穣子「ねこじゃらしがあるときに―――――」
静葉「ねこはいない―――――」
穣「ねこがいる時に―――――」
静「ねこじゃらしは見あたらない―――――」
穣「でも私は諦めない―――――」
静「がんばれ―――――」
穣「ふだんからねこじゃらし、持ち歩くことにしました」
静「しおれとーやん」
穣「ということで、ねこ持ってきました」
静「橙じゃん」
橙「お魚が食べられると聞いて」
穣「ここには生焼け芋しかないよ」
穣「二人でドッジボ~~~~~ル!」
静「いえ―――っ」
穣「くらえ!! 式神『橙』!!」
橙「私がボールかよ」
静「よっ」
てーんてんてん
穣「ひまですね」
静「じゃ、穣ちゃんなにかおもしろい話してよ」
穣「おもしろい話ですか? いいでしょう!」
静「やった」
穣「きのう私が人間の里で信仰…」
静「一発芸。なまくび」
穣「ゆっくりじゃん」
穣「秋雨って秋の雨だけど、秋の鮫だったらなんかイヤよね?」
静「私は別にイヤじゃないかな」
穣「本当だ!! 言われてみると別にイヤじゃない!! なんか渋い!!」
静「ね?」
穣「トンネルエフェクト」
静「風狂の夢(ドリームワールド)」
穣「トンネルエフェクト」
静「風狂の夢(ドリームワールド)」
橙「なにやってんの?」
秋「「おかえり、メビウスゲーム」」
橙「名前はともかく、やってることはしょーもないね」
穣「キツネって本当にコンコン鳴くの?」
橙「いや、違うよ」
静「じゃ、どんな風に鳴くの?」
橙「こんな感じよ。『ギャワンッ!! ギャワンッ!!」」
秋「「……聞かなかったことにしていい?」」
橙「ダメ」
静「ところで狐の霊にとりつかれた人を、狐憑きといいますが」
静「注目すべきはこれをひらがなに直したときです」
穣「えっ、ひらがなに!?」
穣「あっ、上から読んでもきつねつき、下から読んでもきつねつき」
静「そして、これを続けて早口で言うのがちょっと難しい」
穣「きつねつききつねつききつねつききつねつききっきっねっき……うわーッ」
穣「わかってもらえるかどうか不安で人にきけないことってあるよね」
静「たとえば?」
穣「………あのね…」
静「うんうん」
穣「相手のスペルカードを破ったと同時にピチュらない?」
静「ピチュる」
あぁ、一回だけあるな。
神奈子様で。
クリアしたらピチュった。
残機が無くてそして誰もいなくなった。満身創痍orz
あのまったり感が何ともいえずくせになりますよねw
原作を思い出しながら、楽しく読ませていただきました。
>>2様 抱え落ちよりも一気に萎えますよね…。
>>3様 楽しんでもらえたようでなによりです。いいですよね、スケッチブック。