※注意※
当然ですが本編にネイキッド・スネークは出てきませんが結構ポピュラーな子が出てきます。
テーブルに、灰色のキノコを置いた。
持ち込んだのは私、アリス・マーガトロイド。
「…これ、何」
「それを聞きたいのは魔理沙さんの方だぜ、良くもまぁこんな怪しいキノコを持ってきたな」
目を白黒させながら言う魔理沙。
だが普段からその怪しいキノコを食べて生きている貴方が言うのはどうだろうか。
「ここに来る途中生えていたのを見つけたの、貴方なら分かると思って」
「分からない事は無いぜ、名前は『スパーッツァ』」
「す、すぱっつぁ?」
「ノンノン、スパーッツァ」
見事(?)な発音をした魔理沙は目を輝かせながらそのキノコを撫でまわす。
「色、形、大きさともに申し分ない、良くやったアリス。これ欲しかったんだ」
「待って魔理沙、まだこのスパーッツァの説明を聞いてないわ、聞かせて」
私はしびれを切らし机を叩く。
魔理沙は依然としてキノコを撫でまわしながら口を開いた。
「分かった。良いか?スパーッツァはな、地面に生えているんだ」
「ふむふむ」
「色は灰色、そして無毒」
「へぇ、それで?」
「以上」
「以上?」
あっけらかんと答える魔理沙に若干の失望を覚える。
幻想郷のキノコを知り尽くした彼女ならきっとこれがああなってあれもああなるとか教えてくれると思ったのに。
「残念だよゥッッッッッッッッ」
「そう言うなよアリス、このスパーッツァ、私ですら書物でしか見た事無いし今までここじゃ報告例も無かった。分からなくても無理は無いじゃないか」
「じゃあどうすれば私はこのキノコの正体を判明させれば良いわけ?」
「強くなりたければ喰らえ」
おぉう、ユージロー。
それで私は喰らい尽くせぬ女であれってか、御免よそんなの。
それに灰色のキノコなんて食べようと言う馬鹿はこの幻想郷広しと言えど目の前のこの白黒くらいしか居ないじゃない。
「なぁアリス、お前好きな食べ物なんだ?」
「…魔界で食べたタコ」
「そうか、タコってエグイよな、姿が」
確かに触手がうねうねしている生物なんか考えてみれば普通食べようと思わない。
でも子供の頃の私はそれを美味しそうに食べていた。
「タコを最初に食べた奴って、もんすごい度胸を持っていたんだよ、で、旨かった。食ったやつは勝利したんだ、食にな」
姿形からは想像もつかない身の弾力、そしてどんな味にも合う汎用性、確かに食べてみなければ春画で海女さんとチョメチョメしている存在にすぎなかっただろう。
「このキノコも、美味しかったら?」
魔理沙の言う事は結構正しい。と思う。
逆に考えて、灰色と言うのは擬態だったら?他の生き物がその旨さゆえ食べに来て、全滅しないようにあえて不穏な色にしていたとしたら?
「…魔理沙、私食べてみるわ」
「そうか、じゃあ味わうために生で行くか」
そう言って魔理沙はキノコを薄切りにして皿に盛り付けた。
見た目は不味そうな灰色のキノコ、だがこれがタコと同じようなあれだったら、私はすごい事をしているに違いない。
恐る恐るキノコを箸で掴み、口へと運び、咀嚼する。
「どうだ?味は」
「無味無臭…と言うか、眠くなって来たんだけど」
「…計画通り」
「え?」
「いや、何でも無い」
でも、本当に眠くなってきた。
掠れ往く視界に魔理沙の下卑た笑みと一言。
「さぁ、霊夢も呼んで大乱交スマッシュシスターズと行こうか、ヒャッホウ」
意気揚々と上着のボタンをはずし始めた魔理沙。
その景色を最後に私の意識と記憶が途切れる事になった。
当然ですが本編にネイキッド・スネークは出てきませんが結構ポピュラーな子が出てきます。
テーブルに、灰色のキノコを置いた。
持ち込んだのは私、アリス・マーガトロイド。
「…これ、何」
「それを聞きたいのは魔理沙さんの方だぜ、良くもまぁこんな怪しいキノコを持ってきたな」
目を白黒させながら言う魔理沙。
だが普段からその怪しいキノコを食べて生きている貴方が言うのはどうだろうか。
「ここに来る途中生えていたのを見つけたの、貴方なら分かると思って」
「分からない事は無いぜ、名前は『スパーッツァ』」
「す、すぱっつぁ?」
「ノンノン、スパーッツァ」
見事(?)な発音をした魔理沙は目を輝かせながらそのキノコを撫でまわす。
「色、形、大きさともに申し分ない、良くやったアリス。これ欲しかったんだ」
「待って魔理沙、まだこのスパーッツァの説明を聞いてないわ、聞かせて」
私はしびれを切らし机を叩く。
魔理沙は依然としてキノコを撫でまわしながら口を開いた。
「分かった。良いか?スパーッツァはな、地面に生えているんだ」
「ふむふむ」
「色は灰色、そして無毒」
「へぇ、それで?」
「以上」
「以上?」
あっけらかんと答える魔理沙に若干の失望を覚える。
幻想郷のキノコを知り尽くした彼女ならきっとこれがああなってあれもああなるとか教えてくれると思ったのに。
「残念だよゥッッッッッッッッ」
「そう言うなよアリス、このスパーッツァ、私ですら書物でしか見た事無いし今までここじゃ報告例も無かった。分からなくても無理は無いじゃないか」
「じゃあどうすれば私はこのキノコの正体を判明させれば良いわけ?」
「強くなりたければ喰らえ」
おぉう、ユージロー。
それで私は喰らい尽くせぬ女であれってか、御免よそんなの。
それに灰色のキノコなんて食べようと言う馬鹿はこの幻想郷広しと言えど目の前のこの白黒くらいしか居ないじゃない。
「なぁアリス、お前好きな食べ物なんだ?」
「…魔界で食べたタコ」
「そうか、タコってエグイよな、姿が」
確かに触手がうねうねしている生物なんか考えてみれば普通食べようと思わない。
でも子供の頃の私はそれを美味しそうに食べていた。
「タコを最初に食べた奴って、もんすごい度胸を持っていたんだよ、で、旨かった。食ったやつは勝利したんだ、食にな」
姿形からは想像もつかない身の弾力、そしてどんな味にも合う汎用性、確かに食べてみなければ春画で海女さんとチョメチョメしている存在にすぎなかっただろう。
「このキノコも、美味しかったら?」
魔理沙の言う事は結構正しい。と思う。
逆に考えて、灰色と言うのは擬態だったら?他の生き物がその旨さゆえ食べに来て、全滅しないようにあえて不穏な色にしていたとしたら?
「…魔理沙、私食べてみるわ」
「そうか、じゃあ味わうために生で行くか」
そう言って魔理沙はキノコを薄切りにして皿に盛り付けた。
見た目は不味そうな灰色のキノコ、だがこれがタコと同じようなあれだったら、私はすごい事をしているに違いない。
恐る恐るキノコを箸で掴み、口へと運び、咀嚼する。
「どうだ?味は」
「無味無臭…と言うか、眠くなって来たんだけど」
「…計画通り」
「え?」
「いや、何でも無い」
でも、本当に眠くなってきた。
掠れ往く視界に魔理沙の下卑た笑みと一言。
「さぁ、霊夢も呼んで大乱交スマッシュシスターズと行こうか、ヒャッホウ」
意気揚々と上着のボタンをはずし始めた魔理沙。
その景色を最後に私の意識と記憶が途切れる事になった。