注意:作品集68の「自由な彼女と巫女の関係」を読んでいただいてからだともっと楽しめます。これ単品でも美味しくいただけます。
空は晴天。とは言えず日は陰っている。強い日差しを雲が遮り薄暗く感じる。
夏の天候は変化しやすく気温は上がるし梅雨は長雨の時期だ。夏は精力的な季節と受けられることも多々あるだろうが私には何ともせっかちだとかせわしないというイメージがある。
ひとつの季節の中で目まぐるしく変質していくスピードに追いつけなければすぐに過ぎ去ってしまう。その疾走感は私は嫌いではないが同時に寂しくもある。
自然に言うのもばかばかしいが、もう少し待ってくれやしないかと思う。気づいた頃には既に手遅れ。千年も生きているせいか時間の感覚が鈍ってはいるが夏の時期にはこんなとりとめもない事を考えたりする。
なんてこともない考え事をしてしまうのは一重にあの巫女のおかげなのだろうか。これが私にとって良い変化なのかどうかは分からないけれど長く生きた私を楽しませてくれる。大なり小なり影響を与えてくれる彼女に私は好意的な感情を抱いていた。
目指す博麗神社が見えてきた。急降下し、境内に降り立つ。
縁側でいつもどおりお茶をすすっている楽園のお気楽巫女、博麗霊夢当人がそこにはいた。
「おはようございます、霊夢さん。」
「……あぁ、おはよう。」
「気分はいかがですか?」
更にお茶を一口含んで一息空ける。ほぅっと吐息が漏れる。
「……そうね、可もなく不可もなく……。って感じかしら。」
「楽しみではなかったのですか?」
私の問いに対して巫女は少しばかり逡巡したのかまた口を閉ざす。頬を染めて照れ隠しに顔でも背ければ人間の娘のように可愛らしいのだが依然として目の前の巫女は無愛想な顔をぶらさげている。
……そのような表情が撮れれば大スクープなのだがそう簡単に取れるわけではないからスクープなのでありそもそも見ることすら困難だろう。生きて帰れる気もしない。
「……あんたさ、無言で表情変えるのはやめてくれないかしら? 不気味だわ。」
「失礼、椛の愛で方を考えていたら、つい口元が緩んでしまいました。」
「……どんな愉快なことを考えていたら血の気がうせたような顔色になるのかしら。」
無意識のうちに表情が崩れていたらしい。取材時はお得意の営業スマイルを張り付け話すが、今はオフなので特に気に書ける必要性がない。そのせいか表情の変化が表に出ていたようだ。けじめがつきすぎるというのも考え物だ。
「……楽しみだったわよ。」
巫女は目をそらしぼそぼそと呟く。この発言は私の問いへの答えなのだと理解すると同時に何故先ほどよりも顔が険しくなっているのかという純粋な疑問が浮かんだ。
「……あの、私何か悪いことしましたか?」
「別に。思い当たる節があるならそれじゃないの?」
つんとそっぽを向いてしまった巫女は何とも対処の仕様がない。このような態度を見ると本当に自由気ままに生きている猫に見誤る。機嫌を伺うのも一苦労だ。
「ぷっ……くくっ……。そんな世界が終わったような顔しないでよ。」
「! ちょっと霊夢さん!こっちは真剣だったんですよ!?」
「あはは……ごめんごめん。ころころ顔色が変わるのを見てるのが面白くって……。ごめんね、文。」
この人の事は本当に分からない。人間で博麗の巫女。私はもしかしたらそれくらいにしか知らないのではないだろうか。もちろん彼女の本質は妖怪の私から言わせてもらえれば『一般人よりも力を持っているが所詮ただの人間』というところか。
だがしかし根底に潜んでいるものはとても不安定で不確かなものなのかもしれない。それが彼女の魅力、掴みきれないミステリアスさに繋がっているのだろうか。
「それじゃあ、そろそろ行きますか?」
