「うむむ」
美鈴は唸った
いやお腹が痛いわけではない
一つ悩みが出来たのだ
紅魔館の大図書館の主パチュリー・ノーレッジから注文、というか命令が下った
『白黒とかメイドじゃない迷惑な三匹の妖精とかがたびたび入ってきて迷惑だから毎回ちゃんと捕まえろ』
という命令だ
以下回想
毎回ちゃんと捕まえてますよー
パチェーこの漫画の続きどこー?
『捕まえてるとか言ってるけど普通に寝ててスルーしてる時あるわよね』
いえいえ、パチュリー様。咲夜さんにお昼寝しますねって言って侵入者来たらお願いしますって言ってますから
それで通しても私の責任じゃございません
こっちー?
『それで…?』
だから私は悪くないのです!
見つけた!
『そう…ところで美鈴。あなたの職業は?』
門番です!
って何よ!?表紙だけで中身違うじゃないの!
『門番ならメイドに昼寝するから侵入者来たらお願いしますって…それ、おかしいでゲホゴホ』
パチュリー様、あんまり興奮すると喘息が悪化しますよー?
あ、でも中身違うけどこれも面白そうだわ!
『だ、誰のせいだと…とりあえず次から全員かたっぱしから、何から何まで全部侵入者を入れないようにすること!』
毛玉からお嬢様までですか?
え?私毛玉と同じなの?
『そうよ。毛玉からレミィまで…って違うわー!』
え?毛玉がですか?
え?毛玉は入れるの?
『そっちじゃないわよ!?レミィはここの当主でしょうが!?なんで入れないのよ!?』
いやだってパチュリー様が…
毛玉…以下…うぐ、ひぐ…
ああ、お嬢様泣かないでください…
『なんで私の所為になってるのよ!?おかしいでしょ!?少し考えれば分かるでしょ!?この脳筋妖怪!!』
ひ、酷いわパチェ…確かに私脳みそ無いとかいったけど筋肉じゃないもん!!
酷いですよパチュリー様。お嬢様に謝ってください
『………』
不味いわね美鈴
不味いですねお嬢様
『いい加減にしなさいこのゴファ』
ああ、パチュリー様ぁ!!
回想終了
「要は全員捕まえればいいんですよね」
簡単簡単、先ほどまで唸っていたのはどこへやら
そこへ悪魔の妹、フランドール・スカーレットがやって来ました
「メイは何を捕まえるの?」
どうやら先ほどの独り言を聞かれていたようです
別にやましいことでもないので普通に答えました
「侵入者です」
「じゃあ私も捕まえるの?」
「妹様は紅魔館に侵入するんですか?」
「うん」
「じゃあ捕まえますね」
「捕まったー♪」
なんと!さっそく侵入者を捕まえました
これは幸先がいいですね
次に紅白な巫女がやってきました
「白黒じゃないですね」
「白黒じゃないね」
「悪かったわね魔理沙じゃなくて」
「いえいえ白黒より縁起がいいです」
「縁起がいい!」
「ところでなんでレミリアの妹があんたの肩に載ってんのよ?」
「侵入者を捕まえたんです(ドヤッ」
「侵入者で捕まったんです(ドヤッ」
「いやそんな、どうよ?みたいな顔されても意味分かんないんだけど。というか妹が意味分からん」
「紅魔館に侵入しようとしたので捕まえたのです(ドヤドヤッ」
「紅魔館に侵入しようとしたので捕まえられたのです(ドヤドヤッ」
「侵入者として捕まえるとか以前にそもそも妹あんたの家でしょここ」
「でも侵入者ですし」
「おすし」
「………」
「ところで霊夢さんは侵入者ですか?」
「いや、侵入者っていうか普通にレミリアに呼ばれたんだけど」
「それは紅魔館に入るってことでいいんですか?」
「それ以外にないでしょ。招待されたんだから」
「じゃあ侵入者ですね」
「侵入者だね」
「待ちなさい。その発想はおかしい」
「霊夢=紅魔館に入る=侵入者」
「なにも もんだい は ない」
「あんた達は何を言ってるの?」
「問答無用です」
「むよー!」
「ちょ!やめなさい!」
「ホールド!」
「ほーるど!」
「って抱きしめただけじゃないの!離しなさいよ!うあ、胸でかい柔らか」
「暴れるのは厳禁ですよ」
「暴力反対!」
「妖怪が人間に言っても説得力がががが、なんでこんなアホの癖に妖怪として普通に怪力発揮してるのよ!というか胸、窒息する…うぐぐ」
「ようやくおとなしくなりましたか、ですがこれで侵入者二人目を捕まえました」
「でも、まだまだ第二第三の霊夢が現れるかも…」
「そうですね…油断しないで行きましょう妹様」
「うん♪」
「むぐぐー」
紅白の次は妖精の二人組がやってきました
