注:前回からの続きです。
________20:00 博麗神社境内
にとり「文さん。全員揃ったみたいです」
文 「みたいね。じゃあ、始めますか……エヘン」
文 『……お集まりいただいた皆さん! 長らくおまたせいたしました。
これより、第一回チキチキデュエルモンスターズ、天下分け目の対抗戦、
イン幻想kyoの開催を、ここに宣言致します!』
勇儀 「やれやれ、派手好きな天狗だねぇ」
早苗 「うわあ、始まっちゃった~。
やっぱり大会は臨場感が違うなぁ。わくわく」
霊夢 「お腹減った~……死ぬぅ」
諏訪子「あそこに死にそうな奴がいるわよ」
幽香 「死にたいんでしょ、きっと」
文 『えー申し送れましたが、わたくし、今大会の実況を務めさせていただきます天狗の射命丸文と申します!
そして、今回解説をしていただくゲストの方々を紹介させていただきます。
まずは、動かない大図書館ことパチュリー・ノーレッジさんで~す!
パチュリーさん、今日はよろしくおねがいします~」
パチェ『はいよろしく』
文 『いや~、ノーギャラにも関わらずお越しいただき感謝の極みです。
知識人として、的確で舌鋒鋭い解説を期待しておりますよ~!』
パチェ『タダで麻雀と鍋が食べれるって聞いたから来たんだけどね。
帰れるもんなら帰りたいわ』
文 『ハイハイ細かい事は置いといて~……本日はもうひと方解説の方がいらしてます。
万年亡霊の姫、おそらく世界一美しい死人、リビングデッドの西行寺幽々子さんで~す!
こんばんは~』
幽々子『うふふ。こんばんは~♪』
文 『本日はよろしくお願いします。
今回の大会は、幽々子さんが事の発端とのことですが、いったいどういう意図なんですか?』
幽々子『いや、わたしは鍋が食べたかっただけなんだけどね』
文 『なるほど~! 物事は何が引き金になるかわかりませんねぇ~! わたしも鍋楽しみにしてます~。
尚、この大会は、我々天狗寄合の提供でお送りさせていただきます。よしなに~』
妖夢 「……あの人何に向かって喋ってるんです?
興奮しすぎてどっかのネジ飛んだんでしょうか」
魔理沙「ありゃカメラっていうんだよ。
どうやら録画するつもりらしいな。まあ、撮った映像を……」
さとり「『撮った映像をどう使うのかは知らんが』……ですか。
彼女はどうやら、ブルーレイにして販売もするつもりみたいですよ」
妖夢 「さ、さとりさん……! びっくりしたぁ」
魔理沙「……お、お前やめろよな。その、人の台詞に被せて言うやつ。マジで心臓に悪いぜ」
さとり「特技なもので。
でもわたしは、彼女が手伝ってくれてよかったと思いますよ。
いろいろとやり方は派手ですが、段取りはきちんとできていますし」
妖夢 「さとりさん。今日は、よろしくお願いします」
さとり「ふふふ……そう固くならなくてもいいですよ。
あの時と同じ、楽しくデュエルしましょう」
妖夢 「こちらこそ。でも、あの時と同じ結果に終わらせるつもりはありません」
さとり「…………うふふ。そうですか」
さとり「(心と台詞が一致している。
先日あれだけ揺らいでいた精神が……ふふふ、まるで嘘のようね。楽しくなりそうだわ)」
文 『……ではでは! 早速ですが今大会のルールについて説明させていただきます。
参加者の方々はすでにご存知かとは思いますが、もう一度聞いても損はありません。
改めて両の耳かっぽじってお聞きくださいね~!』
文 『今回の大会は、その名の通り五対五の団体戦となっています。
それぞれのチームから、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将を選抜し、
通常のOCGルールのもとシングル戦を行っていただきます。
よって最大で五戦! うち、先に三勝したチームの勝利となります。
いや~、猿でもわかる明解なルールですね~!』
霊夢 「いちいち一言多い実況ね。鬱陶しいったらないわ」
早苗 「というか、マイク使ってる上にこんだけでかい声だされちゃ、聞きたくなくても聞こえますよね……」
文 『対戦のカードは、予め五人分決めてあったものを、今お互いの大将に提出していただきます。
というわけで、大将の方々は実況席の方にカードの提出をお願いしま~す!』
妖夢 「…………」
妖夢 「……ん? カードの提出? なんのことでしょう?」
魔理沙「そのまんまじゃないのか? 猿でもわかるらしいしな」
妖夢 「そのまんまって……んなもん聞いてませんよ!?」
さとり「あなたの心を視た限り、本当に初耳らしいですね。
わたしは来るときに河童さんから聞いたから、さっき決めておきましたけど」
諏訪子「てか、大将すら誰だか決めてないじゃん。
まあ、わたしは別に誰でもいいけどね」
幽香 「あら、半霊のおチビちゃんでいいんじゃない?
もともとあなたが受けた勝負なんでしょう」
妖夢 「わたしが、ですか?
それはそうですが……わたし如きが大将だなんて」
魔理沙「いいじゃないか。この日のために一番準備してきたのはお前みたいだしな」
衣玖 「もちろん、わたしも異存はありませんよ」
妖夢 「……わかりました。皆さんがそう言ってくださるのでしたら。
じゃあ大将のわたしは最後として、他に要望はありますか?」
魔理沙「ああ、それなら一つ。わたしを先鋒にしてくれ」
幽香 「あら、随分血の気が多いのね。わたしも真っ先に戦りたかったのに」
魔理沙「ほんとは副将辺りに出てやるつもりだったんだけどな。さっき気が変わった」
妖夢 「どういう意味です?」
魔理沙「お前がデュエルに集中したいのと同じで、わたしも調査に集中したいからな。
初っ端から出て、さっさと終わらせてくるぜ」
妖夢 「なるほど、そういうことでしたら。
……えーと」
さとり「こちらの方は、すでに対戦カードは決めてあります。
心を視てそちらに不利な組み合わせにすることはありませんから、安心してお決めください」
妖夢 「……そうですか。
でしたら…………これでいきます」
文 『大将さん方~!
ここグダグダにしちゃうとこじゃないんで、いい加減こちらにカードの方持ってきてくださいね~!
巻きでお願いしますよ~!』
パチェ「(巻きって何かしら……)」
さとり「ふふふ……では、参りましょうか」
妖夢 「はい!」
文 『はいはい、ありがとうございま~す!
……ほむほむ、なるほど~!
これは素晴らしい! 楽しみな試合が実に目白押しとなってますね~!
どうですか、解説のパチュリーさん?』
パチェ『フリが強引すぎるわ。何を言えばいいのよ』
文 『……おやおや、どうやらパチュリーさんは少々緊張しておられるようですね~!
のちにエンジンがかかることを期待しましょう。
選手の皆さんは、くれぐれもこんな木偶の坊のようにならないようにお願いしますよ~。
ここはすでに戦いの場なのです。
戦場でこんなガッチガチな緊張してたら、後ろから刺されても誰にも文句は言えませんからね~!』
幽香 「つくづくいらない実況ね。あの天狗、一発のしてこようかしら」
衣玖 「まあまあ。ああ見えて、案外緊張しているのはあの方本人かもしれませんし」
諏訪子「それはないんじゃないかな~。さすがに」
文 『さてさて~!
今まで散々待たされた上に、長々と口上してるとそのうち生卵でも投げつけられかねないので、
お待ちかねのゲームを開始するとしましょう!』
文 『では、さっそく先鋒戦ですね~!
……おやおや、これは出鼻からおもしろそうなカードですよ~!』
文 『まずは青コーナー、地上チーム先鋒はこの方!
このSSのみならず、本家でも公認済みの第二の主人公!
上下左右どっからどう見ても普通の魔法使い、霧雨魔理沙~!』
魔理沙「普通で結構だが、どっからどう見てもは余計だぜ」
文 『さあ、対する赤コーナー!
地底チーム先鋒は……』
勇儀 「わたしだよ。我が盟友」
魔理沙「……! 勇儀、お前か。
参ったな……とっとと片付けるつもりが、そうもいかなくなったらしい」
勇儀 「うちの大将の勘でね。
あんたが一戦目で出てくるらしいって聞いたから、わたしが志願してやったのさ。
お互いなんのデッキ使うかすでに知ってるわけだし、やっぱり戦いはフェアにいきたいからさ」
妖夢 「(……そうか! さとりさんは心を読むだけじゃなく、その者の思考のパターンすらも予測できる。
こちらの選んだ対戦順も、予め予想できたのか)」
さとり「ふふ、ごめんなさいね。勇儀さんたっての希望だったから」
魔理沙「すでにこの時点でフェアじゃない気もするけどな。
まあいい。受けて立ってやるぜ」
勇儀 「ふふふ、それにね。実はあの時から、あんたともデュエルしたいと思ってたんだよ。
見た限りなかなか強そうだと思ってたけど、まさか前の大会の優勝者だったとはね。
これでわたしが勝てば、わたしがキングでお前が元キングかな?」
魔理沙「元キングはやめてくれ。ゲンが悪いし、何よりキャラが違う」
文 『あ~っと! 早くも対戦者同士で火花が散っております!
