「いつ目覚めてもいいように、食事も用意してあるのに・・・」
主の不満を口にだしたところで解決はしないし余らすのも、もったいないので橙が来たときは分けあって食べているが
一人の時は、どうしても二人前たべていることになる。
「おかげでどうも食べ過ぎている」
橙が抱きついた時に「藍さま、ちょっとぷにぷにしている~」って言われたが、
そんなことは無いはず。日課にしている家事をこなし、結界の見回り・修復を行っているのだ。
まあ、そんなことをしているので終わるころにはいつも腹が空いているから、しっかり食べて明日の活力にしている。
「最近、いつもの量+紫さまの食事分たべているからかなぁ」
・・・3時の休憩として甘いものは別腹だから、気にしなくてもいいよね・・・
いつだったか、休憩がてらに寄った喫茶店の看板メニューのシロ○ワール美味しかったなぁ。紫さまと橙とでまたいってみよう。
『ガタッ』
襖の開く音が聞こえた。
急いで音のした方へいってみると、そこには・・・
※※※※※
長い眠りから私は目覚めた。
外の陽気は春先といったところか。日差しは暖かそうだが、空気はひんやりしている。
布団から出て、背伸びしたとき、私は何を感じた。
「あれ?」
いつもより視点が低いような・・・
寝間着が大きいような・・・
鏡で姿を見た時、私は確信した。
「ちっちゃくなっちゃった」
能力はいつもの感覚で使えるから、特別弱くなったわけでもなさそう。体力は見た目相当かな?
心当たりは・・・ある。
冬眠に入る前の一週間、結界の大改修と称して力を使ったからなぁ。その間しっかりご飯を食べていたけれど、
それでも消費が激しかったか。
以前にも同じような事があったので、一週間程度で元に戻るでしょ。しっかりご飯を食べれば。
服はどうしようかな?物々交換でもらってきたとある巫女さんの幼少期の服を着よう。うん、そうしよう。
下着は、藍に買いにいかせよう。
※※※※※
「・・・おまえは誰だ?」
最初の言葉はそれだった。
ここは紫さまの部屋。部屋の主はおらず代わりに居るのは寺子屋の未就学児ぐらいの少女がいた。
「藍、第一声はそれですか!」
ああ、この姿見せるのは初めてか。あの日から一週間後に式神にしたからわからないか。
あ、この感じは間違いなく紫さまだ。
「すみません!」
「わかればよろしい」
では、改めて
「おはようございます。紫さま」
「おはよう。藍」
「早速お使いおねがいね」
メモを藍に渡す。
目を通した藍は「では、行ってきます」と言ってどこかしら変わった雰囲気をかもしながら行った。
「お昼までまだ時間もあるようだし、何か食べようかな?」
白飯と梅干があれば焼きおにぎりとして食べよう。と、思いつつ台所に行ってみた。
「あるのは、お菓子だけか・・・」
おせんべい、おかき、たい焼き、大判焼・・・などなど。
米菓子類はストックされている物として、たい焼きとかは昨日あたり買ってきたものだろう。
後者を温めて、緑茶と一緒に食べて終わったころに藍が戻ってきた。
「ただいま、もどりました」
「おかえり」
さっき、お菓子を食べたことを言ったら心なしか残念そうだった。楽しみにしていたようだ。
買ってきたものを受け取り、着替えに部屋へ戻った。
※※※※※
主のお使いで人里にやってきたのだが、昼前だけあってどこかしら美味しい香りが漂ってくる。
「いかんいかん、誘惑に負けたら」
そんな事言いつつお使いを済ませて帰り際、魔法の森に住んでいる魔法使いを見かけた。
「ダメよアリス、誘惑に負けたら・・・でもプロの味を知りたい」とか言っているように見えた。
店先にあるメニューを見て悩んでいたようで、意を決して店舗に入っていった。
また別の場所で、鴉天狗を見かけた。
「これは、取材。決して食べ歩きではない」とか言いながら、店に吸い込まれるように入っていった。
ほたてだかはたてだかそんな天狗だったかな?
