注:前回からの続きです。
幽々子 LP2050:手札4:邪神イレイザー(攻守1000)
闇諏訪子 LP2650:手札3:機皇神マシニクル∞³
《機皇神(きこうしん)マシニクル∞³(インフィニティキュービック)》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星12/光属性/機械族/攻4000/守4000
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するシンクロモンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。
この時、このカードの攻撃力は装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
手札の「T(トップ)」「A(アタック)」「G(ガード)」「C(キャリアー)」
と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事で、そのモンスター効果を得る。
自分の墓地に存在する「T(トップ)」「A(アタック)」「G(ガード)」
「C(キャリアー)」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、
このカードの破壊を無効にする事ができる。
エンドフェイズ時に、このカードに装備されたシンクロモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
幽々子「(機皇神、マシニクル……。これが……)」
幽々子「(なんという負の気迫……。
まるであのモンスターに、世の祟り神の怨念が、全て凝縮されているよう……)」
闇諏訪子「機皇神マシニクルは、究極の機皇帝。
相手のカード効果の対象にならず、墓地の機皇帝のパーツを除外することで破壊されない。
貴様の小細工など、機皇神の前ではそよ風にもならぬ!
貴様がこれから立ち向かうこと即ち、神そのものと相対するものと知れッ!!」
幽々子「(…………)」
幽々子「(……この妖気、さっきまでの諏訪子のものとは、明らかに違う)」
幽々子「(八坂神奈子が紫から受けた仕打ちは、仕打ちなんて言えないほど本来なんでもないことだったはず。
少なくとも、普段冷静な諏訪子が怒り狂うほどではない。
それが、これほど逆上、豹変するのは……)」
幽々子「(やはり……この空間のせいか。
あの娘の本来の力を取り戻すと同時に、祟り神としての魔性性までも回帰している。
怨みが逆に精神を支配し、平静を失わせている……)」
幽々子「(今の諏訪子には、洩矢諏訪子としての意識は無い。いや、もう洩矢諏訪子ですらない……。
完全に、元の祟り神の本性を取り戻してしまったのね……)」
幽々子「(あわよくばサレンダーしてくれれば……そう考えていたけど、もうそんなことを言ってられるレベルでは……。
やはりライフを0にして、気絶させてでも無理やり調伏させるしか……)」
幽々子「わたしのドローフェイズ……だったわね。ドロー」
幽々子「(…………しかし、どうする?)」
幽々子「(イレイザーの攻撃力は、相手の場のカードが減ったことで下がっている。
もはや攻撃力4000のマシニクルは倒せない。
それに、このターンは無限牢を使うために場に出さなかったけど、
次のターンには間違いなくあのカード、ゴースト・コンバートを伏せてくるはず。
あれをセットされれば、勝ち目は限りなく希薄になる……)」
幽々子「(そして、極めつけは彼女の墓地……)」
幽々子「(機皇帝のパーツが2……3枚も。
あの機皇神を、四回も倒さなければならないというの……?
攻撃力4000、効果の対象にもならない、機皇神マシニクルを……)」
幽々子「(……絶望の魔神とは、よく言ったものね)」
幽々子「…………」
闇諏訪子「……キャハハハハハハ!!
幽々子。ようやく貴様の心の声が聞こえた気がするよ。絶望に苦悶し、死に恐怖する声がね!!」
幽々子「…………声、ね。ふふふふふ」
闇諏訪子「(……ッ! こいつ、まだ笑って……)」
幽々子「教えてあげるわ。
そんな声がもし聞こえたのだとしたら……それはきっと〝空耳〟よ」
闇諏訪子「―――!!! 貴様ぁッ……!!」
幽々子「今はわたしのターン……。邪神イレイザーの、起動効果を発動!」
闇諏訪子「(……起動効果! だが、それは……)」
幽々子「邪神イレイザーのこの効果は、わたしのターンのメインフェイズで発動することができるわ。
このカードを破壊する!!」
《邪神(じゃしん)イレイザー/The Wicked Eraser》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールド上に存在する
カードの枚数×1000ポイントの数値になる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、フィールド上のカードを全て破壊する。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを破壊する事ができる。
幽々子「そしてイレイザーが破壊され墓地に送られたことで、誘発効果発動!
フィールドの全てのカードを破壊するわ。死して全て大・団・円!!」
闇諏訪子「……馬鹿がッ!
機皇神マシニクルは、墓地の機皇帝のパーツを除外することで、このカードの破壊を無効にできる!
