現在、眩しい太陽は西へと傾き、黄金色の月が空に浮かんでいる。
夏の夜風は心地よく、風鈴がチリンと涼しい音を響かせている。
場所は、博麗神社。
辺りの木々は夜風にざわめき、鳥たちは帰路を飛ぶ。
木々の合間で時折聞こえる小さい鳴き声が、少しばかり不気味である。
しかし、それが暑い夏には少しばかり心地よかった。
「あ~、風が涼しいぜ」
神社の縁側で一人の少女が座っている。
隣に置かれた湯のみには、僅かながらお茶が残っていた。
湯のみを乱暴に掴むと、急ぐようにしてそれを飲み干した。
確かに風は涼しい。
だけど、暑い事には変わりはないのだ。
黒いものは熱を吸収しやすい。
そんな、黒が多い服を着ている少女、魔理沙は暑くてたまらないのだ。
先ほどから何度もお茶を入れてはそれを飲み干している。
「おい霊夢~、お茶無くなったぞ~」
「知らんわ! 私はご飯作るので忙しいのよ!」
「あ~、早めに頼むぜ。私はお腹がすくとイライラするタイプなんだ」
「じゃあ手伝えばいいじゃない……」
「それは無駄な労力を使うからな。避けるのが最善だぜ」
そう言っては大の字になって倒れる魔理沙。
それを、エプロンをつけた霊夢がじーっと見つめる。
もちろん、そんな目線に気付きもしない魔理沙は、倒れたままである。
なぜ魔理沙が神社にいるかというと、霊夢の家にお泊りに来たからである。
昔から友達で、よく遊ぶような仲だが、お泊りというのはあまりない。
なので、魔理沙がお泊りをしようと持ちかけたところ、霊夢はそれを受け入れたのだ。
最初は魔理沙の家に泊まったのだが、部屋は普段より多少綺麗になったくらいで、散らかりっぱなしだった。
なんというか、魔理沙らしい。
そして、今度は霊夢が魔理沙を泊める番だった。
「手伝えばすぐに出来るから無駄じゃないでしょう」
「細かいことは気にするな」
「えぇ、そうするわ。これこそ無駄な労力ね」
そんな、泊まりに来ている側の魔理沙はというと、手伝い気は全くないようだった。
だらける魔理沙を睨むのやめ、霊夢は料理を作る作業に戻った。
あち~と呟きながら帽子を扇ぐ魔理沙。
そんな魔理沙を横目で見ながら、霊夢はにやける。
(そうやって気楽にしてられるのも今のうちね)
小さくそう呟くと、何も知らない魔理沙から目線をそらした。
今日の料理のメニューを見て、きっと魔理沙は嘆くことだろう。
しめしめと霊夢は心の中で笑った。
「ご飯出来たわよ~」
「お、やっとか」
帽子で顔を隠し、寝ていた魔理沙が、霊夢の掛け声で起きる。
少し汗をかいたためか、髪の毛があらぬ方向へと跳ねている。
それを隠すように帽子を被ると、食卓へと足を運ぶ。
大きく口を開き、あくびをする。
ふあ~と可愛らしいあくびをした後、食卓に並べられた料理を見る。
「……は?」
思わず魔理沙は間の抜けた声を上げる。
「なぁに、魔理沙。ほら、食べましょう」
「いや、食べましょうも何もお前なぁ。こりゃ食えたもんじゃないぜ」
「なんでよ。最近採れたばかりで新鮮よ?」
皿に載っているのは、野菜ばかりだった。
麻婆茄子、野菜炒め、トマトのサラダと、野菜づくしである。
非常においしそうだが、魔理沙の顔は青ざめている。
この反応から分かる通り、魔理沙は野菜が苦手だ。
魔理沙は嫌いな食べ物は多いが、ほとんどが野菜である。
「お肉は?」
「野菜炒めに入ってるじゃない」
「でも……ピーマンが一緒に入ってるぜ」
野菜炒めには、お肉とピーマン、玉ねぎ、人参、キャベツ、もやしが入っている。
霊夢の言うとおり、確かにお肉は入っている。