両者いい具合に殺気だってますね~!
尚、この射命丸チャンネルは、どんな凄惨なシーンでも完全ノーカットで放映させていただきます。
遠慮なく殺りあっていただいて構いませんよ~!』
幽々子『できればあんまり血は見たくないわね。鍋がまずくなるわ』
パチェ『酒でしょ、それを言うなら。まあ、鍋も同じかもしれないけど』
霊夢 「……あいつらは自分達の言葉がスピーカーからも出てるってわかって話してるのかしら」
早苗 「解説っていうより漫才ですよね……」
諏訪子「別にいいんじゃん? ぷよぷよだって、初めはゲーム性より漫才デモが売りだったんだから」
衣玖 「せめて某落ちゲーとか……。少しは伏せた方がいいのでは……」
妖夢 「(てか世界観を…………ああもういいや)」
文 『先攻後攻は前の試合で負けた方に選択権が生まれ、この先鋒戦に限りコイントスとさせていただきます。
どちらが表裏にするかは、ぜひとも穏便に話し合いで決めてくださいね~!』
魔理沙「誰も殴り合いなんかするつもりはないぜ。わたしは裏だ」
勇儀 「構わないよ。わたしは表」
文 『チッ、なんだかあっさり決まっちゃって拍子抜けですねぇ~。
尺ほしいんですから、どんどん小ネタ挟んでほしいものなんですけどね~』
妖夢 「(この天狗は……)いいから早くしてください」
文 『では! わたくしのコイントスをもって、これを戦いの狼煙とさせていただきます。
運命のコイントス、いきますよ~!』
文 『ていっ!
…………はいっ、出ました! 出たのは平等院鳳凰堂! よって裏です!
青コーナー、霧雨魔理沙さんの先攻で始めてください!』
魔理沙&勇儀「……デュエル!!」
魔理沙【Sinなる白銀竜】LP8000
VS
勇儀【全力・勇儀の地縛神】LP8000
魔理沙「ドロー! へへへ、この際だから仕方ない。思う存分楽しんでってやるぜ!」
魔理沙「手札から、竜の尖兵を召喚だ!」
《竜(りゅう)の尖兵(せんぺい)/Vanguard of the Dragon》 †
効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻1700/守1300
手札からドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事で、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
自分フィールド上に存在するこのカードが
相手のカードの効果によって墓地へ送られた時、
自分または相手の墓地に存在するドラゴン族の
通常モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
魔理沙「さっそく起動効果を使うぜ。
手札の青眼の白龍を墓地に送り、攻撃力を2000にアップさせる。
1枚伏せてターンエンドだぜ」
魔理沙 LP8000:手札3:竜の尖兵(攻2000)、伏せ1
勇儀 LP8000:手札5:無し
文 『いや~、ついに始まってしまいましたね~!
この解説席からでも、デュエリスト達の圧倒するような気炎が伝わってくるようです。
こちらも選手達の熱に負けないような、ホットでフレキシブルな実況をしていきますよ~!』
早苗 「柔軟なのかどうかわかりませんが、大会なのに十円玉でコイントスなんてわびしいですね」
霊夢 「十円玉って…………ああっ!? あれうちのお賽銭じゃないの!」
妖夢 「(まあ、それはそれとして……。
いよいよ第一回戦……か)」
妖夢 「(初戦だし、ここで星をとれれば一気に楽になるけど……相手はあの勇儀さん。
いかに魔理沙さんとはいえ、簡単な相手じゃない。どうなるのか……)」
勇儀 「言っとくが、今日はいつかのような手加減は無しだ。遠慮なく両手を使わせてもらうよ」
魔理沙「そういえば、全然酒臭くないな。シラフなのか。
でもまあ、両手が使えるからってどう強くなるのかは知らんが」
勇儀 「見せてやるさ。すぐ、このターンでね! ドローだ!」
勇儀 「フィールド魔法、死皇帝の陵墓を発動!」
《死皇帝(しこうてい)の陵墓(りょうぼ)/Mausoleum of the Emperor》 †
フィールド魔法
お互いのプレイヤーは、生け贄召喚に必要なモンスターの数×1000ライフポイント
を払う事で、生け贄モンスター無しでそのモンスターを通常召喚する事ができる。
妖夢 「(……フィールド魔法!
それも死皇帝の陵墓ということは、まさかいきなり……)」
勇儀 「このフィールドの効果は知ってるはずだね。
わたしはライフをを2000支払い、手札からこいつを通常召喚する。
現れな! 地縛神、Chacu Challhua!!」LP8000→6000
《地縛神(じばくしん) Chacu(チャク) Challhua(チャルア)/Earthbound Immortal Chacu Challhua》 †
効果モンスター
星10/闇属性/魚族/攻2900/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド上に表側表示でフィールド魔法カードが存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
1ターンに1度、このカードの守備力の半分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
また、このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、
相手はバトルフェイズを行う事ができない。
霊夢 「じ、地縛神ですって!?」
文 『……ああ~っと! 赤コーナー星熊勇儀さん!
なんと後攻2ターン目で、早くもレベル10の最上級モンスターを召喚です!
それも、彼女の召喚したのは地縛神ですね~。
あれはどういったモンスターなんでしょう、解説のパチュリーさん?』
パチェ『地縛神は土地に縛られた神。
フィールド魔法が無いと自壊してしまうけど、最上級モンスターとしてふさわしいステータスを持ちながら、
その高い打点からプレイヤーに無条件でダイレクトアタックできる能力を持っているわ。
極めて攻撃的なデッキね。
対して魔理沙のデッキだけど……青眼が見えたから、おそらくはブルーアイズ。
モンスターは戦闘破壊が主だろうから、攻撃対象にすらならない地縛神はかなり相性が悪いわ』
文 『なるほど~。あのチャクチャルアは攻撃力が素で2900もありますから、
3発も殴ればもうデュエルが終わってしまいますね~!
幽々子さんはいかがですか?』
幽々子『今日は寄せ鍋の予定だけど、なんだかクジラ鍋も食べたくなってきたわ』
衣玖 「(あれはシャチでは……)」
勇儀 「このまま殴ってやってもいいけど、一応リバースカードがあるからね。
攻撃する代わりに、起動効果を使っておくわ。
1ターンに一度、守備力の半分のダメージを相手に与えるよ」
魔理沙「くっ……まさかいきなり地縛神を出してくるとはな」LP8000→6800
勇儀 「言ったろ、本気だって。
なんせ数百年ぶりの全力なんだ。頼むから、簡単に沈んだりしないでおくれよ。
1枚伏せて、ターンエンドだ」
魔理沙 LP6800:手札3:竜の尖兵(攻2000)、伏せ1
勇儀 LP6000:手札3:Chacu Challhua、陵墓、伏せ1
魔理沙「(初手から攻めてくるとは予想外だったぜ。ならば、こちらも早く対応しないと……)
ドローするぜ」
魔理沙「調和の宝札を発動だ。手札の伝説の白石を捨て、2枚ドローする」
《調和(ちょうわ)の宝札(ほうさつ)/Cards of Consonance》 †
通常魔法
手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー1体を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
魔理沙「(……よーし、来たな。
モンス除去の少ないドラゴン族は、普通なら地縛神は辛い相手だが……このデッキなら!)」
魔理沙「伝説の白石は、墓地に送られた瞬間に効果が発動する。
デッキからブルーアイズを手札に加えるぜ。
1枚伏せて、ターンエンドだ」
《伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)/The White Stone of Legend》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
このカードが墓地へ送られた時、自分のデッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。
魔理沙 LP6800:手札4:竜の尖兵(攻2000)、伏せ2
勇儀 LP6000:手札3:Chacu Challhua、陵墓、伏せ1
早苗 「手札の入れ替えはしたけど、1枚伏せただけでエンド……有効なカードは引けなかったのかしら」
白蓮 「さあ、それはわかりませんよ」
早苗 「聖さん……。どういうことです?
