私――レミリア・スカーレット――は考えた。
主人たる者部下の悩みや不安を解消してやる義務があると。
今回、悩み相談会という趣向を用意したのはそのためだ。
この館には片手で数えきれないくらいの癖がある住人が暮らしている。
そんな性格ではそれなりの悩みというものもあるだろう。
その不安を取り除くことで健やかな生活が送れるというものだ。
私は小さな部屋の一室で面接官のように訪問者を待つ。
部屋には私の正面に置かれた椅子と古めかしいストーブくらいしかない。
じっと待っているとドアをノックする音が部屋に響く。
「入っていいわよ」
「失礼します」
遠慮がちに入室した最初の相談者は美鈴だった。
心優しく気遣いの得意な彼女のことだ。溜め込んでいる物も多いだろう。
彼女の悩みというのはやはり……
「胸が重くて肩がこるのね」
「違います。いやまあ、こりますけど」
こるんだ。ああ、本当にこるんだ。へぇーふーん。
「それでチッ、胸じゃなかったらチッ、なんなのかしら」
「露骨に舌打ちするのはどうかと思いますけど。えっと悩み聞いてくれるんですよね」
「ええ、もちろん」
美鈴に椅子に座るように促し、机越しに向かい合う。
いいなあ、胸大きいなー。さらし巻いてるのにアレだもんなー。
「あの……いいですか?」
「ああいいわね、胸大きくて」
「意味が分かりませんが……相談というのは咲夜さんのことなんです」
「咲夜?」
咲夜と何かあったのだろうか。
特にトラブルもなく、毎日仲良く昼食をとっていたはずだが。
「咲夜さんが紅魔館に来たときのことを憶えていますか?」
「憶えているわ」
確か美鈴が倒れていた咲夜を見つけたのが出会いだった。
何故一人なのか。まだ子どもだった彼女がどうしてこんなところに倒れていたのか。
それもわからず、里に行ってもだれも知らないという。
どこかに養子に出すと言っても、悪魔の館の側に倒れていた子どもだ。
引き取り手はなかなか出ないだろうということで、美鈴の強い希望もあってウチで世話をすることにしたのだ。
なにより、咲夜が美鈴から離れようとしないというのもあった。
今までに何があったのかわからないが、彼女の人恋しさは人一倍に強かった気がする。
そして、初めて顔を合わせたときの彼女は忘れられない。
目の前の全てが憎いとでも言うように血に飢えたような目で私を睨みつけてきたのだ。
あのプレッシャーには吸血鬼である私ですら鬼気迫るものを感じるほどだった。
「それはお腹空いてる目の前でフライドチキン食べてたからじゃないですか」
「そんなわけないじゃない」
私は美鈴の言葉を鼻で笑い飛ばす。
そんなことくらいで私が怯むわけないではないか。
……あれ。けど、咲夜が料理作るようになってからフライドチキン食べてない気がする。
あれあれ、ひょっとして根にもたれてる?
「うん、まあ、それで。咲夜がどうしたの」
とりあえずその疑問はそっと胸に閉まっておく。
いつか本人に聞いてみよう。
「その……昔は『お姉ちゃん』って呼んでくれたんですけどね。今は『美鈴』って。立場を考えれば仕方ないんですが……少し、寂しく思えちゃって」
子どもみたいですね、と美鈴は苦笑する。
「わからなくもないけどね。私も『チキン』って呼ばれてたもの」
「それは多分根にもたれてるだけですよ」
あ、やっぱりそう思う?