「三人組の妖精じゃないですね」
「三人組の妖精じゃないね」
「氷の妖精じゃないの、そっちはよくわかんないけど」
「お姉さんコウモリ乗っけて巫女抱きしめて何してるの?」
「…」
「紅魔館に侵入する者を捕まえてるんですよ(ドヤッ」
「捕まってるんですよ(ドヤッ」
「不本意だけど捕まってるのよ…あ、すごい弾力」
「おー!カッコイー!」
「…?」
「それで氷の妖精さんは侵入者ですか?」
「I(アイス)・F(フェアリー)ちゃんは侵入者なのか?」
「ダメよ霊夢…この胸に騙されちゃ…ああでも柔らかい、枕にしたいよぉ」
「侵入者になったらさいきょー?」
「…!?」
「ウン サイキョーデスヨ」
「サイキョーサイキョー」
「私は巫女よ…悪魔の誘惑に負けちゃダメなの…」
「サイキョーサイキョー…決めたわあたい侵入者になる!」
「…!!」
「はい二名様ご案内!」
「ご案内!」
「おっぱい…ご案内…」
「あたいご案内された!!」
「…!!??」
妖精の次はお嬢様が来ました
「レミリアかと思った?西行寺の方だよ!!」
「お嬢様いいお面ですねそれ」
「お姉様後で貸してねそのお面」
「ふかふか、もにゅもにゅ…」
「あたいにも貸しなさいよ!」
「…!?」
「いいでしょ?パチェが(嫌々)作ってくれたのよ!」
「そーなのかー」
「そーなのかー」
「すぅ…すぅ…」
「そーなのかー」
「…ぅ……ぁ…」
「ところで美鈴?ずいぶん侵入者を捕まえた様ね」
「お陰さまで四人(?)捕まえることが出来ました」
「捕まった一号!」
「に…ごう…うにゅ…」
「あたい三号!」
「…!」
「流石紅魔館の門番ね!我が妹すら捕まえるとは味方ながら恐怖を覚えるわ」
「それほどでもないですよ~」
「えへへ♪」
「柔らか…えへへ…」
「えへへー!」
「…///」
「それでお嬢様何かご用でしょうか?」
「う、うむ。ま、まぁ用と言うほどではないんだけどね」
「は、はぁ・・・?」
「その、ね?私が侵入者だったとしてももちろん捕まえるわよね?」
「え?」
「え?」
「ふにゅ」
「え?」
「?」
「え?」
「お嬢様の館ですよ?この紅魔館は。何故捕まえないといけないですか?」
「そうよお姉様何言ってるの?」
「レミリア…アホ…むにゃ」
「自分の家に侵入とかバカじゃないの?」
「…?」
「でも、フランだって…」
「私侵入者だもん」
「なら私も同じ「違うよね」同「違うよ」お「違う」…」
「う、うー!うー!」
「ありゃ離れていっちゃいましたね」
「あれ?止まったね」
「気を使えよバカ門番!お前の頭空気しか入ってないのか!乳デカ妖怪!揉ませろ!」
「フランのバカ!あんたん家化け物屋敷ー!フランのドロワくんかくんか!」
「霊夢のアホ!あんた実は起きてるんでしょ!美鈴の乳は私の物よ、あんまり触んな!えーっと、それと腋巫女!貧乏巫女!あう、痛いやめてごめんなさい」
「バカって言った方がバカなのよこの氷精!あんたなんかどっかの天狗に(性的に)襲われちゃう運命にしてやるんだから!」
「それと、えーと、えーと。とにかくなんか喋りなさいよ!三月精の出演時すごい可愛かったわよ!」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…///」
「…門番続けましょうか」
「そうだね」
夕方になりました
「どうやら今日の門番はおしまいのようですね」
「白黒来てないのに終わりなの?」
「はい」
「三人組の妖精も来てないのに終わりなの?」
「はい」
「なんでー?」
「それはですね妹様」
美鈴おゆはんができたわよー
「おゆはんの時間だからです」
「おゆはんなら仕方ないね」
「ですね」
「仕方ないわね」
「仕方ない仕方ない」
「…」
「じゃあみんなで食堂までよーいドンです!一等賞だったら私からご褒美あげちゃいますよー」
「ご褒美ってなんでも?」
「奮発してなんでもオッケーですよ。じゃあ行きますよ?よーいドン」
その日、幻想郷から紅魔館が消えた
美鈴は唸った
いやお腹が痛いわけではない
一つ悩みが出来たのだ
紅魔館の大図書館の主パチュリー・ノーレッジから注文、というか命令が下った
『白黒とかメイドじゃない迷惑な三匹の妖精とかがたびたび入ってきて迷惑だから毎回ちゃんと捕まえろ』
という命令だ
以下回想
毎回ちゃんと捕まえてますよー
パチェーこの漫画の続きどこー?