すでに鬼さんの方はリバースカードを警戒してるから、さらに伏せたところで尚更ひっかかることはないのでは?」
白蓮 「それはデュエルをしている彼女、魔理沙さんもよくわかっているはず。
なのに伏せたということは、苦し紛れでなければそれは有効という意味です。
この場合は、強制脱出装置などのフリーチェーン系でしょうね」
早苗 「おお、なるほど~。お詳しいんですね。
長らく封印されてたのに、何でそんなに知ってるんです?」
白蓮 「一人で閉じ込められてたからデュエルはできなかったけど、VJはちゃんと読んでいました。
定期購読していたので」
早苗 「(どうすれば魔界にまでVJが届くのよ……)」
勇儀 「わたしのターンだ。ドロー!」
勇儀 「その様子じゃ地縛神を倒すカードは引けなかったみたいだね。
なら遠慮なく、またチャクチャルアの起動効果を使わせてもらおうか」
魔理沙「おっと、チェーンするぜ。
リバースカードオープン、スキルドレインだ!」LP6800→5800
《スキルドレイン/Skill Drain》 †
永続罠(準制限カード)
1000ライフポイント払って発動する。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターの効果は無効化される。
勇儀 「(……! ほう、スキルドレインか)」
文 『なんと青コーナー、ここでスキドレを張ってきました!
場の全てのモンスター効果を無効化する、強力なルール介入型トラップです!
彼女のデッキはただのブルーアイズではなく、モンスター効果を封殺する必殺のビートダウンデッキでした~!』
パチェ『これでチャクチャルアも直接攻撃の能力まで失い、ただの攻撃力の高いモンスターに成り下がる。
地縛神にとってなかなかきついカードね』
勇儀 「厄介だね、能力を封じてくるなんて。でもチャクチャルアの攻撃力は2900。
力比べで鬼のわたしに勝とうなんて、一万年と二千年早い! 龍の尖兵を攻撃!」
魔理沙「(直接攻撃こそ受けることは無くなったが……スキルドレインは発動自体に1000払わなきゃならないからな。
おかげでもうライフは四千台か……)」LP5800→4600
勇儀 「メインフェイズ2で、こいつを使っておこうか。闇の誘惑」
《闇(やみ)の誘惑(ゆうわく)/Allure of Darkness》 †
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからカードを2枚ドローし、
その後手札の闇属性モンスター1体をゲームから除外する。
手札に闇属性モンスターがない場合、手札を全て墓地へ送る。
勇儀 「2枚ドローして、手札のコカライアを除外。ターンを終了しよう」
魔理沙 LP4600:手札4:スキドレ、伏せ1
勇儀 LP6000:手札4:Chacu Challhua、陵墓、伏せ1
魔理沙「わたしのターンだ! ドロー!」
魔理沙「生憎だが、一万二千年も時間は必要ないぜ。
わたしのデッキがパワーで負けるはずがない!
リバースカードオープン、正統なる血統!」
《正統(せいとう)なる血統(けっとう)/Birthright》 †
永続罠
自分の墓地に存在する通常モンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する。
魔理沙「墓地の通常モンスターを特殊召喚する!
現れろマイフェイバリットカード! ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン!!」
《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)/Blue-Eyes White Dragon》 †
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
霊夢 「出たわっ! 魔理沙のブルーアイズ!」
幽香 「青眼か。わたしとやったときはレッドアイズだったのに。
こっちが本命デッキだったわけね」
魔理沙「ブルーアイズの攻撃力は、言わずと知れた3000フラット。
地縛神にこのカードの攻撃力を超えるモンスターはいないぜ。
さらに手札から、アックス・ドラゴニュートを召喚!」
《アックス・ドラゴニュート/Axe Dragonute》 †
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1200
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。
魔理沙「アックス・ドラゴニュートは通常なら攻撃するたびに守備表示になってしまうが、
スキルドレインがある今ならデメリットは帳消しになる。
そして、地縛神も攻撃対象にできるようになった。覚悟するんだな」
魔理沙「ブルーアイズで、地縛神チャクチャルアを攻撃!
久々の、滅びのマスター・スパーク!!」
勇儀 LP6000→5900
文 『でました~! 魔理沙さんの十八番、マスタースパークが炸裂~!
赤コーナー、たまらずダウンです!』
パチェ『通ったわね。このままアックス・ドラゴニュートの直接攻撃も決まれば
さらにライフも減り、死皇帝の陵墓も使いにくくなる……』
魔理沙「やっぱマスパは気分がいいな。いっそ続けてくらえ!
アックス・ドラゴニュートで、勇儀にダイレクトアタック!」
勇儀 「まさか地縛神を戦闘で倒すとは……実にいいね。気に入った! トラップ発動!」
妖夢 「(……トラップ!)」
勇儀 「闇次元の解放だ。これで除外された闇属性モンスターを特殊召喚する。
来な、さらなる地縛神! 地縛神Ccarayhua!!」
《闇次元(やみじげん)の解放(かいほう)/Escape from the Dark Dimension》 †
永続罠
ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター1体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、
そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
《地縛神(じばくしん) Ccarayhua(コカライア)/Earthbound Immortal Ccarayhua》 †
効果モンスター
星10/闇属性/爬虫類族/攻2800/守1800
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド上に表側表示でフィールド魔法カードが存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードの効果以外の効果によってこのカードが破壊された時、
フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
霊夢 「地縛神……2体目ですって!?」
魔理沙「(く……そうきたか。地縛神には召喚制限自体は無いからな)
攻撃は中止、ターンエンドだ」
魔理沙 LP4600:手札4:青眼、アックス、スキドレ、血統
勇儀 LP5900:手札4:Ccarayhua、陵墓、闇次元(Ccarayhua)
文 『ん~、さすがですね~!
赤コーナー先鋒の星熊勇儀さん、場の地縛神がいつ破壊されてもいいように、すでに次なる布石を打っていたようです。
地底を代表するデュエリストだけありますね~!』
パチェ『まあ、あの伏せは最初からあったみたいだけどね。
初めはブラフのつもりだったんでしょう』
幽々子『鬼の癖にセコい真似するのねぇ。将来ハゲるわよ』
文 『さて、ここいらで両プレイヤーの紹介の方をさせていただこうと思います。
まず、今しがたも名前が出ましたが、赤コーナーの星熊勇儀さんは、
見たままこのままそのまんま、生まれも育ちも生粋の鬼さんです。
かつて幻想郷を支配していた鬼のなかでも、山の四天王として数えられた豪傑なんですね~!
その鋼のような上腕二頭筋は、一つの山を押して動かしたという凄まじい逸話を残しております。
にもかかわらず、額からにょっきり伸びた角がとってもキュート! 思わず頬ずりしたくなっちゃいますね~!』
早苗 「なんかあからさまにべた褒めしてますね」
諏訪子「天狗は鬼には逆らえないのよ。そういう決まりなの」
ぬえ 「あれ角だったんだ。ずっとごぼうだと思ってたわ」
勇儀 「ほんと、天狗は調子のいいことばっかり言うな。
まあ、派手なのはわたしも好みだ。こっからはもっと派手にいくよ!」
勇儀 「ドロー! 地縛神コカライアで、アックス・ドラゴニュートに攻撃だ!
地獄の苦輪!!」
魔理沙「う……ぐっ」LP4600→3800
勇儀 「ライフが半分切ったね。でも、まだまだ終わらせない。
せめてわたしに本気の手前を出させるぐらいはしてほしいもんだね。
1枚伏せて、ターンエンド」
魔理沙 LP3800:手札4:青眼、スキドレ、血統
勇儀 LP5900:手札4:Ccarayhua、陵墓、闇次元(Ccarayhua)、伏せ1
魔理沙「……まだまだデュエルは始まったばかり。焦ることはないぜ。ドロー!」
文 『さあ、更なる地縛神の登場で、状況はまたわからなくなってきました。
紹介の続きをしていこうと思います。
対する地上チームの先鋒は、人間の霧雨魔理沙さん。
彼女は人間のくせにわりかし有名ですから、知らない方はいないのではないでしょうか。
なにせ彼女は数ヶ月前に行われた永遠亭主催の大会において、妖怪のアリス・マーガトロイトさんと
おんぶにだっこして、見事優勝を果たしているのです!
言わば初代キングですね~!」
文 『見た目はご覧の通り、金髪、白黒、デカ帽子!
さらに外見さながらの、とても人間とは思えない横柄な態度と乱暴な口調から、
性同一性障害の気が疑われております。いや~、思春期なのに大変ですね~!』
パチェ『将来的に、社会的職業的な機能の障害が見越されるわね』
幽香 「ふーん、あいつ障害者だったんだ。どうりで」
霊夢 「てか、思春期って何?」
魔理沙「(あの実況ども、拡声器使って好き放題言いやがって……)」
魔理沙「(だがあんな奴らに構っている余裕はないぜ。
スキルドレインが出ている今、ブルーアイズで攻撃すればコカライアは破壊できるが……
問題は、あの伏せカードだな)」
魔理沙「(気にはなるが……ここは特攻あるのみだぜ!)
バトルフェイズだ。ブルーアイズでコカライアを攻撃するぜ。滅びのマスター・スパーク!」
勇儀 「そうくると思ったよ!
速攻魔法発動! サイクロン!
