再び戦場へと戻る私たち。
葉月さんは無事なんだろうか?
ともかく、今の感じは只事ではない。
急がなきゃ・・・!
見えてきた!
立っているのは、葉月さん。
私たちに背を向け・・・?
あれ、今葉月さん、森の入り口の方角に向かって一礼をしたような?
ともかく無事みたいだ。
「葉月さん!」
「決着はどうなっ・・・、って!?」
ナズーリンさんが驚きの声を上げる。
それはそうだ。
周りの木々は倒壊し、何本かは黒焦げになっている。
そして、まるで爆撃を受けたように、周りの地面からは幾つもの煙が立ち上っており・・・。
「な、なんですか、これ!?」
葉月さんのすぐ近く。
そこには、一体何が落ちてきたんだ?とでも言いたくなるような、クレーターのようなものが出来ていた。
「・・・よう、薬草は見つかったか?」
葉月さんがこちらを振り向く。
服は一部が破けており、頬や腕にはいくつもの擦り傷がある。
そして、腹部の側面には・・・。
「ちょっと、かなり出血してるじゃないですか!?」
「あぁ、これな。ちょいと掠っちまってな。なに、ほっといても問題ねぇよ。」
確かに、すぐに輸血が必要だとか、そこまでの出血量ではない。
しかし。
「ダメです!医者の弟子として放置は出来ません!見せてください。ある程度の処置は必要です。」
そういって、無理やり葉月さんの上着を捲る。
「いや、いいって・・・、まあ、いいか。」
好きにしろ、といった感じで葉月さんが諦め顔になる。
すぐに道具を取り出し、治療に当たる。
「で、なにやら凄まじい光景だが。倒せたのかい?」
ナズーリンさんが聞く。
「あぁ、それがな・・・。」
治療を受けながら、葉月さんは頬を掻く。
「悪ぃ、逃げられた。」
「なに?てことは、生きてるのか!?」
慌てて辺りを見回すナズーリンさんを見て。
「いや、大丈夫だ。かなりの深手を負わしたからな。流石にすぐには戻ってこねぇよ。」
安心しろ、といった感じで答える葉月さん。
「・・・このクレーターは、葉月の攻撃によるものか?」
「あぁ。おっと悪ぃな。ブースターを使った攻撃、見せれなかったな。」
「つまり、外したと?」
これだけの規模の攻撃だ。
いくらあの蜘蛛でも、喰らったら一溜まりもないはず。
「うーん。当たったっていうか、外したっていうか・・・。まぁ、半々かな?」
俺もまだまだだな、と言ってクレーターを見つめる。
「つまり、少なからずは当たったのに、生きていたと?」
ナズーリンさんの言葉を聞いて、改めて戦慄する。
ナズーリンさんの、先ほどの言葉が蘇る。
葉月さんに会えたのは幸運だった、と。
まさにその通りだ。
私たち2人だけだったら、どうなっていたことか。
「・・・とりあえず、処置は終わりました。でも後でちゃんと・・・。」
「あぁ、分かってるよ。ちゃんと医者に見せに行く。」
サンキューな。
そういって、葉月さんは私に顔を向ける。
「んで、目的のものは?」
「はい。これで間違いないですよね?」
そういって、私はバッグから葉月さんの分の薬草を手渡す。
「・・・あぁ。これで間違いねぇ。」
そういって、葉月さんは薬草を懐にしまう。
「んじゃ、さっさとこの森からおさらばするか。」
「あぁ、もう目的は果たした。私としても、早くこの森から立ち去りたい。」
ナズーリンさんは、退避させておいた子ネズミたちを回収して答えた。
「そうですね。もうこんな森は懲り懲りです。」
そういって、足早に来た道を引き返す私たち。
本当なら、飛んででもいいからすぐに出たかったが、確か岩場のほうにも強力な妖怪がいたんだっけ。
もう、これ以上の戦闘は御免だ。
来た道を引き返す私たち。
改めて、森を見渡す。
ホント、雰囲気だけは穏やかなんだけどなぁ。
安全なのか、危険なのか。
この森は、錯覚を起こしやすい。
「・・・なぁ、葉月。」
不意に、ナズーリンさんが問いかける。
「なんだ?」
「本当は、あの蜘蛛。わざと逃がしたんじゃないのかい?」
え?
