※これは幻想郷縁起が発行された頃の話です
慧「『何故こんな時期に花が咲き乱れているのかしら?』という疑問を投げかけたら、
『溢れた幽霊が花に憑依していたのね!』と、ちゃんと決着をつけることだ」
文「ふむふむ」
慧「読者に『これはどうなるのか』と期待させた気持ちを裏切らないで、ちゃんとその事件の決着を記す。
一応お前だって……そういう気概を持って記事を書いてるんだろ?」
文「えー、なんでそこまでやる必要があるんですか?」
慧「いや、それは、マスコミの責任として……」
文「責任って、何ですか?それよりも最新の出来事を読者に伝えるほうが大切じゃないですか?」
慧「し、しかしだな……」
阿「話はきかせてもらいました、文さんの言うとおりです!」
慧「阿求!?」
阿「私の経験上……たとえ天才記者でも百本記事を書いたら、一本は取材しきれません。
ただ、天才はその一本を……異変の記事に持ってくるんです!」
慧「そ、そうなのか?」
阿「それまで99本の実績があるんですよ、読者はハラハラします、大騒ぎになって発行が追い付かないかもしれない、最高です!
……そして、結末は良く分からない、と。まあ一本ぐらいいいじゃないですか」
慧「…………」
阿「私に言わせれば、異変を起こすような変態どもが素直に取材を受けるわけないのに、
真相を解明しろって言うほうがどうかしてますよ!」
文「そうですよ、阿求さん、全く同意見です!」
慧「そうか、文……それでお前の本は……」
文「なんですか?」
慧「どれもこれも根拠のない、ワケのわからん推測ばかり、面白半分に書かれてるんだな!」
文「書きますよー、紅白を奪う霧、天上人の吹雪、生まれ変わる月、新たな神の登場も近いですよ!
――でも、すべての真相なんて、わかりませんし!」
阿「っていうか、無理ですから!だけど書きますよ!書くと暇人が喜ぶから!勝手にね(はぁと)」
文「そしてどんどん本は売れます!」
阿「読者の豊かなイマジネーションを刺激してるんですよ!」
文「書いた私たちよりもっとすぐれてる所に行ってますよ、ヤツらは!」
文&阿「「HAHAHAHAHA!」」
――――同日、永遠亭に二名ほど重傷者が担ぎ込まれた。
慧「『何故こんな時期に花が咲き乱れているのかしら?』という疑問を投げかけたら、
『溢れた幽霊が花に憑依していたのね!』と、ちゃんと決着をつけることだ」
文「ふむふむ」
慧「読者に『これはどうなるのか』と期待させた気持ちを裏切らないで、ちゃんとその事件の決着を記す。
一応お前だって……そういう気概を持って記事を書いてるんだろ?」
文「えー、なんでそこまでやる必要があるんですか?」
慧「いや、それは、マスコミの責任として……」
文「責任って、何ですか?それよりも最新の出来事を読者に伝えるほうが大切じゃないですか?」
慧「し、しかしだな……」
阿「話はきかせてもらいました、文さんの言うとおりです!」
慧「阿求!?」
阿「私の経験上……たとえ天才記者でも百本記事を書いたら、一本は取材しきれません。
ただ、天才はその一本を……異変の記事に持ってくるんです!」
慧「そ、そうなのか?」
阿「それまで99本の実績があるんですよ、読者はハラハラします、大騒ぎになって発行が追い付かないかもしれない、最高です!
……そして、結末は良く分からない、と。まあ一本ぐらいいいじゃないですか」
慧「…………」
阿「私に言わせれば、異変を起こすような変態どもが素直に取材を受けるわけないのに、
真相を解明しろって言うほうがどうかしてますよ!」
文「そうですよ、阿求さん、全く同意見です!」
慧「そうか、文……それでお前の本は……」
文「なんですか?」
慧「どれもこれも根拠のない、ワケのわからん推測ばかり、面白半分に書かれてるんだな!」
文「書きますよー、紅白を奪う霧、天上人の吹雪、生まれ変わる月、新たな神の登場も近いですよ!
――でも、すべての真相なんて、わかりませんし!」
阿「っていうか、無理ですから!だけど書きますよ!書くと暇人が喜ぶから!勝手にね(はぁと)」
文「そしてどんどん本は売れます!」
阿「読者の豊かなイマジネーションを刺激してるんですよ!」
文「書いた私たちよりもっとすぐれてる所に行ってますよ、ヤツらは!」
文&阿「「HAHAHAHAHA!」」
――――同日、永遠亭に二名ほど重傷者が担ぎ込まれた。