《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法(準制限カード)
フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。
勇儀 「この効果で、わたしの場の闇次元の開放を破壊。
同時に、コカライアも破壊されるよ。
そしてこの瞬間、コカライアの誘発効果が発動!
こいつがカード効果で破壊されたとき、フィールドのカードを全て破壊する!」
魔理沙「(くっ……そういうことか。やられたな。
コカライアの効果は除外ゾーンでの発動。スキドレの効果の外か……)」
勇儀 「これでスキルドレインも無くなったねぇ。さあ、仕切りなおしといこうか」
魔理沙「上等だぜ。わたしはモンスターをセット。カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
魔理沙 LP3800:手札3:裏守備、伏せ1
勇儀 LP5900:手札4:無し
勇儀 「ふふっ、ならわたしのターンだ。ドロー。スナイプストーカーを召喚!」
《スナイプストーカー/Snipe Hunter》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/悪魔族/攻1500/守 600
手札を1枚捨て、フィールド上に存在する
カード1枚を選択して発動する。
サイコロを1回振り、1・6以外が出た場合、
選択したカードを破壊する。
勇儀 「優先権は使わないで、起動効果を発動するよ。
手札のダーク・クリエイターを捨てることで、サイコロを振る。対象はそのリバースカードだ。
実況の天狗、この場合は誰に振ってもらえばいいのかな?」
文 『はいは~い! お呼びですね~。
もちろんサイコロは、ちゃんとこちらで用意してあります。
クラップスやバッグギャモンで使われる競技用のプリンションダイスですので、
イカサマの余地など、霊夢さんの貯金以上に微塵もございません。
安心して出目の行く末を見守ってくださ~い!』
霊夢 「他人の貯金のことなんて、限りなくほっといてほしかったわ」
早苗 「というかそんなにいいサイコロ使うなら、コインも十円じゃなくてちゃんとしたの使えばいいのに……」
文 『公平を期すため、振るのは中立の立場として解説の方にしていただきま~す!
はい、では幽々子さん、どうぞ~!』
幽々子『わたしは一応地上側なんだけどねぇ。そ~れっ』
つ 4
文 『お見事っ、大当たりです! さすが、幽々子さんは期待を裏切りませんね~』
幽々子『あら、当たりなの? だったら何かちょうだい~』
妖夢 「(座布団でも食っててください……)」
勇儀 「らしいけど、そのリバースカードは何だった?」
魔理沙「う……サイクロンだぜ。破壊される」
勇儀 「ふふん、危ない危ない。
次に地縛神を召喚した時、チェーンしてフィールド魔法を破壊するつもりだったようだね。
スナイプストーカーで、裏守備に攻撃だ!」
魔理沙「こいつは仮面竜だ。誘発効果で、デッキの伝説の白石を守備表示で特殊召喚するぜ」
《仮面竜(マスクド・ドラゴン)/Masked Dragon》 †
効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
勇儀 「(白石……アドバンス召喚かな? なら、一応ブラフでも……)
1枚伏せて、ターン終了だよ」
魔理沙 LP3800:手札3:白石
勇儀 LP5900:手札2:スナイプ、伏せ1
魔理沙「(伏せカード…………だが)」
魔理沙「ドローだ。ここはいかせてもらうぜ。
場の白石をリリース! 来い! マテリアルドラゴン!」
《マテリアルドラゴン/Prime Material Dragon》 †
効果モンスター
星6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
ライフポイントにダメージを与える効果は、ライフポイントを回復する効果になる。
また、「フィールド上のモンスターを破壊する効果」を持つ
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
手札を1枚墓地へ送る事でその発動を無効にし破壊する。
文 『おおっと、ここで上級モンスターが召喚されました~!
ここはどうですか、解説のパチュリーさん?』
パチェ『マテドラは手札を1枚捨てることで、カード効果の破壊を免れる誘発効果を備えているわ。
仮にあの伏せがミラーフォースだったとしても、安心して攻撃できるのよ』
魔理沙「やれやれ、解説がいるといろいろと楽だぜ。
白石の誘発効果でデッキのブルーアイズを手札に加える。三枚目だな。
マテリアルドラゴンで、スナイプストーカーに攻撃! ルミネスストライクだ!」
勇儀 「く~、やっぱりやるわね!」LP5900→5000
魔理沙「まだまだだ! メインフェイズ2で、トレード・インを発動!」
《トレード・イン/Trade In》 †
通常魔法
手札からレベル8のモンスターカードを1枚捨てる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
魔理沙「手札のブルーアイズを捨てて2枚ドローする。さらに貪欲な壷だぜ!」
《貪欲(どんよく)な壺(つぼ)/Pot of Avarice》 †
通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター5体を選択し、
デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
魔理沙「墓地のブルーアイズ2枚、仮面竜、白石2枚をデッキに戻して、さらに2枚ドロー。
これだけ引きゃあ十分だな。1枚伏せて、ターン終了!」
魔理沙 LP3800:手札4:マテドラ、伏せ1
勇儀 LP5000:手札2:伏せ1
こいし「一気に4枚ドローだなんて……! 魔理沙もけっこうやるのね」
さとり「トレインに調和の宝札、さらには貪欲まで入ってるからね。
さすがは元キングだけあるということかしら」
こいし「でもさ~、お姉ちゃん。
勇儀さんだって、地底の鬼の中じゃキングみたいなもんなんでしょ?」
さとり「そう、彼女は強い。現に今彼女の心には、微塵の憂慮も存在してはいないわ。
むしろ、強い者と戦えることへの喜びで満ちている。
そして、勝利への圧倒的な自信も……」
勇儀 「ふふふ……実は、萃香からあんたの強さは聞かされてたからね。
さすがは元キングだけはあるわ」
魔理沙「言っとくがまだ元じゃないからな。ベルトは今のところわたしのものだ」
勇儀 「でも、それも三ヶ月前の話。五つ神童、十で天才、二十歳過ぎればただの人ってね。
元を撤回したいのなら、この鬼の力業、見事受け流してみな!」
勇儀 「ドロー! こっちもトレードインを発動。
2枚目のダーク・クリエイターを墓地に送り、2枚ドローする!
そして、ダーク・リゾネーターを召喚!」
《ダーク・リゾネーター/Dark Resonator》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/悪魔族/攻1300/守 300
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
魔理沙「(……チューナーだと!?)」
勇儀 「さらにリバースカードオープンよ! 簡易融合!
これでエクストラデッキにある、バロックスを特殊召喚!」LP5000→4000
《簡易融合(インスタントフュージョン)/Instant Fusion》 †
通常魔法
1000ライフポイントを払って発動する。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとして
エクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃する事ができず、
エンドフェイズ時に破壊される。
「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
《バロックス/Barox》 †
融合モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1380/守1530
「キラーパンダ」+「ガーゴイル」
妖夢 「(合計レベル8……来る! シンクロ召喚が!)」
勇儀 「わたしのデッキはなにも地縛神だけじゃないのさ。
レベル3のダーク・リゾネーターに、レベル5のバロックスをチューニング!」
勇儀 「シンクロ召喚だ! 出てきな、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン!!」
《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン/Hundred-Eyes Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
闇属性チューナー+チューナー以外の悪魔族モンスター1体以上
1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル6以下の
闇属性の効果モンスター1体をゲームから除外して発動する事ができる。
このカードはこのターンのエンドフェイズ時まで、
この効果を発動するためにゲームから除外した効果モンスターと
同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
また、このカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから「地縛神」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
魔理沙「(……!?
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンだって……!?)」
文 『出ました出ました、シンクロ召喚~! レベルエイト、攻撃力3000のモンスターです!
これはまたとんでもないカードが出てきましたね~、パチュリーさん?』
パチェ『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン……これは強力ね。
ブルーアイズと肩を並べる能力値を持ちながら、墓地の闇属性モンスターの能力をコピーする起動効果を持っているわ。
あれを倒すのは、魔理沙にとって決して容易ではないはずよ』
文 『なるほどなるほど~。やはり見た目通り凶悪ですねぇ~。幽々子さんはどうですか?』
幽々子『たまらないわ。あんなカードまで出されたら、満足せずにはいられないわね』
霊夢 「……この大会幻想郷中に放送されるんでしょ? あんたよくあんな主を席に上げたわね」
妖夢 「いや……まあ、わたしの手に負える人じゃないし、もう別にいいかなって……」
勇儀 「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの起動効果で、墓地のスナイプストーカーを除外するわ。
これでこのスナイプストーカーとなったワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの起動効果発動!
手札のファントム・オブ・カオスを墓地に捨て、その伏せカードを破壊するわよ!」
つ 4
幽々子『完璧、狙い通りね。また4だわ。くすくす』
魔理沙「お前どっちの味方なんだよっ」
勇儀 「ミラーフォースだったか。危なかったわね。
さあ、覚悟しな。ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンで、マテリアルドラゴンに攻撃!
