私、比那名居天子は度々香霖堂に訪れる、理由は色々あるけど、とりあえず今日の目的は本を読みに来ていた
「…とりあえず、お茶で良いね」
香霖堂の店主が笑顔で話しかけてくる
「あ、ありがとう」
「構わないよ、まともな客は滅多に来ないんでね」
「私だって本を読んでるだけよ、客とは呼べないんじゃない?」
「それもそうだけど君は略奪はしないだろ?」
「略奪って、これでも天人の端くれよそんなみっともないことはしないわ」
「ごめんよ、はいお茶」
「ん、ありがと」
差し出された湯呑みを受け取り一口飲む、あぁアルコールが入ってない飲み物は美味しいなと感慨深く心の中で呟く
「しかし本を読みたいのならば紅魔館の方に行けばいいじゃないか、あそこはここよりも珍しい本があるのに」
彼の何気ない一言、しかし彼は分かってないのだろう、私がここに訪れる本当の理由を
「…朴念仁」
「何か言ったかい?」
「別になにも」
声を低くして呟くように言ったはずだけれども彼には聞こえていたらしい
「総領娘様ー」
外で聞き慣れた声が聞こえた、衣玖だ
「お迎えかい?」
「えぇそうよ」
帰ろうと思いドアに手を掛けた瞬間、彼は言ってきた
「て、天子」
「何?」
「今度来るときは前もって連絡してくれないかな、手紙でも何でもいい、簡単だけれども食事を用意することだって出来る」
彼は顔を真っ赤にしていた、多分ありったけの勇気を振り絞り今の言葉を吐き出したのだろう、そんな彼に私は言った
「分かったわ、霖之助」
「じゃあ、気を付けて」
「ありがとう」
私はドアに手を掛けて外で待っている衣玖の元へ歩いていった
「…とりあえず、お茶で良いね」
香霖堂の店主が笑顔で話しかけてくる
「あ、ありがとう」
「構わないよ、まともな客は滅多に来ないんでね」
「私だって本を読んでるだけよ、客とは呼べないんじゃない?」
「それもそうだけど君は略奪はしないだろ?」
「略奪って、これでも天人の端くれよそんなみっともないことはしないわ」
「ごめんよ、はいお茶」
「ん、ありがと」
差し出された湯呑みを受け取り一口飲む、あぁアルコールが入ってない飲み物は美味しいなと感慨深く心の中で呟く
「しかし本を読みたいのならば紅魔館の方に行けばいいじゃないか、あそこはここよりも珍しい本があるのに」
彼の何気ない一言、しかし彼は分かってないのだろう、私がここに訪れる本当の理由を
「…朴念仁」
「何か言ったかい?」
「別になにも」
声を低くして呟くように言ったはずだけれども彼には聞こえていたらしい
「総領娘様ー」
外で聞き慣れた声が聞こえた、衣玖だ
「お迎えかい?」
「えぇそうよ」
帰ろうと思いドアに手を掛けた瞬間、彼は言ってきた
「て、天子」
「何?」
「今度来るときは前もって連絡してくれないかな、手紙でも何でもいい、簡単だけれども食事を用意することだって出来る」
彼は顔を真っ赤にしていた、多分ありったけの勇気を振り絞り今の言葉を吐き出したのだろう、そんな彼に私は言った
「分かったわ、霖之助」
「じゃあ、気を付けて」
「ありがとう」
私はドアに手を掛けて外で待っている衣玖の元へ歩いていった
友人とのやり取りに笑ったwww
まさかの霖からの接近!!
て、天子って戸惑うところが珍しかったですw
十本ってwwww
天霖は俺の有頂天!
てんこちゃんがこの後、お茶の入れ方とか練習してると俺得