スキエルCを除外し……これでマシニクルは破壊されない!!」
幽々子「(……これであと、墓地のパーツは二枚。
でも、また諏訪子が墓地のパーツを増やそうとも限らない……か。やはり、厳しいわね)」
幽々子「(まずは、これでゴースト・コンバートを……)」
幽々子「わたしは手札から、この魔法カードを場に出しましょう。フィールド魔法!」
闇諏訪子「(フィールド……魔法だとッ!)」
幽々子「冥府黄泉国顕現……! アンデットワールド!!」
《アンデットワールド/Zombie World》 †
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上及び墓地に存在する全てのモンスターをアンデット族として扱う。
また、このカードがフィールド上に存在する限り
アンデット族以外のモンスターのアドバンス召喚をする事はできない。
闇諏訪子「……クッ!? なん……だッ、このフィールドはッ!」
幽々子「土着神なら、一度ぐらい来たことがあるでしょう。六道の最下層、地獄と呼ばれる世界よ。
雌雄を決するには相応しいフィールドではないかしら」
幽々子「裏守備と、さらにリバースカードを1枚セット。エンドよ」
幽々子 LP2050:手札2:裏守備、アンデットワールド、伏せ1
闇諏訪子 LP2650:手札3:機皇神マシニクル∞³
幽々子「(アンデットワールド…………このフィールドがある限り、
お互いのフィールド・墓地のモンスターの種族は全てアンデット族となる。
ゴースト・コンバートは、発動に墓地の機械族を除外しなければならない。
つまりこれであのカードは封じることができたはず……)」
闇諏訪子「……よくも我がはらわたを、不浄の地で穢してくれたな! ドロー!!」
闇諏訪子「手札から……強欲な壷を発動!!」
《強欲(ごうよく)な壺(つぼ)/Pot of Greed》 †
通常魔法(禁止カード)
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
闇諏訪子「デッキから2枚ドローする!!」
幽々子「(くっ……禁止カードまで)」
闇諏訪子「この次元は我の世界! 不可能など無い!
手札から機皇兵、グランエル・アインを召喚!!」
《機皇兵(きこうへい)グランエル・アイン》 †
効果モンスター(アニメ準拠)
星4/地属性/機械族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターの攻撃力または守備力を選択し半分にする事ができる。
幽々子「(あれは……新たな機皇カード)」
幽々子「(でも……効果がOCGと違う。強化されている……!)」
闇諏訪子「裏守備。伏せカード。フィールド魔法……。
それもこれも、我が機皇神の前では全てが無意味ということを教えてくれる!!」
闇諏訪子「機皇神マシニクルの、起動効果発動!
手札の機皇帝のパーツを墓地に送ることで、そのカードの効果を得る!
手札のスキエルA3を墓地に送り、発動!!」
《スキエルA(アタック)3》 †
効果モンスター (TF5オリジナル)
星3/風属性/機械族/攻1200/守 0
このカードは自分フィールド上に存在する「スキエルA」1体をリリースし、
手札から特殊召喚することができる。
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に自分フィールド上に
表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動することができる。
選択したモンスターはエンドフェイズ時まで攻撃力が半分になり、このターン相手プレイヤーに直接攻撃することができる。
幽々子「(スキエルA3……!
無限牢でコアと一緒にサルベージしたのは、機皇神を強化するため……!)」
闇諏訪子「スキエルA3の効果を忘れてはいまい。
攻撃力を半分にすることで、プレイヤーにダイレクトアタックができる!!」
幽々子「(……なっ!? しまっ……!)」
闇諏訪子「これで終わりだッ!
スキエルA3の効果を得たマシニクルの、起動効果発動! 攻撃力を半減し……」
闇諏訪子「下賎な亡霊の魂よ……。我が洩矢神の御名において、絶対の絶命を命ずる!!」
闇諏訪子「機皇神マシニクル∞³の攻撃!! ザ・キューブ・オブ・ディスペアー……!!!!」
幽々子「(これは……。避け……られないッ!?)」
幽々子「……―――ッ!!!」LP2050→50
幽々子「…………っ。
ハァ……ハァ。……うぅ」
幽々子「(なんと、いう……重く、深い一撃……。
これが祟り神全ての力を集約した、諏訪子の力……)」
幽々子「(いけ……ないわ。ここで意識を失っては……)」
幽々子「…………」
闇諏訪子「ククククク…………キャハハハハハッ!!
かろうじて残ったか! 忌々しい亡霊めが!」
闇諏訪子「だが……もはや貴様に何ができる!? そんな紙のようなライフで!
そう、何もできはしない! 一切だ!
