またまたお久しぶりです小悪魔です
一応以前の私の記録も見ておくことをお勧めします
あくまで一応です、はい
お名前は・・・もうあきらめました
小悪魔です。今後ともよろしくです
年末ですね
紅魔館でも幻想郷に来てから日本の仕来りに従っています
よって、
大掃除です
一年のうちでメイド長がもっとも働き、
そして・・・
私がもっとも本に襲われるイベントです
今年も例外ではないでしょうね・・・
以前のことがあってからパチュリー様を見るたびにひっくり返してましたし
むしろ悪化するかも、あらやだ
「あ、パチュリー様、そこにいるとホコリかぶりますよ」
「えっ、分かったわ。どっちかっていうと本の波のほうが怖いけど」
「面目ないです・・・」
「パチェいるー?」
「あらレミィ、珍しいわね」
うわわわお嬢様だあわわわ
「・・・落ち着きなさい」
「す、すすすみまひゃん」
「最近なんか様子が変て聞いたけど、確かに変ね。ていうか面白い」
「どどどどこでそんな話を」
「うわさ好きの妖精メイド」
ぬみみ、変なうわさになってしまってるようです
もう少ししっかりしないとなぁ・・・
「そうそう、例の話なんだけど・・・」
「あぁ、そうだったわね、こぁ、ちょっとはずしてもらえるかしら」
「は、はい」
お嬢様が大図書館に頻繁に訪れるようになってから一週間
何か大事な話をしているみたいだけど・・・
下っ端の私が気に留めても仕方ないわよね、仕事仕事
って・・・いまパチュリー様私のこと「こぁ」って呼んだよね?
気のせいかな
「おーい、パチュリーいるかー?」
こっ、この声は白黒魔法使い!
「ん、なんだ小悪魔か」
「なっなんの御用ですか」
「んー、いやな、年末だし、私の家でも大掃除してるわけよ」
「それはこちらも同じですよ」
「そいでだな・・・」
あれ、いつもは空の袋を持ってくるのに今日のはいっぱい入ってる
あれは・・・本?
「読まなくなった本は返そうと思ってな
わざわざ出向いてきたんだよ」
えぇぇ、コレは大事件です!
あの白黒が本を返しに・・・!
「なんだよ、その珍獣を見るような目は」
「す、すみません。本は私が返しておきます」
「おぅ、たのんだわ
そんでパチュリーは?」
「パチュリー様はお嬢様とお話し中です」
「あー、例のイベントか
まったく、あいつらもヒマだよなぁ」
「? なんの事ですか?」
「いずれ分かるさ。じゃぁな、また来年会おうぜー!」
・・・行ってしまいました
まさか本を「返しに」くるなんて・・・
これを聞いたらパチュリー様も驚くに違いない
・・・っていうかみんな驚きそう
あれ、あんまり本入ってないや
本の返却を終え、在庫の確認もあらかた終わりました
掃除も気がついたらメイド長がやってくれてたし・・・
終わりですかね、大掃除
うーん、いざこうなると仕事を探さないと気が済まなくなりますね
「こあー、終わったー?」
「今終わったところですー」
「そう、ご苦労様。さっき魔理沙が来てたみたいだけど・・・」
「そうなんですよ! 聞いてください! 魔理沙さん、なんと本を返しに来たんですよ!」
「・・・・よく聞こえなかったわね」
「だからっ! 本を返しに・・・」
「いまは四月でもないし一日でもないわよ」
「むぅぅ、本当なんですって! 二十冊程度でしたけど!」
「まぁいいわ、どうせまだ九割以上帰ってきてないわけだし
それより、これからちょっとここ使いたいから、他に行っててもらっていいかしら」
「え、はい、分かりました」
図書館から出たのは何年ぶりだろう
思えばパチュリー様よりも長く篭っていたかもしれない
うーむむ、パチュリー様よりも私のほうが引き篭もりかもしれないわ
あ、そうだ、自室も掃除しようかな
もうずっと使ってないけど・・・
****二時間後****
自室も綺麗になりました
ひどい有様でしたね、ホントに
まぁこれからも使うことはほとんどないでしょうけど・・・
「こあー、いるー?」
「あ、パチュリー様」
うん? やっぱり私のこと「こあ」って呼んでる
「図書館、もう終わったから戻っていいわよ
・・・別にここにいたかったら三箇日ぐらいは休みあげるけど」
「いや、いいです。私もパチュリー様と一緒にいたほうが良いので」
「・・・またそういうことを言う」
「あっ、すす、すすみません!」
うひゃぁ、どうしてこうも軽率なんだ私は
