Coolier - 新生・東方創想話

リリーホワイトの特に何でもない日々

2010/02/28 00:55:54
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私ことリリーホワイトの朝は、以外にも早いのです。

「う~にゅ~……」

ただ、早いからといって、目覚めが良いとも限らない訳で。
眠いものは眠いのです。
春眠さんは暁さんを覚えていないみたいな感じ。
そんなどうでもいい事を考えながらも、私はベッドから這い出ます。
ぐぐ~っと伸びをすると、ようやく朝のお目覚めです。
びょんびょんに跳ねた後ろ髪も、目覚めの証拠。
この変な寝癖も、羽に見立てる事が出来ないものか、どうか。
私の背中にある大きな1対の羽。
いつもは服でいっぱいある様に誤魔化してます。
なぜかと言われると、少し困るのですが、理由とするならば1つ。
見得です。
見得なのです。
少女は着飾りたくもあり、また美しくありたいものなのです。
まぁ、跳ねた髪を羽にするのは、無理のある話です。
諦めて、整える事にしましょう。
これでも少女です。

「ふんふふ~ん♪」

洗面台の鏡に向かって、まずは笑顔。
うん、今日も素敵なレディです。
それから櫛で跳ねた髪の毛を整えます。
少しばかり苦戦しますが、問題ありません。
この長年の強敵には、全戦全勝。
一度だって負けた事がないのです。

「泡~、あわあわわわわ~」

髪の毛が整ったら、次は歯磨きです。
歯ブラシに歯磨き粉をつけて、グシグシと磨いていきます。
口の周りが白い泡だらけになってしまいますが、こればっかりは誰にも見せる訳にはいきません。
乙女の秘密な姿です。

「ぺっ」

そして、泡を吐き出す姿もです。
こんな所を見られたりしたら、もう幻想郷で生きていく事は出来ません。
私は一生、この大木の住処に閉じこもってしまうでしょう。
春が来たって、外でお祭をしたって、無駄です。
皆様から私の記憶がなくなっちゃうまで、私は外に出ないでしょう。

「……はぁ~」

ため息。
ため息も出ちゃいますよ。
そう、そうなのです。
私ことリリーホワイトは、極度の恥ずかしがり屋さんなのです。
その為、友達がいません。
天涯孤独の妖精なのです。
あぁ、どうして皆様は他人と平気で会話をする事が出来るのでしょうか。
他人と話すのが、どうしても恥ずかしいのです。
あ、春を告げるのは恥ずかしくありませんよ。
春という素敵な季節の訪れを皆様に知ってもらいたい、私の一心です。
幻想郷中を飛び回り、世界を春に導いていく。
なんと素敵な事でしょう。
ですが、私はそのまま家へと帰ってしまいます。
本当は人間の里にあるカフェでのんびりとスイーツを食べたいのです。
仕事終わりの一杯は格別と聞いた事があります。
ですが、それは夢のまた夢。
どうしても、誰かと話すという行為は、恥ずかしくて出来ません。

「あぁ、友達が欲しい」

呟きながら、窓を開けます。
大木を住処として改造したので、素敵で可愛い窓もあるのです。
もちろんカーテン付き。
窓からの一迅の風に、私は髪を抑えました。
どうやら、春一番に乗り遅れた風さんの様です。
お寝坊さんの風ですね。

「むむ……感じますよ、春の気配」

私は近くの桜の木を指差しました。

「春ですよ~♪」

そして、春を告げます。
ポンと桜の花が咲きました。
うん、やはり桜は綺麗で可愛いです。
どうやら、今年も春がやってきた様です。
お昼ぐらいから、出かけるとしましょうか。

「ひゃっ」

と、私は思わず頭を下げました。
通りすがりのレティ・ホワイトロックさんです。
雪女であるレティさんは、冬の妖怪さん。
春を告げる私の事は大嫌いみたいで、よく文句を言われます。
でもでも、今日は機嫌が悪かったのでしょう。
本気で私を睨んできました。
怖かったです……
む~、何かあったのでしょうか。