それって、どういう・・・?
「・・・。テリトリーを読み間違えたのは、俺のミスだ。確かに奴は強暴だ。ただ、誤ってアイツの住処に土足で入り込んじまったってのも事実だ。俺は調味料を取りに来ただけ。アイツを討伐しろなんて言われちゃいないからな。」
それだけさ。
そう言って、葉月さんは歩いていく。
確かに。
知性を持った妖怪なら、まだ話し合いの余地はあるだろう。
けど、あの蜘蛛は本能で生きている。
自分のテリトリーに入ったものを敵とみなすのは、ある意味当然とも言えるかもしれない。
帰りは、何事もなかった。
時間はかかりはしたもの、私たちは無事に森を出た。
「んじゃ、ここでお別れだな。」
そういって、ハルバードを担ぎなおす葉月さん。
「ん?君は人里に住んでいるんじゃないのか?」
もし住んでるなら、どうせ私たちも人里まで戻るんだ。
そこまで一緒に行ってもいいんじゃないかと思っていると。
「いや、ほら。こんな馬鹿でかいエモノ担いで人里をしょっちゅう徘徊してるとは思えんだろ?俺の住処は別の所さ。」
まぁ、こんな人が人里にいたら、イヤでも目立つけど。
「でも、偶には人里にも顔だすからな。縁があったなら・・・。」
「あぁ、また会おう。今日は実にラッキーだった。君と行動を共にできたからな。ありがとう。」
そういって、葉月さんと握手をするナズーリンさん。
「もし、その傷が調子悪くなったら、是非永遠亭に来てください。場所は迷いの竹林です。人里の人に聞いたら分かると思います。今日は本当にありがとうございました。」
私も握手をする。
「なに、礼を言うのはこちらも同じだ。色々手伝ってもらったからな。あぁ、そうだ。最後に1つアドバイス。」
そういって、葉月さんは教えてくれた。
「もし、これから未知の場所に行くなら。ある程度幻想郷の情報は集めておけ。古い家系のあるところ。そうだな・・・。例えば、稗田家とかだ。あそこの当主、代々幻想郷縁起書いてるだろ。今代の編纂した幻想郷縁起には書かれていなかったが、当主に頼んで過去の書物を見せてもらったり、話を聞いたりしてみろ。多分、有益な情報が得られるはずだ。確かアレには危険区域とかも載ってたはずだからな。」
「わかった。これからは注意するよ。」
「重ね重ね、ありがとうございます。」
私たちは改めてお礼を言う。
「なに、いいって事よ。じゃ、またな。」
そういって、私たちに背を向けて、葉月さんは立ち去っていった・・・。
徐々に小さくなる葉月さんの姿。
今日は良い人に出会えた。
その幸運に感謝し・・・。
「じゃあ、私たちも帰りますか。」
「あぁ、そうだな。・・・、そういえば。」
ナズーリンさんが首を傾げる。
「あの葉月という男。人間なのか?」
「え?どういうことですか?」
「考えてもみろ。あれだけの戦闘能力、人間の為せる業じゃない。いや、ごく稀にそういったとんでもない人間も居るかもしれないが。本気の姿を見たわけじゃないが、それでも規格外じゃなかったかい?」
「そう言われてみれば・・・。でも、妖怪って感じじゃなかったですけど?」
2人で首を傾げていると・・・。
「あぁ!俺か!?」
本当に遠く。
もう殆ど見えないくらいまで離れていた葉月さんが、いきなりこっちに向かって叫んできた。
・・・って、いや、この距離で聞こえてたんですか?