今はただ無様に膝をつき、その運命を受け入れろ!!」
幽々子「…………さて……それは、どうかしら」
闇諏訪子「……ッ!? なんだとッ!?」
幽々子「うっ…………さっきも、言ったはずよ。やってみなくてはわからない……と」
闇諏訪子「おのれ……どこまでも愚劣な!
ならばくらえ! そしてこの無間のはらわたで、永遠にもがき死ね!!」
闇諏訪子「機皇兵グランエル・アインで、裏守備モンスターを攻撃!
グラビティ・ブラスター!!」
幽々子「これはワイト夫人よ。数値はこちらが上。従って破壊はされないわ」
《ワイト夫人(ふじん)/The Lady in Wight》 †
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 0/守2200
このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する「ワイト夫人」以外のレベル3以下の
アンデット族モンスターは戦闘によっては破壊されず、
魔法・罠カードの効果も受けない。
闇諏訪子「(……守備力2200だと!? チィッ……!)」LP2650→2050
闇諏訪子「くだらん延命を……だが無駄なことだ!
メインフェイズ2で、グランエル・アインの起動効果発動!
貴様のモンスターの守備力を半分にする!」
ワイト夫人 守備力1100
闇諏訪子「(ククク、いかな延命をしようが、奴の寿命は次のターンまで……。
殺す、絶対に! 次のターン、この伏せカードで……!)」
闇諏訪子「リバースカードをセット……! エンドフェイズに、マシニクルの攻撃力は元に戻る!
さあ、貴様の最後のターンだ!!」
幽々子 LP 50:手札2:ワイト夫人(守1100)、アンデットワールド、伏せ1
闇諏訪子 LP2050:手札2:機皇神マシニクル∞³、グランエル・アイン、伏せ1
幽々子「ドロー……させてもらうわ」
幽々子「(…………五枚。しかし、まだこの手札では……)」
幽々子「ぅ……」
幽々子「(眩暈が……。
効い……たわね。予想以上に……)」
幽々子「(…………でも)」
幽々子「(心尽きるわけにはいかない。
わたしが敗北すれば、今の暴走した諏訪子の負の念はいずれ紫に向かう……)」
幽々子「(わたしの体はどうなってもいい。だから、それだけは……)」
幽々子「墓地の……グローアップ・バルブの効果を発動。
デッキの一番上の、闇より出でし絶望を墓地に送ることで……このカードを守備で特殊召喚」
《グローアップ・バルブ/Glow-Up Bulb》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/地属性/植物族/攻 100/守 100
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
「グローアップ・バルブ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
幽々子「そして手札から、この魔法カードを発動するわ。終わりの始まり。
墓地のゴブリンゾンビ、ノーブル・ド・ノワール、真紅眼の不死竜、闇より出でし絶望、
邪神イレイザーを除外し……デッキから、3枚ドロー!!」
《終(お)わりの始(はじ)まり/The Beginning of the End》 †
通常魔法
自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する闇属性モンスター5体をゲームから除外する事で、
自分のデッキからカードを3枚ドローする。
闇諏訪子「(3枚だと……!?)」
幽々子「ハァ……。ハァ……」
幽々子「(グローアップ・バルブはチューナーだけど、シンクロ召喚は出来ない……。
シンクロモンスターを出しても、マシニクルに吸収されるだけ……)」
幽々子「(せめて、少しでも多く壁を出して凌ぐしか……)」
幽々子「……モンスターをセット。伏せを2枚出し、エンド……」
幽々子 LP 50:手札2:ワイト夫人(守1100)、裏守備、アンデットワールド、伏せ3
闇諏訪子 LP2050:手札2:機皇神マシニクル∞³、グランエル・アイン、伏せ1
闇諏訪子「(こいつ……。ゴミのようなライフで、どこにそんな余力が……)」
闇諏訪子「(……まあいい。機皇神の致命の一撃を受け、奴のライフも、妖気も、精神すらも風前の灯。
かすり傷一つで、奴の魂は灰のように消し飛ぶ……!)」
闇諏訪子「ククククク…………アハハハハハッ!
チューナーなど出して何をするかと思いきや……何のことは無い。ただの壁か!」
闇諏訪子「くだらん! 我が機皇神を止められる術など無い! このターンで終わりだ!!」
闇諏訪子「ドロー!! そしてトラップ発動、ミス・リバイブ!!」
《ミス・リバイブ/Foolish Revival》 †
通常罠
相手の墓地からモンスター1体を選択し、
相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。
闇諏訪子「相手の墓地のモンスターを、相手フィールドに特殊召喚する!