『捕まえてるとか言ってるけど普通に寝ててスルーしてる時あるわよね』
いえいえ、パチュリー様。咲夜さんにお昼寝しますねって言って侵入者来たらお願いしますって言ってますから
それで通しても私の責任じゃございません
こっちー?
『それで…?』
だから私は悪くないのです!
見つけた!
『そう…ところで美鈴。あなたの職業は?』
門番です!
って何よ!?表紙だけで中身違うじゃないの!
『門番ならメイドに昼寝するから侵入者来たらお願いしますって…それ、おかしいでゲホゴホ』
パチュリー様、あんまり興奮すると喘息が悪化しますよー?
あ、でも中身違うけどこれも面白そうだわ!
『だ、誰のせいだと…とりあえず次から全員かたっぱしから、何から何まで全部侵入者を入れないようにすること!』
毛玉からお嬢様までですか?
え?私毛玉と同じなの?
『そうよ。毛玉からレミィまで…って違うわー!』
え?毛玉がですか?
え?毛玉は入れるの?
『そっちじゃないわよ!?レミィはここの当主でしょうが!?なんで入れないのよ!?』
いやだってパチュリー様が…
毛玉…以下…うぐ、ひぐ…
ああ、お嬢様泣かないでください…
『なんで私の所為になってるのよ!?おかしいでしょ!?少し考えれば分かるでしょ!?この脳筋妖怪!!』
ひ、酷いわパチェ…確かに私脳みそ無いとかいったけど筋肉じゃないもん!!
酷いですよパチュリー様。お嬢様に謝ってください
『………』
不味いわね美鈴
不味いですねお嬢様
『いい加減にしなさいこのゴファ』
ああ、パチュリー様ぁ!!
回想終了
「要は全員捕まえればいいんですよね」
簡単簡単、先ほどまで唸っていたのはどこへやら
そこへ悪魔の妹、フランドール・スカーレットがやって来ました
「メイは何を捕まえるの?」
どうやら先ほどの独り言を聞かれていたようです
別にやましいことでもないので普通に答えました
「侵入者です」
「じゃあ私も捕まえるの?」
「妹様は紅魔館に侵入するんですか?」
「うん」
「じゃあ捕まえますね」
「捕まったー♪」
なんと!さっそく侵入者を捕まえました
これは幸先がいいですね
次に紅白な巫女がやってきました
「白黒じゃないですね」
「白黒じゃないね」
「悪かったわね魔理沙じゃなくて」
「いえいえ白黒より縁起がいいです」
「縁起がいい!」
「ところでなんでレミリアの妹があんたの肩に載ってんのよ?」
「侵入者を捕まえたんです(ドヤッ」
「侵入者で捕まったんです(ドヤッ」
「いやそんな、どうよ?みたいな顔されても意味分かんないんだけど。というか妹が意味分からん」
「紅魔館に侵入しようとしたので捕まえたのです(ドヤドヤッ」
「紅魔館に侵入しようとしたので捕まえられたのです(ドヤドヤッ」
「侵入者として捕まえるとか以前にそもそも妹あんたの家でしょここ」
「でも侵入者ですし」
「おすし」
「………」
「ところで霊夢さんは侵入者ですか?」
「いや、侵入者っていうか普通にレミリアに呼ばれたんだけど」
「それは紅魔館に入るってことでいいんですか?」
「それ以外にないでしょ。招待されたんだから」
「じゃあ侵入者ですね」
「侵入者だね」
「待ちなさい。その発想はおかしい」
「霊夢=紅魔館に入る=侵入者」
「なにも もんだい は ない」
「あんた達は何を言ってるの?」
「問答無用です」
「むよー!」
「ちょ!やめなさい!」
「ホールド!」
「ほーるど!」
「って抱きしめただけじゃないの!離しなさいよ!うあ、胸でかい柔らか」
「暴れるのは厳禁ですよ」
「暴力反対!」
「妖怪が人間に言っても説得力がががが、なんでこんなアホの癖に妖怪として普通に怪力発揮してるのよ!というか胸、窒息する…うぐぐ」
「ようやくおとなしくなりましたか、ですがこれで侵入者二人目を捕まえました」
「でも、まだまだ第二第三の霊夢が現れるかも…」
「そうですね…油断しないで行きましょう妹様」
「うん♪」
「むぐぐー」
紅白の次は妖精の二人組がやってきました
「三人組の妖精じゃないですね」
「三人組の妖精じゃないね」