はい。
「それに最近は魔理沙とよく喋っていて……もう私は必要ないのかなあって……ちょっと嫉妬しちゃいますね」
「ふうん、魔理沙がねえ」
咲夜とは結構仲は良さそうだったが、なにを話しているのだろう。
共通の話題と言っても特に思いつくものはない。
けどまあ、それも後で本人に聞けばいいか。
私は気持ちを切り替え、対話を続ける。
「で、あなたはどうしたいのかしら」
「私は……もう少し頼ってほしいです。もう咲夜さんも大人ですけど、やっぱり心配ですね」
「結構天然だからね、あの子」
砂糖と塩を間違えるのは定番。
紅茶に福寿草を入れた時もあったし、私をどうする気だったのか。
ハッ、やはりチキンの恨みか……。
「それは無いと思いますけど」
「そうよね」
そうであってほしい。
コホン、と私は咳払いを一つ。
どこまで話したっけ。
「要するに、美鈴は昔みたいに接したいんでしょう?」
「はい……ですが」
「それなら簡単じゃない。そうすればいいのよ」
「しかし、立場が……」
「立場の前にね」
顔を曇らせる美鈴を畳み掛けるように私は言葉を紡ぐ。
「貴方達は家族でしょう。もちろん私たちもね。家族が遠慮してどうするのよ」
「それは……」
「姉なら姉らしく世話を焼いてあげなさい。本人が自立したと思ったならそこで離れればいい」
彼女は答えを知っている。
ただ踏み出す勇気がないだけ。
だから、私のすることは一歩押し出してやるだけだ。
それから先は彼女自身が決めること。
「……わかりました。難しいかも知れませんが頑張ってみます」
硬い表情だった美鈴は息を吐くと、椅子から立ち上がる。
緊張した様子は残っているが決心から来るものだろう。
「それでいいの。おもいっきり我侭言うくらいでちょうどいいのよ」
「お嬢様くらいですか?」
「そうね、私を見習いなさい」
彼女の冗談に私は笑い返す。
「はい、ありがとうございました」
うん、やっぱり美鈴は笑顔が似合う。
悩んでいるのは似合わない。
晴れ晴れとした彼女の背中を私は見送る。
どうなるのかは彼女次第だが、きっとうまくやってくれるだろう。
「あの様子だとちゃんと解決できたようね」
美鈴と入れ替わりで入ってきたのパチェだった。
普段から不健康そうなオーラを出しているが今日はいつもに増して不健康だ。
目の下にクマができている。
「当たり前じゃない。美鈴とは付き合いが長いんだから」
「それじゃあ、私の悩みも解決できるのかしら?」
「おふこーす、するっとまるっと解決してみせるわ」
しかし、大体一人で解決しようとするパチェが相談に来るなんて珍しい。
まあ、おおかたの予想は付くが。
「魔理沙のことかしら?」
「ええ、そうよ」
やっぱり。
いつも本を盗られているから気苦労は絶えないのかしら。
小悪魔はパチュリー様の運動する機会が増えて丁度いいですとか言ってたけど。
それに、魔理沙の持っていく本は価値の薄いものばかりだそうだ。
パチェや魔理沙にはもう必要のない基礎的な知識しか書かれていないような。
「本当に困るわ」
はあ、と深い溜息をつくパチェ。
要するに魔理沙は彼女に構ってもらいたいのだろう。その理由は言わないのが花というものだ。
教えてもいいけど教えないほうが面白いだろうから黙っていたのだけど、相談にまで来るようなら教えてやってもいいかも知れない。
「そのクマも魔理沙のせい?」
「ええ、そうよ。昨日のことなんだけど」
そう言ってパチェは昨日の出来事を話し始めた。
「いいかげんに白黒つけようと思ったのよ。もう本を盗られるのは飽きたから」
「ふむふむ」
「それでお茶飲みに来たところを不意打ちしてやろうって考えたのよ」
「へえ、やるじゃない」
