―― 一房――
「そう、乳だ」
上白沢慧音は真面目である。
青みがかった白髪は緩やかに広がり、彼女が横たわる布団の白を霞ませるほどに澄んでいる。
整った顔立ち、その朱唇から零れ出る吐息は熱く、悩ましい。
「乳なんだ」
里人からの信頼も厚く、子供には好かれ、人妖かかわらず信用される。
妖怪の血と人間の血が混ざっているという事実は、彼女の心地の良い人格を穢すには、至らなかった。
子供たちに教育を施すという“思想”の最先端ともいえる寺子屋を任されているということもまた、彼女が如何に信頼されているのかという判断材料になることであろう。
「しかし、どうしたものか」
慧音はふっくらとした唇を、白く小さな歯で甘噛みする。
口の間から垣間見えた舌は、悩ましげに口蓋を叩いていた。
見る者が見れば、その仕草だけで、仄かな明晰夢の世界へ逝けることであろう。
「うん、そうか」
どことなく喜色を孕んだ音が、零れる。
寝間着に包んだ肢体がゆっくりと布団から投げ出され、ごく平均的な胸元が僅かに顕わになった。
誰の目を気にする訳でもない空間で、慧音はただ肌を撫でつける風に僅かな寒気を覚え、白魚のような美しい両腕で己の身体を抱える。
「乳なんだ」
そう、最後にぽつりと囁いて、慧音は寝間着を脱ぎ捨てた。
今日は休む日。
日がな一日のんびりすべき、“お休み”の日だった――。
そう、乳である
―― 二房――
赤土の大地を焦がす温かな日差しが、たわわに実る果実の輪郭をぼかす。
スモモの木の下、真夏の風は温く、さほど気分の良いものでは無かった。
けれど慧音は、その日差しを受けてなお微笑む。
一度気になり始めてしまえば、スモモの小ぶりな姿さえ、優しく子を包む乳に見えたのだ。
「ああ、乳だ」
そうだ、乳なのだ。
子供たちが楽しそうに蹴る、ツートンカラーの鞠――乳だ。
年嵩の女性が編み籠に入れて運んでいる、トマト――乳だ。
短く刈り揃えた髪の男性が売る、大きくなスイカ――乳だ。
慧音は視界に収まる沢山の乳を見て、思わず頬を緩ませた。
世界には、幻想郷には、こんなにも乳が溢れている。
そのなんと美しく、優しく、力強いことかと。
「あれ?慧音……なんでこんなところに?」
そう乳を見て満足げに顎を撫でていた慧音に、聞き覚えのある声が届いた。
凜、と澄んだその響きは、慧音の好む音だった。
「妹紅?おはよう」
「おはよう、じゃない」
「こんにちは、だな」
「はぁ……もう」
息を吐き、そして肩を落とす友達。
慧音の青みがかった白に対して、妹紅の髪は初雪のような穢れの知らない白をしていた。
そっと掬い上げれば蛍のように舞い散り、そうして空に吸い込まれていくのだろう。
そんな想像をして、慧音は僅かに目を眇めた。そんなことは、彼女とて望んでいない。
「妹紅は……」
「ほら、早くかえ……なに?」
妹紅の肢体がバランスの取れた美しいモノであることは、慧音も承知していた。
しかし慧音は、妹紅のことが不憫でならなかった。余計なお世話と言われても、彼女は妹紅が心配なのだ。
そう、乳だ。
スレンダーで流麗な肢体は、どこまでも直線的だ。
サスペンダーを落とせば、小ぶりで品の良い乳が、少しは見られるかも知れない。
けれど、傍から見ただけでは、彼女の胸元に実るモノなど感じられない。
そう、乳なのだ。
目尻に僅かな水滴を溜めたかと思うと、慧音はそれを指で拭う。
彼女の為に流した涙であると知れば、この優しい友人は傷ついてしまうことであろう。
慧音には、それがなにより、恐ろしかった。