大江山颪-Lunatic-!!」
魔理沙「くっ……こんなん避けれるか!」LP3800→3200
勇儀 「はははっ。まだまだだね。1枚伏せて、ターンエンドしようかな」
魔理沙 LP3200:手札4:無し
勇儀 LP4000:手札0:満足竜、伏せ1
魔理沙「わたしのターン、ドローだ!」
魔理沙「(あの満足竜はきついが、次のターンになったらなんとかなるな。このカードでまとめて……)」
魔理沙「モンスターをセットして、ターンを終了する」
勇儀 「ならわたしのターンだね。ドロー」
勇儀 「ふふふ、守りに入ったね。一対一の戦いで、守るのはお勧めしない。
攻撃こそ最大の防御、いや、攻撃こそ最高の攻撃なのさ。
あんたはその攻撃の剣を今横に傾けた。あとはわたしの猛攻を捌き続けるしかないよ」
魔理沙「どうかな。布石っていう可能性もあるぜ? 次に最高の攻撃をするためのな」
勇儀 「そんな啖呵を返してくるとはね! やっぱあんた人間にしとくのがもったいないわ。
ならこのわたしの怒涛の攻撃、見事耐え凌いで見せな! ドロー!」
勇儀 「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの起動効果発動!
墓地のファントム・オブ・カオスを除外してその能力をコピーするよ!」
《ファントム・オブ・カオス/Phantom of Chaos》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
自分の墓地に存在する効果モンスター1体を選択し、ゲームから除外する事ができる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードはエンドフェイズ時まで選択したモンスターと同名カードとして扱い、
選択したモンスターと同じ攻撃力とモンスター効果を得る。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
このモンスターの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
ぬえ 「ねえ聖、あれはどういうこと?
ファントム・オブ・カオスの能力もワンハンドレッド・アイ・ドラゴンと変わらないから、
コピーしても意味ないんじゃないの?」
白蓮 「微妙に効果が違うのよ。
どちらもコピーするのは同じだけど、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンはコピーできるのがレベル6以下の闇属性だけ。
対してファンカスにはその制限が無い。
代わりに、後者の場合は戦闘ダメージを与えられなくなり、ステータスまでコピーしてしまうけどね」
勇儀 「さすが伝説の僧侶は聡明だ。
わたしはファントム・オブ・カオスとなったワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの効果で、
さらに墓地のダーク・クリエイターの能力を得るわ」
《ダーク・クリエイター/The Dark Creator》 †
効果モンスター
星8/闇属性/雷族/攻2300/守3000
このカードは通常召喚できない。自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在していない場合に特殊召喚する事ができる。
自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、
自分の墓地の闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
文 『おや、これは……なんと、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの姿が、さらに変化していく~!』
パチェ『ダーク・クリエイターの能力は、墓地の闇属性モンスターを蘇生させる能力。
ということは……』
勇儀 「わたしはさらに手札から、フィールド魔法を発動するよ。光の護封陣!」
《光(ひかり)の護封陣(ごふうじん)/Array of Revealing Light》 †
フィールド魔法
種族を1つ宣言する。宣言した種族のモンスターは全て
召喚・反転召喚・特殊召喚されたターンには攻撃宣言を行えない。
勇儀 「ドラゴン族を宣言する。これでお前の竜どもは、召喚ターンに攻撃ができないよ」
勇儀 「そして……フィールド魔法が張られたから、もう準備はOKだね。
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの効果で墓地のダーク・リゾネーターを除外し、
墓地の地縛神チャクチャルアを特殊召喚だ!」
地縛神 Chacu Challhua 攻撃力2900
魔理沙「(ここで地縛神だと……!? まずい!)」
勇儀 「バトルフェイズだ! 地縛神チャクチャルアで、魔理沙にダイレクトアタック!
鬼の一撃を受けな!!」
魔理沙「う……わああっ!?」LP3200→300
妖夢 「魔理沙さん……!」
文 『あ~っと! ここで地縛神のダイレクトアタックが決まった~!
霧雨魔理沙、残りライフはまさに風前の灯です!』
勇儀 「ふふふ、次のターンで終わりかな。名残惜しいような残念なような。
ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンで、裏守備に攻撃しておくよ」LP4000
魔理沙「……クリッターだぜ。手札にカイバーマンを持ってくる!」
《クリッター/Sangan》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
早苗 「カイバーマン……ということは、次のターンでまたブルーアイズを……」
諏訪子「みたいだね。次のターンでなんとかしないと、確実にやられるし」
勇儀 「ブルーアイズは確かになかなか力のあるモンスターだ。
でも地縛神は攻撃対象にできないことを忘れちゃいけないな。
よってあんたにはチャクチャルアは倒せないよ。ターン、エンド」
魔理沙 LP 300:手札5:無し
勇儀 LP4000:手札0:満足竜、Chacu Challhua、護封陣(竜)、伏せ1
魔理沙「ドローだ!」
魔理沙「(ドローカードは…………くっ、スキルドレインか。1ターン遅いぜ。
もう発動させるためのライフコストは払えないってのに)」
魔理沙「(だがここはまだ、現状の手札でなんとかできないこともない。
まだわたしにも生命線はあるはず……!)」
魔理沙「ブルーアイズはパワーだけじゃないってとこも見せてやる!
ドロー! 正義の味方、カイバーマンを召喚!」
《正義(せいぎ)の味方(みかた) カイバーマン/Kaibaman》 †
効果モンスター
星3/光属性/戦士族/攻 200/守 700
このカードを生け贄に捧げる事で、手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
霊夢 「おおっ、社長だわ! これでブルーアイズを呼べる!」
魔理沙「呼んでやるぜ! カイバーマンをリリースし、手札のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンを特殊召喚だ!」
青眼の白龍 攻撃力3000
文 『ここで再びブルーアイズが復活~ッ!
さすがは遊戯王最初期からの最強カード! いいところででてきます!
果たしてこのモンスターで、地縛神を打ち破れるのでしょうか~!』
パチェ『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンはかろうじて相打ちに持ち込めるけど、
それでは次の地縛神の攻撃を防げない。
ブルーアイズだけで突破するとなると、ここは……』
魔理沙「ブルーアイズの破壊光線は、全てをなぎ払うぜ!
手札から、滅びの爆裂疾風弾を発動!!」
《滅(ほろ)びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)/Burst Stream of Destruction》 †
通常魔法
自分フィールド上に「青眼の白龍」が表側表示で
存在する場合のみ発動する事ができる。
相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
このカードを発動するターン「青眼の白龍」は攻撃する事ができない。
勇儀 「(……ブルーアイズの必殺技と、同じ名前の魔法カード!)
魔理沙「相手フィールドのモンスターを、全て破壊する!
地縛神も満足も、まとめて吹き飛ばしてやるぜ!
いけ! 滅びのマスター・スパァ~ク!!」
幽香 「(あの魔法カードは、反動として使用ターンブルーアイズは攻撃できないけど……
光の護封陣でどうせ封じられているから問題無いというわけね。ふふふ)」
勇儀 「なるほどそんなカードを隠し持ってたなんて!
でもこいつを使えば、もう隠すことはできまいよ! チェーンしてトラップ発動!」
魔理沙「(……トラップだと!?)」
勇儀 「チャクチャルアをリリース! 闇のデッキ破壊ウイルスだ!」
《闇(やみ)のデッキ破壊(はかい)ウイルス/Eradicator Epidemic Virus》 †
通常罠
自分フィールド上の攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
魔法カードまたは罠カードのどちらかの種類を宣言する。
相手のフィールド上魔法・罠カードと手札、発動後(相手ターンで数えて)3ターンの間に
相手がドローしたカードを全て確認し、宣言した種類のカードを破壊する。
魔理沙「(……げええっ!? 闇デッキ……)」
文 『なんと、ここでよもやのウイルスカード~!
発動条件の厳しいトラップではありますが、魔法・罠カード選択したどちらかの種類の
カードを全て破壊してしまうおそろしいカードであり、相手の手札を容易に壊滅させる威力を持っています!