しかしながら、肉に対しての野菜の量が多い。
野菜は嫌いなものが多いが、特にピーマンは嫌いな部類に入る。
魔理沙はとりあえず座り、箸を持つが、食べたいと思う物がない。
「なぁ霊夢。今日は私の好きなハンバーグ作ってくれるんじゃなかったのか?」
「だって、料理手伝ってくれないんだもん」
「そ、それだけで野菜ばっかりの料理に変わるのか?」
「えぇ、それだけ」
「うぅ……」
箸で茄子をつつく。
つつくだけで食べようとはせず、う~、と唸るだけ。
一方の霊夢は美味しそうに茄子を頬張っている。
美味しそうに食べているのを見て、もしかしたらと思い、魔理沙は茄子を口に運んでみる。
一度はためらったが、思いきって口の中に運ぶ。
つやつやした皮がぐにゅっと口の中で滑り、柔らかい身が口の中でとろける。
そして、微妙に苦い。
食べるんじゃなかったと後悔し、飲み物で口の中に残った茄子の味を流す。
トマトも、外見がグロイというか、もう酸っぱいし無理。
ピーマンは純粋に苦くて食べられたもんじゃない。
とにかく、食べられるものがないのだ。
「なぁ霊夢~ハンバーグ~!」
「うるさいわねぇ。大体あんたは好き嫌い多いのよ」
「仕方ないだろ! 嫌いなものは嫌いなんだぜ」
「私があなたの嫌いな食べ物を言ってあげましょうか?」
霊夢がそう言うと、得意そうに野菜の名前を挙げていった。
「茄子、ピーマン、トマト、グリンピース、人参、玉ねぎ、かぼちゃ、にがうり、だいこん、ねぎ、かぶ……。他になんかあったかしら?」
「ブロッコリーを忘れてもらっちゃ困るぜ」
「そうだったわね。それにしても野菜が本当に嫌いなのね。呆れるわ」
「うぅ~……」
目に涙をためながら、ぎゅっと唇をかむ魔理沙。
そんな魔理沙を見つめ、にやける霊夢。
魔理沙は、そんな霊夢をキッと睨み付け、反撃に出た。
「霊夢だって変な好き嫌い多いくせに! なんで溶けてるチーズは食べれて、固形のチーズはだめなんだよ!」
「そ、それは……」
「それに、卵かけご飯は大丈夫でも、焼いたり茹でたら食べれないとか意味が分からないぜ!」
「う……。ち、ちがうのよ」
霊夢が急に弱気になる。
霊夢は野菜は食べられるが、魔理沙の言うとおり変な好き嫌いを持っている。
「でも、そんなこと言ったら魔理沙はトマト食べられないのにケチャップなら大丈夫じゃない! それと同じよ」
「全然違うぜ!トマトとケチャップとは別物だ。あれは一種の調味料であって、食べ物じゃないからな」
「くぅ……」
先ほどまでは余裕の表情を浮かべていた霊夢も、苦しい表情を浮かべている。
苛めるはずが、思わぬ反撃を喰らってしまった。
先ほどとは打って変わって、強気の魔理沙。
しかし、魔理沙も嫌いなものがある事には変わりはないのだ。
「いくら私が変な好き嫌いがあるにしても、あんたには敵わないわよ」
「別に野菜なんて食べなくても生きていけるからいいんだぜ」
「そんなこと言ったら私だって食べなくても生きていけるわよ」
ぐぅ~。
不毛な争いが続く中、突如魔理沙のお腹が鳴った。
そう、魔理沙はお腹がすいているのだ。
だけど、野菜ばかりで食べるものがない。
うぅ~とお腹をさする魔理沙。
ふぅ、と溜息をつくと、霊夢はゆっくりと立ち上がった。
「仕方ないわねぇ。ちょっと待ってなさい」
「え?」
台所の方へと消えていく霊夢を、目線で追う。
一体何をしに行ったのか見当もつかない魔理沙は、目の前の料理に手をつけるわけにもいかず、霊夢を追うことしかできなかった。
やがて見えなくなったものの、そのままずーっとそちらを見ていると、一つのお皿を持って戻ってきた。