さて、お昼はなににしよう?
主の不満を口にだしたところで解決はしないし余らすのも、もったいないので橙が来たときは分けあって食べているが
一人の時は、どうしても二人前たべていることになる。
「おかげでどうも食べ過ぎている」
橙が抱きついた時に「藍さま、ちょっとぷにぷにしている~」って言われたが、
そんなことは無いはず。日課にしている家事をこなし、結界の見回り・修復を行っているのだ。
まあ、そんなことをしているので終わるころにはいつも腹が空いているから、しっかり食べて明日の活力にしている。
「最近、いつもの量+紫さまの食事分たべているからかなぁ」
・・・3時の休憩として甘いものは別腹だから、気にしなくてもいいよね・・・
いつだったか、休憩がてらに寄った喫茶店の看板メニューのシロ○ワール美味しかったなぁ。紫さまと橙とでまたいってみよう。
『ガタッ』
襖の開く音が聞こえた。
急いで音のした方へいってみると、そこには・・・
※※※※※
長い眠りから私は目覚めた。
外の陽気は春先といったところか。日差しは暖かそうだが、空気はひんやりしている。
布団から出て、背伸びしたとき、私は何を感じた。
「あれ?」
いつもより視点が低いような・・・
寝間着が大きいような・・・
鏡で姿を見た時、私は確信した。
「ちっちゃくなっちゃった」
能力はいつもの感覚で使えるから、特別弱くなったわけでもなさそう。体力は見た目相当かな?
心当たりは・・・ある。
冬眠に入る前の一週間、結界の大改修と称して力を使ったからなぁ。その間しっかりご飯を食べていたけれど、
それでも消費が激しかったか。
以前にも同じような事があったので、一週間程度で元に戻るでしょ。しっかりご飯を食べれば。
服はどうしようかな?物々交換でもらってきたとある巫女さんの幼少期の服を着よう。うん、そうしよう。
下着は、藍に買いにいかせよう。
※※※※※
「・・・おまえは誰だ?」
最初の言葉はそれだった。
ここは紫さまの部屋。部屋の主はおらず代わりに居るのは寺子屋の未就学児ぐらいの少女がいた。
「藍、第一声はそれですか!」
ああ、この姿見せるのは初めてか。あの日から一週間後に式神にしたからわからないか。
あ、この感じは間違いなく紫さまだ。
「すみません!」
「わかればよろしい」
では、改めて
「おはようございます。紫さま」
「おはよう。藍」
「早速お使いおねがいね」
メモを藍に渡す。
目を通した藍は「では、行ってきます」と言ってどこかしら変わった雰囲気をかもしながら行った。
「お昼までまだ時間もあるようだし、何か食べようかな?」
白飯と梅干があれば焼きおにぎりとして食べよう。と、思いつつ台所に行ってみた。
「あるのは、お菓子だけか・・・」
おせんべい、おかき、たい焼き、大判焼・・・などなど。
米菓子類はストックされている物として、たい焼きとかは昨日あたり買ってきたものだろう。
後者を温めて、緑茶と一緒に食べて終わったころに藍が戻ってきた。
「ただいま、もどりました」
「おかえり」
さっき、お菓子を食べたことを言ったら心なしか残念そうだった。楽しみにしていたようだ。
買ってきたものを受け取り、着替えに部屋へ戻った。
※※※※※
主のお使いで人里にやってきたのだが、昼前だけあってどこかしら美味しい香りが漂ってくる。
「いかんいかん、誘惑に負けたら」
そんな事言いつつお使いを済ませて帰り際、魔法の森に住んでいる魔法使いを見かけた。
「ダメよアリス、誘惑に負けたら・・・でもプロの味を知りたい」とか言っているように見えた。
店先にあるメニューを見て悩んでいたようで、意を決して店舗に入っていった。
また別の場所で、鴉天狗を見かけた。
「これは、取材。決して食べ歩きではない」とか言いながら、店に吸い込まれるように入っていった。
ほたてだかはたてだかそんな天狗だったかな?
さて、お昼はなににしよう?