勇儀さんは、どちらを選ぶつもりでしょうか?』
勇儀 「魔法カードだよ。さあ、手札を見せな」
パチェ『通常のビートダウンにおいて、投入される魔法カードの数は10~15枚。
対して罠カードは多くても8枚程度。当然の選択ね』
魔理沙「くっ……仕方ないか。ほらよ」
魔理沙手札:スキルドレイン、我が身を盾に、デブリ・ドラゴン、D・D・R
勇儀 「あははは! こりゃもうわたしの勝ちだね! 我が身を盾にとD・D・Rを破壊するわよ!」
勇儀 「そして破壊されたワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの最後の効果が発動。
デッキから地縛神と名のついたカードを手札に加えることができる。
わたしが手札に加えるのは、地縛神ウル!」
妖夢 「(また手札に地縛神が……。
でも、勇儀さんの手札も少ない以上、そう簡単には召喚はされないだろう。
問題はそれよりも、やはりウイルスの追加効果……)」
衣玖 「これはきついですね……魔法カードはもうドローできないというのは、逆転性がはるかに薄くなる」
幽香 「おまけに相手の手札には地縛神が入ったからね。
次で召喚なんてことになったら、悪運の強いあいつも終わりかしら」
魔理沙「(く……だが、まだわたしの場にはブルーアイズがいる! 諦めるのは早いはずだ!)」
魔理沙「滅びの疾風爆裂弾を使ったターン、ブルーアイズは攻撃できない。
カードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」
魔理沙 LP 300:手札1:青眼、伏せ1
勇儀 LP4000:手札1:護封陣(竜)
勇儀 「(あの伏せカードは100%スキルドレイン……バレバレのうえに、伏せてもライフが少なくて使えない。
ブラフにすらなってないね。でも……)」
勇儀 「さすが! ここまで追い詰められても、まだやる気とはね。
その気概、買ってやるよ! だから最後まで手加減無しだ! ドロー!」
勇儀 「こっちも貪欲な壷を引いたよ!
墓地のリゾネーター、バロックス、チャクチャルア、満足竜、
最後にダーク・クリエイターを戻して、2枚ドロー!
そして永続魔法発動、アドバンス・フォース!」
《アドバンス・フォース/Advance Force》 †
永続魔法
このカードが存在する限りレベル7以上のモンスターはレベル5以上の
モンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
妖夢 「(上級モンスターのアドバンス召喚コストを軽減するカード……。
だが、勇儀さんの場には生け贄にするレベル5以上のモンスターはいない…………まさか!)」
勇儀 「さらに手札から、クロス・ソウルを発動だよ!」
《クロス・ソウル/Soul Exchange》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
魔理沙「(……!
まさか、わたしのブルーアイズを……!)」
勇儀 「お前の場のブルーアイズを選択する。
そしてアドバンス・フォースの効果で、最上級モンスターを召喚するとき、
リリースするモンスターがレベル5以上なら、その一体で召喚ができるのさ!」
勇儀 「ブルーアイズをリリースし…………こいつで終わりだ! 地縛神、Uru!!」
《地縛神(じばくしん) Uru(ウル)/Earthbound Immortal Uru》 †
効果モンスター
星10/闇属性/昆虫族/攻3000/守3000
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド上に表側表示でフィールド魔法カードが存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上に存在する
モンスター1体をリリースする事で、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択し、このターンのエンドフェイズ時までコントロールを得る。
早苗 「こ……今度はクモの地縛神!?」
諏訪子「攻守3000……なかなかだね」
勇儀 「クロス・ソウルを使ったターン、わたしは攻撃することはできない。
でも、次のターンで確実に終わりだよ。ターン終了~!」
魔理沙 LP 300:手札1:伏せ1
勇儀 LP4000:手札0:Uru、護封陣(竜)、アドバンスフォース
文 『さあ、いよいよデュエルも最終局面といったところでしょうか!
しかしご覧の通りのライフ差、場、さらにはウイルスに感染と、状況はどこからどう見ても完全に地底チームの優勢!
地上チーム霧雨魔理沙、このまま何もできずに終わるのか~!?』
パチェ『まあ、終わるでしょうね。
仮に地縛神を破壊できるカードを引けたとしても、地砕きやライボルではウイルスの効果で破壊されるもの
おまけに、護封陣があるからドラゴン族はこのターンは攻撃できないし』
幽々子『というか、さっさと終わってほしいわ~。鍋~』
妖夢 「(このまま終わっても、こちらが負けたら鍋は食べられないっていうのに。この人は……)」
妖夢 「(でも、このままじゃ本当に……。
どうすればここから逆転できるっていうの?)」
魔理沙「ったく……そんなに心配か、妖夢?」
妖夢 「……えっ? なんで……」
魔理沙「背中に視線が突き刺さるのさ。いい加減、パートナーのことは信頼してほしいもんだな」
妖夢 「そう言われましても、この状況では……」
魔理沙「そう、こんな状況だけど、だ。
すでにわたしの頭には、この状況をひっくり返す計画はできてる。
あとは、このドローで決めてやれば、わたしの勝ちだ」
勇儀 「……!?」
妖夢 「なんですって……!? いったい、どうやって……」
文 『なんと霧雨魔理沙、ここでまさかの勝利宣言です!
この追い詰められた極限状態に、いよいよ脳がどうにかしてしまったのでしょうか~!?』
パチェ『ふむ。だとしたら、異常は視床下部ね』
幽々子『一生ものね。ご愁傷様~』
衣玖 「……なんだかひどい言われようですね。聞いててかわいそうです」
幽香 「まあ、でも頭を疑われても仕方ないんじゃない?
さすがにここからワンドローで逆転なんてことは、望み薄にもほどがあるわ」
魔理沙「信じられなくても、嫌でも安心させてやるのがわたしのやり方なのさ。
いくぜわたしのターン、ドローだ!!」
勇儀 「おっと。闇のデッキ破壊ウイルスの効果だ。ドローカードを見せてごらん」
魔理沙「構わないぜ。わたしが引いたのはこいつだ!」
勇儀 「(……ほうほう、この色はモンスターカードか。まだまだ悪運は残って……ん?)」
つ Sin 青眼の白龍
勇儀 「(なっ!? このカードは……)」
魔理沙「どうやらすぐにでも安心させてやれそうだぜ! わたしの勝ちだ!
手札から、デブリ・ドラゴンを召喚!」
《デブリ・ドラゴン/Debris Dragon》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する攻撃力500以下のモンスター1体を
攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚した効果モンスターの効果は無効化される。
このカードをシンクロ素材とする場合、
ドラゴン族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
また、他のシンクロ素材モンスターはレベル4以外のモンスターでなければならない。
魔理沙「デブリ・ドラゴンの効果で、墓地のカイバーマンを特殊召喚する。
そしてレベル4のデブリ・ドラゴンを、レベル3のカイバーマンにチューニング!」
早苗 「えっ……! ここでシンクロ召喚ですって!?」
魔理沙「聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる……! シンクロ召喚!!」
魔理沙「降誕せよ、エンシェント・フェアリー・ドラゴン!!」
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン/Ancient Fairy Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2100/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
また、1ターンに1度、フィールド魔法カードを破壊する事ができる。
破壊した場合自分は1000ライフポイント回復する。
さらに、自分のデッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える事ができる。
霊夢 「……エンシェント・フェアリー・ドラゴンですって!?」
文 『なんとこの土壇場で霧雨魔理沙、シンクロモンスターを召喚した~! これは驚きです!』
パチェ『そうか! エンシェント・フェアリー・ドラゴン、この手があったのね』
魔理沙「エンシェント・フェアリードラゴンの、起動効果発動だぜ!
1ターンに一度、フィールド魔法を破壊する!
わたしは光の護封陣を破壊!
フィールド魔法が破壊されたことで、地縛神は自滅するぜ!」
勇儀 「(わたしのウルが……!)」
勇儀 「……やってくれるね。でもまだ終わっちゃいないよ。
あんたが奇跡のドローをするんなら、わたしも然り。
そのドラゴンで攻撃されても、まだわたしのライフは残るからね。
次のターンで、必ず逆転してやるよ!」
魔理沙「残念だが、お前の逆転は100%無い。
宣言した以上、ここは有限実行しとくぜ。な、妖夢♪」
妖夢 「(魔理沙さん……)」
勇儀 「このターンで終わらせるってのかい?
ははっ、なおさらおもしろいね。やれるもんならやってみな!」
文 『むむぅ~、なんなんでしょう?
魔理沙さんのあの自信……もとい、確信とでも言いましょうか。
彼女の手札は、今引いたSin青眼だけのはずですよね?』
パチェ『……ええ。Sin青眼の白龍は、デッキのブルーアイズを除外して手札から特殊召喚できるモンスター。
しかしあのカードはフィールド魔法が存在しない限り、即座に破壊されてしまう。
ある意味地縛神とよく似たデメリット効果を抱えているわ』
こいし「そうよぅ。エンシェント・フェアリー・ドラゴンの効果で
光の護封陣を破壊してしちゃったから、あのカードは使えないはずだわ。
地縛神を倒す代わりに、あのモンスターを出すことはできなくなっちゃったのに……。
お姉ちゃん、魔理沙は何を考えているの?」
さとり「……ふふふ、わたしにはわかったわ。
確かにこのデュエル、わたし達の負けのようね」
こいし「えっ? なんでなんで?」
さとり「数秒後にはわかることだけど、教えてあげる。それは……」
幽々子『……ふふふ、あの伏せカードね』
勇儀 「伏せカードだって? あれはスキルドレインだろ?
