(出囃子)
えーりん えーりん 助けてえーりん えーりん えーりん 助けてえーりん
えーりん えーりん 助けてえーりん えーりん えーりん 助けてえーーりーーん
パチパチパチパチ・・・・ キャーキャー・・・・
永琳「いやいやいやいや ねぇ」
輝夜「いやー」
永「まるで、出てくるとは思わなかったっていう反応ですねぇ」
輝「ねぇ」
永「姫様は、最近、ご機嫌麗しゅうございますか?」
輝「何よ 急にかしこまって」
永「いやまぁ、最近どうかなぁっと」
輝「まぁ、麗しゅうござるよ」
永「ござるよ?」
輝「クスクスクス 麗しゅうございますよ。おかげさまで。アナタは?」
永「まー、不愉快ですね」
輝「なによ。私がご機嫌麗しいと、不愉快なの?」
永「いや、そうでなくて、あのー バカいますね バカ」
輝「へぇ どんなバカいたのよ」
永「あのー 里の貸本屋で、参考書を探しに行ったんですよ」
輝「うん」
永「したら、向こうの方で、妖精の二人組が・・・
大「チルノちゃん、コレ!コレ読んで見て!絶対泣くから!絶対泣くから!」
チ「泣かないよ!アタシ最強だもん!本なんかに、泣かされないよ!」
永「でっかい声で言ってるんですよ」
輝「うわー それは迷惑だ」
永「で、別の場所に行っても、ずーっと・・・・
大「ばっか、絶対泣くって!絶対泣くって!」
チ「ばっか、泣かないよ!アタシ最強だもん!逆にアタシが本を泣かすよ!」
永「もぅ、二人とも泣かしたろうかと思いましたけどねぇ」
輝「泣かしたら良かったじゃない」
永「まぁ、結局は、キモケーネにヒィヒィ『鳴』かされてましたけどね」
輝「じゃぁ、良かったじゃない」
永「えぇ・・ じゃー、ハガキ行きますか」
Dr・えーりんに聞いてみて!
輝「『某国の国立国教騎士団で、吸血鬼退治にいそしんでた経歴を持つ、八意さんに質問です。吸血鬼は、なんで十字架を怖がるのですか?吸血鬼には十字架は、何に見えてるのでしょうか、教えてください』」
永「あー」
輝「吸血鬼には、十字架は、何に見えてるのか?だって」
永「コレは一言で言ってしまうとー 『嫁』ですね」
輝「嫁?」
永「嫁です。吸血鬼の嫁、怖いですよー・・・
嫁「アナター もうすぐカレーできるからねぇ」
永「・・・言ってても、急変しますからね」
嫁「できるかボケェ!」
永「って、言いますからねぇ。急に」
輝「ただの、バカじゃない」
永「いやいや、怖いんですって、コレが。急に来るからビクッ!ってなるらしい ですよ」
輝「へぇ そうなの」
永「えぇ 太陽に弱いってのも、朝帰りに掛ってるんですよ」
輝「灰になるとかじゃなくて、タダの朝帰りの説教怖さかい」
永「そうです」
輝「でも、紅魔館の吸血鬼は、十字架、怖がらないじゃない」
永「あそこの吸血鬼の嫁は、巫女ですからねぇ。あの巫女が、急にブチ切れして、一方的に弾幕浴びされても、悦に浸るだけですからね」
輝「それ、巫女云々じゃなくて、あの吸血鬼が、特殊なだけじゃない。
永「だからまぁ、あの吸血鬼に十字架見せたら、抱きつきますよ。十字架に」
輝「じゃぁ、吸血鬼の十字架以外の弱点は?聖水とか、ニンニクとか」
永「聖水は、嫁の小水」
輝「そんなの、私だってイヤよ!」
永「まぁ、例によって、あの吸血鬼に聖水みせたら、ガー飲みますけどね」
輝「汚いなぁ!」
永「いや、聖水が、小水に見えるだけであって、聖水は、本物の聖水ですからね」
輝「あぁ、ならまぁいいか。で、ニンニクは?」
永「ニンニクはぁ・・ 単に、嫌いなだけ」
輝「何よそれ」