「……そうね、今日はあんたがわざわざ予定を空けてくれたんだもんね。」
「霊夢さんの為ならこの射命丸文。地獄の底だろうが地の果てだろうが飛んでいきますよ。」
「……ストーキング?」
「嫌な言い方をしますねぇ。密着取材ですよ。」
このようないつまでもいつも通りなやり取りを交わせたことに対して少し安堵し、私は飛行体勢に入る。
「あー……。えっと、その……文?」
「? どうかしましたか?」
「あの……さ。私、今日は普通の女の子なのよ?」
「……。あやや、これは失礼致しました。」
珍しく遠回しに意思を伝えてきた少女はやはり人間なんだなぁと今すぐにシャッターを切りたい気持ちを抑え、私は思った。
「それでは改めて……行きましょうか。」
「……うん。」
そうして私たちは鳥居をくぐり、石段を歩いて降りていった。
博麗神社は幻想郷の端に位置するので人里まで歩いて到達するのには少々時間がかかる。
しかし移動に要する時間は無駄ではなく私はいろいろな場所で見聞きした事を身振り手振りを交えて話した。彼女も時折頷いて話を聞いてくれていた。
雑談をしつつ一刻ほどたった頃。目指す人里に到着した。人で溢れかえっている。その中で露天商が道の脇にずらりと並んでいる。特別な催しでも行っているのだろうか。
行き交う人に声をかける者もいればじぃっと客を待つ者もいる。
「霊夢さん、何か買っていきますか?」
「……そうねぇ、でもお金ないしね。」
「……ふむ。」
ならば目をきらきらと輝かせながら装飾品を見ないでください。興味津々に商品を見る巫女はあの妖怪に恐れられる博麗の巫女の面影は全くなく、物心付いた頃の綺麗なものにあこがれる少女のそれであった。
「……で、どれが欲しいんです?」
「なっ、何よ! 別に欲しくなんかないわよ!」
「だって……ねぇ?」
私は装飾品露店の店主に同意を求める。店主は少女の視線に圧され、困っていたようだったが苦笑いを零した。
少女にはその反応が余りお気に召さなかったらしく、むうと唸って私の方を睨んだ。前もって打ち合わせをしたはずなのに本番で裏切られたようなそんな顔だった。とても可愛らしくてもっとつつきたくなるが後が怖いのでよしておく。
「……これ、可愛くない?」
陰陽玉をもした髪飾りを見せてくる。……彼女らしいといえば彼女らしいが……。
「……ちょっとセンスを疑います。」
「? 何か言った?」
「……いえ、何も。」
聞き返したものの、目の前の装飾品に夢中だったらしくあまり追求されなかった。ほっと一安心。
「……で、店主さん。これはいくらなんですか?」
「はぁっ!? 文、ちょっと何言ってるのよ。」
「何でしょう? 霊夢さんが物欲しそうに見ていらっしゃるのでプレゼントしようかなぁと。」
巫女は一瞬はっとした顔になった後、ばつが悪そうに腕を組んだ。
「……別に、気をかけてくれなくてもいいわよ。」
「いえ、お誘いしたのは私のほうなので。つきあっていただいたお礼にと……。」
「ふぅん? あんたのことだから何か裏があるんでしょう?」
「そのようなつもりはなかったのですが……。まぁ今までの行動を考えれば当たり前ですよね……。」
しゅんと落ち込む……ふりをする私。思い返せばそのように警戒されても仕方がない事をしてきたなぁ。新聞を押し付けたり縁側でうつらうつらとしているところをフィルムに焼き付けたり……。
はぅ。溜息をつくと当の巫女は何故かぷるぷると震えている。
「あー! もう何なのよ! いつもだったらこんなの気にもせずにニヤニヤしながら『ね、やっぱ霊夢さん。欲しいんでしょう? あはは、店主さんこれ1つくださーい。』とか言うじゃない!」
「そんなっ!? 私の事そういう風に見ていたんですか……。」