だったらライフが足りないから、発動させることはできないはず……」
魔理沙「違うな。発動できるんだよ」
勇儀 「なに……?」
魔理沙「エンシェント・フェアリー・ドラゴンの効果だ。
フィールド魔法を破壊した時、わたしはライフポイントを1000回復していたのさ」LP300→1300
勇儀 「(な……んだってぇっ!?)」
魔理沙「そんなわけで、スキルドレインを発動だ!
この永続罠の効果で、フィールドのモンスター効果は全て無効になる。
これで問題なくこいつを場に出せるってわけだ」LP1300→300
魔理沙「デッキの青眼の白龍を除外し…………現れよ、罪負いし竜よ!!
Sin 青眼の白龍!!!」
《Sin(シン) 青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》 †
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分のデッキから「青眼の白龍」1体をゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
「Sin」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
このカードが表側表示で存在する限り、自分の他のモンスターは攻撃宣言できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
霊夢 「ブルーアイズ……Sinですって!?」
魔理沙「Sinブルーアイズはデメリット効果を持っているが、
スキルドレインが張ってある今そのどれもが無効化される。
遠慮なく攻撃できるぜ!」
妖夢 「(そういうことか……そこまで計算して、スキルドレインを……!)」
魔理沙「バトルフェイズ!
エンシェント・フェアリー・ドラゴンとSin青眼の白龍で、勇儀にダイレクトアタックだ!!」
魔理沙「喰らって吹き飛べ!! 恋心、ダブルスパーク!!!」
勇儀 「んぎぎ……負けたぁ~」LP4000→1900→0
*
文 『ダブルスパークが決まったああああああっ!!
これにより、赤コーナー星熊勇儀さんのライフはゼロ!
よって先鋒戦は、青コーナー、霧雨魔理沙の勝利です!
初戦から、アツい戦いを見せていただきました~!』
パチェ『前のターンで意味の無いスキルドレインを何で伏せたのかと思ってたけど……
まさか、この展開を予想していたとはね。
相変わらず、突拍子も無いことばかりする奴だわ』
幽々子『ふふふ、大会の幕開けとしては申し分ない試合だったわね』
勇儀 「……やられたよ! まさか本気のわたしに勝つなんて。
いっつもこっちが勝ってばっかりだから、たまには負けるのもいいもんだ!」
魔理沙「こっちは何が何でもってやつだったからな。
人間、本気でやる気になれば大抵の事は叶うもんさ」
勇儀 「そうかい。でも、今度は負けないよ。
あと、今度うちの鬼どもも連れてくるから相手してやってくれ」
魔理沙「うへぇ。夜通しになりそうだな」
勇儀 「今夜も夜通しだろ? 第二ラウンドは飲み比べだよ!」
魔理沙「なら今日だけ外の世界の法律を適用させてくれ。わたしは普通の未成年に戻る」
霊夢 「都合のいいことね。まあ、確かに神社の中は治外法権だけど」
幽香 「お疲れ。ささやかながら賛辞の言葉を送ってあげるわ」
魔理沙「幽香。賛辞は嬉しいが、馬鹿にしてるのならいらないぜ」
幽香 「賛辞って言ってるじゃない。
それにしても、相変わらず派手好きな奴ね。人間ってみんなああなのかしら」
魔理沙「みんなかは知らんが、日本人なら三割ぐらいはB型なんじゃないか?」
衣玖 「でも、初戦ながら素晴らしいデュエルだったと思いますよ」
諏訪子「そうそう、よくやったじゃん。褒めてつかわす~」
魔理沙「勝手に頭を撫でるなチビッ子。はぁ~、なんだかどっと疲れちまったぜ」
勇儀 「いや~悪いね、さとり。負けちゃったよ。はっはっはっ」
さとり「構いませんよ。あなた自身、心から楽しんでこられたようですから。
勝敗などは二の次で結構です」
勇儀 「そう言ってもらえると助かるわ。
本当に本気だったんだから、それで負けた以上言い訳できないところだよ」
こいし「大丈夫だって。あとはわたし達に任せてよ~」
白蓮 「ええ。この劣勢から盛り返せば、より勝利にも箔がつくというものですしね」
ぬえ 「そうそう。むしろ今勝ってたら、三連勝ですぐ終わっちゃってたしね。
せっかくの大会なんだし、長くやっていたいわ」
妖夢 「お疲れ様です、魔理沙さん」
魔理沙「よお。さっくり星とってきてやったぜ」
妖夢 「どこがさっくりですか。終始ヒヤヒヤもんでしたよ」
魔理沙「結果よければ全て良しが性分なんでな。過程は捨ててもいいぐらいだ」
妖夢 「……アリスさんがいつも大変そうだった理由がわかりましたよ。まったく無茶な人だ。
幽々子様とは別な意味で胃が痛くなります」
魔理沙「あんな奴と一緒にされると癪だが、いずれにせよ先勝はできたんだからいいじゃないか。
これであと二勝。早くも鍋が近づいてきたぜ」
妖夢 「まあ、それは……。
できれば、何事も起こらぬうちに大会を終わらせたいものですが……」
魔理沙「おおっと、そうはいかんぞ。犯人はわたしが捕まえるんだからな。この名探偵魔理沙が」
妖夢 「まだ何にもおこってないんですから、犯人も何もないんですけどね」
魔理沙「とりあえず、だ。わたしは当初の予定通り、犯人探しを担当させてもらうぜ。
今のところは、特に怪しい輩は出てないよな?」
妖夢 「ええ。わたしもちょっと試合に見入ってましたから断言はできませんが、おそらく」
魔理沙「ならいいや。これからはわたしが徹底的に目を光らせておくから、どんなことも見逃すつもりはない。
怪しい奴がいたら、くまなく観察してやるぜ」
妖夢 「じっくり観察する暇があったら捕まえといてくださいね」
魔理沙「まあ、プログラムによれば二回戦はすぐだ。
それが終わったら休憩なんだが……何かやらかすとしたら、おそらくその時だろうな。
あるいは、何かやらかす準備をするとしたら、だが」
文 『……いや~、手に汗握る戦いでした!
ど~ですか、今の試合! パチュリーさん、何かコメントございますか?』
パチェ『人間の厄介なところは、論理では測れないということ。
改めて再認識させられたわ。
そういえばこの前もハコ寸前で、あいつにスッタン喰らったのよね』
早苗 「スッタンって……四暗刻単騎ですか」
文 『それは交通事故でしたね~。
ここはあえて、ざまぁといっておきましょう!
幽々子さんはいかがですか?』
幽々子『仕方ないのよ。若い頃から、どこにでも突っ込みたがるのがあいつの悪い癖だから』
魔理沙「特攻隊かわたしは」
妖夢 「(幽々子様……調子がいいのか悪いのか。シラフであれだから恐ろしい……)」
文 「(……えーと、そろそろテープチェンジの頃合ね。順調順調♪)」
文 『幽々子さん、相変わらず斬新なコメントありがとうございま~す!
では続きまして、次鋒戦に移りたいと思います。
その前に、お約束のコマーシャルをどうぞ~!』
文 「……はい、カット!
いや~、順調順調♪ いい映像が撮れたわ~。
魔理沙さん、遅ればせながら、今回わたし達天狗寄合に提供を委託したこと、感謝いたしますよ~」
魔理沙「おお、まさかお前から礼を言われるとはな。
さっきから随分な手のこみようだが、派手なのは嫌いじゃないから、ガンガン演出なりして構わないぜ」
文 「言われなくてもガンガンやりますよぉ。
なんせこれが地上波で放送されたら、天狗のマスメディアの間に伝説としてわたしの名が知れ渡ります。
視聴率に印税、DVDにブルーレイの収益込み込みで、
わたしのチンケなそろばんじゃ弾きだせない位の桁ができちゃうんですから~。
今日の帰りはシータクでシースーキメキメです。んふふふふ~」
妖夢 「なんだか聞いちゃいけないような、社会の裏側を聞いたような気がします……」
パチェ「ただでさえカラスなのに、なんだか余計黒く感じるわね」
文 「今回の収入で、わたしも念願のカメラの買い換えができそうです。
夢だったんですよぉ、ハイエンドのデジタル一眼レフ。
JPEG最高画質がワンカットで5MBの、横4992、縦3328ピクセルなんです。
ほんと、全てあなたのおかげだわ。愛してますよ~、魔理沙さん♪」
魔理沙「きしょいけど他意は無いようだな」
文 「一応ちゃんと撮れてるか、ちょっとだけ確認しようかしら。にとり~」
文 「…………?