蘇れ、ハ・デスよ!!」
《蘇(よみがえ)りし魔王(まおう) ハ・デス/Revived King Ha Des》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/アンデット族/攻2450/守 0
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上に存在するアンデット族モンスターが
戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。
幽々子「(わたしのモンスターを…………わたしの場に!?
……まさか!?)」
闇諏訪子「機皇神マシニクル∞³の起動効果発動!! 相手のシンクロモンスターを吸収する!
ハデスをその身に取り込め、機皇神マシニクルよ!!」
機皇神マシニクル∞³ 攻撃力6450
幽々子「(く……なんて強引な戦術!
無理やり相手のシンクロモンスターを蘇生させて、吸収するなんて……)」
闇諏訪子「さらに手札から……機皇兵スキエル・アインを召喚!!」
《機皇兵(きこうへい)スキエル・アイン》 †
効果モンスター(アニメ準拠)
星4/風属性/機械族/攻1200/守1000
1000ポイント以上のコントローラーへのカード効果によるダメージを0にする。
闇諏訪子「貴様が未練がましくしがみついているその希望……完膚なきまでに断ち切ってくれる!!」
闇諏訪子「機皇神マシニクルの、起動効果発動!!
攻撃力を半分にし、ダイレクトアタックを行う!!」
機皇神マシニクル∞³ 攻撃力3225
幽々子「(くっ……)」
闇諏訪子「キャハハハハハッ!! 飲まれろ! 天神の祟りに!
そして……永遠に黙せよ!!」
闇諏訪子「ザ・キューブ・オブ・ディブペアーーーーッ!!!!」
幽々子「……~~~~~ッ!!!」
闇諏訪子「…………」
闇諏訪子「………………ふ、ふふふふふ」
闇諏訪子「ククク……ハハハハハハッ!! 今度こそ吹き飛んだか!
忌々しい亡霊めが! 跡形も残さず!!
ざまあみろ!! キャハハハハハハッ!!」
闇諏訪子「ハハハ、ハ…………?」
幽々子「…………」
闇諏訪子「……なッ!?」
幽々子「…………ハァ……ハァ」
闇諏訪子「………………た、立っている……だと?」
幽々子「ハァ……。
ふう……まったく、無理はするものじゃないわね。まだ若いつもりではあるけど」
闇諏訪子「な……んなのだ、お前はッ!?
なぜ、今の攻撃で倒れていない!?」
幽々子「わたしは、ただの亡霊よ……。
肉体は無くとも、魂は確かにここに存在する……ね」
闇諏訪子「そんなことは訊いていないッ! 機皇神の攻撃は……確かに通っていた!
なのになぜ、貴様はまだ立っていられる!?」
幽々子「答えになっているはずだけどね。
わたしの精神は、未だ尽きていない……」
幽々子「……魂が在るというのは、そういうことよ」LP50→825
闇諏訪子「ばッ……馬鹿なッ!? なぜ、ライフが……」
幽々子「ダメージを受ける直前……わたしはこのトラップを発動させていたのよ」
《体力増強剤(たいりょくぞうきょうざい)スーパーZ/Nutrient Z》 †
通常罠
このターンのダメージステップ時に相手から
2000ポイント以上の戦闘ダメージを受ける場合、
その戦闘ダメージがライフポイントから引かれる前に、
一度だけ4000ライフポイント回復する。
幽々子「……このカードは、2000以上の戦闘ダメージの発生が確定している場合のみ発動できる。
そのダメージを受ける直前に、わたしは4000、ライフを回復した。
結果、わたしは生き残った。そういうことよ」LP50→4050→825
闇諏訪子「(くうぅッ……! おのれぇッ!
機皇神の攻撃を、世の祟り神の怨念を集約させた瘴気を二度も受け、生き長らえるなどと……。
ただの亡霊が、亡霊が……!)」
闇諏訪子「なぜだ!? なぜそこまで必死に生き延びようとする!?
貴様は亡霊、肉体を持たぬ、空の器に過ぎない!
何も考えず、ただ現世に浮遊しているだけの存在のくせに!」
幽々子「さて、ね……。
たぶん、〝あなたと同じ理由〟……だと、思うわよ」
闇諏訪子「同じ理由、だと……?
この期に及んで、どういう戯れ言だ!? 我を愚弄しているのか!!」
闇諏訪子「黙らせてくれる! 踏み潰せ、機皇兵グランエル・アイン!
グローアップ・バルブを攻撃!!」
幽々子「っ……!