そうして、葉月さんは、こう答えた。
「俺はな――――――――――――――――魔法使いだ!!」
・・・、・・。
・・・。
・・。
???
「ま、魔法使い!?」
「いや、君の立ち振る舞いの何処に魔法使いらしさがあった!?」
ははは、じゃーなー!
そういって、今度こそ葉月さんの姿は見えなくなった・・・。
魔法使い?
あの人、戦闘中に魔法なんて使ってましたっけ?
もしかして、私たちが立ち去った後に使っていたとか?
それとも、アレですか?
命蓮寺の聖さんみたいな肉体強化系?
「・・・、魔法使いらしいですよ、ナズーリンさん。」
「そうか・・・。幻想郷は謎だらけだな。」
人里に着いたときには、もう夕方になっていた。
「着きましたね。人里・・・。」
「あぁ、帰ってきたな。人里・・・。」
辺りには、買い物を済まして帰宅しようとする人々。
日が暮れる前に店を閉めようとする店員。
寺子屋の前では、まだ子供たちが遊んでいて・・・。
「人里、ですね・・・。」
「あぁ、人里だ・・・。」
なんか、今頃になって緊張の糸が途切れてきたのか、おもわずその場に座り込みそうになる。
あぁ・・・、人里の和やかな雰囲気に癒される。
「私、人里がこんなにも落ち着く場所だって、初めて知りました・・・。」
「それは奇遇だね、私もさ・・・。」
今になって、ようやく実感する。
あの森は地獄だった。
「あの、報酬の件なのですが・・・?」
「あぁ、悪いが今度にしてくれ。今は早く帰って休みたい・・・。」
よかった・・・。
私も、今日は早く帰りたい。
今から報酬の交渉やらなんやらは御免だ。
「今日はお世話になりました、ナズーリンさん。ありがとうございます。また何か探し物ができたら、お願いしますね。」
「私のほうこそ、ピンチのときに助けてもらったんだ。ありがとう。また何かあったら依頼に来てくれ。そうだな・・・。今度2人で一杯やらないかい?これから付き合いも長くなるだろうしな。」
「えぇ、是非喜んで。それだったら、葉月さんも誘えばよかったですね。お世話になりましたし。住んでるところ聞いとけばよかったですね。」
まったくだ。
そういって、ナズーリンさんは背を向ける。
「じゃあ、またな。」
「はい。また訪問販売の時にはよろしくお願いしますね。」
[epilogue:ナズーリン ~ラストバトル~]
今日は大変な一日だった。
貴重な体験だったが、できればあのような危険は上手く回避する手立てを考えないとな。
そう思っているうちに、命蓮寺に着いた。
そして、そこの入り口には。
「おかえり。結構手間取ったみたいね。」
門の柱にもたれかかりながら、一輪が声をかけてきた。
「ただいま。・・・。なんだ、出向かえかい?」
そう尋ねると、一輪は苦笑して。
「まさか。たまたまここで夕日を眺めてたら、あなたが帰ってきただけよ。」
「そうかい。」
私は門をくぐった、が。
「奥が騒がしいね。何かあったのかい?」
「そう、それよ。大変なのよ。いきなり星が騒ぎ出してねぇ。」
「・・・ご主人様が、また何かやらかしたのかい?」
「ちょうど星が台所で居た時にね。あなたの湯飲みが突然割れちゃったのよ。それを見た星がいきなり、『こ、これはまさかナズーリンの身に何か起きたのでは!?そうです!これはきっとナズーリンが私に助けを求めている証拠!つまりピンチなのです!私は・・・私は行かなければ!!』なんて叫び始めてね。槍と宝塔持ってあなたの名前を叫びながら飛び出そうとしたのよ。だから、姐さんと村紗、あと雲山に頼んで取り押さえてもらってるのよ。まったく、居場所も分からないネズミをどうやって探そうとしたのやら。」
一輪がやれやれと溜息をつく。
「それはすまなかったね。だが、大丈夫だ。私はこの通り、無事だったよ。」
「それはなによりね。じゃあ、さっそくご主人様を止めてきてくれる?」
「了解した。」
はぁ、まったく・・・。
私は早く部屋で休みをとりたいんだがなぁ。
だが、これ以上皆に迷惑はかけれまい。
とりあえず、私の姿を見れば、ご主人様も落ち着くだろう。
・・・なんて考えは、どうやら甘かったようだ。
「こ、この匂いはナズーリン!?帰ってきたのですね!?」
奥から絶叫。
そして爆音。
やかましい足音と共に、私にめがけて一直線、物凄い勢いで迫ってくるご主人様(槍・宝塔装備)。
あー・・・。
「私は、アレにぶつかったら死ぬんじゃないかい?」
「任せなさい!!」
そういって、一輪がご主人様に向かって疾走する。
「ナァズゥゥリーーーーーーーンンンッ!!!」
「止まれやゴラァァアッ!!!」
互いにそう叫んで、物凄い速さで交差するご主人様と一輪。
一輪が繰り出すは、疾走の勢いと体重を乗せた右ストレート!