あれ? にとり? どこいったのかしら」
パチェ「おかしいわね。さっきまでずっとそこでカメラ回してたのに」
文 「あの娘、撮影ほっぽってWCにでも行ったのかしら。
チッ、堪え性のない河童ね。カメラマンとしては三流以下だわ」
魔理沙「まああいつも、好き好んでカメラ役してるわけでもないんだろうけどな……
ん? どうした妖夢」
妖夢 「おかしいです。今、さっとトイレの方を見てきたんですが、河童の姿はありませんでした」
魔理沙「なに……? どういうことだ?」
妖夢 「わかりません。
でも姿を消したということは、これから何かをよからぬことをするため……とも考えられます」
魔理沙「よからぬこと……てことは、まさか、あいつが《七色のレアハンター》……!?」
妖夢 「可能性はあります。一刻も早く探して……」
霊夢 「…………ああーっ!
あんた、そんなとこで何してんのよっ」
魔理沙「……霊夢の声!?
拝殿の裏の方だ。いくぞ!」
妖夢 「はい!」
*
________20:45 博麗神社第一拝殿裏敷地
魔理沙「霊夢っ。どうしたっ!?」
霊夢 「ああん? 魔理沙?
どうしたって、あんたこそどうしたのよ」
魔理沙「どうって、お前のでかい声がしたから急いで来たんだが…………って、なんだこれ……」
妖夢 「カードが散らばってる…………あれ? その後ろで倒れてるのは……」
にとり「……う、う~ん……」
魔理沙「にとり!? 裏にいたのか。
どういうわけか、なんだかのびてるみたいだが……霊夢、お前がやったのか?」
霊夢 「んなわけないでしょ。
ちょっと宿舎の方にお茶を取りに行こうとしたら、神社の裏に死体を見つけたのよ」
妖夢 「いやまだ死んではいないようですけどね。体中ボロボロではありますけど」
魔理沙「一体こいつはどうしたってんだ? このザマは誰にやられたんだ?」
霊夢 「わたしが知るもんですか。来た時は死んでたのよ」
妖夢 「だから死んでは…………いやでも、気絶してますね。目が渦巻きになってる」
魔理沙「起こして事情を吐かせるしかないな。うまい方法はないか?」
霊夢 「ここに中本の激辛ラーメンの残り汁があるから、こいつを目に垂らすってのはどう?」
妖夢 「それって、かの有名な北極ラーメンでは……」
魔理沙「ああ、それならまず起きるな。
どれ、まずは小さじ一杯から……」
にとり「やめろ……起きてるから。うう……」
霊夢 「なんだ、生きてるんじゃない。危うく失明しかけるところだったわね」
魔理沙「うむ。ちょっと見てみたかったけどな」
妖夢 「(てか、そんな汁どっから持ってきたのよ……)」
魔理沙「おい、こいつは誰にやられた? お前の身に何があったんだ?」
にとり「あいたたたた、わたしもよくわからなくて……。
試合を撮影してたら、誰からか後ろから首根っこ掴まれて、ここまで引きずりこまれたのよ。
カメラの位置は観客席の奥で一番後ろだったから、誰も気づいてくれなくて………
………って、何よこれ!? 散らばってるの、わたしのデッキのカードじゃないの!」
霊夢 「先に言っとくけど、やったのはわたしじゃないわよ」
にとり「真っ先に否定するとこがなおさら怪しいわ。
ちゃんと拾い集めなくちゃ。あいたたた……」
妖夢 「あ、わたしがやります。無理はしないでください」
魔理沙「霊夢ってか、わたし達三人は今ここに来たんだ。
このデッキはおそらく、お前をボコボコにした奴の仕業だろうな。
後ろから襲われたって話だが、そいつの顔は見てないのか?」
にとり「それが、いきなり顔を抑えられたから……よくわからないんだよ。
というか、なんかローブみたいな長物で、すっぽり身体を隠してた気もするし」
魔理沙「そうか。よくやった」
妖夢 「ん? 何で、よくやったなんですか」
魔理沙「こいつがはっきり顔を見てたら犯人探しの楽しみが無くなるだろ?
せっかく先鋒でデュエルを済ました意味が無くなるじゃないか」
妖夢 「ったくお気楽ですね……なんとしても探してほしいんですが。
っと、これで全部かな? デッキ、集め終わりましたよ」
にとり「ああ~ありがたいありがたい。
あんたいい奴だったんだねぇ。顔色は悪いけど」
妖夢 「半分霊なんですよ。ほっといてください」
にとり「……あれ? ちょっと、おかしいよ。カードが足りない」
妖夢 「えっ? 全部拾いましたよ。そんなことはないはずですが」
魔理沙「(……カードが足りないだと?)」
霊夢 「ほんとなの? もう一回、ちゃんと数えてみなさいよ」
にとり「34……35……36…………やっぱりだ! 37枚しかない!
あんたらやっぱり盗ったでしょ!?」
魔理沙「お前の水草臭いカードなんか盗るか。
それより、妖夢。これはまさか……」
妖夢 「……そのまさかだと思います。
〝あの犯行予告は、実行された〟んです!」
魔理沙「それしかないよな! やられてしまったか! くそ~」
妖夢 「……台詞と裏腹に顔が嬉しそうなのは気のせいということにしておきましょう。
でも、間違い無いと思います。
にとりさんは、あの予告を送った者に襲われ、そしてカードを奪われた……」
霊夢 「……ねえ? さっきから何よ、犯行予告って」
魔理沙「ああ、後で皆の前でまとめて話すから、少し待ってくれ。
にとり、無くなったカードは何だ?」
にとり「ええっと……〝ハイドロゲドン〟だね。3枚積んでるのに、3枚とも無くなってる……」
《ハイドロゲドン/Hydrogeddon》 †
効果モンスター
星4/水属性/恐竜族/攻1600/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキから「ハイドロゲドン」1体を特殊召喚する事ができる。
妖夢 「ハイドロゲドン……そんなにレアなカードじゃないですよね。
何で犯人はこんなカードを……」
魔理沙「しかも……3枚もか。まあ、3積み必須のカードだしな」
霊夢 「ねえ、犯行予告って何?」
魔理沙「だから後で話すって言ってるだろ。黙って茶でも取りに行ってろ」
霊夢 「ふーん……そういうこと言うんだ。
じゃあ、そのスカートからはみ出てる封筒の事も、黙っておいたほうがいいのかしら?」
魔理沙「封筒だと?」
にとり「……わたしのスカート? あっ、ほんとだ。
なんか水色のが入ってる」
妖夢 「(水色の封筒に、便箋……まさか!)」
妖夢 「すみません、ちょっと見せてください!」
妖夢 「(…………!
くっ…………)」
魔理沙「どうだ? 何か書いてあるのか?」
妖夢 「……やられました。やはり間違いなかったようです」
魔理沙「……!? これは……」
≪ 虹にかかる七つの輝き。光を求め、我は輪廻を転生す。
青の光は失われた。これで残りは六色となる。
~七色のレアハンター~≫
・・・・・・To be continued
ともあれ続きが楽しみです
早々に指摘してくれてありがとうございます!
なんとか直すことができました。たぶんこれで大丈夫なはずです。
私の相棒カードは永遠不動でホルスの黒炎竜。誰がなんと言おうと譲れない一線です。
最後はエンシェントフェアリードラゴンの効果でダークゾーンかなにかを持ってくるんじゃないかと思ってましたが、伏せてたスキドレ発動ですか。まぁSin以外攻撃宣言できないデメリットを消さないといけませんしね。ただ、効果を使わなかったってことは魔理沙はフィールド魔法入れてないんでしょうか?
とらドラ専用のデブリなんてアツすぎですねw
シンクロ環境でホルスを使い続けるなんて、素直に尊敬に値します。
>>4
早起きしてよかったッ!
速攻で直しました。ありがとうございます。
フィールド魔法はとりあえず入れてない感じです。完璧スキドレ依存w
ただしSinもあれ1枚だけです。デッキの名前にはSinとありますが、ブルーアイズデッキには基本複数は入らないですし。
というより休みの間に偶然見つけて、一気に全部読んでしまったのですがw
様々なデッキタイプが登場し、毎回がとても楽しみです。これからも頑張ってください。
このままだとブルーアイズも地縛神ウルも破壊されてしまいますよ。
それはともかく大満足なデュエルでした。
パワーデッキ同士の戦いはやはり燃えますね。
次回も楽しみにしてます。
細かいところをありがとうございます。修正しました。
>>7
長々とお疲れ様でしたw
ちょうど今盛り上がってきたところですので、よければもう少しお付き合い願います。
>>8
ありがとうございます。サベージ→護封陣に修正しました。
光の護封陣なんてちょっと強引ですが、まあ無くは無いということでw
勇儀姐さんの満足竜の攻撃時の「大江山嵐」はルナでは「大江山颪(おろし)」となります。
細かいところをわざわざありがとうございます。修正させていただきました。
ルナで名前が変わってるなんて気づきませんでしたorz
誤字や間違いを見つけた場合は、どれだけ時間が経っていたとしても歓迎です。むしろ遠慮なく書き込んでいただけると嬉しいです。