「あっ、かはっ……ひゅー、ひゅー、やめ、はっ、こい、こいし、おね、がっ」
お姉ちゃんの首を絞めるのが、好きだ。だって、首を絞めている間だけは、わたしのことだけを見てくれるから。
普段なら、常に冷静な瞳――瞠り、潤み、充血させて泣く瞳。
普段なら、意地悪しか言わない口――ぱくぱくと空気を求め、赤くて可愛い舌を突き出している口。
普段なら、ペットしか撫でない白い手――わたしの手に縋り付いて、引っ掻いて、血を流させてお姉ちゃんを感じさせてくれる綺麗な手。
「こい、ひっ、は、はっ、は、あ、はっ、ぁ、ふ」
「お姉ちゃん、可愛いよ、お姉ちゃん。ねぇ、もっと可愛いお姉ちゃんをわたしにみせて」
「っ、う、はぁ、はっ、はっはっ、ひゅー、ひっ、ひゅー」
お姉ちゃんの第三の眼を掴んで、無意識で支配する。そうするとお姉ちゃんはずっと見て来たものが途端に見えなくなって、より強く怖がりだした。
「あっ、ひぃっ、ひゅっ、こ、こいっ、ふっ、ぅっ」
「求めて良いよ、お姉ちゃん、もっと求めて。わたしだけを求めてお姉ちゃん」
この瞬間だけは、お姉ちゃんはわたしのモノになる。お姉ちゃんは、わたしが許してあげないと、生きていくことすら叶わないのだ。
だからわたしは、お姉ちゃんの首を絞めるのが好きだ。首を絞めている間だけは、わたしだけのお姉ちゃんになるのだから。
――了――
お姉ちゃんの首を絞めるのが、好きだ。だって、首を絞めている間だけは、わたしのことだけを見てくれるから。
普段なら、常に冷静な瞳――瞠り、潤み、充血させて泣く瞳。
普段なら、意地悪しか言わない口――ぱくぱくと空気を求め、赤くて可愛い舌を突き出している口。
普段なら、ペットしか撫でない白い手――わたしの手に縋り付いて、引っ掻いて、血を流させてお姉ちゃんを感じさせてくれる綺麗な手。
「こい、ひっ、は、はっ、は、あ、はっ、ぁ、ふ」
「お姉ちゃん、可愛いよ、お姉ちゃん。ねぇ、もっと可愛いお姉ちゃんをわたしにみせて」
「っ、う、はぁ、はっ、はっはっ、ひゅー、ひっ、ひゅー」
お姉ちゃんの第三の眼を掴んで、無意識で支配する。そうするとお姉ちゃんはずっと見て来たものが途端に見えなくなって、より強く怖がりだした。
「あっ、ひぃっ、ひゅっ、こ、こいっ、ふっ、ぅっ」
「求めて良いよ、お姉ちゃん、もっと求めて。わたしだけを求めてお姉ちゃん」
この瞬間だけは、お姉ちゃんはわたしのモノになる。お姉ちゃんは、わたしが許してあげないと、生きていくことすら叶わないのだ。
だからわたしは、お姉ちゃんの首を絞めるのが好きだ。首を絞めている間だけは、わたしだけのお姉ちゃんになるのだから。
――愛して。
――もっとわたしを見て。
――ほかのひとを見ないで。
――お願いだから、お姉ちゃん。
――わたし、良い子にするよ? 悪いことしないよ?
――だからお願い、お姉ちゃん。わたしから離れていかないで。
――わたしだけを見て、わたしにだけ優しくして、わたしだけを愛して。
――もし、愛してくれないのなら。
――わたしが、お姉ちゃんがわたししか愛せないようにしてあげる。
――ねぇ、良いでしょう? お姉ちゃん。
――もっとわたしを見て。
――ほかのひとを見ないで。
――お願いだから、お姉ちゃん。
――わたし、良い子にするよ? 悪いことしないよ?
――だからお願い、お姉ちゃん。わたしから離れていかないで。
――わたしだけを見て、わたしにだけ優しくして、わたしだけを愛して。
――もし、愛してくれないのなら。
――わたしが、お姉ちゃんがわたししか愛せないようにしてあげる。
――ねぇ、良いでしょう? お姉ちゃん。
――了――
これからも筒井康孝並みにギミックを使っていってくれることを期待しています。