だって、乳なのだから。
「慧音?どうしたの?」
「ああ、いや。ちゃんと食べているのか?」
「慧音が口酸っぱく言うからね」
固く結ばれていた唇が、そっと左右に綻ぶ。
思わず零れてしまったその微笑みに気がついていないのか、妹紅の瞳はただ優しかった。
乳とは、子を為したときにその子を育む為の器官である。
であるならば、乳とは如何ほどに力強く美しいのか。
補整され固められた地面から生えるハーブのように、命の輝きに包まれて居る。
そのなんと、健やかな姿なのか。
「妹紅は、嫁ぎはしないのか?」
「はぁ?……そんな相手、いないよ。その気もないし」
慧音の手を包む彼女のそれは、夏場の太陽の下にあってなお冷たい。
死んではいない、生きてもいない、そんな風には見たくなくとも。
それでもそれが事実なのだと、慧音は他ならぬ妹紅の口から聞いた事がある。
だから、乳なのか。
慧音ははっと思い浮かんだ言葉に、自ら息を呑む。
大きく見開かれた赤褐色の瞳に、驚愕とない交ぜになった憂いを乗せて。
命を司る女の肢体でありながら、死を内包している。
だから、豊穣と繁栄の象徴足る乳を、僅かにしか持たない。
「私では、どうすることもできないのかっ」
「ちょ、ちょっと、慧音!?」
慧音はたまらず、妹紅の胸に縋り付く。
音に聞く不死者……外国のとある伯爵のように、命の尽きない男性が現れるかも知れない。
そうなった時、彼女の乳は命の父になり得るのか。いや母か。
余計なお世話だと解っていても、慧音は泣かずにはいられなかった。
この時ばかりは、邪魔にもならず有っても困らずな嵩の、己の乳が恨めしい。
一房だけでも分けてあげられたら、どんなにいいことなのか。
唇を噛みしめてこぼれ落ちた涙に、悔やみの念を込める。
この身体に宿る熱が、いっそ妹紅の乳になればいいのに。
願ってはならないこと。
そう思っても、止まらなかった。
命のリビドーが慧音の毛細血管を駆け巡り、ぼぅっと頬を火照らせる。
「ああ、もう。ほら、だから帰ろうって言ったのに」
「妹紅の乳になれない私を、許してくれるのか?」
「父?……そんな“体調”なのに、私のことを心配してくれているんだね」
大丈夫、と妹紅は唇を震わせた。
声に出して伝わらなくとも、その言葉だけは伝わる。
ああ、そうか、乳なのだ。
乳は万物に宿る。
その言葉に乳の如き温もりが込められているのなら、実際の大きさにどれほどの価値があるのか。
慧音は自分の思い違いを悟る。
離れていく意識の中、妹紅の声と白濁する視界。
己を包む優しい両腕は、どこまでも豊かで力強い。
妹紅に乳は必要ない。
だって妹紅は乳なのだから。
乳あっての妹紅ではなく、妹紅在っての乳。
乳こそが、妹紅であるのだ。
そう、乳である。
慧音はそれきり眠りにつき、慌てた妹紅に介抱される。
その時の妹紅の表情はどこまでも優しげで、里人たちは彼女に確かな“母性”の色を捉えていた。
なぜならば、そう――“乳”であるのだから。
――そして乳――
藤原妹紅という少女は、友人の上白沢慧音に説教を受けることが多い。
何かと無茶をしがちな彼女は、平気だと言っても、慧音に心配をかけさせてしまうからだ。
だが今日に限っては、珍しいことに、その立場が逆転していた。
「聞いてる?慧音」
「ああ、聞いている」
すっかり夜も更けた頃。
雲中に月が隠れて普段よりも暗い夜。
昼間よりもずいぶんと顔色の良くなった慧音が、身体を横たえていた。
これまでずっと介抱していたのか、妹紅の側には盥と濡れた布が置かれている。