多分これでトドメだろう。彼女はなんだかんだ言って人情に厚い。私のように普段、外道な者が実は……なんて状況彼女が断りきれるはずもない。
「……しょうがないわね。じゃあ……その。お願いしても良いかしら。」
「お安い御用です。」
もっと素直になれば可愛いですよ。と思っても言ってはいけないことを危うく言いかけてしまった。いや、本当のことなのだけれど。
ちなみに私たちの今までのやりとりを見ていた店主が値段を半分にして、更に私のためにとヤツデの葉の形をした髪飾りをおまけしてくれた。「お嬢ちゃん、あまりお姉さんを困らせちゃいけないよ?」という店主の言葉に巫女はぎゃーぎゃーと抗議した。子ども扱いされたことが不服だったようだ。
とはいえ私にいつもするように夢想封印をぶちかます訳にはいかないので精一杯我慢していた。傍から見てあまりにも面白いので一枚頂いたところ、針を投げられた。痛い。
その後私達は興味深い品を置いている露店を練り歩いた。中でも巫女の気を引いたのはビードロと呼ばれる不思議なな材質でできた風鈴だった。見ると涼しい気分になれる透き通るような青だった。
思った以上に楽しい時間だった。私の隣できょろきょろとあたりを見渡している少女も楽しんでくれているようで一安心だ。今度は妖怪の山をゆっくりと案内しようかなと既に次のことを考えているあたり私もこの浮ついた気分が抜けきっていないのだろうと思う。
「ねぇ、文。少しあそこで休憩しない?」
指を指した方には路傍に長めの椅子を置いた小さな茶店があった。
「そうですね。歩き回って少し疲れましたしね。」
私たちは椅子に腰かける。店員を呼び茶と団子を注文し、一息つく。
ぼーっと空を見上げる。雲はまだもくもくと居座り、我が物顔でこの時間帯に見えるであろう青空の居場所を支配している。
「文。これどう? 似合う?」
私の傍らにいる少女は先ほどプレゼントした髪飾りを付けて見せびらかしてくる。艶やかな黒髪に紅いリボンが映える。陰陽玉をかたどった髪飾りの白が対照的な美しさをかもしだす。
整った顔立ち、白い肌、どれを取っても賞賛に値する端正な横顔。どきっとさせる何かを持つ女性。私だけのものにしたい。そんな子供っぽい独占欲が自分の奥底で渦巻く。
「似合っていますよ、霊夢さん。」
可愛くて奪ってしまいたいくらい。
「文のも……似合ってるわよ。」
「そうですか?」
私の持っている葉団扇と同じヤツデの葉の形をした飾りを見てそう言う。
店員が注文した物をを持ってくる。団子を口に含み、乾いた喉を茶で潤す。のんびりとした空気に華を咲かせるのは他愛もない話。けれど私達の至福の時でもある。今の関係ではこれが限界。
ふと、先日質問しようとしていた事が頭をよぎる。
「霊夢さん。」
「何?」
「あなたは─」
ぽつり。私の鼻に小さな水滴が落ちてきた。空を見上げる。顔に二粒、三粒と水滴が私の顔を濡らす。
すぐに雨足は強まる。激しい雨が身体をを叩きつける。傘を持ってきていなかったので近くの軒先で雨宿りするために駆ける。
「……あちゃぁ。雨ですか……。」
「通り雨よ。すぐに止むわ……っくしゅん!」
「大丈夫ですか!?」
濡れネズミになった巫女は心なしか寒さで震えているように見える。身体が冷え切っているのだろう。
「霊夢さん……少し後ろ向いてください。」
「え? ……こう?」
私は彼女を抱きしめた。ぎゅぅっと。
「ちょっ……ちょっと文! どうしたの?」
「こうしたら少しは暖かいと思いまして…。」
「あんたも濡れてるのに暖かくなるわけないでしょ……!」
「じゃあ、何で私にかかる腕の力が強くなってるんです?」
「うっ……。」
私は暖かいどころか、熱い。心臓がせわしなく動く。どくん、どくんと。