「まぁ・・・別にいいんだけど・・・」
「?」
「戻るんでしょ? だったら早く来なさい」
「は、はい」
あれ・・・妖精メイドさんが見当たらない
さっき部屋に来るまではみんなモップやら雑巾もって騒いでたのに・・・
・・・なんだか図書館内が騒がしいような――――
「おっ、主役がやっと来たわね!」
「遅かったじゃない小悪魔!」
「えっ・・・お嬢様? 妹様まで・・・どういう・・・?」
「どうって、見て分からないかしら?」
「見て・・・」
よく見たら妖精メイドさん達がいっぱいテーブルを囲ってはしゃいでいる
このパーティー・・・まさかとは思うけど
「もしかして・・・私達のために?」
「やっと気付いたわね。パチェに聞いたとおりどんくさいわね」
「と言うわけだから、今夜は無礼講。いつも働いてもらってるあなた達のための年末パーティ」
「えっ、ええぇぇっ」
「そ、今夜は上下関係なんて気にしないでパーッとやりましょう!」
「で、でも、私が主役って・・・・」
「妖精メイドたちは実質あまり働いてないし、
・・・今回のパーティの主催者であるパチェからの薦めもあったしね」
「これ、余計なこと言わないのレミィ」
「えっ・・・でも・・・そんな」
「うだうだ言わない! この私がわざわざ用意したパーティに文句は言わせないわよ!」
「私も手伝ったんだよ!」
「そういうことだから、ホラ、楽しんできなさい」
うぅ、気持ちはすごく嬉しいって言うかもう爆発しそうなんですけど・・・
「ひ、一人じゃ・・・
パッ、パチュリー様も一緒じゃないと楽しめないです・・・!」
「は?」
「おぉ、言うね小悪魔。ほらほら、主役がご指名よ。一緒にいってやりなさいパチェ」
「し、仕方ないわね・・・」
もう何がなんだか分からないけど
きっとこれもお嬢様の気まぐれなんだろう
でも、気まぐれでも下っ端の私達にこうやって気を遣ってくれるお嬢様
・・・なにより、パチュリー様
「・・・な、なによ。食べたいものがあるなら言いなさい。とってくるから」
「いえ・・・なんでもないです」
私は幸せ者です
こんなに優しくていい人たちに囲まれてお仕事ができる
とっても、しあわせです
「ちょっ、泣くことはないじゃないの」
「すび、すみばぜぇん・・・」
「はぁ・・・もう・・・」
私は 幸せ者です
皆様、よいお年を・・・
一応以前の私の記録も見ておくことをお勧めします
あくまで一応です、はい
お名前は・・・もうあきらめました
小悪魔です。今後ともよろしくです
年末ですね
紅魔館でも幻想郷に来てから日本の仕来りに従っています
よって、
大掃除です
一年のうちでメイド長がもっとも働き、
そして・・・
私がもっとも本に襲われるイベントです
今年も例外ではないでしょうね・・・
以前のことがあってからパチュリー様を見るたびにひっくり返してましたし
むしろ悪化するかも、あらやだ
「あ、パチュリー様、そこにいるとホコリかぶりますよ」
「えっ、分かったわ。どっちかっていうと本の波のほうが怖いけど」
「面目ないです・・・」
「パチェいるー?」
「あらレミィ、珍しいわね」
うわわわお嬢様だあわわわ
「・・・落ち着きなさい」
「す、すすすみまひゃん」
「最近なんか様子が変て聞いたけど、確かに変ね。ていうか面白い」
「どどどどこでそんな話を」
「うわさ好きの妖精メイド」
ぬみみ、変なうわさになってしまってるようです
もう少ししっかりしないとなぁ・・・
「そうそう、例の話なんだけど・・・」
「あぁ、そうだったわね、こぁ、ちょっとはずしてもらえるかしら」
「は、はい」
お嬢様が大図書館に頻繁に訪れるようになってから一週間
何か大事な話をしているみたいだけど・・・
下っ端の私が気に留めても仕方ないわよね、仕事仕事
って・・・いまパチュリー様私のこと「こぁ」って呼んだよね?
気のせいかな
「おーい、パチュリーいるかー?」
こっ、この声は白黒魔法使い!
「ん、なんだ小悪魔か」
「なっなんの御用ですか」
「んー、いやな、年末だし、私の家でも大掃除してるわけよ」
「それはこちらも同じですよ」
「そいでだな・・・」
あれ、いつもは空の袋を持ってくるのに今日のはいっぱい入ってる
あれは・・・本?
「読まなくなった本は返そうと思ってな
わざわざ出向いてきたんだよ」
えぇぇ、コレは大事件です!
あの白黒が本を返しに・・・!