……あなたが祟り神の本性をさらけ出して…………そうまでしているのは、元は八坂神奈子のためだった。
そうでしょう?」
闇諏訪子「貴様が……神奈子の名を口にするなッ!!
スキエル・アインで、ワイト夫人を攻撃!!」
幽々子「破壊……されるわ」
闇諏訪子「無様に見苦しく生き長らえおって……。
このカードで、今度こそ終幕にしてくれる!!」
諏訪子「魔法カード、機皇帝の賜与を発動ッ!!」
《機皇帝(きこうてい)の賜与(しよ)》 †
通常魔法(アニメ準拠)
フィールド上に存在する「機皇」と名のつくモンスター1体につき1枚カードをドローする。
闇諏訪子「3枚カードをドローする……!
1枚伏せ……機皇神マシニクルの、起動効果発動!!」
闇諏訪子「手札の機皇帝のパーツを墓地に送ることで、その能力を得る!!
わたしはこの効果で、グランエルGを墓地に送る!!」
《グランエル G (ガード)》 †
効果モンスター (TF5オリジナル)
星1/地属性/機械族/攻 500/守1000
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、
このカードに攻撃対象を変更することができる。
闇諏訪子「これで貴様のモンスターは、マシニクル以外のモンスターに攻撃はできない!!
貴様にこれ以上、我のライフを削ることはできないのだッ!!」
幽々子「…………」
闇諏訪子「わからないか!! 墓地にはまだ機皇帝のパーツが四枚もある!
機皇神を倒す術が皆無な以上、貴様にはどうすることもできぬ!!」
幽々子「……揺れた、わね」
闇諏訪子「なに?」
幽々子「本当にこのターンでわたしの息の根を止めれると確信しているのなら、そんな効果を使う必要なんて無い。
あなたは今、無意識で躊躇いを覚えてしまったのよ」
幽々子「洩矢諏訪子、もとい、祟り神の力の源泉は、ただ一つの念を集めた、凄まじいまでの妄執にある。
祟り神の魔性が回帰している今のあなたは、妄執に囚われるあまり、一つのことしか見えていなかった。
わたしを滅するという、恨みの念しか。
でもこのターンでわたしを殺し損ねたことで、その念に一点の迷いを含んでしまったのよ」
幽々子「そう、恐怖という迷いをね……」
闇諏訪子「(恐怖……だと? この我が……)」
幽々子「憎しみは殺意を生むけど、恐怖は決して殺意にはなり得ない。
怯えているから脅かそうとする、ただそれだけでしかない」
幽々子「この精神世界で迷いを持ってしまった以上、もうわたしを、本当の意味で滅することができない。
わずかながら、意識の片隅に憂いが芽生えてしまった。
それはあなたが恨みや怨みではなく、今も尚心で動いているという証……」
闇諏訪子「……!?」
幽々子「わたしは死を司る亡霊の姫。心ある者に滅することは、絶対にできない」
幽々子「諏訪子……今のあなたに、わたしは殺せないわ」
闇諏訪子「~~~……!!!」
闇諏訪子「……まだだぁッ!!
エンドフェイズに、機皇神マシニクル∞³の効果発動!!」
幽々子「……!」
闇諏訪子「装備されているシンクロモンスターを墓地に送ることで、その攻撃力分のダメージを与える!!
装備されているハデスの攻撃力は、2450!!」
闇諏訪子「効果ダメージならば、紛れなど無い!!
貴様は今度こそ消え去るしかない!!!」
幽々子「やって……みるといいわ」
闇諏訪子「……機皇神マシニクルの効果発動!!
蘇りし魔王ハデスを、墓地に送り…………消え去れ!! この亡霊がぁッ!!!」
幽々子「……リバースカードオープン、エネミーコントローラー」
《エネミーコントローラー/Enemy Controller》 †
速攻魔法
次の効果から1つを選択して発動する。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の表示形式を変更する。
●自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体のコントロールを得る。
闇諏訪子「(……なんだとッ!?
そんなカードで、何を……)」
幽々子「裏守備のクリッターをリリースし……このターン、相手モンスター1体のコントロールを奪う。
あなたの、機皇兵スキエル・アインをね」
《クリッター/Sangan》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
闇諏訪子「(スキエル・アインが表側表示の時、コントローラーは1000ポイント以上の効果ダメージを受けない……!!