彼女は自由だ。雲のようにふわふわしていて、それでいて夏の季節のように明るく。そして気が付いた頃にはもういない。
それが怖くて。当たり前のようにその場にいたはずの要素が気づかぬうちに抜け落ちる。なんて恐ろしいことだろうか。
まるで彼女を放すまいと。存在を確かめるように強く、強く抱きしめた。
一体どれだけの時間がたっただろう。永久に続いたような気もするし、刹那のもののようにも思えた。
「……文。もう大丈夫。ありがと。」
その時の私の顔は情けないものだったに違いない。宝物を取り上げられた子供のようなどこか崩れた顔。
「霊夢さん。」
私は巫女と向かい合う。一語一語噛み締めて話す。
「前、あなたは自由になりたい。と言いましたね。それは、本心からですか?」
真剣な雰囲気が伝わったのか、巫女はきまりが悪そうに頭をかく。
「……とは言ってもね。私さ『博麗』な訳じゃない? そんなに重いものを簡単に投げ捨てられるわけじゃないし。それに……。」
一呼吸おく。そして巫女は続ける。
「私が逃げたら、また他の人がこの立場に置かれるわけでしょう? 私が我慢するだけで良いなら、それはそれでも良いかなって。今も幸せだし。」
「あなたは、それで……本当にそれでいいのですかッ!」
私の声が響く。ざぁっと私の声を掻き消すように雨は降る。どこからか蛙の鳴く声も聞こえてくる。
巫女の肩に手を乱暴に置き、力を込める。華奢な巫女の身体に触れるには強すぎたかもしれない。
「お前はっ、人間なんだっ! 弱くて脆い人間だっ! 人間は弱いくせに、何でも背負い込もうとするっ! お前たち人間はなんで…なんでっ…!」
後半は言葉にならなかった。喉に何かが引っかかって喋れない。この馬鹿な巫女に言ってやらなくてはいけない。自己犠牲が美徳だなんてふざけている。『博麗』だなんてものに縛られている彼女にだって人生はある。なんてことはない、年相応の少女なのに。
言いたいことは一杯あるのに、言ってやらなきゃいけない事があるのに。ぼろぼろと溢れ出てくる涙が止まらない。
「……文。」
愛しい彼女が抱きしめてくれる。声をかけてくれる。幸せだ。私は幸せだ。でも彼女を幸せにしてやることは私にはできない。
「私っ……はっ……!ひっく……。」
「文、私ね。嬉しい。みんなね、私の事を色々と気にかけてくれるの。紫とか魔理沙とか萃香とか。でもね、『博麗の巫女』じゃなくて『博麗霊夢』……いえ、『霊夢』として接してくれるのはあなただけ。」
優しい言葉をかけないで。私には何も出来ない、無力なんだって。幻想郷最速だとかもてはやされても愛する人のためにできることはこれっぽっちもない。
からん。と乾いた音がする。私の口から嗚咽が漏れる。
私は雨が止むまでただひたすら泣いた。自分の無力を呪って。
「……文。雨、やんだわ。」
雲の切れ間から光が差す。青い空が見える。
「……霊夢さん。神社まで送りますよ。」
「……ありがと。」
私は鴉天狗自慢の艶の有る翼を広げる。
「ちょっと、文?」
「霊夢さん。しっかりと、つかまっていてくださいね。」
彼女の制止を振り切り、抱き上げて高く飛ぶ。
「それじゃ……行きます……よっ!」
私は勢いよく、神社へ向けて飛ぶ。強い日差しのせいで汗が滲むが構わない。今は、今だけは……。
────────
「……あいつ。来ないわね。」
博麗神社の縁側。あの外出から一週間。足しげく通っていた新聞記者は今までが嘘だったようにぱったりと来なくなってしまった。
雨宿りした時のやりとりで、あいつはヤツデの葉をかたどった飾りを落としていた。……本人はそれどころじゃなかったようだったけれど。
ふと空を見上げる。快晴。突き抜けるような青空が眩しい。ぼーっとしていると寝てしまいそうだ。あぁ、今日も来ないのかな。そう思うとなんだか気だるくなってきてしまった。