「風邪で休んで、外へ出るからこうなるのよ。本当に」
「ああ、すまん。しかしなにを考えていたか、覚えていないんだ」
嘘であった。
僅かに記憶を掘り起こせば――否、己の歴史を垣間見れば、その思考は窺える。
どういった理由でそんな考えに至ったかは思い出せなくとも、彼女の頭は乳で一杯になっていた。
そう、乳である。
紛う事なき、乳である。
完全完璧に、乳なのである。
夏風邪を引き一日休むことに決めた慧音は、昼頃に起き出して里へ出た。
そこで日常から乳を探していたのだ。思い出せば出すほどに、慧音の頬が朱に染まっていく。
「熱、上がった?」
「いや、大丈夫だ。ありがとう、妹紅」
「いいから。自分の身体は大切にしてよね、慧音」
妹紅の言葉に、慧音は小さく息を吐く。
普段構ってばかり居るのは慧音の方だが、偶にはこうして手ずから世話になるのも悪くない。
妹紅の手は冷たいが、その瞳は何よりも温かい。
誰よりもそのことを知っているから、だからこそ慧音は安心できるのだ。
「少し、寝ても良いか?」
「うん……お休み、慧音」
「ああ、お休み。妹紅」
額に添えられた手。
優しく眇められた瞳。
僅かに頬にかかる美しい髪。
まるでとうの昔に亡くした“母親”とともに居るようなむずがゆさに、慧音は苦笑する。
しかし、それも僅かなこと。
すぐに柔らかな瞳になり、喜色に満ちた笑顔を浮かべる。
嬉しそうで、満ち足りた笑みだ。
彼女は、こんなにも温かい。
こんなにも温かくて、こんなにも優しいのならば。
ならば、彼女はきっと――。
――そう、乳であるのだ。
――了――
「そう、乳だ」
上白沢慧音は真面目である。
青みがかった白髪は緩やかに広がり、彼女が横たわる布団の白を霞ませるほどに澄んでいる。
整った顔立ち、その朱唇から零れ出る吐息は熱く、悩ましい。
「乳なんだ」
里人からの信頼も厚く、子供には好かれ、人妖かかわらず信用される。
妖怪の血と人間の血が混ざっているという事実は、彼女の心地の良い人格を穢すには、至らなかった。
子供たちに教育を施すという“思想”の最先端ともいえる寺子屋を任されているということもまた、彼女が如何に信頼されているのかという判断材料になることであろう。
「しかし、どうしたものか」
慧音はふっくらとした唇を、白く小さな歯で甘噛みする。
口の間から垣間見えた舌は、悩ましげに口蓋を叩いていた。
見る者が見れば、その仕草だけで、仄かな明晰夢の世界へ逝けることであろう。
「うん、そうか」
どことなく喜色を孕んだ音が、零れる。
寝間着に包んだ肢体がゆっくりと布団から投げ出され、ごく平均的な胸元が僅かに顕わになった。
誰の目を気にする訳でもない空間で、慧音はただ肌を撫でつける風に僅かな寒気を覚え、白魚のような美しい両腕で己の身体を抱える。
「乳なんだ」
そう、最後にぽつりと囁いて、慧音は寝間着を脱ぎ捨てた。
今日は休む日。
日がな一日のんびりすべき、“お休み”の日だった――。
そう、乳である
―― 二房――
赤土の大地を焦がす温かな日差しが、たわわに実る果実の輪郭をぼかす。
スモモの木の下、真夏の風は温く、さほど気分の良いものでは無かった。
けれど慧音は、その日差しを受けてなお微笑む。
一度気になり始めてしまえば、スモモの小ぶりな姿さえ、優しく子を包む乳に見えたのだ。
「ああ、乳だ」
そうだ、乳なのだ。
子供たちが楽しそうに蹴る、ツートンカラーの鞠――乳だ。
年嵩の女性が編み籠に入れて運んでいる、トマト――乳だ。
