようかな。それから、そんな極悪非道なイタズラはやめといた方がいいと思うよ」
「えへへ。では練習を始めましょう!」
「もっと元気よく!」
「はいはい! 笑顔を忘れないでください!」
「うひい‥‥」
メイド達による特訓は熾烈を極めた。
四匹のメイドそれぞれがフランドールに好き勝手アドバイスする。
だが、それも主人に対する愛が深い故。
だからこそ、心を鬼にして厳しく指導するのだ。
その光景を見ていたメイドの一匹はこう語る。
「こんなに苦しいのなら、愛などいらぬ」と。
「合格ですフラン様! これなら、どんな相手でもすぐにお友達になれますよ!」
「そ、そう?」
「はい! 後は自分に自信を持つだけです」
「自信かあ‥‥」
「乗りかかった船です。そこも私達がお手伝いしましょう。いくわよみんな!」
「OK!」
「???」
混乱するフランドールを中心にし、メイド達は円を書くように並ぶ。
そして。
「フラン様! あなたは紅魔館の希望です!」
「フラン様! あなたは紅魔館の夢!」
「え? え? 何? どうすればいいの?」
「復唱してください。もう一度いきますよ!」
「フラン様! あなたは紅魔館の希望!」
「私は紅魔館の希望‥‥」
「あなたは紅魔館の夢!」
「私は‥‥紅魔館の夢‥‥!?」
「その意気です! もっと気分を高めて!」
「シャリー! キャス! ジャネット! バニー! 私に力をちょうだい!」
「フラン様! あなたは紅魔館の希望!」
「そう‥‥私は希望‥‥!」
「あなたは紅魔館の夢!」
「そう‥‥私は夢‥‥!」
「だから、友達をたくさん作って、夢を掴むんです!」
「そう‥‥私は掴む! 夢を掴む!」
「私達の夢と希望の星になってください!」
「私は夢! 私は希望! 私はこの手で掴む!」
「フラン! フラン! フラン!」
翌日、無駄にテンションが上がったせいであまり眠れなかったフランドールは、ふらつきながら寺子屋までやってきていた。
目は赤く、緊張と期待と前日に注入された熱い闘志が入り混じって、笑顔は不気味に引き攣っており、正直このままだと第一印象は六割減といったところである。
「ちょ、ちょっと。大丈夫?」
「悪魔みたいな顔になってますよ。いや、悪魔ですが」
初日という事もあり、フランドールの登校に付き添っていたレミリアと咲夜が心配そうに顔を覗き込む。
「大丈夫大丈夫!」
「ならいいけど‥‥」
「やあ来たな。早速みんなに紹介‥‥どうしたフランドール。悪役レスラーみたいな顔になってるぞ」
「なんでもないよ! ちょっと眠れなかっただけ!」
「そ、そうか。では、教室に入って自己紹介をしてくれるか?」
「うん! あ、そうだ。これ使ってもいい?」
「ん? それは外の世界の道具で、たしかカセットレコーダーだったか‥‥何に使うんだ?」
「ちょっと、自己紹介の演出に‥‥」
そう言いながらフランドールは一本のカセットテープを取り出す。
「‥‥あまり突飛な事はしない方がいいと思うぞ?」
「お願い! 私はシャリー、キャス、ジャネット、バニー、そして紅魔館の夢を背負っているの!」
「よ、よくわからんが‥‥まあいいだろう。では、呼んだら入ってきてくれ」
フランドールの気迫に圧倒された慧音は、不安を胸に抱きながらも教室へ入っていく。
レミリア達も、教室の目立たない後ろの方へと移動する。
「みんな、おはよう。今日はみんなに、新しいお友達を紹介する。さあ、入ってきてくれ」
転入生の情報に、教室がザワザワと騒ぎ出す。
その音を聞いたフランドールを再び緊張が襲うが、もう逃げ出せない。
意を決して再生ボタンを押すと、ゆっくりと入っていく。
テケテンテン テケテンテンテン
「こ、この音は?」
慧音の耳に響く聞き覚えのある音。
その音と共に教室へ入ってきたフランドールは、物言わずに歩を進める。
全児童の視線が自分へと注がれる。
心臓が張り裂けそうだったが、昨日の練習通りにやればきっと大丈夫!
自分に言い聞かせると、そっと腰を下ろす。
「えー、あたくし、フランドール・スカーレットと申します。今日は名前だけでも覚えて帰って頂ければ幸いでございます。さてさて、いつの時代もキザな野郎ってのはいるもんでして‥‥」
「こ、これは‥‥!」
「こう暑いと景気払いに、いっぺえやりたくなるだろう? へい、あっしも今ちょうどそう思っていたところで‥‥。嘘つきゃあがれ! お前さん、寝てたじゃねえか!」
「ら、落語ぉ!? なんで!? どうして!?」
思わぬ展開に全力でツッコミを入れる慧音。
しかし、話を聞き始めた子供達に目で咎められる。
「うっ‥‥」
「さて、この若旦那。キザの国からキザを広めるためにやってきたなんて言われるほどの男でして‥‥」
邪魔にならないよう、黙ってフランドールの語る小噺に耳を傾ける三人。
どうしてこうなった。
それが共通して胸に抱く思いであった。
「いえ、酢豆腐は一口に限りやす。‥‥お後がよろしいようで」
たっぷりと語ったフランドールは、ペコリと頭を下げる。
やり遂げた‥‥
昨晩メイド達に教わった通りにできた筈だ。
万が一受け入れられなくとも、全力を出せたのだから悔いは無い。
そんな事を思うフランドールだったが。
パチ‥‥
パチパチ‥‥
パチパチパチパチパチ!