そのお皿に乗っていたものは。
「ほら、これが欲しいんでしょう」
「お、おおぅ……。ちゃんと作っといてくれたのか?」
「私はそこまで意地悪じゃないわよ」
コトンと音を立て、魔理沙の前に置かれたお皿には、大きなハンバーグが二つ。
美味しそうなソースもかかっており、熱々ではないが、まだほんのりと温かい。
「でも、二つも?」
「私はあんたの食べられない野菜とか食べるから、あんたはハンバーグ二つ。これでいいでしょう?」
「霊夢は優しいなぁ~。最初は私を苛めておいて、ちゃんとこういうの用意してるんだもんなぁ。あ~霊夢ちゃん大好きだぜ」
「何言ってんのよ、馬鹿。いいから黙ってハンバーグ食べてなさい」
「はいよ。それじゃありがたく頂くぜ」
野菜がたくさん入った皿を霊夢に手渡すと、魔理沙はハンバーグを手繰り寄せた。
魔理沙の表情は、最初の時の青ざめて顔とは正反対で、とても明るい表情に変わっている。
そんな魔理沙の表情を見て、霊夢はくすっと笑うと、手を合わせた。
それに合わせて魔理沙も手を合わせると、次に声を合わせて合掌した。
「「いただきます」」
好き嫌いはあれど、好きなものを食べられれば生きていける。
嫌いなものは食べなければいいのだ。
だけど、他人が美味しそうに食べていたら、自分も食べたくなるものだ。
いつか自分も食べられればいいなぁ。
魔理沙はそう思いながら、ハンバーグを頬張った。
夏の夜風は心地よく、風鈴がチリンと涼しい音を響かせている。
場所は、博麗神社。
辺りの木々は夜風にざわめき、鳥たちは帰路を飛ぶ。
木々の合間で時折聞こえる小さい鳴き声が、少しばかり不気味である。
しかし、それが暑い夏には少しばかり心地よかった。
「あ~、風が涼しいぜ」
神社の縁側で一人の少女が座っている。
隣に置かれた湯のみには、僅かながらお茶が残っていた。
湯のみを乱暴に掴むと、急ぐようにしてそれを飲み干した。
確かに風は涼しい。
だけど、暑い事には変わりはないのだ。
黒いものは熱を吸収しやすい。
そんな、黒が多い服を着ている少女、魔理沙は暑くてたまらないのだ。
先ほどから何度もお茶を入れてはそれを飲み干している。
「おい霊夢~、お茶無くなったぞ~」
「知らんわ! 私はご飯作るので忙しいのよ!」
「あ~、早めに頼むぜ。私はお腹がすくとイライラするタイプなんだ」
「じゃあ手伝えばいいじゃない……」
「それは無駄な労力を使うからな。避けるのが最善だぜ」
そう言っては大の字になって倒れる魔理沙。
それを、エプロンをつけた霊夢がじーっと見つめる。
もちろん、そんな目線に気付きもしない魔理沙は、倒れたままである。
なぜ魔理沙が神社にいるかというと、霊夢の家にお泊りに来たからである。
昔から友達で、よく遊ぶような仲だが、お泊りというのはあまりない。
なので、魔理沙がお泊りをしようと持ちかけたところ、霊夢はそれを受け入れたのだ。
最初は魔理沙の家に泊まったのだが、部屋は普段より多少綺麗になったくらいで、散らかりっぱなしだった。
なんというか、魔理沙らしい。
そして、今度は霊夢が魔理沙を泊める番だった。
「手伝えばすぐに出来るから無駄じゃないでしょう」
「細かいことは気にするな」
「えぇ、そうするわ。これこそ無駄な労力ね」
そんな、泊まりに来ている側の魔理沙はというと、手伝い気は全くないようだった。
だらける魔理沙を睨むのやめ、霊夢は料理を作る作業に戻った。
あち~と呟きながら帽子を扇ぐ魔理沙。
そんな魔理沙を横目で見ながら、霊夢はにやける。