「う~……今日は中止です。春はまだ来ません」

私は頭を低くしたまま窓を閉めました。
カーテンは開けたまま。
ポカポカのお日様の光は、やっぱり欲しいものです。
さて、今日も1日穏やかに過ごすとしましょう。


~♪~


そんな訳で、今日は1日のんびりとしましょう。
ですので、料理をしたいと思います。
私達妖精は、本来食事を必要とはしません。
ですが、人間の真似事をしているうちに、その魅力にはまってしまったのです。
美味しい野菜や美味しいお酒。
食事は生きていく中で、最高の贅沢となったのです。
という訳で、今日は料理に挑戦してみましょう。

「メニューは、サンドウィッチです!」

サンドウィッチ伯爵は言いました。
悪い魔法使いは挟んでしまえ、と。
私は魔法使いさんを挟まないですが、その意気で頑張りたいと思います。
まずは、こっそり夜中に盗んでまいりました食パンを切ります。
売れ残りだから、ちょっぴり固いんですよね。

「えい」

実はサンドウィッチを作るのに一番難しいのがこれだったりします。
私のお古な包丁では綺麗に切れないのです。
ちょっぴりガタガタになったけど、食パンは切れました。
これにバターをぬりぬりとしていきます。

「ふんふふ~ん♪」

ここから先は簡単です。
鼻歌だって歌えちゃう。
バターをぬり終わったパンにキュウリとレタスとキャベツを挟んでいきます。
なんでもサンドウィッチは何を挟んでも美味しく頂けるそうなのですよ。
私の情報網は確かです。
……スイマセン、嘘です。
風の噂で、聞いた事がある程度。
はふん。
でもでも、美味しいサンドウィッチが作れる事は確かです。
という訳でちょっと冒険してみようかと思います。

「じゃじゃ~ん」

なんと、生クリームです。
実は昨日、ケーキ作りをしていまして、生クリームを泡立てた所で挫折しました。
もう右腕は動きません。
ケーキというのは、とんでもない作業の上に完成する素晴らしいお菓子だったのです。
私には覚悟が足りませんでした。
きっと、ケーキを作れる人間は神様にも等しい能力の持ち主なのでしょう。
ケーキを作る程度の能力。
少女達の憧れの的です。
まぁ、そんな訳で、簡易的なケーキにしようと今、思いつきました。
パンに生クリームと苺を挟んじゃうのです。
もしかしたら、私は天才かもしれません。
むふ。
そんなこんなで、色々な具を挟み込んで、後は上から重しをします。
何か重いものを、と周りを見回すと……ありました。
『大技林』と表紙に書いてある何だかよく分からない事だらけの本です。
上上下下ABAB、とか何の事でしょう?
きっと未知の河童技術に違いありません。
ですが、妖精には関係のない事。
今は立派な重しに成って頂きましょう。

「さてさて」

サンドウィッチさんに潰れてもらってる間に、飲み物を準備したいと思います。
全ての少女が憧れるカッコイイ女性。
その理想の女性が飲むと言われる嗜好品。
ザ・コーヒー。
あの真っ黒の液体からは、クールかつビューティな雰囲気がします。
コーヒーを優雅に飲む女性。
なんとカッコ良く素晴らしく美しいのでしょう。
という訳で、さっそくコーヒー豆をガリゴリと挽いていきます。
これらの道具も、人間の里のお古を拝借して参りました。
コーヒー豆だけは、ごめんなさいです。

「にににににに~!」

びっくりしました。
な、なんという事でしょう。
誤算です。
取らぬ狸さんでした。
コーヒー豆を挽くという作業……これは大変な作業です。
優雅ではございません。
ですが、この先に優雅でカッコイイ理想像が待っていると思うと、頑張れます。
リリーホワイト、諦めません!