くうううッ……!!! ううう……)」
幽々子 LP 825:手札3:アンデットワールド、伏せ1
闇諏訪子 LP2050:手札2:機皇神マシニクル∞³、グランエル・アイン、スキエル・アイン、伏せ1
幽々子「わたしのターンね……ドロー」
幽々子「(ふう……。なんとか生き長らえれた、か。
死に損なっているともいえるけど……)」
幽々子「(とりあえず……ライフを持ち直したことで、わたしの体調にも若干余裕が出てきたわね)」
幽々子「(でも、諏訪子の方は……)」
闇諏訪子「ウウ、ありえぬ……。ありえぬ……」
幽々子「(空間が……歪み始めてる。本体である諏訪子に迷いが生じているせいね)」
幽々子「(ライフに余裕があるのは向こうの方でも、精神に余裕がまるで無い。
フェアじゃないかもしれないけど、千載一遇のチャンス……。
つけこむなら、今しか……)」
幽々子「(すぐに、楽にしてあげるわ。このターンで……)」
幽々子「わたしは手札から……三枚目の生者の書を発動」
闇諏訪子「(うう、三枚目……?)」
《生者(せいじゃ)の書(しょ)-禁断(きんだん)の呪術(じゅじゅつ)-/Book of Life》 †
通常魔法
自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を特殊召喚し、
相手の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外する。
幽々子「あなたの墓地のスキエルA3を除外し……墓地から、来なさい。ゾンビ・マスター」
《ゾンビ・マスター/Zombie Master》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札のモンスターカード1枚を墓地に送る事で、
自分または相手の墓地に存在するレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
闇諏訪子「ウウ……何を考えている……。
まさか、本気で、機皇神マシニクルを倒そうというのか。
不可能だというのが、まだわからぬか!!」
幽々子「さあて、それはどうかしらね。
現に、今生者の書でスキエルA3を除外したことで、あなたの墓地のパーツは、また減ったはずよ」
闇諏訪子「馬鹿な……。だとしても、まだパーツは3枚……。
あと四度も、機皇神を破壊するというのか、貴様は!?」
幽々子「やらなきゃいけないというなら、そうするわ。あなたをここで止められるなら、ね」
幽々子「ゾンビ・マスターの起動効果発動!
前のターン、クリッターの効果で手札に加えたネクロ・ガードナーを墓地に捨てることで、
墓地のゾンビキャリアを特殊召喚……!!」
《ゾンビキャリア/Plaguespreader Zombie》 †
チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動する。
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
闇諏訪子「止める……だと!? まだ寝言をほざくか!!
たかだか亡霊が、どこまで逆上せ上る!!」
幽々子「逆上せてなんかいないわよ。ただ……わたしはあなたを止めたいだけ。
そのためなら、あなたとここで心中しても構わない」
闇諏訪子「……!?
なぜだ……! なぜ、そこまでして……」
幽々子「わたしは…………レベル4のゾンビ・マスターに、レベル2のゾンビキャリアをチューニング……!!」
幽々子「シンクロ召喚……! 現れよ、デスカイザー・ドラゴン!!」
《デスカイザー・ドラゴン/Doomkaiser Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/アンデット族/攻2400/守1500
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
このカードが特殊召喚に成功した時、
相手の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を選択し、
攻撃表示で自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時そのモンスターを破壊する。
闇諏訪子「なッ、シンクロ召喚だと……!?
狂ったか!? 機皇神の前にシンクロモンスターを並べるなどと……」
幽々子「……デスカイザー・ドラゴンがシンクロ召喚に成功したことで、誘発効果が発動するわ。
相手の墓地のアンデット族モンスターを一体、わたしの場に特殊召喚する!!」
幽々子「フィールド魔法、アンデットワールドの効果で、墓地のモンスターは全てアンデット族となっている。
わたしはあなたの墓地の、サイバー・ヴァリーを特殊召喚!!」
《サイバー・ヴァリー/Cyber Valley》 †
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻 0/守 0
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードをゲームから除外する事で自分はデッキからカードを1枚ドローし、
バトルフェイズを終了する。
●このカードと自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を
選択してゲームから除外する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
●このカードと自分の手札1枚をゲームから除外する。
自分の墓地のカード1枚を選択してデッキの一番上に戻す。
闇諏訪子「(……こちらのモンスターを!?)」
幽々子「さらに……墓地のゾンビキャリアの効果発動!
手札を1枚コストとしてデッキの上に戻し、このカードを特殊召喚!
そして、サイバー・ヴァリーの起動効果を使うわ。
このカードとゾンビキャリアを除外し、デッキから2枚ドローすることができる……」
闇諏訪子「何かと思えば…………ただの悪あがきではないか!!