(そうやって気楽にしてられるのも今のうちね)
小さくそう呟くと、何も知らない魔理沙から目線をそらした。
今日の料理のメニューを見て、きっと魔理沙は嘆くことだろう。
しめしめと霊夢は心の中で笑った。
「ご飯出来たわよ~」
「お、やっとか」
帽子で顔を隠し、寝ていた魔理沙が、霊夢の掛け声で起きる。
少し汗をかいたためか、髪の毛があらぬ方向へと跳ねている。
それを隠すように帽子を被ると、食卓へと足を運ぶ。
大きく口を開き、あくびをする。
ふあ~と可愛らしいあくびをした後、食卓に並べられた料理を見る。
「……は?」
思わず魔理沙は間の抜けた声を上げる。
「なぁに、魔理沙。ほら、食べましょう」
「いや、食べましょうも何もお前なぁ。こりゃ食えたもんじゃないぜ」
「なんでよ。最近採れたばかりで新鮮よ?」
皿に載っているのは、野菜ばかりだった。
麻婆茄子、野菜炒め、トマトのサラダと、野菜づくしである。
非常においしそうだが、魔理沙の顔は青ざめている。
この反応から分かる通り、魔理沙は野菜が苦手だ。
魔理沙は嫌いな食べ物は多いが、ほとんどが野菜である。
「お肉は?」
「野菜炒めに入ってるじゃない」
「でも……ピーマンが一緒に入ってるぜ」
野菜炒めには、お肉とピーマン、玉ねぎ、人参、キャベツ、もやしが入っている。
霊夢の言うとおり、確かにお肉は入っている。
しかしながら、肉に対しての野菜の量が多い。
野菜は嫌いなものが多いが、特にピーマンは嫌いな部類に入る。
魔理沙はとりあえず座り、箸を持つが、食べたいと思う物がない。
「なぁ霊夢。今日は私の好きなハンバーグ作ってくれるんじゃなかったのか?」
「だって、料理手伝ってくれないんだもん」
「そ、それだけで野菜ばっかりの料理に変わるのか?」
「えぇ、それだけ」
「うぅ……」
箸で茄子をつつく。
つつくだけで食べようとはせず、う~、と唸るだけ。
一方の霊夢は美味しそうに茄子を頬張っている。
美味しそうに食べているのを見て、もしかしたらと思い、魔理沙は茄子を口に運んでみる。
一度はためらったが、思いきって口の中に運ぶ。
つやつやした皮がぐにゅっと口の中で滑り、柔らかい身が口の中でとろける。
そして、微妙に苦い。
食べるんじゃなかったと後悔し、飲み物で口の中に残った茄子の味を流す。
トマトも、外見がグロイというか、もう酸っぱいし無理。
ピーマンは純粋に苦くて食べられたもんじゃない。
とにかく、食べられるものがないのだ。
「なぁ霊夢~ハンバーグ~!」
「うるさいわねぇ。大体あんたは好き嫌い多いのよ」
「仕方ないだろ! 嫌いなものは嫌いなんだぜ」
「私があなたの嫌いな食べ物を言ってあげましょうか?」
霊夢がそう言うと、得意そうに野菜の名前を挙げていった。
「茄子、ピーマン、トマト、グリンピース、人参、玉ねぎ、かぼちゃ、にがうり、だいこん、ねぎ、かぶ……。他になんかあったかしら?」
「ブロッコリーを忘れてもらっちゃ困るぜ」
「そうだったわね。それにしても野菜が本当に嫌いなのね。呆れるわ」
「うぅ~……」
目に涙をためながら、ぎゅっと唇をかむ魔理沙。
そんな魔理沙を見つめ、にやける霊夢。
魔理沙は、そんな霊夢をキッと睨み付け、反撃に出た。
「霊夢だって変な好き嫌い多いくせに! なんで溶けてるチーズは食べれて、固形のチーズはだめなんだよ!」
「そ、それは……」
「それに、卵かけご飯は大丈夫でも、焼いたり茹でたら食べれないとか意味が分からないぜ!」
「う……。ち、ちがうのよ」
霊夢が急に弱気になる。
