Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ハロウィンぱーてぃー

2010/10/14 18:42:37
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俺設定 色々すいません


「ハロウィン?」
「そう、美鈴や咲夜がハロウィンの絵本を読んでね、仮装してお菓子がもらえるって乗り気なのよ」
「でもハロウィンって万聖節の前夜祭でしょ?悪魔の館でそれは…」
「ハロウィンは本来は古代ケルトの収穫祭と1年の終わりを祝う行事よ」
「1年の終わりって10月に?」
「古代ケルトのドルイド信仰では10月31日が年末で11月1日が新しい年なのよ」
「じゃあ聖人を祝うのは聖教の後付なわけか」
「それに遊びと思って気にしないで付き合ってあげればいいのよ」



少女達準備中


「用意するのはまずカボチャのジャック・オー・ランタンね」
「蕪じゃないの?」
「本来は蕪なんだけど絵本にはカボチャで描かれていたのよ」
「でもランタンに出来る大きさの蕪もカボチャも無いでしょ?」
「美鈴が用意するって言っていたけれど」
「?」


「おじょうさまー、ぱちゅりーさまー」
「あら、来たみたい」
「でかっ!」

そこには自分の身長ほどもあろうかという巨大カボチャと
オマケに咲夜まで乗せた台車を意気揚々と引いてくる美鈴の姿があった。
ドッシリとした重量感ある巨大カボチャは見事なオレンジ色でハロウィンに相応しい風格だった。

「よくこんな大きなカボチャ手に入ったわね?」

レミリアがペチペチとカボチャを叩く

「えへへ、実はゆうかお姉ちゃんにハロウィン用のカボチャのことを話したら持ってきてくれたんです」
「……そうなの良かったわね(いつの間に仲良くなってるのよ?)」


「彼女は花以外に農作物も手がけているの?」

カボチャも当然花は咲くし、これが『のうかりん』なのかと思ったパチュリーだが

「秋なんとかに笑顔で頼んだら喜んで協力してくれたって言ってました」
「……」

非常に分かりやすい答えが出た。

「じゃあハロウィン用の料理とお菓子は料理長に任せて、このカボチャの加工はレミィお願いね?」
「えっ?」
「だって、こんなに大きなをカボチャ刳り抜く作業、大仕事だもの。」
「えっ? パチェは?」
「私はこの子達の仮装の準備があるから」
「小悪魔は?」
「あの子は配るお菓子の準備」
「私一人で?」
「美鈴、咲夜、レミィがあのカボチャをジャック・オー・ランタンにしてくれるわよ」
「本当ですかーお嬢さま?」
「楽しみです」
「ま、任せなさい!立派なのを作ってあげるから」
「じゃあよろしく」




「さて…どうやって作ろう…グングニル使ってもいいよね?」



かれこれ一時間、カボチャの中をぶち抜いて空洞や眼や口をつくりあげることが出来た。
若干不細工だが巨大なジャック・オー・ランタンだ。
ぶち抜くのは自分がやって中身はそこらをうろついていた妖精メイドを捕まえて運ばせた。

「あの子達の仮装どんなのかしら? 私も選んであげたかったのにパチェったら」

「わー、お化けカボチャですー」
「凄いです、おじょう様!」

レミリアがぶつぶつと不満を漏らしていると美鈴と咲夜が戻ってきた。
服装はいつもの格好ではなく黒を中心とした派手さは控えめのゴシック調で、
咲夜は子供用のドレス、美鈴はいつもの中華風の服ではなくズボンとジャケットの洋装だ。
確かにオシャレだが、仮装というほどではない。

そんな二人は巨大カボチャの周りを嬉しそうに回っている。

『相変わらず犬の子のようね、ぶんぶん振り回している尻尾がいつに増してはっきり見えそうだわ』

普段、嬉しがったりはしゃいだりしている二人を見ていると犬の尻尾や耳を幻視していた。

「いや、でも何かリアルに見える…? ちょっと二人ともこちらにいらしゃい」
「「はーい」」

素直にレミリアに駆け寄った二人を凝視した。
頭の上に髪と同色の三角の耳、同じくズボンとスカートから生えている尻尾。
それらはピコピコ、パタパタと動いている。

「どういうことなの?」

「どうレミィ、二人の仮装は?」
「パチェ、これは」
「人狼の仮装と称して耳と尻尾を生やしてみたの」
「………」
「何か言うことは?」
「パチェ、あなたという友人を持って私は幸せだわ」
「いつ使おうかと狙っていたのよね」
「狙ってたんだ…」