「それなのに魔理沙ったら、手作りクッキーなんか持ってきて『ちょっとつくってみたんだけど……どうだ?』なんて言ったの」
先ほど美鈴の話していたことを思い出す。
おそらく魔理沙はお菓子の作り方を教わっていたのだろう。
料理は得意だそうだが、お菓子を作るようなタイプに見えないし。
「もちろん、食べようなんて思わなかったわ。敵に塩を送るなんていい度胸じゃない」
「それはそれは」
私は笑いを堪えるのに必死だった。
魔理沙はそういう理由で作ったわけではなかろうに。
「食べないで放っておいたら『……嫌いだったか?』なんて捨てられた子犬みたいに言ってきたよ」
「それで?」
「まあ、私としては魔理沙のことなんかどうでもいいよかったんだけど、泣かれたら静かに本が読めなくなるからって理由だけで、ほんの少しだけ食べたのよ」
「……うん?」
あの、なんかパッチェさんの様子がおかしいんですが。
口調とは裏腹に目が溶けたみたいに緩んでいる。
というかこれはどう見ても恋する少女の顔だ。
「酷評するのも大人気ないと思ったから『咲夜のより美味しくなくもないわね』って言ったら、魔理沙が『そうか、ありがとう』ってすっごいもうハートキャッチな笑顔を見せてきたの」
「はあ……」
「しかし、そこで計画をやめるわけにいかなかった」
「おお、さすがパチェ」
溶けた目を一瞬で戻す姿はやはり魔女。
この程度のことで行動をやめるなんて甘さはなかった。
「そう、睡眠している最中ならどんな人妖も無防備。私はそこを狙うことにしたの」
「ふむ、理にかなっているわね」
「だけど……魔理沙と同じベッドに寝ることに成功した私は恐ろしいことに気がついたの……」
今まで見たことがないくらいに真剣な表情をつくるパチェ。つられて私の表情も硬くなる。
彼女がここまで恐れることは一体なんだろうか。
「それは一体……?」
「それは……」
パチェは躊躇うように視線を彷徨わせる。
部屋に響くのはときたま吹く風が窓を揺らす音だけ。空間は無音に支配されていた。
息の詰まるような空間で私は彼女の言葉を待つ。
そして、パチェは決心したのかゆっくりと私の耳元に口を近づける。
囁くように紡がれたその言葉は。
「魔理沙って、寝顔がものすごく可愛いの」
さて、PSPは何処にしまったっけ。
「本当に反則よね、あんな顔されたらもう、ね」
「そうね」
内臓破壊弾をくらえー。うぉっまぶし。
「普段とのギャップっていうのもあるとは思うのよ。それにしたってあの寝顔はないわ。抱きしめたいくらいよ」
「そうね」
レーヴァテインはあるのにグングニルはないのね。開発に要望出しておかないと。
「髪を撫でてやると猫みたいに擦り寄って来るの。きっと自分の可愛さは武器になることを自覚しているのよ。そのせいで寝不足になったし」
「そうね」
おら! 龍種結晶だせ!
「で、いつの間にか寝ちゃって。起きたら魔理沙はいなくて手紙が置いてあったのよ。『クッキー食べてくれてありがとな。あと本を借りていくぜ』って。わかる!?」
「そうね」
でないし。物欲センサー働きすぎじゃないかしら。
「まったくわかってないでしょうレミィ!」
わかったから机を叩くのはやめてちょうだい。
私は溜息をつき、パチェと視線をあわせる。
正直面倒くさくてしょうがないのだが、相談された以上解決しないわけにもいかない。
「わかったってば。魔理沙が可愛すぎて困ってるのね」
「違うわよ! 私の本が盗られることに困ってるの!」
あーはいはい。そういうことにしていてあげるわ。
だから、そんな真っ赤な顔で怒鳴る必要はないわよ。
「つまるところ、『あなた』の本が盗られるから困ってるのよね?」
「ええ、そうよ」
落ち着きを取り戻したのか、パチェはいつもの無表情にもどる。
すぐにでも崩れてしまいそうだけどね。
