Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ようせいときつね

2010/09/01 14:55:41
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3.19KB
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1

分類タグ


※一応、ようせいとねこの続編みたいな感じです。










































最近、橙とチルノが会う度に、もの凄い喧嘩が起こる。

一方は名無しの妖精、もう一方は最強の妖獣。

一方的な喧嘩かと思いきや、毎回毎回相打ちで終わる。

喧嘩の理由は些細な事である。

橙とチルノが会う度に、小さな口付けを交わすから、と。

本人の好きにさせれば良いものの、何故か喧嘩をする。

弾幕など生ぬるいものでは無く、拳と拳の飛び交う本気の喧嘩。

殴られれば殴り返し、蹴られれば蹴り返す、殺意の見える喧嘩。

今日もまた、喧嘩が起こる。

右にフックとか、顎に膝蹴り、木に投げて当ててからラリアットなど。

人間で無いから成せる技もあったりする。

「うぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

そんな叫び声と共に、最強の妖獣、八雲 藍が吹っ飛ぶ。

吹っ飛ぶと言っても頭が地面の方を向いている。

そのまま木に激突。

「くっ・・・こんのやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

木を蹴り、急加速し、ショルダータックルを当てる。

名無しの妖精こと大妖精が、苦しそうにお腹を押さえる。

その上から追撃、両手を組んで、思いっきり振り下ろす。

藍の本気の追撃を喰らいながらも、まだ立ち上がる大妖精。

二人の肩が、上下する。

そして、二人同時にストレート。

お互いの頬に当たり、お互いとも倒れる。

「はぁっ・・・はぁっ・・・」

「はぁっ・・・なかなかやりますね・・・」

「当たり前だ・・・私をなめるな・・・」

「これじゃぁ・・・ずっと続いてしまいそうですね・・・」

藍は、ああ・・・と軽く返事をし、空を見上げる。

凄く長いようで、短い時間が経ち、藍が口を開いてこう言った。

「なぁ・・・もう、二人の自由にさせないか・・・?」

その言葉を聞いた大妖精は、最初はびっくりしたものの、確かにと言った表情に変わっていく。

「・・・ですね・・・こんな事してても・・・何にも変わりませんしね・・・」

「と言いつつも・・・心の中では心配なんじゃないか・・・?」

「まぁそうですね・・・あなたも同じなのでは・・・?」

「そうだとも・・・」

藍はごろりと転がり、大妖精の方を見る。

「自分の・・・自分の娘の様な子を・・・心配にならない奴が何処に居る・・・」

「・・・まったくです」

大妖精がゆっくりと立ち上がる。

「・・・大丈夫・・・なのか・・・?」

「この位、平気です・・・」

ふらふらと歩き始める大妖精。

一歩、二歩とゆっくりと。

突然、ぐらりと揺れ、倒れそうになる。

「!!」

そんな大妖精を見兼ねた藍は、すぐに立ち上がり、大妖精の方に向かって走る。

ゆっくりと大妖精が倒れはじめる。

そんな大妖精を、藍は優しく包むように抱きかかえる。

「・・・全く、無理をするな」

「あ・・・すいません・・・」

心配をしてくれた藍の顔を見て、大妖精は少しだけ顔を反らす。

「・・・どうしたんだ?熱があるのか?」

気付くと、大妖精の顔が真っ赤になっていた。

「な、なんでも無いです!」

「?そうか・・・」

ぷいっとそっぽを向く大妖精、それを見た藍は、何だ?と言ったような顔で大妖精を見る。

大妖精の行動や言葉から、藍は軽く推測し、ひとつの答えに辿り着いた。

それが分かった瞬間、藍は微笑する。

「・・・そう言う事か」

「・・・何ですか・・・いきなり・・・」

藍は、大妖精を抱きかかえている腕に少しだけ力を篭める。

「ちょ・・・いきなり何をするんですか・・・!」

「さあね、力を篭めたかったからかな・・・」

大妖精の顔が、太陽もびっくりする位、真っ赤になる。

そして、力なく一言。

「・・・もう少しだけ・・・このままに・・・させてください・・・」

「・・・別にかまわないぞ」

藍が一言言うと、大妖精が体の力を全て抜き、藍に体を預ける。


その姿は、まるで親子の様に柔らかく、温かい光景であった。
紫「私の・・・私の藍をよくも・・・!!!!!」
霊「何見てるかはほっとくけどね・・・家で暴れるなぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」

ピチューン




戦いあった仲での恋ってなんかぐっときませんか?下上右左です。

なぜ書いたのだろうか、何故無理やりにもこう言うエンドにしたのだろう。
正直、全く分かりません。

書いた時間がもの凄く短いんです。
構想五分、制作三十分ぐらいなので、少し雑かも知れませんね。

では。

追記 タグの、少し雑かも を外しました。 2010/09/01/18:05
下上右左
http://simogami.blog112.fc2.com/
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
新たなフラグの予感!!
後、さっきはすいませんでした。
2.削除
俺は貴女を見縊っていた。本当に申し訳ない。
3.こじろー削除
我が言えることではないけれど、タグの「少し雑かも」はいらないと思うのよ?
もっと自信をもっていい。十分誇れるSSなのだから。
DAICHANGかぁいいよDAICHANG!
4.下上右左削除
>奇声を発する程度の能力様
新しいカップルの予感!
いや、気にしてないので大丈夫です

>唯様
謝られても困ります、あれは僕の暴走故のものなので

>こじろー様
ありがとうございます、おかげで自信が湧いてきました
5.名前が無い程度の能力削除
藍大だと……
6.けやっきー削除
大ちゃんって、こんなにも出来る子だったんだw
藍さま、ふかふかしてそうだなぁ、羨ましい。
7.下上右左削除
>5様
藍大って何か大学っぽい・・・

>けやっきー様
彼女はやれば出来る子だと思います
藍様はふかふかしてるのではなく、もふもふしているのです