永「いやでも、人間、食べれない物の1つや2つ、ありますって」
輝「吸血鬼だって」
永「吸血鬼だってそうですよ。木の股から生まれてくるんじゃないんですから。
親が居て、自分が居るんでしょうに」
輝「いや、知らないけど」
永「でね、やっぱ吸血鬼ってのは、ニンニクだけは、どうしてもダメらしいです」
輝「だから、それはなんで」
永「あのー 元々、喰わず嫌いなんですよ。で、学校とか給食出るでしょう」
輝「出るわねぇ」
永「で、給食全部食べるまで、ずーっと、残されるでしょう」
輝「あー あるわねぇ そういうの」
永「吸血鬼も、小4ぐらいの時ですよ・・
先生「こら! またニンニクと、ナスを残して!」
輝「ナスも嫌いなんじゃない」
永「それは、大人になってから、食べれるようになったんです」
輝「へぇ」
永「で・・・
先生「それ、全部食べるまで、片づけちゃ、いけません!」
って、言われたんですって。先生に」
輝「うん」
永「したら、ずーっと、自分の机だけ、給食のままです。午後の授業になって、周りが教科書を読んでる最中も、ずーっと、自分の机の上には、給食が乗ってて、ずーっと、下向いて自分のヒザ見ながら、嗚咽を隠しつつ、涙を、そっと流すわけですよ」
輝「あー そういうの、あったわ」
永「で、そのまま放課後になって、先生も
先生「じゃぁ、どっちか、1口食べたら、片づけていいよ」
って、言って、それでニンニクを食べたら、オロオロオロオロって、吐いたんですよ」
輝「あー じゃぁ、もぅ、それ以来?」
永「トラウマだって言ってましたね」
輝「へぇ で、ナスはいつ食えるようになったの?」
永「あのー ナスは、結婚してからですね」
輝「嫁ができてからだ。あの怖い嫁」
永「えぇ 家で2人してテレビ見てたら『秋ナスは嫁に食わすな』っていう言葉出てきたんですよ。まぁ、何か、雑学系のクイズ番組ですわ」
輝「うん」
永「したら嫁が・・
嫁「ふざけるなあああ!嫁だって、秋ナスぐらい喰うわあああ!」
って、いきなり怒り出して・・・・
嫁「あんたぁ、今日はナス料理だからね!ナス買って来て!」
言ったんですよ」
輝「吸血鬼、パシリかい」
永「で、吸血鬼も、『俺、ナス嫌いなんだけどなぁ。今、春だし』思いつつも、嫁が怖いから行ってきたんですよ。で、嫁は自分で晩飯作って、食べて。自分はナス嫌いだから、買ってきたカップラーメンを食べるわけですよ。ズルズルー ズルズルーって」
輝「うん」
永「でも、カップラーメン1つじゃ、あんま満腹にならないし、そのナス料理も、結構、ウマそうな匂いがしてたらしくてね。で、嫁は嫁で『流石に喰いきれんわー』てなって、『じゃぁ、俺も喰っていいかぁ?』てなって、食べてみたら、意外とイケたらしいですよ」
輝「へぇ」
永「でも、やっぱ、ニンニクだけは、あの小4の夕日の紅い教室を思い出すから、ダメなんですって」
輝「まぁまぁまぁ、1つ勉強になったかなぁ。なったかぁ?」
永「ちなみに、紅魔館の吸血鬼は、ニンニクだけじゃなく、ピーマン、ニンジン、ナス、粉薬でも効きますけどね」
輝「それ、だたの子どもの食わず嫌いじゃない!」
>逆にアタシが本を泣かすよ!
こーゆーノリ大好きwww
最後の締めで言葉の使い方間違ってるのががががが
食わず嫌いは食べた事ないのに、嫌いって言うことですよ。
この言葉だけでなんか懐かしい記憶がよみがえってきたよ・・・
おぜうさま、ニンジン嫌いだからってしゃがみガードしてもだめですよ
会話のテンポがいいねぇ
吸血鬼+カレーで某眼鏡先輩しか思いつかなかった