「ぜぇぜぇ……」

な、なんとか挽き終わりました。
後はペーパーフィルターに挽いた豆をいれてカップにセットします。
ペーパードリップ式といわれる方法ですね。
何だか蒸らしたりと色々なやり方があるそうですので、そこは集中してやっていきます。

「ふぅ~」

部屋中にコーヒーの香ばしい良い匂いが充満してきました。
これは何と素敵な空間。
思わず、にへへ、と笑ってしまいました。
さて、大技林をどかして、少しばかり私の胸みたいになったサンドウィッチさんを切っていきましょう。
……自虐はいけませんね。
ですが、妖精という種族に生まれた宿命。
仕方のない事です。
もしも願いが叶うのなら、お友達とメリハリのあるボディを要求します。
それが全ての少女の願いなのです。

「できました♪」

テーブルに並べられたサンドウィッチとブラックコーヒー。
にへへ。
大人の空間です。

「いただきま~す」

私は湯気が立ち上るコーヒーをふ~ふ~と少しだけ冷ましてから口に含みました。

「にが」

苦い。
苦いです。
なんですか、これ。
苦いお湯じゃないですか。
こんなにも良い香りなのに、苦いお湯です。
信じられません。
これは少女らしくありません。
私は急いで、ミルクと砂糖をダバダバと入れました。
ブラックだったコーヒーは茶色になっていきます。
もう一度、私はコーヒーを口に含みました。
すると、どうでしょう。
甘みと苦味が混ざった素晴らしい嗜好品になったではありませんか。
これでこそコーヒー。
これこそ少女らしい嗜好品です。
うん。

「あむ。んぐんぐ……」

サンドウィッチも美味しく出来上がっております。
さすが私です。
生クリームと苺のサンドも美味しくいただけました。
素晴らしい。
もしかして、私には料理の才能があるのかもしれません。
妖精初のコックさん。
夢ですね~。
浪漫ですね~。
でも、恥ずかしがり屋の私には、夢のまた夢。
はふん。


~☆~


さてさて、食事の後は、読書に興じたいと思います。
知識は無いより合った方が良いと思います。
麗らかな午後、窓際で儚げに読書をする少女。
絵になると思いませんか?
私は思います。
深窓の令嬢、と言うらしいです。
そしてそして、読もうと思っている本はこれです。
ドフトエフスキーさんの『罪と罰』です。
ではでは、読んでいきます。


~☆~


気づけば夜になっていました。
はい。
まさか10ページで睡魔さんに襲われるとは思いませんでした。
深窓の令嬢もびっくりです。
やはりお嬢様では睡魔には打ち勝つ事が出来ません。
彼等は恐るべき強大な力を持っています。
春になった私の力を持ってしても、太刀打ちする事は出来ませんでした。
恐るべし、睡魔さん。

「ふあ~ぁ~」

大きな欠伸が出てしまいました。
う~にゅ~、仕方がありませんね。
今日はもう眠ってしまう事にしましょう。
フラフラとパジャマに着替えてベッドに潜り込みます。
あ~、いけません。
このままでは、また髪が跳ね放題になってしまいます。
あ~、でも、も~、あ~……


~♪~


「春ですよ~♪ 春ですよ~♪」

あれから三日程が経ちました。
外はすっかり冬の気配が消えています。
ぽかぽかと陽気な天気です。
これ以上ないって位に春なのです。
だから、私は勇気を出して部屋から飛び出しました。
いえ、毎年の話なんですけどね。
やっぱり人間や妖怪に会うのは、その、何というか、気恥ずかしいのです。
いったいどうやって会話をしていいのでしょうか。
難しいものです。

「春ですよ~♪」

西の方から順番に、春の訪れを告げていきます。
ポンポンと、桜の花が咲いていく様子は、やっぱり綺麗です。
桜の花びらはハートマークにも似ていますし、鮮やかなピンク色。
少女らしい可愛い花だと思います。
ですが、やはり妖精も妖怪も人間も、花より団子、なのでしょう。
私が飛び去った後には、次々と宴会が始まります。
花見です。
お花見なのです。
わいわいと仲良い者達が集い、春の訪れを祝うのです。

「その主役が、私であってもいいのに……」

と、思うものの、宴会に混ぜて下さい、なんていう勇気は私にはありません。
残念です。
以前、こっそりと博麗神社の宴会に参加しようとした事がありました。
ですが、あの紅白の巫女さんは勘が鋭いのです。
出て行く前に、見つかりかけました。
これも風の噂で聞いたのですが、あの巫女さんは問答無用で攻撃してくる事があるそうです。
恐ろしい。