だが。
「甘い!必殺、ハイパー・トラマル☆へにょリアル・ステップ!!」
そう叫んで床から壁へ、そして天井へと駆けていく我がご主人様。
「そうはいくかぁぁぁ!!」
絶叫と共に一輪から繰り出されのはサマーソルト!
天井を駆けるご主人様に一輪の一撃が決まろうとした瞬間。
「かぁぁそぉぉくぅぅぅ!!!」
急激なスピードアップで一輪のサマーソルトをかわす物理法則を無視した寅一匹。
「ナズーーーーーーーーッ!!!」
そうして、天井から、壁、そして床へと着地しようとした瞬間!
私は、右手と左手にもった3つ、計6つのペンデュラムを構える。
そう、あの蜘蛛と同じだ。
まさか着地の瞬間を狙われたら対処できまい!
なんて、本来ご主人様に向けるべきでない思考を思いながら。
今、私が持つ最強の一撃を放つ!!
「『蓮符・ナズーリンペンデュラム六「ちぇいっっ!!」」
と、放つ前に、私の後ろから黒い影が飛び出す。
「みぎゃっ!?」
そのご主人様の悲鳴と共に、飛び膝蹴りが顔面を直撃する。
崩れ落ちる寅一匹。
そして、私の前に降り立ったのは・・・。
「ぬえ?」
「あ、おかーえりー、ナズーリン!」
と言いながら、にこやかに振り向く封獣ぬえ。
「どうだった?冒険のほうは?お土産ある?」
そういって、寅一匹を踏み倒しながら私のほうに駆け寄ってくるぬえ。
「あ、あぁ。そうだな。土産といったら今日の出来事の話と・・・。後は、私の作る料理にでも期待していてくれ。」
それを聞いて、わーい、と言いながら、寺の奥へ駆けていくぬえ。
「なんで、ぬえは後ろから現れたんだい?何処か出かけていたのかい?」
「まぁ、そんなところね。」
そういって、一輪も奥へと向かう。
「部屋にでもいなさい。疲れてるんでしょ?夕飯ができたら呼んであげる。土産話はその時にでも、ね。」
「そうだな。楽しみにしといてくれ。中々の体験だったよ。」
とりあえず、殺されかけた事は内緒にしとこう。
またご主人様が五月蝿くなりそうだ。
私は、床に転がっている寅一匹の首根っこを掴んで、引きずりながら自分の部屋に向かった。
[epilogue:鈴仙 ~イナバの帰還~]
「た、ただいまぁ・・・。」
や、やっと着いた・・・。
ふらふらにながら、永遠亭の玄関をくぐる。
「あ、おかえりー。」
出迎えてくれたのは、てゐ。
あぁ、いつもは憎たらしいてゐの顔も、今の私には天使の表情に見える。
「た、ただいま・・・。てゐ。あなたにこうして再び会えるなんて、私は幸せよ?」
「え?い、いや・・・。どうしちゃったの、レイセン?どっかで悪いものでも食った?」
珍しく、心配そうに私の顔を覗き込むてゐ(ちょっと引いてます)。
「大丈夫。ちょっと私の予想の斜め後ろにすっ飛んだ体験をしてきただけよ。・・・あ、師匠に報告しなきゃ。」
そういって、私は師匠の部屋に向かってよろよろ歩き出す。
「・・・。やっぱし、私もこっそり付いて行ったほうがよかったのかな?」
そう呟いて、今日は私が夕飯担当だー、と言いながら台所に向かうてゐだった。
