八雲の式の式、橙は秘め事をしていた。
湖の氷精、チルノも秘め事をしていた。
誰にも気づかれないよう、二人ともこっそり。
二人の秘め事は同じ、とっても簡単なものだ。
付き合っている、ただそれだけ。
橙はチルノと、チルノは橙と。
物凄く簡単ながら、両者の親友や主に知れれば、片方が居なくなるだろう。
三日に一回、みんなと遊ぶ前に二人で手を繋ぎながら話す。
昨日のごはんは何だったとか、何の夢を見たとか、三日分。
くだらない事で笑い、小さな事をを共感したり。
本当に仲がよく、愛し合っていた。
そんな感じで今日もまた、橙は早めに集合場所に行く。
駆け足で、早くチルノに会いたくて。
チルノも早めに集合場所へ行く。
駆け足で、早く橙と話したくて。
二人同時に、集合場所に着いた。
目が合い、二人とも笑顔になる。
「おはよう、チルノちゃん」
「うん、おはよう、橙ちゃん」
手を繋ぎ、近くの岩に腰掛けて、話を始める。
昨日の晩ごはんは魚だったよとか、大ちゃんが凄い寝言を言ってたとか。
本当にくだらない事、些細な事を。
しかし、二人にとっては物凄く楽しく、物凄く嬉しい。
「それでね、あたいがビシィっと門番に言ってやったの!寝るなーっ!って!」
「わぁー、チルノちゃん、すごーい!」
また今日も、何時もの様に些細な話をしていた。
が、何か違う。
二人とももじもじとしている。
一週間程前からこうだ、理由は簡単。
チルノが振った、一つの話題のせいで。
「・・・あの」「・・・ねぇ」
二人の顔の距離が、短くなる。
その途端に、真っ赤になる。
「ち、橙ちゃんから・・・」
「い、いや、チルノちゃんからでいいよ?」
「う、うん・・・じゃあ・・・いい?」
橙は、静かに頷く。
「・・・きす・・・してみない・・・?」
一週間程前にチルノが振った話題はこうだ。
キスってどんななんだろう。
ただそれだけ、だけど物凄く高い壁。
小さな二人にすれば、物凄く高い壁。
「う・・・うん・・・チルノちゃん、となら・・・」
「じゃ、じゃあ、いくよ・・・?」
両者とも目を瞑り、ゆっくりと顔を近づける。
そして、0になる。
五秒位だろう、その程度の軽いキス。
二人にとっては一時間にも二時間にも感じた。
長く、甘く、そして切ない。
口と口を離し、顔を見合った瞬間、真っ赤になる。
「・・・えへへ、これであたいと橙ちゃん、オトナだね」
「・・・うん、ふふっ」
二人の静かな笑い声が、今日も湖で響きわたる。
湖の氷精、チルノも秘め事をしていた。
誰にも気づかれないよう、二人ともこっそり。
二人の秘め事は同じ、とっても簡単なものだ。
付き合っている、ただそれだけ。
橙はチルノと、チルノは橙と。
物凄く簡単ながら、両者の親友や主に知れれば、片方が居なくなるだろう。
三日に一回、みんなと遊ぶ前に二人で手を繋ぎながら話す。
昨日のごはんは何だったとか、何の夢を見たとか、三日分。
くだらない事で笑い、小さな事をを共感したり。
本当に仲がよく、愛し合っていた。
そんな感じで今日もまた、橙は早めに集合場所に行く。
駆け足で、早くチルノに会いたくて。
チルノも早めに集合場所へ行く。
駆け足で、早く橙と話したくて。
二人同時に、集合場所に着いた。
目が合い、二人とも笑顔になる。
「おはよう、チルノちゃん」
「うん、おはよう、橙ちゃん」
手を繋ぎ、近くの岩に腰掛けて、話を始める。
昨日の晩ごはんは魚だったよとか、大ちゃんが凄い寝言を言ってたとか。
本当にくだらない事、些細な事を。
しかし、二人にとっては物凄く楽しく、物凄く嬉しい。
「それでね、あたいがビシィっと門番に言ってやったの!寝るなーっ!って!」
「わぁー、チルノちゃん、すごーい!」
また今日も、何時もの様に些細な話をしていた。
が、何か違う。
二人とももじもじとしている。
一週間程前からこうだ、理由は簡単。
チルノが振った、一つの話題のせいで。
「・・・あの」「・・・ねぇ」
二人の顔の距離が、短くなる。
その途端に、真っ赤になる。
「ち、橙ちゃんから・・・」
「い、いや、チルノちゃんからでいいよ?」
「う、うん・・・じゃあ・・・いい?」
橙は、静かに頷く。
「・・・きす・・・してみない・・・?」
一週間程前にチルノが振った話題はこうだ。
キスってどんななんだろう。
ただそれだけ、だけど物凄く高い壁。
小さな二人にすれば、物凄く高い壁。
「う・・・うん・・・チルノちゃん、となら・・・」
「じゃ、じゃあ、いくよ・・・?」
両者とも目を瞑り、ゆっくりと顔を近づける。
そして、0になる。
五秒位だろう、その程度の軽いキス。
二人にとっては一時間にも二時間にも感じた。
長く、甘く、そして切ない。
口と口を離し、顔を見合った瞬間、真っ赤になる。
「・・・えへへ、これであたいと橙ちゃん、オトナだね」
「・・・うん、ふふっ」
二人の静かな笑い声が、今日も湖で響きわたる。
台無しだよチクショウwww
でも後書きがwwwww
あとがきはきっとカオスが足りなくて・・・
>2様
気が乗り次第書くかもしれませんね。
>奇声を発する程度の能力様
よかった、これで甘慣れを修行できる!
後書き?ナニソレ、僕そんなの書いてないよ?(汗ダラダラ
あとがきは生まれる時代を間違ええたのだ