短く刈り揃えた髪の男性が売る、大きくなスイカ――乳だ。
慧音は視界に収まる沢山の乳を見て、思わず頬を緩ませた。
世界には、幻想郷には、こんなにも乳が溢れている。
そのなんと美しく、優しく、力強いことかと。
「あれ?慧音……なんでこんなところに?」
そう乳を見て満足げに顎を撫でていた慧音に、聞き覚えのある声が届いた。
凜、と澄んだその響きは、慧音の好む音だった。
「妹紅?おはよう」
「おはよう、じゃない」
「こんにちは、だな」
「はぁ……もう」
息を吐き、そして肩を落とす友達。
慧音の青みがかった白に対して、妹紅の髪は初雪のような穢れの知らない白をしていた。
そっと掬い上げれば蛍のように舞い散り、そうして空に吸い込まれていくのだろう。
そんな想像をして、慧音は僅かに目を眇めた。そんなことは、彼女とて望んでいない。
「妹紅は……」
「ほら、早くかえ……なに?」
妹紅の肢体がバランスの取れた美しいモノであることは、慧音も承知していた。
しかし慧音は、妹紅のことが不憫でならなかった。余計なお世話と言われても、彼女は妹紅が心配なのだ。
そう、乳だ。
スレンダーで流麗な肢体は、どこまでも直線的だ。
サスペンダーを落とせば、小ぶりで品の良い乳が、少しは見られるかも知れない。
けれど、傍から見ただけでは、彼女の胸元に実るモノなど感じられない。
そう、乳なのだ。
目尻に僅かな水滴を溜めたかと思うと、慧音はそれを指で拭う。
彼女の為に流した涙であると知れば、この優しい友人は傷ついてしまうことであろう。
慧音には、それがなにより、恐ろしかった。
だって、乳なのだから。
「慧音?どうしたの?」
「ああ、いや。ちゃんと食べているのか?」
「慧音が口酸っぱく言うからね」
固く結ばれていた唇が、そっと左右に綻ぶ。
思わず零れてしまったその微笑みに気がついていないのか、妹紅の瞳はただ優しかった。
乳とは、子を為したときにその子を育む為の器官である。
であるならば、乳とは如何ほどに力強く美しいのか。
補整され固められた地面から生えるハーブのように、命の輝きに包まれて居る。
そのなんと、健やかな姿なのか。
「妹紅は、嫁ぎはしないのか?」
「はぁ?……そんな相手、いないよ。その気もないし」
慧音の手を包む彼女のそれは、夏場の太陽の下にあってなお冷たい。
死んではいない、生きてもいない、そんな風には見たくなくとも。
それでもそれが事実なのだと、慧音は他ならぬ妹紅の口から聞いた事がある。
だから、乳なのか。
慧音ははっと思い浮かんだ言葉に、自ら息を呑む。
大きく見開かれた赤褐色の瞳に、驚愕とない交ぜになった憂いを乗せて。
命を司る女の肢体でありながら、死を内包している。
だから、豊穣と繁栄の象徴足る乳を、僅かにしか持たない。
「私では、どうすることもできないのかっ」
「ちょ、ちょっと、慧音!?」
慧音はたまらず、妹紅の胸に縋り付く。
音に聞く不死者……外国のとある伯爵のように、命の尽きない男性が現れるかも知れない。
そうなった時、彼女の乳は命の父になり得るのか。いや母か。
余計なお世話だと解っていても、慧音は泣かずにはいられなかった。
この時ばかりは、邪魔にもならず有っても困らずな嵩の、己の乳が恨めしい。
一房だけでも分けてあげられたら、どんなにいいことなのか。
唇を噛みしめてこぼれ落ちた涙に、悔やみの念を込める。
この身体に宿る熱が、いっそ妹紅の乳になればいいのに。
願ってはならないこと。
そう思っても、止まらなかった。
