紅魔館のメイド長、十六夜 咲夜は、自分の主の前で正座していた。
怒られるわけでもなく、主であるレミリア・スカーレットに呼ばれたからである。
で、呼んだ本人は、窓に向かって立っている。
「あの・・・お嬢様・・・?」
咲夜が、声をかける。
しかし、レミリアはピクリともしない。
「・・・」
「・・・」
「・・・咲夜」
「・・・はい、何でしょうか」
レミリアがゆっくりと振り向く。
何処となくカリスマを感じ取れた。
手にはワイングラス、その中は真っ赤な液体。
ワイングラスを軽く回し、中に入っている液体を少しだけ口に含む。
「咲夜、今からとっておきの事を教えてあげる」
「は・・・はい・・・」
咲夜は、思わず息を呑んだ。
「・・・トマト、ってあるじゃない」
「は・・・はぁ・・・」
「トマトは昔、悪魔の実って呼ばれてたのよ、じゃあそのトマトが何で食べられてるか知ってる?」
予想の右斜め上な質問に、咲夜は戸惑った。
しかし、話を反らすのは失礼だろうと思い、少し考えた。
「え・・・っと・・・あまりにもお腹が空いて・・・食べたのでは?」
「そう、その初めて食べた人は、美味い美味いと言いながら幾つも食べたのよ」
そして、レミリアは髪を揺らし、真っ赤な瞳を咲夜に向けた。
そしてこう言い放った。
「そう、正しくトマトはうんめぇから運命が変わったのよ!」
「ハッ!・・・ゆ・・・夢かしら・・・」
面白かったです
面白かったです、とても
言われてみると・・・
ありがとうございます。
>奇声を発する程度の能力様
うん、すんごい夢。
起きて何事かと思ったくらい。
>唯様
チャレンジ精神あっての僕ですから。
無かったらただの一人の馬鹿者ですよ。
>投げ槍様
小一時間問い詰めても何もでませんよ?
ありがたきお言葉。
どうしてくれるんですかwww!!
割と新しいのと
それはともかく、普段から何を考えてたらこんな夢をww