Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

勿忘草の残香 1話

2019/12/29 15:05:28
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ーー始まりは一月ほど前、だったはず。
たまたま暇だったから文屋の号外を読んで、初めて知ったのだけれど。
号外の見出しには『神隠し!?紅の屋敷の住人、消失!』と書いてあって、内容は一夜にして妖精メイドなどを除いた紅魔館の住人が消えてしまったというもの。
それがーー全ての始まりだった。

「ちょっと、またこんな現実味の無い記事書いて…幻想郷中をパニックに陥れるような行為は止めてよね!」
でっち上げの記事を書いてると思って私は文にそう言った。
「あやややや、霊夢さん、私はいつでも清く正しいですから、事実しか書きませんよ。少しだけ内容と表現を誇張しているだけです。」
文はニコニコ笑って私に言った。
「だーかーら、それが悪行だって言ってるのよ!あまり酷いと退治することになるわよ?」
「おや、退治されるのは勘弁願いたいですね。しかし、今回の件は事実、そしてそれなりに大事件なのですから、誇張して幻想郷中の注目を集めるのも悪いこととは言い切れないでしょう。」
「うぐ…そう言われると、そうかもしれない…」
咄嗟に反論が出てこなくて口を噤んでしまった。
「とにかく霊夢さんも一度現場に行ってみては?私はまだ見ぬ事件を探さないといけないのでこれで失礼させてもらいますね。」
「あっ!ちょっと!」
言葉を言い終わる前に文は空の彼方へ飛んで行ってしまった。
「はぁ…あいつはいっつもこんな感じね。」
そう言いつつ紅魔館に向かう準備をする。
文の記事が本当かどうか分からなくても、事実である可能性が0じゃない限り、博麗の巫女として真偽を確認しに行くのは義務のようなものだからだ。
(紅魔館の連中が本当に消えたのなら、誰が何の目的で、もしくは何かが…そもそもあいつらも簡単にやられるほど弱くはないし…とすると抵抗することができないほど強大な敵、あるいは現象や物が原因…?あーもう、消えるって何よ!消えるって!)
そんなことを思いつつ幻想郷の空を飛んでいた。
そして、気付けば紅魔館に着いていた。
外壁は全て紅く塗装されていて、血で染まったかのような巨大な洋館。
一見すると、普段と変わらないように思える。
紅魔館の門の前に降り立ち、辺りを見渡す。
一日中寝ている門番の代わりに魔理沙の姿が見えた。
「魔理沙、あんたまさか文屋の記事を信じて来たの?」
「霊夢か、もしパチュリーが居なくなってるならここの蔵書を持ち去れるだけ持ち去ろうと思ってたんだ、そこまで信じてるわけじゃないがな。お前こそどうしてここに来たんだ?」
「私のは博麗の巫女としての義務みたいなもんよ…異変だったら解決する必要があるしね。それよりも門番はどこ行ったのよ。」
「あいつなら茂みにでも隠れて寝てるんじゃないかと思って探してたんだが、どうやら本当に居ないみたいだぜ?」
「寝はすれど、門を離れることは滅多にない門番の姿が見えないなんて、記事の内容が事実みたいじゃない…まあ、とりあえず中に入ってみましょ。」
門番が居ない程度で記事が事実だなんて思えないけど、胸騒ぎがする。
とにかく白黒はっきり付けるためにも、私は魔理沙を連れて紅魔館の中に入った。
東方projectに関してはガチ勢並みに詳しくないので設定が間違ってたらすみません。(小説書くのも経験浅いので下手くそだったらすみません。)
不定期に続きを投稿していこうと思います。(多分1話1話は短くなると思います…)
もちつき
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