「氷の妖精じゃないの、そっちはよくわかんないけど」
「お姉さんコウモリ乗っけて巫女抱きしめて何してるの?」
「…」
「紅魔館に侵入する者を捕まえてるんですよ(ドヤッ」
「捕まってるんですよ(ドヤッ」
「不本意だけど捕まってるのよ…あ、すごい弾力」
「おー!カッコイー!」
「…?」
「それで氷の妖精さんは侵入者ですか?」
「I(アイス)・F(フェアリー)ちゃんは侵入者なのか?」
「ダメよ霊夢…この胸に騙されちゃ…ああでも柔らかい、枕にしたいよぉ」
「侵入者になったらさいきょー?」
「…!?」
「ウン サイキョーデスヨ」
「サイキョーサイキョー」
「私は巫女よ…悪魔の誘惑に負けちゃダメなの…」
「サイキョーサイキョー…決めたわあたい侵入者になる!」
「…!!」
「はい二名様ご案内!」
「ご案内!」
「おっぱい…ご案内…」
「あたいご案内された!!」
「…!!??」
妖精の次はお嬢様が来ました
「レミリアかと思った?西行寺の方だよ!!」
「お嬢様いいお面ですねそれ」
「お姉様後で貸してねそのお面」
「ふかふか、もにゅもにゅ…」
「あたいにも貸しなさいよ!」
「…!?」
「いいでしょ?パチェが(嫌々)作ってくれたのよ!」
「そーなのかー」
「そーなのかー」
「すぅ…すぅ…」
「そーなのかー」
「…ぅ……ぁ…」
「ところで美鈴?ずいぶん侵入者を捕まえた様ね」
「お陰さまで四人(?)捕まえることが出来ました」
「捕まった一号!」
「に…ごう…うにゅ…」
「あたい三号!」
「…!」
「流石紅魔館の門番ね!我が妹すら捕まえるとは味方ながら恐怖を覚えるわ」
「それほどでもないですよ~」
「えへへ♪」
「柔らか…えへへ…」
「えへへー!」
「…///」
「それでお嬢様何かご用でしょうか?」
「う、うむ。ま、まぁ用と言うほどではないんだけどね」
「は、はぁ・・・?」
「その、ね?私が侵入者だったとしてももちろん捕まえるわよね?」
「え?」
「え?」
「ふにゅ」
「え?」
「?」
「え?」
「お嬢様の館ですよ?この紅魔館は。何故捕まえないといけないですか?」
「そうよお姉様何言ってるの?」
「レミリア…アホ…むにゃ」
「自分の家に侵入とかバカじゃないの?」
「…?」
「でも、フランだって…」
「私侵入者だもん」
「なら私も同じ「違うよね」同「違うよ」お「違う」…」
「う、うー!うー!」
「ありゃ離れていっちゃいましたね」
「あれ?止まったね」
「気を使えよバカ門番!お前の頭空気しか入ってないのか!乳デカ妖怪!揉ませろ!」
「フランのバカ!あんたん家化け物屋敷ー!フランのドロワくんかくんか!」
「霊夢のアホ!あんた実は起きてるんでしょ!美鈴の乳は私の物よ、あんまり触んな!えーっと、それと腋巫女!貧乏巫女!あう、痛いやめてごめんなさい」
「バカって言った方がバカなのよこの氷精!あんたなんかどっかの天狗に(性的に)襲われちゃう運命にしてやるんだから!」
「それと、えーと、えーと。とにかくなんか喋りなさいよ!三月精の出演時すごい可愛かったわよ!」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…///」
「…門番続けましょうか」
「そうだね」
夕方になりました
「どうやら今日の門番はおしまいのようですね」
「白黒来てないのに終わりなの?」
「はい」
「三人組の妖精も来てないのに終わりなの?」
「はい」
「なんでー?」
「それはですね妹様」
美鈴おゆはんができたわよー
「おゆはんの時間だからです」
「おゆはんなら仕方ないね」
「ですね」
「仕方ないわね」
「仕方ない仕方ない」
「…」
「じゃあみんなで食堂までよーいドンです!一等賞だったら私からご褒美あげちゃいますよー」
「ご褒美ってなんでも?」
「奮発してなんでもオッケーですよ。じゃあ行きますよ?よーいドン」
その日、幻想郷から紅魔館が消えた
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何はともあれ、そそわジェネへようこそ