何をドローしても、結果は変わらぬ!!
機皇神を倒すことなどできはしない!!」
闇諏訪子「なぜ……なぜ、それほどまでに無駄な抵抗を続ける!?
何が貴様をそこまでさせるというのだ!?」
幽々子「………………だから、何度も言っているじゃない。
あなたと同じ……〝友人のため〟よ」
闇諏訪子「友、人……? 八雲紫のことかッ!!」
幽々子「そうよ……。
紫が気に入らないと言っておきながら、あなたは本当は初めから、神奈子のために戦ってたんでしょう?
だから、何も変わらないの。わたしも紫のためにあなたと戦っている。
善も悪も無い。同じなのよ……わたし達は」
闇諏訪子「くッ……だからなんだというのだ!! 動機が同じだからといって……」
幽々子「まだわからない?
動機が同じなら、勝るのはどちらなのか……」
幽々子「そう……思いの強さが上回る方、信念が勝る方が勝つのよ……!!」
闇諏訪子「(…………ッ!?)」
闇諏訪子「(馬鹿な!?
あれほど削り取った、幽々子の妖気が、また……!?)」
幽々子「わたしは、サイバー・ヴァリーの効果にチェーン!
伏せていたトラップカードを発動するわ」
幽々子「リバースカード、オープン!! バスター・モード!!」
《バスター・モード/Assault Mode Activate》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する
シンクロモンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたシンクロモンスターのカード名が含まれる
「/バスター」と名のついたモンスター1体を
自分のデッキから攻撃表示で特殊召喚する。
闇諏訪子「(なっ…………バスター・モード!?)」
幽々子「特定のモンスターをリリースし、バスター形態に移行させる!!
わたしは、デスカイザー・ドラゴンをリリースし……」
幽々子「天に燃ゆるスコーピオンの火の心臓よ。我が従僕にかりそめの命を与えるべし……。
厭離穢土、希求浄土……魑魅魍魎顕現!!」
幽々子「特殊召喚!! デスカイザー・ドラゴン/バスター……!!!」
《デスカイザー・ドラゴン/(スラッシュ)バスター/Doomkaiser Dragon/Assault Mode》 †
効果モンスター
星8/炎属性/アンデット族/攻2900/守2000
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、自分または相手の墓地に存在する
アンデット族モンスターを任意の数だけ自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化され、
このターンのエンドフェイズ時に破壊される。
また、フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分の墓地に存在する「デスカイザー・ドラゴン」1体を特殊召喚する事ができる。
闇諏訪子「(な……んだッ!? この化け物は……!?)」
幽々子「こいつの効果は強力よ。
このカードが特殊召喚に成功した時……墓地のアンデット族を、好きなだけ特殊召喚できる……」
幽々子「サイバー・ヴァリーの効果で2枚ドローし……デスカイザー・ドラゴン/バスターの、誘発効果発動!!」
幽々子「わたしのフィールドに蘇れ!
ダブルコストン、そして、スキエルT、スキエルA、グランエルG……!!!」
《ダブルコストン/Double Coston》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1700/守1650
闇属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。
《スキエルT(トップ)》 †
効果モンスター (TF5オリジナル)
星1/風属性/機械族/攻 600/守 0
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
《スキエルA(アタック)》 †
効果モンスター (TF5オリジナル)
星1/風属性/機械族/攻1000/守 0
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
《グランエルG(ガード)》 †
効果モンスター (TF5オリジナル)
星1/地属性/機械族/攻 500/守 1000
フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。
自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、
このカードに攻撃対象を変更することができる。
闇諏訪子「(……!?
アンデットワールドの効果でアンデットになっている、機皇帝のパーツを!?)」
闇諏訪子「(だ、だが……)」
闇諏訪子「……なぜだッ!? 機皇帝のパーツは、本体が無ければ役に立たない!
蘇生するならば、他にいくらでも強力なモンスターがいるはずだ……!!」
幽々子「わからないの? あなたの墓地を見てみなさい」
闇諏訪子「(墓地……だと?)」
闇諏訪子「…………!!! まさかッ!?」
幽々子「気づいたようね。
そう、デスカイザーの効果でパーツを三体蘇生したことにより、
もう〝あなたの墓地のパーツは無くなった〟のよ。
これでもうあなたの機皇神は、破壊を無効にすることができない」
闇諏訪子「(ばッ、馬鹿な……!!