命のリビドーが慧音の毛細血管を駆け巡り、ぼぅっと頬を火照らせる。
「ああ、もう。ほら、だから帰ろうって言ったのに」
「妹紅の乳になれない私を、許してくれるのか?」
「父?……そんな“体調”なのに、私のことを心配してくれているんだね」
大丈夫、と妹紅は唇を震わせた。
声に出して伝わらなくとも、その言葉だけは伝わる。
ああ、そうか、乳なのだ。
乳は万物に宿る。
その言葉に乳の如き温もりが込められているのなら、実際の大きさにどれほどの価値があるのか。
慧音は自分の思い違いを悟る。
離れていく意識の中、妹紅の声と白濁する視界。
己を包む優しい両腕は、どこまでも豊かで力強い。
妹紅に乳は必要ない。
だって妹紅は乳なのだから。
乳あっての妹紅ではなく、妹紅在っての乳。
乳こそが、妹紅であるのだ。
そう、乳である。
慧音はそれきり眠りにつき、慌てた妹紅に介抱される。
その時の妹紅の表情はどこまでも優しげで、里人たちは彼女に確かな“母性”の色を捉えていた。
なぜならば、そう――“乳”であるのだから。
――そして乳――
藤原妹紅という少女は、友人の上白沢慧音に説教を受けることが多い。
何かと無茶をしがちな彼女は、平気だと言っても、慧音に心配をかけさせてしまうからだ。
だが今日に限っては、珍しいことに、その立場が逆転していた。
「聞いてる?慧音」
「ああ、聞いている」
すっかり夜も更けた頃。
雲中に月が隠れて普段よりも暗い夜。
昼間よりもずいぶんと顔色の良くなった慧音が、身体を横たえていた。
これまでずっと介抱していたのか、妹紅の側には盥と濡れた布が置かれている。
「風邪で休んで、外へ出るからこうなるのよ。本当に」
「ああ、すまん。しかしなにを考えていたか、覚えていないんだ」
嘘であった。
僅かに記憶を掘り起こせば――否、己の歴史を垣間見れば、その思考は窺える。
どういった理由でそんな考えに至ったかは思い出せなくとも、彼女の頭は乳で一杯になっていた。
そう、乳である。
紛う事なき、乳である。
完全完璧に、乳なのである。
夏風邪を引き一日休むことに決めた慧音は、昼頃に起き出して里へ出た。
そこで日常から乳を探していたのだ。思い出せば出すほどに、慧音の頬が朱に染まっていく。
「熱、上がった?」
「いや、大丈夫だ。ありがとう、妹紅」
「いいから。自分の身体は大切にしてよね、慧音」
妹紅の言葉に、慧音は小さく息を吐く。
普段構ってばかり居るのは慧音の方だが、偶にはこうして手ずから世話になるのも悪くない。
妹紅の手は冷たいが、その瞳は何よりも温かい。
誰よりもそのことを知っているから、だからこそ慧音は安心できるのだ。
「少し、寝ても良いか?」
「うん……お休み、慧音」
「ああ、お休み。妹紅」
額に添えられた手。
優しく眇められた瞳。
僅かに頬にかかる美しい髪。
まるでとうの昔に亡くした“母親”とともに居るようなむずがゆさに、慧音は苦笑する。
しかし、それも僅かなこと。
すぐに柔らかな瞳になり、喜色に満ちた笑顔を浮かべる。
嬉しそうで、満ち足りた笑みだ。
彼女は、こんなにも温かい。
こんなにも温かくて、こんなにも優しいのならば。
ならば、彼女はきっと――。
――そう、乳であるのだ。
――了――
いやしかし、増えれば分けてあげられる可能性も出てくるかもしれない。
なら、慧音は6房か。
そうか 乳なのか
まぁ乳だから仕方がない
ああ、意味なんて求めた私が間違っていました。だって、乳なんですものね……。
なるほど、これは良い話しだ。