師匠の部屋についた。
「失礼しますぅ・・・。」
そういって、無造作に襖を開く。
「あらあら、なんか相当参ってるようね。返事も待たずに部屋に入ってくるなんて。」
礼儀正しいあなたらしくもない。
そういって、師匠は私を招き入れる。
すみません、師匠。
今の私には、そんなことまで頭が回る余裕は無いです。
師匠の前に正座する。
「で、目的のものは?」
「あ、はい。ちゃんと手に入れましたよ。」
そういって、バッグの中から例の薬草を取り出す。
それを受け取って、じっくり眺める師匠。
「・・・うん、どうやら本物のようね。如何ほどの効力が出るかは実験してみないとわからないけど。とりあえず、お疲れ様、うどんげ。」
「はい・・・、本当にお疲れ様でした。」
「あーあ、完全に参ってるわね。ほら、もういいから部屋に戻っていなさい。晩御飯になったら呼ぶから。それまでには正気になっておきなさい。今日のあなたの体験、姫様が楽しみにしてたわよ。」
はーい・・・。
そう答えて、私は師匠の部屋を後にした。
「・・・まぁ、あれだけの敵を相手にしたら、仕方ないか。」
実は永琳、こっそりうどんげたちのあとをつけていたのだ。
『極高』。
いやな予感もしていた永琳。
だが、弟子を鍛える機会でもあった。
場所も分からないので、命蓮寺のダウザーの力を借りるという意味でも、うどんげにすべてを任す形をとった。
姫様の了解もとっていたし。
ただ、てゐが着いていくというのには反対した。
なんとなく、てゐの力ではどうしようもないと感じたのだ。
永琳の予感は当たった。
追跡を悟られないための様々な薬品を使い、うどんげたちのあとを追った永琳。
そして、あの強力な妖怪。
あまりの力に、この不死身の肉体を盾にしてでも彼女らを守ろうとした。
だが。
幸運にも鈴仙たちと同行していた、あの葉月という男。
彼の力は想像を絶するものだった。
うどんげたちが森の奥に消えたあとも、彼の戦いぶりを見ていたが。
パワーや魔力もさることながら、その高い戦闘技術。
それを見て、自分の出番は無いだろうと思った。
ただ、自分の愛弟子を守ってくれた恩はある。
永琳は、邪魔にならない程度で、オーバーレンジからの援護射撃を行った。
森に入るところから、きっと彼だけは永琳の尾行に気付いていたのだろう。
戦いが終わった後、彼は見えない永琳に礼をした。
もう大丈夫だろう。
そうして、うどんげたちに気付かれないように、先に永遠亭に戻ってきたのだ。
「私たちは、まだまだ幻想郷について知らないことが多い。もっと情報を集めるのも必要ね。」
そう呟きながら、自分の弟子の成長に期待しながら、飲みかけていたお茶をすすった。
幻想郷。
それは極東にある秘密の"楽園"。
だが、そんな世界にも。
光が射すところには、また影ができる。
決して表沙汰にはならない、"裏"。
今回は、そんな戦いに巻き込まれた、2人の少女のお話。
一輪さん!?www
葉月が魔法使いだったとは…いやぁ最後までとっても楽しかったです!!
次の投稿を楽しみに待ってます