「なんだよ、その珍獣を見るような目は」
「す、すみません。本は私が返しておきます」
「おぅ、たのんだわ
そんでパチュリーは?」
「パチュリー様はお嬢様とお話し中です」
「あー、例のイベントか
まったく、あいつらもヒマだよなぁ」
「? なんの事ですか?」
「いずれ分かるさ。じゃぁな、また来年会おうぜー!」
・・・行ってしまいました
まさか本を「返しに」くるなんて・・・
これを聞いたらパチュリー様も驚くに違いない
・・・っていうかみんな驚きそう
あれ、あんまり本入ってないや
本の返却を終え、在庫の確認もあらかた終わりました
掃除も気がついたらメイド長がやってくれてたし・・・
終わりですかね、大掃除
うーん、いざこうなると仕事を探さないと気が済まなくなりますね
「こあー、終わったー?」
「今終わったところですー」
「そう、ご苦労様。さっき魔理沙が来てたみたいだけど・・・」
「そうなんですよ! 聞いてください! 魔理沙さん、なんと本を返しに来たんですよ!」
「・・・・よく聞こえなかったわね」
「だからっ! 本を返しに・・・」
「いまは四月でもないし一日でもないわよ」
「むぅぅ、本当なんですって! 二十冊程度でしたけど!」
「まぁいいわ、どうせまだ九割以上帰ってきてないわけだし
それより、これからちょっとここ使いたいから、他に行っててもらっていいかしら」
「え、はい、分かりました」
図書館から出たのは何年ぶりだろう
思えばパチュリー様よりも長く篭っていたかもしれない
うーむむ、パチュリー様よりも私のほうが引き篭もりかもしれないわ
あ、そうだ、自室も掃除しようかな
もうずっと使ってないけど・・・
****二時間後****
自室も綺麗になりました
ひどい有様でしたね、ホントに
まぁこれからも使うことはほとんどないでしょうけど・・・
「こあー、いるー?」
「あ、パチュリー様」
うん? やっぱり私のこと「こあ」って呼んでる
「図書館、もう終わったから戻っていいわよ
・・・別にここにいたかったら三箇日ぐらいは休みあげるけど」
「いや、いいです。私もパチュリー様と一緒にいたほうが良いので」
「・・・またそういうことを言う」
「あっ、すす、すすみません!」
うひゃぁ、どうしてこうも軽率なんだ私は
「まぁ・・・別にいいんだけど・・・」
「?」
「戻るんでしょ? だったら早く来なさい」
「は、はい」
あれ・・・妖精メイドさんが見当たらない
さっき部屋に来るまではみんなモップやら雑巾もって騒いでたのに・・・
・・・なんだか図書館内が騒がしいような――――
「おっ、主役がやっと来たわね!」
「遅かったじゃない小悪魔!」
「えっ・・・お嬢様? 妹様まで・・・どういう・・・?」
「どうって、見て分からないかしら?」
「見て・・・」
よく見たら妖精メイドさん達がいっぱいテーブルを囲ってはしゃいでいる
このパーティー・・・まさかとは思うけど
「もしかして・・・私達のために?」
「やっと気付いたわね。パチェに聞いたとおりどんくさいわね」
「と言うわけだから、今夜は無礼講。いつも働いてもらってるあなた達のための年末パーティ」
「えっ、ええぇぇっ」
「そ、今夜は上下関係なんて気にしないでパーッとやりましょう!」
「で、でも、私が主役って・・・・」
「妖精メイドたちは実質あまり働いてないし、
・・・今回のパーティの主催者であるパチェからの薦めもあったしね」
「これ、余計なこと言わないのレミィ」
「えっ・・・でも・・・そんな」
「うだうだ言わない! この私がわざわざ用意したパーティに文句は言わせないわよ!」
「私も手伝ったんだよ!」
「そういうことだから、ホラ、楽しんできなさい」
うぅ、気持ちはすごく嬉しいって言うかもう爆発しそうなんですけど・・・
「ひ、一人じゃ・・・
パッ、パチュリー様も一緒じゃないと楽しめないです・・・!」
「は?」
「おぉ、言うね小悪魔。ほらほら、主役がご指名よ。一緒にいってやりなさいパチェ」
「し、仕方ないわね・・・」
もう何がなんだか分からないけど
きっとこれもお嬢様の気まぐれなんだろう
でも、気まぐれでも下っ端の私達にこうやって気を遣ってくれるお嬢様
・・・なにより、パチュリー様
「・・・な、なによ。食べたいものがあるなら言いなさい。とってくるから」
「いえ・・・なんでもないです」
私は幸せ者です
こんなに優しくていい人たちに囲まれてお仕事ができる
とっても、しあわせです
「ちょっ、泣くことはないじゃないの」
「すび、すみばぜぇん・・・」
「はぁ・・・もう・・・」
私は 幸せ者です
皆様、よいお年を・・・
どちらにせよ幸せになるのは良いことです