「なら、これにサインしなさい」
引き出しから取り出したペンと書類をパチェに渡し、名前欄を指差す。
不思議そうな顔をしたものの、素直に自分の名前を記していく。
「パチュリー・ノーレッジ……これでいいのかしら?」
「ついでに魔理沙の名前も書いておいて」
「わかったわ」
となりの名前欄に達筆に『霧雨魔理沙』と記される。
「で、拇印もね」
「っと、これでおしまい?」
「オーケーよ」
『ぱっちぇさん』とやたらファンシーな印が押された書類が出来上がった。
……本人が疑問に思っていないのならそっとしておこう。
「それで? これをどうすればいいのかしら?」
「これを魔理沙に見せればいいの。『これから毎日私のために味噌汁をつくりなさい』って言いながらね」
「それだけ?」
「それだけ。きっとイチコロよ」
いろいろな意味でね。
「わかったわ。すぐに行ってくる」
言うが早く『婚姻届』と書かれた書類を手にパチェは部屋を飛び出していく。
ドアくらい閉めていきなさいよ。
一人だけになった部屋で天井を見上げ呟く。
「……まあ、嘘は言ってないわよね」
共有物になったら盗みようがないし。
「さすがお嬢様。見事な解決です」
「ノックくらいしたらどう?」
いつの間にか椅子に座っていた咲夜に言う。
彼女はいつものすまし顔で応える。
「しましたわ。時は止まっていましたが」
「意味が無いわね。霊夢の賽銭箱よりも」
「それは失礼しました」
この間も表情は淡々とした崩れない。
どこまで本気なのやら、彼女が子どもの時からの付き合いだけれどわからない。
「で、あなたの悩みは何?」
十中八九美鈴関連だろうが一応訊いてみる。
「……それはですね」
咲夜は表情をキッっと引き締めた、気がする。変わっていないので雰囲気で判断だ。
「実は私」
「『美鈴のことが好きなんです』と言う」
「美鈴のことが好きなんです……ハッ!」
真顔のまま驚くという高度な技術を見せる咲夜。
……呆れることしか私にはできなかった。
「何故わかったのです?」
「いや、誰でもわかるわよ」
私はわざとらしいくらいに大きな溜息をつく。
あれだけ普段から仲良くしてればね。
昼寝した美鈴を起こしに行ったと思えば、仲良く肩を並べていたなんてことも稀によくある。
昔は『お姉ちゃん』なんて呼んでいた間柄だ。別に不思議でもなんでもない。
「さすがです、吸血鬼は伊達じゃありませんね」
「それは関係ないけどね。それで悩みは?」
「はい、私はもっと美鈴と仲良くしたいのです」
今以上に仲良くされると仕事ができなくなる気がするのだけど。
まあ、いいや。とりあえず続きをきこう。
「昔みたいに『お姉ちゃん』と呼びたいのですが……もう子どもじゃないのに甘えるのは迷惑かと思ってしまいます」
「私から見ればまだ子どもよ」
美鈴から見てもね。
「……そうでしょうか」
彼女のすまし顔が一瞬だけ不安の色をにじませる。が、すぐに消えてしまった。
咲夜は誰にも弱さを見せようとしない。
だから、美鈴は不安なのだろう。
「そう、だから甘えたら迷惑なんてことはないわよ。もしかしたら美鈴も呼んで欲しいのかもしれない」
「……ですが」
「立場が、なんて言わないでよね。『家族』じゃないのかしら、貴方達も私たちも」
「家族……」
美鈴に伝えたことと同じことを彼女にも伝える。
本当に似たもの同士だ。全然違うようで、その実そっくり。だからこそ仲がいいのかも知れない。
だから、同じように笑っていて欲しい。
「あなたが笑えば美鈴も嬉しい。美鈴が笑えばあなたも嬉しい。それじゃあ不満?」
「……いえ、十分です」
そこで、初めて彼女は笑顔を見せた。
メイド長という吊りさげられた糸が切れ、自分の脚でしっかりと立っている。