拍手喝采。
ハッとして顔を上げると、そこには立ち上がってフランドールに惜しみない拍手を送る子供達の姿があった。
ちなみに知り合い三人は疲れ果てた顔をしている。
「すげえや! 面白かった!」
「吸血鬼って、落語もできるんだね!」
「でもごめん。名前忘れちゃった。もう一回聞かせてもらってもいい?」
「えっと‥‥フランドール! フランドール・スカーレットよ!」
「長いお名前だね」
「じゃあ、フランでいいわ! みんなそうやって呼んでくれるの!」
子供達がフランドールを囲むように駆け寄る。
そして口々に話しかける。
「フランちゃん、吸血鬼だって本当!?」
「え! 本当!? すっげえ!」
「フランちゃんも血を飲むの?」
今までに経験した事の無い状況に困惑しながらも、笑顔が絶えない。
そんなフランドールを見て、三人は苦笑いを浮かべている。
「まったく‥‥一時はどうなる事かと思ったぞ」
「妖精メイドの入れ知恵ですね。後で厳しく言っておきます」
「まあまあ。フランも楽しそうなんだし」
「そうだな。とりあえず心配はいらなさそうだ」
「うん! 吸血鬼だよ! でも人の血なんかより甘い物の方が好き!」
「私と一緒だね! あ! 吸血鬼って事は、あの大きなお屋敷の子?」
「そうだよ! みんなも一回遊びにくる?」
「いいの!?」
「さっきの落語、誰かに教えてもらったの?」
「うちのメイドに教えてもらったんだよ!」
「ねえ。後ろにいるのは、フランちゃんの家族?」
「あ、私あの銀髪の人知ってる! あの人もメイドさんでしょ?」
「うん、咲夜はうちのメイドの中で、一番偉い人なんだよ」
「メイドって事は、落語もできるの?」
「う、うーん‥‥どうかなぁ」
突如注目された咲夜。
落語など出切る筈も無いが、せっかくフランドールが打ち解ける機会。
これを潰す事など許されるだろうか?
「わ、私は落語は出来ないけれど‥‥そうだ! その代わり、面白いものを見せてあげましょう。皆さん、先生に注目してくださる?」
「む? なんだなんだ」
咲夜の言葉に子供達の視線が慧音に注がれる。
「3、2、1‥‥はいっ!」
咲夜の声と同時に、慧音の頭の上の変な帽子が黒板消しと入れ替わる。
「おーーーーーっ!」
「すっげえ!」
「お前なぁ」
「ごめんなさい。ついね」
子供達は歓喜の声をあげる。
そんな中渋い顔をしている慧音本人だったが、フランドールのためだとわかっているので、怒る気にはならなかった。
「ねえねえ! あっちにいるのは誰?」
「あ、そっちは私のお姉様だよ」
「フランちゃんの!?」
「うっ‥‥フランの姉、レミリア・スカーレットよ。妹をよろしくね。えーと‥‥」
今度はレミリアに視線が降り注ぐ。
普通ならば、こうして挨拶をしておけば済むのだが、咲夜が大層な事をしてしまったために何かやらなければいけない気がする。
むしろ、それを期待されているのがありありと伝わってくる。
「えーとえーと‥‥そ、そうだ。はい! 注目!」
そう言いながら、自分の右手で左手の親指を掴むように見せかける。
しかし本当は掴んでおらず、左手の指に見えるのは右手の指で。
つまり‥‥
「今からこの指が‥‥」
「あれ? これ、親指が取れましたーってやつ?」
「バカ! レミリアっていえば、フランちゃんの家で一番偉い吸血鬼なんだぜ? そんな子供騙しみたいな事するかよ!」
「ぎくぅ!」
レミリアの動きが止まる。
危ないところだった。
「えー、この指は別に何ともならなくて、本当はー‥‥」
何か子供達に見せられる芸は無いだろうか。
それも、紅魔館の当主として恥ずかしくないクオリティのものは。
一瞬のうちに思考を巡らせたレミリアは、一つの策を思いつく。
ザクッ!
鋭い爪を振るい自らの頭を切り落とすレミリア。
「えーと、あと一時間もすれば元通りに‥‥あら?」
小脇に抱えた頭から平然と言う。
だが子供達は目の前で突然起きた惨劇に言葉を失っている。
泣いている子もいるようだ。
「あ、あら? どうしたのかしら?」
心配して子供達に歩み寄るレミリア。
子供達からしてみれば、頭を持った少女が近寄ってくるというホラーにしか見えない光景だった。
「ぎゃああああ!」
「こ、怖いよう!」
「先生! せんせーーーい!」
「ちょっと! 大丈夫だってば! ほら!」
逃げ惑う子供達。
それを追う、頭の無い少女。
阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
その後、レミリアが慧音にこっぴどく怒られたのは言うまでも無い。
などと思わずこちらの口調も幇間風に。いや、文章のリズム感がとってもグッド。
失礼ながら話の筋はとても先読みし易い。良く言えば安心して読める、悪く言えば予定調和。
しかしながら、話の道筋に読者を喜ばせるネタをきちんと配置していくその腕前はお見事だと思います。
これは落語にも通じるかもしれませんね。
何度も見たり聴いたりしたネタでも、演者の腕が良ければやっぱり笑ってしまうというような。
うん、結構な一席でございました。
良かった良かった
お嬢様…
今度は一席の次回作がこわい。
お嬢様やりすぎですよ。
面白かったです
あと
>いわゆるフアンドールである
なに言ってんだあんたw
お嬢様それはいかんでしょw
ここでは、人形のごとき愛らしさに、残念過ぎるお笑い気質!w
お嬢様には寺子屋ではなく、吉本にでも入っていただきましょうw