Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

美鈴の悪戯

2010/07/27 00:01:49
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キャラ崩壊(?)注意です








「めいりん」
「…………」
「返事してよー、私の事嫌い?」
「いえ、決してそんな事は」
「だよねー、私もめいりんの事大好きー」
「…………」

どうしてこうなった



事の発端は数日前の博麗神社での宴会の時

「で、これが私の作った新薬ホレ薬~改~だ」
「なんで改なんですか?」
「あぁ、それはこれは私がホレ薬を少し改良したものだからだ」
「何をどう改良したんですか?」
「ふふふ、聞いて驚けホレ薬の効果と言えばお馴染みの
 これを飲み最初に見た相手に惚れるのは当然の事
 それだけではありきたりすぎて面白くないからな
 効果が聞いてる間はその対象は能力が使えなくなり
 効果が切れたらその間の事は何も覚えてないって代物だ
 ちなみに効果はきっかり一時間だ」
「へぇ、それは面白そうですね」
「だろ、一回分やるから試しに誰かに使ってみると良い」
「機会があったら試してみます」
「もし使ったなら感想をくれよ」


宴会が終わるころにはそんなこと忘れてて思い出したのが昨日
思い立ったら吉日とさっそくすぐに誰に使うかを考えた


誰に使おうか……
紅魔館の人が良いだろう
私は宴会の時位しか出かける事なんて無いから他の人には使う機会が無さ過ぎる
そうなると咲夜さんが良さそうだ
他の人は色々と危険そうだ


そう決めた翌日の今日さっそくチャンスは訪れた



「美鈴、お疲れ様」
「あっ、咲夜さん」
「もう遅いから今日はあがっていいわよ」
「はい、分かりました
 ……咲夜さんも今日はもうあがりですか?」
「えぇ、お嬢様も妹様ももうお眠りになったわ」
「そうですか……だったら、お茶淹れますからよかったら飲みませんか?」
「そう、じゃあお言葉に甘えて先に詰め所で待ってるわ」
「はい」

そうして魔理沙に貰った薬を咲夜さんの紅茶に混ぜて渡したのが少し前

「あら、紅茶入れるのも上手くなったわね」
「はい、咲夜さんのお陰です」
「そう」
「…………」
「どうかしたの?
 こっちをじっと見てるけど」
「いえ、何でも無いです」
「…………」
「…………」

うぅ、沈黙が辛い

「ねぇ、美鈴」
「ふぇ……な、なんですか」
「何よ変な声出して」
「えっと、いきなり話しかけられて吃驚しただけです」
「そう……聞きたい事があるのだけど」
「何でも聞いてください、咲夜さんになら何でも答えますよ」
「ありがと
 …………めいりんは私の事好き?」
「え?」
「好き? それとも嫌い?」
「もちろん……大好きですよ」
「…………」
「…………」
「よかった、私もめいりんの事大好き」


そうして今に至る……と

何か変じゃないですか?


「あの……咲夜さん」
「…………」
「咲夜さん?」
「咲夜って呼んで」
「はい?」
「咲夜さんなんてそんな他人行儀な呼び方やめて」
「で、でも……」
「やっぱりめいりんは私の事嫌いなんだ」
「そ、そんなことないですってば」
「じゃあ、咲夜って呼んでよ」
「……咲夜」
「なぁに? 美鈴」
「……何かいつもと違いませんか?」
「何が?」
「えっと、態度とか……その他色々」
「お嬢様達と一緒に居る時とって事?」
「はい」
「…………」
「どうかしたんですか?」
「なんでだろ」
「へぇ?」
「良く分かんない」
「はぁ……」
「でもね、めいりんと居ると安心できるから無理しなくても良いって思えるからだと思う」
「無理……ですか?」
「うん、だって普段の私みたいな完璧な人間居ると思う?」
「…………」
「だから、普段私はすっごく無理してるの
 その分美鈴の前でぐらい本当の私を出させてよ」
「はい」
「あっ、紅茶無くなっちゃったからもう一度淹れてくるね」
「はい、お願いします」


そっか、そうだよね
普段の咲夜さんが無理して無い筈がない
だってあんな完璧な人間ありえない
これからは今みたいに咲夜さんが無理しなくてもいいように努力しよう































と、少し真面目な話をしたけど
そもそも私は咲夜さんに悪戯するためにあの薬を飲ませんたんだ
それを何故だか真面目な話に持っていかれてしまった
その仕返しを今からしようと思う




「めいりん、紅茶はいったよ」
「あっ、ありがとうございます
 ……ねぇ、咲夜」
「なぁに?」
「咲夜は私の事が好きなんですか?」
「うん、大好きだよ」
「それはどういう意味でですか?」
「どういう意味って?」
「友達とか仕事仲間としてとか色々あるじゃないですか」
「えっ……それは……」
「どうしたんですか?」
「えっと、あの……」
「早く答えてくださいよ」
「そ、そんなこと言えないよ」
「どうしてですか?」
「……どうしても」
「もしかして……恋人としてだとか?」
「っ…………」
「図星ですか?」
「そっ……そんな事無い」
「そうですか……残念だな……」
「…………嘘」
「何がですか?」
「めいりんの事恋人として好き
 めいりんの事愛してる」
「そうですか、ありがとうございます」
「めいりんは……私の事どう意味で好きなの?」
「私ですか?
 そうですね……とても大事な……」
「とても大事な?」
「上司です」
「えっ……?」
「どうかしましたか?」
「何でも無い……」
「もしも、私の言う事を何でも聞いてくれる人が居たら恋人になっても良いんだけどなぁ」
「……私、めいりんの言う事なら何でも聞くよ」
「本当ですか?」
「うん」
「そうですね、じゃあテストしましょうか」
「テスト?」
「はい、咲夜が私の言う事を聞けるかのテストです」
「分かった」
「じゃあこれを着けて下さい」
「これって……」
「犬用の首輪ですけど?
 咲夜に良く似合いそうじゃないですか?」
「うん」
「良い娘ですね
 次は……そうですね、散歩に行きましょうか」
「散歩って……何処に?」
「何処が良いですか?」
「何処にも行きたくない」
「私が行きたいんです」
「……何処でも良い」
「そうですね、じゃあ咲夜の部屋にでも行きましょうか」
「えっ、それだとメイドたちに見つかったら」
「何か問題があるんですか?」
「……何でも無い」
「じゃあ行きましょう」



「ふぅ、さっと着きましたね咲夜」
「…………」
「咲夜?」
「美鈴……」
「何ですか?」
「これは一体何の真似かしら、説明してくれる?」
「えっ……?」
「この私が付けてる首輪と貴女が私に部屋に来るまでずっと命令してくれた事よ」
「えっと、咲夜さん?」
「あら、急にさん付けで呼んでどうしたの?
 さっきまでみたいに咲夜って呼び捨てにしたらどう?」
「いや、あの、これには深い訳が……」
「問答無用」



そうして私は咲夜さんにこっぴどくお仕置きされた後
数週間の間お仕置き部屋に監禁されました
そうして私は監禁されてる間に誓いました
あの薬をもう一度貰ってもっとひどいお仕置きをしてやろうと

どうも8度めの投稿になります
今回の出来は正直自分でも微妙だと思っています
投稿しようか迷いましたがせっかく仕上げたのだからもったいないと思い投稿しました

もしよろしければ指摘・アドバイス等頂けたら幸いです


さて試験勉強を開始しようかな
TEWI
[email protected]
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
美鈴懲りないなwww
無限ループの匂いがする…w
2.名前が無い程度の能力削除
無限ループって怖くね?

ちょい強気な美鈴もなかなか