そしてハロウィンパーティー。
料理長が腕をふるってカボチャメニューを取り揃え
使用人たちはポケットにお菓子の包みを忍ばせて二人がどんな仮装で来るのか
今か今かと待ちかねている。



「「トリック・オア・トリート!」」

お菓子を入れる大きな袋を持った二匹のちっさなオオカミが現れた!
目に付いたメイド達に定番の掛け声とともに走りよっていき嬉しそうにパタパタと尻尾を振る姿…
破壊力は抜群である。

『何、この可愛い生き物?』

メイド達の心の声は一つだった。
お菓子をあげるついでに頭や耳の後ろ撫でると気持ち良さそうに眼を閉じて尻尾がさらに大きく振られる。

『お持ち帰りしたい!』

もちろん主達が怖いの出来ないが…

気づくとメイド達は仕事もしないでちっさいオオカミに夢中になっている。
いつの間にかほとんどのメイド達が廊下に出て待ち構えている状態だ。
ハロウィンは仮装した子が尋ねるのにまったく逆である。

二人は館中を回ってお菓子を貰って回った。
全てのメイド達には配るようのお菓子を小悪魔から渡されていたので誰に話しかけてもお菓子は必ず貰えた。
もちろんメイド達は配られたお菓子をあげるだけでは我慢できず、それ以外に自分で別にお菓子を用意していたので袋は予定以上に一杯になった。

全員からお菓子を貰い二人はニコニコ顔でレミリア達の元へ戻っていった。

「おじょうさま一杯お菓子貰いました」
「おじょう様?」

姿が見えない、館内を回り終わったら此処へ戻ってくるように言われたのに。

「トリック・オア・トリート!」
「「?!」」

突然の掛け声に驚くとそこには黒い吸血鬼らしい姿のレミリアと典型的な魔女スタイルのパチュリーがいた。

「ふっふっふっお菓子くれなくていいから…いたずらさせろ!!」
「おじょうさま??ふわー!!」

先に部屋へ入ってきた美鈴に襲い掛かると、擽ったり頭をオオカミ耳中心にぐしゃぐしゃに撫でたり
柔らかほっぺを伸ばしたりと思いっきり弄繰り回した。

「まったくレミィも子供なんだから、私はあんなにはしゃげないわ」

そんなパチェリーのいたずらは…

ふかふかふかふか

咲夜のオオカミ尻尾をふかふかしていた。

撮影中の小悪魔はその名の通りのまさしく小悪魔ファッション、ハロウィンは関係なさそうです。

吸血鬼パワーでいじられまくっている美鈴をみて咲夜は少しホッとしていた、
美鈴には悪いけどアレを人間である自分が受けたら洒落にならないことになりそうな気がしたからだ。


「さあ、パンプキンパイが焼けているから座りましょう」

グッタリした美鈴を抱き上げるとレミリアはテーブルへ向かった。

紅茶が入れられ、パイが切り分けられていく。
グッタリから少し持ち直した美鈴は、
そのままレミリアのひざの上で自分の分が来るのを待ちわびているようだ。
レミリアのひざに乗っている美鈴を咲夜が羨ましそうに見ているのを見てパチュリーはひざに乗りたいのかと思い

「ひざ抱っこしたいの? 私がしましょうか?」

そう声を掛けたが

「大丈夫です、今は無理ですけどいつかめーりんをひざに乗せてみせます」

抱っこされるのでは無く抱っこしたかったようだった。


「おじょうさま、ハロウィンって楽しいですね?」
「そうね、悪くなかったわ」
「これ、紅魔館の外ではやってないですよね? 楽しいのに勿体無いです」

たしかに知っているのは外の世界を知っている紫や、西洋妖怪、一部の古参の妖怪ぐらいだ。

「じゃあ、紅魔館の名を幻想郷に知れ渡らせてハロウィンとかを楽しく遊べるようにしましょうか?」
「本当ですか?」
「もちろん、その為にはあなた達にしっかり手伝ってもらわないとね、だからしっかり大きくなってちょうだいね」