「はぁ~……」

いっそ地下の旧都市にでも行ってみようかと思います。
あそこには変な妖怪がいっぱいいるそうなので、私みたいな恥ずかしがり屋を問答無用で仲間に引き入れてくれるかもしれません。
なんでも、ゾンビのふりをする妖精がいるそうなのです。
ちょっと楽しそうじゃないですか~。
私もやってみたいです、ゾンビごっこ。

「そこまでよ!」

ほへ?
ぎゃお~、ってゾンビのふりをしようとした所、私の前に急に少女が現れました。
冷たい、ヒヤリとした空気。
春には程遠い空気をまとって現れたのは、氷の妖精、チルノちゃんです。
彼女は、以前は皆から嫌われていました。
妖精は暖気と陽気と暢気を好む存在です。
それとは正反対の空気をまとうチルノちゃん。
何の因果か、最も妖精らしくない能力を持ったチルノちゃんはとても強く、そして嫌われていました。
それでも友達が出来たみたいです。
そして、最近は冷気を抑えれる様になったはずなのですが……
私の聞き間違いだったのでしょうか。
私には友達がいません。
文字通り、風の噂しか聞くことが出来ないのです。

「な、な、ななな、なに?」

そんなチルノちゃんが私に何の用事なのでしょうか。
頑張って言葉を出しましたが、思いっきり詰まってしまいました。
へ、変だと思われちゃったかな。

「リリーホワイト! あたいと勝負だ!」

そう言って、チルノちゃんはスペルカードを提示しました。
全部で16枚……たぶん、チルノちゃんの全力全開のカード枚数だと思います。

「ど、どうして……?」

たぶん、チルノちゃんも知っていると思います。
今、私の力は、幻想郷でも敵う者が少ないぐらいだって事を。
春だけは、私に手を出してはいけないって言われているくらいです。
負けると分かっている勝負。
どうしてでしょう。
どういう理由で、チルノちゃんは私に勝負を挑んだのでしょう。

「少女には、負けると分かっていても戦わないといけない時がある!」

チルノちゃんは、真っ直ぐに私に言いました。
少しだけ震えながら。
彼女は、どうしてそんなに勇気があるでしょう。
私には一欠片もない、勇気。
負けると分かっていても、痛いのが分かっていても、それでも立ち向かう勇気。
私には一切ありません。
誰かに、話しかける事すら、凄く怖いというのに。
誰かに、声をかける事すら、凄く怖いというのに。
誰かに、話しかけられる事すら、凄く怖いというのに。
誰かと、目を合わせる事すら、凄く怖いというのに。
誰かと、一緒に過ごす時間すら、私には出来ないというのに。
ズルイ。
どうして、チルノちゃんはこんな簡単にやってのけるんだろう。
そこで、気づきました。
遥か眼下にあるのは、香霖堂です。
そこには、こっちを見上げる二人がいました。
一人は森近霖之助さんです。
もう一人は……レティ・ホワイトロックさんでした。
冬の妖怪と氷の妖精。
……あぁ、私を退治して、春が来るのを防ごうというのですね。
分かります。
私も春の妖精です。
冬が来ないのならば、大歓迎です。
もし、冬を司る妖精がいるのなら、私はその子と絶対にお友達にはなりません。
……友達。
友達、ですか。
……ズルイです。
ズルイ。
ズルイよ。
チルノちゃんは嫌われていたのに、友達がいるじゃないですか!
私は嫌われてもないのに、友達がいない!
どうして!
どうしてですか!
私もそんな風に他人を思いやってみたいです!
私もそんな風に他人から思いやられてみたいです!
私も、そんな風に、笑ってみたいのです!!!