そんなけしからんことが……うううッ)」
闇諏訪子「(し、しかし…………いくらバスター形態だろうが、
あのドラゴンゾンビの攻撃力は、機皇神にははるか及ばない。
いったい、何を考えて……)」
幽々子「サイクロンを発動するわ」
《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法(準制限カード)
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
幽々子「フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊する。
わたしが破壊するのは……アンデットワールドよ」
闇諏訪子「(……何!? 自分のカードを……!?)」
幽々子「あなたの墓地に機皇帝のパーツは存在しない。もうこれは必要無いからね。
アンデットワールドは破壊され、フィールドは通常に戻る」
闇諏訪子「クッ、何を考えている!
わたしのこの伏せがゴーストコンバートだとしたら、貴様は……」
幽々子「わたしの読みでは、その伏せカードは別のもの。
アンデットワールドがあった以上、伏せても意味が無いからね。ゴーストコンバートは手札よ。
である以上、このターンであなたを倒せば、なんの問題も無いわ」
闇諏訪子「倒す……だと……? 本気で言っているのか……」
幽々子「困惑しているわね。でもすぐに理解できるでしょう。
さらに手札から速攻魔法、月の書」
《月(つき)の書(しょ)/Book of Moon》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。
幽々子「ダブルコストンを裏側守備表示にする。
……この意味がわかるかしら?
デスカイザードラゴン/バスターの効果で特殊召喚したモンスターは、効果が全て無効となる。
でも裏にしたことで、その効果は有効になるのよ。
そしてアンデットワールドが無くなったことで……
わたしはアンデット族以外のモンスターのアドバンス召喚が可能になった……」
闇諏訪子「(……ダブルコストンは、闇属性のモンスターをアドバンス召喚する時、二体分の生け贄になる……)」
闇諏訪子「……なら、奴の狙いは、まさか……!)」
幽々子「冥府の覇者、邪雲の体現者のお目見えよ。
わたしは、場のデスカイザードラゴン/バスターと、
ルール効果により2体分の生け贄となったダブルコストンをリリースし……」
幽々子「黒震絶禍……!!
降臨せよ…………邪神、ドレッド・ルート!!!」
《邪神(じゃしん)ドレッド・ルート/The Wicked Dreadroot》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外のフィールド上のモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。
闇諏訪子「(……!!? ドレッド・ルートッ!?)」
幽々子「諏訪子……。特別大サービスよ。
わたしの妖気をこめた、邪神の一撃をくれてあげる。
だから、これで〝ちゃら〟にしましょう」
幽々子 LP 825:手札0:邪神ドレッド・ルート、スキエルT、スキエルA、スキエルG
闇諏訪子 LP2050:手札2:機皇神マシニクル∞³、グランエル・アイン、スキエル・アイン、伏せ1
闇諏訪子「攻撃力守備力ともに4000……。
機皇神と同等の能力値だとッ……!?」
幽々子「同等? 違うわよ。残念ながらね。
邪神ドレッド・ルートの永続効果が、すでに発動しているわ」
機皇神マシニクル∞³ 攻撃力2000
闇諏訪子「(なッ……!? マシニクルの攻撃力が!?)」
幽々子「邪神の発する威圧によって、フィールドの全てのモンスターの能力値は半減する。
たとえ機皇神といえども、例外ではないわ」
幽々子「(彼女の場には、伏せ1……。
しかし、この一撃で目を覚ましてくれれば……)」
幽々子「終わりよ……諏訪子。バトルフェイズ」
幽々子「邪神ドレッド・ルートで……機皇神マシニクル∞³に攻撃!!」
幽々子「祖の御霊、月影に揺れる蝶の如く瞬け……!!
死・蝶・浮・月……!!!」
闇諏訪子「……ぐ、あああッ!!?」LP2050→50
・・・・・・To be continued
ありがとうございます! 出かける直前に指摘されてよかった!
修正しました。時間が無いので、後のコメ返信は帰ってからになります。すみません!
体力増強剤スーパーZ発動!→しかし幽霊には逆効果だった!→4000ダメージ!!
体力増強剤スーパーZってたしか城之内君が使ってたよね。
てっきり最後はアバターかと。しかし、あの状況ではルートの方が強力でしたね。
ちなみに、私の地元は地震被害は大した影響はございません。
FFでアンデット系にレイズかける感じですね。わかります。
体力増強剤は、wiki見たらどうやら蟹さんのデッキにも入ってたらしいです(´∀、)
>>4
ありがとうございます~。修正しました。
アニメ見直したらどうやらエンドフェイズじゃなくて永続だったみたいのので、テキストを改変しました。
影響が無いなら何よりです。それでもガソリンやいろいろ大変でしょうが……