Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

こんな可愛いジジィが私の師匠なわけがない ②

2010/08/19 10:04:57
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※注意※
ジジィの精神年齢が下がってます








朝、ぺちぺちと私の顔を叩き睡眠を妨げる者が居る、いや、誰がやってるかは分かるんですけどね

「ようむ!おきろ、朝じゃぞ!」

「ふわぁ~い」

ちっこくなった師匠が私の顔を叩いていたのだ

「まずは顔をあらってこい!はなしはそれからじゃ」

「分かりました、と言うかあそこで干涸らびているのは幽々子様ですか?」

「うむ」

…助けてやって下さいよ、師匠


私は洗面所で顔を洗い、着替えを済ませ道場へと向かった

「ぬぬぬぬぬぬぬぅん」

道場へ向かうと大きかった師匠が使っていた木刀を片手で振り回そうとする師匠(小)が居た

「…師匠、今の体格をお考え下さい、無理ですよ」

「…うん、わしもそうじゃないかな、と思っておった」

顔を真っ赤にした師匠が力無く木刀を床に置いた

「じゃあ、始めましょうか」

「うむ」

朝の鍛錬は素振り千回と比較的易しい方である、私にとっては

「ふん!ふん!ふん!……………ふぅん…ふぅん……ふぅぅん………」

しかし今の師匠にとっては素振り千回はきつすぎるようである

「…師匠、大丈夫ですか?」

「むぅ、だいじょうぶじゃ、これしきのことでぇ…」

「ちょ、師匠?師匠!」

言い切ることなく師匠は目を回し倒れた


倒れてから数時間後、師匠はやっと目を覚ました

「…む、ここは」

「寝室です、師匠」

「む、すまない、ふがいないところを見せた」

「大丈夫ですよ、あの、それより…」

「なんじゃ?」

「そろそろ手を離して頂きたいのですが」

そう、師匠は眠っている間私の手を握りっぱなしだったのである

「む、すまない」

そんなこんなで私は朝食の準備を始めた


「じゃあ頂きましょう」

乾燥状態から復活した幽々子様の『いただきます』の音頭で朝食が始まった
ちなみに今日のメニューは肉じゃがと油揚げの味噌汁とご飯、至って普通の和食である

「あ、師匠、じっとして下さい、肉じゃがのつゆが…」

そう言って私は師匠の口の周りに付着した肉じゃがのつゆを布巾で拭き取った

「うぅ~」

一々師匠の反応が可愛い、どうしてくれる

「ふふふ、妖夢ったらすっかり妖忌のお姉さんね」

「な、何を仰います、幽々子様」

「あらあら、なんで顔を赤らめてるのかしら?」

微笑みを浮かべた幽々子様と、顔を赤らめた私と、はてな顔で黙々と食事をしている師匠、これが今の白玉楼の姿であった


朝食後の片づけをしている途中、ふと縁側に目を向けると師匠と幽々子様が並んで座っていた

『ふふふ、妖夢ったらすっかり妖忌のお姉さんね』

朝の言葉を思い出してみる、私が師匠の姉ならば幽々子様は師匠の母というべきかな


「幽々子様、食材の買い出しに行って参ります」

食後の片づけが済んだ私は主にそう伝え玄関を出ようとした矢先…

「まて、ようむ、わしも行くぞ」

玄関から師匠がとてとてと着いてきたのだ

「大丈夫ですか?」

「わしをみくびるな!だいじょうぶじゃ」


だいじょうぶじゃ、その言葉を信じた私が馬鹿でした、師匠

「…いつもこれをかついどるのか、ようむ」

「はい、と言うか大丈夫ですか?」

「うむむ、ちょっとむりかもしれん」

「代わりますよ、師匠」

「うう、なさけないのう」

私は師匠から5キロの米袋を受け取りそれを担いでまた歩き出した
ふらふらの師匠を心配しながら私は目の前の看板を見つけ、師匠に提案した

「そうだ師匠、かき氷食べません?」

「かきごおり?」

「はい」

すると師匠は目を輝かせてはしゃいだ

「いいのう、いいのう、かきごおりはいいのう」

あぁやっぱり弟が居たらこんな感じなんだな


「…師匠、何食べます?」

「むぅ迷うのう、これほどまでにしゅるいがあったかのう」

師匠は色とりどりのシロップに目を輝かせていた

迷うこと数分、師匠は練乳に決めた

「じゃあ練乳二つお願いします」

私と師匠は店の人からかき氷を受け取り外のベンチで並んで食べた

「…うまいのう」

「美味しいですね」

何年ぶりだろう、師匠と共に人里まで買い物に来たのは
蝉の鳴き声と氷と練乳を混ぜる小気味よい音が響く

「うまかった」

「うしまけた」

私は空になった器を戻し礼を言い、再び歩き出した、もう夕暮れだった

「師匠、手繋ぎましょう」

「む?」

私は返答を待たずして師匠の小さい手を握り歩き出した

「はずかしいぞ、ようむ」

師匠の言葉を無視して私は言った

「師匠、早く帰りましょう、幽々子様が待ってます」

夕暮れの中、私と師匠は手を繋ぎ白玉楼へ戻っていった
ごべんなさい、妖夢と妖忌が手を繋ぐ、それがやりたかっただけです
投げ槍
コメント



1.下上右左削除
すっごいニヤけてしまったw

弟にきめぇって言われるくらい
2.削除
姉妖夢はいいものだ
3.すいみんぐ削除
姉妖夢可愛いです。
でも、ちっさいじーちゃんも可愛いです
4.名前が無い程度の能力削除
ようき君、お兄さんがかき氷買ってあげるからこっちおいでウフフ
5.奇声を発する程度の能力削除
良い…
6.名前が無い程度の能力削除
ヤバいよ!これ本当にヤバいよ!凄いよ!
7.名前が無い程度の能力削除
ジジイ自重w