霊夢は野菜は食べられるが、魔理沙の言うとおり変な好き嫌いを持っている。
「でも、そんなこと言ったら魔理沙はトマト食べられないのにケチャップなら大丈夫じゃない! それと同じよ」
「全然違うぜ!トマトとケチャップとは別物だ。あれは一種の調味料であって、食べ物じゃないからな」
「くぅ……」
先ほどまでは余裕の表情を浮かべていた霊夢も、苦しい表情を浮かべている。
苛めるはずが、思わぬ反撃を喰らってしまった。
先ほどとは打って変わって、強気の魔理沙。
しかし、魔理沙も嫌いなものがある事には変わりはないのだ。
「いくら私が変な好き嫌いがあるにしても、あんたには敵わないわよ」
「別に野菜なんて食べなくても生きていけるからいいんだぜ」
「そんなこと言ったら私だって食べなくても生きていけるわよ」
ぐぅ~。
不毛な争いが続く中、突如魔理沙のお腹が鳴った。
そう、魔理沙はお腹がすいているのだ。
だけど、野菜ばかりで食べるものがない。
うぅ~とお腹をさする魔理沙。
ふぅ、と溜息をつくと、霊夢はゆっくりと立ち上がった。
「仕方ないわねぇ。ちょっと待ってなさい」
「え?」
台所の方へと消えていく霊夢を、目線で追う。
一体何をしに行ったのか見当もつかない魔理沙は、目の前の料理に手をつけるわけにもいかず、霊夢を追うことしかできなかった。
やがて見えなくなったものの、そのままずーっとそちらを見ていると、一つのお皿を持って戻ってきた。
そのお皿に乗っていたものは。
「ほら、これが欲しいんでしょう」
「お、おおぅ……。ちゃんと作っといてくれたのか?」
「私はそこまで意地悪じゃないわよ」
コトンと音を立て、魔理沙の前に置かれたお皿には、大きなハンバーグが二つ。
美味しそうなソースもかかっており、熱々ではないが、まだほんのりと温かい。
「でも、二つも?」
「私はあんたの食べられない野菜とか食べるから、あんたはハンバーグ二つ。これでいいでしょう?」
「霊夢は優しいなぁ~。最初は私を苛めておいて、ちゃんとこういうの用意してるんだもんなぁ。あ~霊夢ちゃん大好きだぜ」
「何言ってんのよ、馬鹿。いいから黙ってハンバーグ食べてなさい」
「はいよ。それじゃありがたく頂くぜ」
野菜がたくさん入った皿を霊夢に手渡すと、魔理沙はハンバーグを手繰り寄せた。
魔理沙の表情は、最初の時の青ざめて顔とは正反対で、とても明るい表情に変わっている。
そんな魔理沙の表情を見て、霊夢はくすっと笑うと、手を合わせた。
それに合わせて魔理沙も手を合わせると、次に声を合わせて合掌した。
「「いただきます」」
好き嫌いはあれど、好きなものを食べられれば生きていける。
嫌いなものは食べなければいいのだ。
だけど、他人が美味しそうに食べていたら、自分も食べたくなるものだ。
いつか自分も食べられればいいなぁ。
魔理沙はそう思いながら、ハンバーグを頬張った。
魔理沙も作者も頑張れ。
何これ俺の好みの料理ばかりじゃない。
霊夢に毎日ご飯を作ってほしい。
俺も生以外の卵ってイマイチ好きじゃないんですよねぇ。
・・・単品は無理
卵単品なら半熟の目玉焼きが至高、異論は認める。
私も、そう思ってる時期がありました。
好き嫌いって不思議なもんです。アレルギーでない限りはいつか食べられるんでしょうが。
舌先は甘さを感じやすく、舌の奥は苦味を感じやすい。つまり丸呑みにすれば! 意味ないか!
でも無理矢理食わされたら逆に余計嫌いになっちゃったりしますし(経験談)、魔理沙は大人になって味覚が変わるのをじっくり待てば良いと思いますねw