いつものすまし顔も悪くないけれど、笑っている彼女も私は好きなのだ。
「そう。なら、早く行ってあげなさい。待ってるわよ」
「はいっ」
言うと同時に彼女の姿は消え、その場にはトランプだけが残される。
「うまくやりなさいよ」
自然と緩む頬を隠すこともなく私は呟く。
心配する必要はないだろうけど、咲夜は天然だからなにかとんでもないことをするかも知れない。
それはそれで面白そうであったが。
「……なんか寒い」
暖房は効いているはずなのに何故か体が震える。
どこからか冷たい風が流れ込んでいるような。
視線を彷徨わせると風になびくカーテンが目に入る。
さっきまで閉まっていたはずだから咲夜が原因か。
窓から飛び出すなんて、そんなに早く美鈴に会いたかったのだろうか。
少しほほえましい気分で窓に近づく。
「窓から行かなくてもいいじゃ……」
が、その気分は一瞬で霧のように消え去る。
おい。ちょっとまて。
窓開けっ放しどころかぶっ壊れてるじゃねえか。
ジャッ○ーが飛び込んだ窓だってここまで壊れねえよ。
「……あの馬鹿犬」
頭痛が酷い頭をおさえながら私は溜息を吐き出す。
天然ってレベルじゃないわよ、これ。
「……ったく、そりゃあ美鈴も心配するわよ」
「あはは、美鈴も大変だね」
何処か幼さの残る声に振り返ると、フランが面白そうに壊れた窓を眺めていた。
「その主の私も大変だけどね」
私は肩をすくめて言う。
「フランも悩みがあるのかしら?」
「悩み……うーん……」
私の質問にフランは顎に指を当て可愛らしく考え込む。
しばらく唸るようにしていたが、なにか思いついたのか声を上げる。
「あっ、毎日なにしようか悩んでるよ。私は」
「それは楽しいこと?」
「うんっ。美鈴と遊ぶのも楽しいし、パチュリーと本を読むの楽しいよ」
そう言って無邪気な笑顔を見せるフランに自然と私の頬は緩んでいた。
何をして楽しもうか悩むなんて贅沢な悩みだ。
けれども、フランにはそれくらいの贅沢は許されるだろう。
自身の力を恐れて他人との関わりを避け続けていた彼女が。
何かを壊すことしか出来ないと思っていた彼女が、誰かと積み重ねる日常を楽しいと言っているんだ。
今まで使えなかった幸福を謳歌する彼女を責めるものは誰もいない。
いたとしても私が許さないが。
「それじゃあ、今日は何をして遊ぶ?」
種族も年齢も境遇もバラバラな住人たちと過ごす日常はいつまで続くのだろうか。
その運命は私にだってわからない。
「じゃあ、ゲームやろうよ! 私ガイル使うからお姉さまザンギね!」
「せめてリュウを使わせてくれない?」
けれど、運命が見えていたとしても関係ないんだ。
どうせ私達ができることは今を笑って生きて行くことくらいだ。
「はやくはやく!」
「はいはい、わかったからそんなに引っ張らないで」
だから、私は数奇な家族の主として力を尽くそう。
誰もが当然のように幸せを感じられるように。
…龍種結晶…ゴッドイーター?
ほのぼのな紅魔館よかったです
フランちゃん、まったらアカンまったらアカンのやで……!!
今度通信しません?
今回も素晴らしいものでした。
「ソニックブームっ!」
あ、私ブランカでお願いします、好きなんで。
けどバーストがあるからって無印幻想入りは早すぎるw
そして龍種血晶と堕龍ヒレの出にくさは異常。
これはいい紅魔館だ
ほのぼのしていて最後にほんのちょっとだけシリアスに締めるのは大好物です。
いい読後感で、休日にちょうど良いお話でした。
美鈴と咲夜はうまくいったんかなー
レミリア「毎回開始早々テンキー方向の1にしゃがむの止めてくれないかしら?」
フラン「(シュバババババ)」
レミリア「いや、マシンガンジャブで応答しても判断に困るから」