ごろりと横になる。あぁ、眠い。まぶたが重い。ゆっくりと黒に侵食されていく視界。意識を手放そうとした瞬間に影が見えた。
「……文?」
「あやや、バレてしまいましたか。相変わらず勘が良いですね。」
そこには飄々とした雰囲気をまとった鴉天狗がいた。私を私として見てくれる唯一無二の存在。
「最近来てなかったけど……何かあった?」
「あやや、心配してくれていたんですか? でも大丈夫です。もうこれ以上ご迷惑はかけないと誓います。これが最後です。今日は謝罪のために来ましたから。」
「……は?」
意味が分からない、いきなり何を言っているんだろう。この暑さで頭が沸いてしまったのだろうか。
「この前、私はあなたの気持ちも考えずに適当なことを一方的に喋ってしまいました。それに……私のわがままにも付き合わせてしまって……。申し訳ありませ─」
言い切る前に私は動いていた。右の拳に力を入れ、固め、へらへらとした顔にぶちこむ。流れるような動作。ゴッと音がする。
モロに食らった文はごろごろと吹っ飛んでいく。あぁ、少し力を入れすぎたかなと後悔はするが反省はしない。
当のバカな事をのたまった天狗は呆けた顔をして殴られた頬をさすっている。
私は一気に距離を詰め、文の襟を掴み乱暴に顔を寄せる。
「……あのさ、文。私はあんたのこと嫌いじゃない。でもね、さっきの発言はいただけないわ。あんたは、私の事を想ってやってくれたことでしょう? その行動を自分で貶すのは私に対する冒涜と一緒よ。……あなたは、もっと自分に自信を持って。」
「……霊夢さん。」
私はヤツデの葉の髪飾りを文に付けてやる。うん、やっぱり似合う。
「だからね。そうやって自分を卑下するのはやめてちょうだい。私はいつもみたいに、どこから沸いてくるのか分からない自信に満ち溢れているあなたが好きなの。」
私の言葉を聞いて、文はかぁっと顔を赤くして俯く。何かおかしいことでも言ったかと自分の発言を思い返してみた。
………………。
いや、まぁ。そのなんていうんだろう。若さゆえの過ち?っていうんだろうか。いや、いやいや。でも言ってしまったことに責任を持たないっていうのは人間としてどうなんだろうか。でも、相手は妖怪だからいいのか……? そういう問題じゃないっ!
「……あの、霊夢さん。」
「……へぁ!? なっ……何よいきなり!」
文は私の目をしっかりと見据えて話す。真剣な眼差しが私を射る。
「私も……霊夢さんの事。好きです。」
私は言葉の意味を理解する前に倒れた。文に押し倒されたのだと理解するのにまた更に時間がかかった。
「ちょっとっ!? 重いってば!」
「……好きです。もう、一生放しませんからね!」
「………………ばか。」
彼女達の陰陽玉とヤツデの葉がきらりと陽の光を反射させた。
おお、甘い甘い!あやれいむ万歳!
最後の部分が半々になってる意味が……。
文章自体は楽しめたけど…あー!!
もういい!深く考えない!
あやれいむ最高!それでいい!GJ!
文よ、一生放すなよ。にやにや
互いの精神が繊細でいいね!
ただポイントとしては、
・文頭一文字を空けること
・「……」「――」「!(スペース)」などは全体で統一すること(所々で一文字分しかなかったりスペースを挟んでいない)
・「……」が多すぎること(文章作品なのだから、「……」の間をきちんと文章で表現するように)
・セリフ中心(キャラクター主体)の構成にするのなら「」内末端に句読点は入れない
……などなど、詰めが甘い所が多く見られますね。
今後に期待。
うーん…そそわを開いてからニヤニヤが止まらないぜぇ…
心情描写が丁寧で、とても綺麗でした。
あやれいむ!
この店主はこれであやれいむに目覚めたに違いない。