「分かりました! 勝負ですチルノちゃん! でも、もし私が勝ったなら――


~♪~


「え~っと、え~っと、次は~」

朝から、私は忙しく部屋の中で動き回っていました。
目も廻る忙しさ、とはこの事でしょうか。
滅多にしない大掃除です。
テーブルの上やらキッチン、本棚とベッドと全て掃除していきます。
カーテンも新しく取り替えました。
レースのヒラヒラしたデザインが良かったのですが、残念ながら手持ちではありませんでした。
とにかく、床から窓から壁からと、全てを綺麗にしていきます。

「ふ~、お掃除完了です。え~っと、次はっと」

掃除が終われば、お菓子の準備です。
シュークリームに挑戦しようかと思ったのですが、ここは無難にクッキーにしました。
無理に背伸びするのは、少女的ではありますが、今日は止めにしておきます。
失敗したら、最悪です。
きっと私は一生後悔するでしょう。
ですので、冒険はやめまて、クッキーです。
クッキーは何度も作っているので得意です。
あとは、紅茶の準備もしておきましょう。

「うん、完璧です」

私の部屋は、まるで引っ越した時みたいに新しくなりました。
心機一転という感じでしょうか。
そして、テーブルの真ん中に置かれたクッキーのお皿。
気合いを入れすぎてしまって、作りすぎました。
少し山盛りなのは、可愛らしくない、かもしれませんね。
でも、いいかな。

「ふぅ~」

私はゆっくりと息を吐きました。
なんだかドキドキしています。
壁にかけてある鏡で、自分の顔を確認。
えっと、笑顔笑顔。
はい、今日も私は可愛いです。
完璧です。
リリーホワイトはとっても可愛い妖精です。
にへへ。
と、そこで、扉がコンコンと優しくノックされました。

「は、は、はは、は~い!」

わ、わ、わ、ど、どうしましょう。
心の準備が全然整っていませんでした。
えっとえっと、とりあえず、確認です。
部屋は充分に綺麗です。
クッキーは沢山あります。
紅茶のカップは私のを含めて3つ。
椅子もちゃんと3つ用意しました。
だ、大丈夫!
きっと、大丈夫!
私は少しだけ転びそうになりながらも、入り口の扉を開けました。
少しだけヒヤリとした空気を感じて、笑顔を浮かべます。

「い、い、いらっしゃいです!」


リリーホワイトの特に何でもない最良の1日、おしまい♪
霖之助「どうしたリリー! もっと本気だせよ! もっと熱くなれよ! がんばれがんばれできるできる絶対できるがんばれもっとやれるって! 春よ恋!!!」

春が来ないんです。
香霖堂に春が来ません。
例大祭に落ちた私の元にも、春は来ません。
春が来ないと思ったので、リリーのSSを書こうと思いました。
思いっきり独自解釈だらけのリリーホワイトさんです。
でも、なんか可愛く描けた気がしますので、春は来てくれるかな~。

ドフトエフスキーの罪と罰は、読書感想文で読まなければいけませんでした。
見事に10ページで睡魔に襲われたのはこの私。
ですが、その10ページで読書感想文を提出しましたので、小説書いてて良かったと嘯いたものです。
はっはっは、ごめんなさい。

でわでわ、香霖堂と皆様のもとに春が来る頃を祈っています♪
久我拓人
http://j-unit.hp.infoseek.co.jp/
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コメント



0.1200簡易評価
3.100名前が無い程度の能力削除
kawaii
8.100煉獄削除
リリーの寝起きとか食事をつくったりする姿が可愛いですねぇ。
友達を家に招いて掃除を張りきったり緊張したりする姿や彼女の心情など面白いお話でした。
11.100名前が無い程度の能力削除
うん、いいね。
いいんだが、ひとつだけ。


ド「ス」トエフスキーだよ
12.90名前が無い程度の能力削除
可愛らしい文体が実にハマってました。
リリーの魅力を再発見できた気がします。
13.無評価名前が無い程度の能力削除
gj
14.100名前が無い程度の能力削除
相変らず素敵なモノを書く。
可愛らしい妖精は浄化されますね。

霖之助さんwwもう少しだから落ち着いて下さいwww
17.100賢者になる程度の能力削除
まさに少女臭
19.90ずわいがに削除
リリーホワイトに、春、来たりッ!!