「「はい!」」


その後、巨大カボチャを消費する為に使用人の食事を含めてカボチャ料理が続いたとか…





○オマケ

「フラン、ハロウィンパーティーをやるけどあなたもやらない?」

「面倒、それに今日はチャット仲間の「竹の姫」と約束しているから」

「(´Д`)」
ハロウィンにはまだ早いです
フランちゃんが色々酷い
PCはにとり製
河童の技術は世界一ぃぃぃ!!!

>1さん
ちっさい子大好きゆうかりんですからw

>砥石さん
お菓子がたくさんあったら付いてきてくれそうですが
保護者が怖すぎます

>投げ槍さん
本当のハロウィンはこれからだ!
次は投げ槍さんのハロウィンSSですね?(待て)

>4さん
親馬鹿なので止まりませんw
姫はネーミングセンスが無いのですね、きっと(無いのは私ですね、すいませんw)

>唯さん
誤字報告ありがとうございます!

>H.N.さん
ブラックサンダー美味しいです。
口の周りを汚しながらチョコを食べる姿が余裕で想像できますw

>奇声を発する程度の能力さん
フランちゃんの仲の良いチャット仲間ですよw
主にゲームの情報交換とかしています。

>8さん
ダブルで小さいと大変美味しいと思うのですw

>9さん
保護者の方々を倒すことが出来たらめーりんを娘に出来るかもしれません。

>10さん
可愛いは正義です、それに耳尻尾で衝撃度が増すのですw

>拡散ポンプさん
子供好きゆうかりん
保護者との攻防戦が起こりそうですけどw

>けやっきーさん
ちっさい子はいいですねー、でもロリコンではないですよ!

またもや誤字がー!
ご指摘ありがとうございます、助かります。

>こーろぎさん
幽香とちっさいめーりんはいいですねwちっさい子供大好きゆうかりんがジャスティス!
実は「きのこの山」派w
虎姫
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ついにゆうかお姉ちゃんが参戦か…
2.砥石削除
お菓子上げるからオオカミ耳+尻尾のめーりんが欲しいです。
3.投げ槍削除
>ハロウィンにはまだ早いです
関係ないね、最高のハロウィンだった、ありがてぇありがてぇ
4.名前が無い程度の能力削除
おぜう様の暴走を誰か止めてあげて
てか、竹の姫とかそのまんまやんww
5.削除
>ドシッリ
ドッシリでは?違ったらすいません
6.H.N.削除
新作キター!!

いつめーりんがきてもいいようにちょっとファミマいってブラックサンダー買ってくる
7.奇声を発する程度の能力削除
竹の姫てwww
8.名前が無い程度の能力削除
ジーザス、咲夜だけじゃなく美鈴まで小さくなってる…だと
こんなシリーズがあるのに何で今まで気づかなかったんだチクショウ
過去の作品見てくr
9.名前が無い程度の能力削除
新作だぜ!ひゃっほう!
相も変わらず良いセンスです。

そしてメーリンは可愛いな。
娘にほしいぜ。
10.名前が無い程度の能力削除
可愛らしさがインパクトして辛抱たまらんデス
11.拡散ポンプ削除
待ってました!
ちっさい二人を可愛がる、ゆうかお姉ちゃん……いいなぁ。
12.けやっきー削除
いいなぁ、ちっさい子っていいなぁ。
雰囲気も最高でした!

>喜んで協力してくれったって言ってました
してくれた、ですか?
13.こーろぎ削除
ぐはぁ、ヤバい二人とも可愛すぎるゼェ!!
お願いします!虎姫さん、お菓子あげるので、幽香×ちっちゃいめーりんかゆーめい書いて!
つ[たけのこの里]