「妖夢、私ダイエットをしようと思うの。」
「………は?いま何と言いましたか?」
白玉楼ではいつもどおり……ではなく異変レベルの光景だった。
「聞こえなかったの?ダイエットをしようと言っているの。」
「……駄目だ、私の耳、腐ってるみたい…幽々子様、ちょっと永遠亭行って来ます。」
「?あなたにはなんて聞こえているの?」
そう聞かれると妖夢は、当然のごとく
「ダイエットを始めるとか言ってるように聞こえるんです……っていうわけでちょっと行って来ます。」
幽々子は驚いた。
「え?それで合ってるわよ??」
少しの沈黙
「ええええええぇぇぇぇeeee……」
「……何でそこまで驚くのかしら?」
「だって幽々子様は何よりも食べるのが好きじゃないですか!!食事制限とかできるんですか!?」
そう聞かれると、幽々子は大きな胸を張って
「大丈夫に決まってるでしょう!早速今日から始めるわよ!!」
「本当に大丈夫なんですか!?」
「心配しないの、運動如きで死にはしないわ。」
「……元々死んでるじゃないですか。」
「そうとも言うわね。とにかく今日からよ!!」
「はいはい、知らないですよ~」
幽々子はまだ知らなかった。これから起こる凄惨な出来事を……
1日目
朝食
「幽々子様~、朝ごはんですよ~」
「今行くわ~♪」
この時の幽々子のスピードは射命丸文を遥かに超える速さだった。
「妖夢~ご飯は~?」
「そこにあるじゃないですか。」
・バナナ1本
「なん…だと……!」
「どうかしましたか?幽々子様?」
「こんなんご飯の内に入らないわよ!!今から作り直しなさい!!」
「まったく……ダイエットしようって言ったのは誰ですか?」
「うぐっ……わかったわよ。」
そう言ってしぶしぶバナナ一本を食べた。
幽々子の残りHP:9800/10000
運動(朝)…ジョギング
「幽々子様、ジョギングに行きますよ。」
「えぇ!!無理よ!!バナナ一本じゃあ動けないわよ!!」
「もう諦めるんですか?」
「うっ……わかったわ、行きましょう。」
少女移動中
「まあ、ここでいいでしょう。さあ、幽々子様、ここを一周しますよ。」
「ちょっと待って妖夢。バナナ1本でこれは拷問だわ。」
二人は湖に来ていた。
「ほら!行きますよ!!」
「は~い」
5分後……
「はぁ…はぁ…ま、まだあんなにあるの…?」
「幽々子様、もうバテたんですか?」
「そ……そんなことないわ!!」
「ならペース上げますよ。」
「えっ……ちょ、ちょっと妖夢!?」
そういったときには既に妖夢は遥か向こう(100メートル先)に居た。
3時間後……
「はぁ、はぁ、や、やっと終わった……」
一周してきた幽々子は今にも死にそうな顔をしていた。いや、元から死んでるけど。
「幽々子様遅いですよ!!何やってるんですか!!」
ちなみに妖夢は幽々子よりも1時間早くゴールしていた。
幽々子の残りHP:7600/10000
昼食
「はぁ~、ジョギングって疲れるわね。いつも飛んでいるからかしら?」
「幽々子様~ご飯ですよ~」
「待ってました!!(朝はあれだったから昼はいいもののはず!!)」
「はい、昼食です。」
キャベツの千切り一皿
こんにゃく二切れ
「……サイドメニューはいいから主食を出しなさい。」
「これがメインですが?」
「キャベツなんてとんかつの飾り物じゃない!!こんにゃくでお腹はいっぱいにならないわよ!!」
「ダイエットメニューですよ?」
幽々子は目の前が真っ暗になった。
幽々子の残りHP:4900/10000
昼の運動
「幽々子様~今度はマラソンに…って居ない……諦めて逃げたかな?」
幽々子の残りHP:6000/10000
夕食
「幽々子様~ご飯ですよ~」
「早く作って~♪」
「もう目の前にあるじゃないですか。」
土粥1杯
「……いつから白玉楼はこんなに貧乏なったのかしら?」
「エンゲル指数が80超えてるんで。」
「……もうやだ……もう少し自重しよう…」
幽々子の残りHP:-10000/10000
「はっ!!……なんだ、夢だったの…」
そうとわかるとほっとした。
「でも夢の中みたいにならないようにしないと。」
そう言うと、幽々子にある決心が芽生えた。
「これ以上お金をかけないようにダイエットに挑戦するわよ!!」
※一番上に戻る
「………は?いま何と言いましたか?」
白玉楼ではいつもどおり……ではなく異変レベルの光景だった。
「聞こえなかったの?ダイエットをしようと言っているの。」
「……駄目だ、私の耳、腐ってるみたい…幽々子様、ちょっと永遠亭行って来ます。」
「?あなたにはなんて聞こえているの?」
そう聞かれると妖夢は、当然のごとく
「ダイエットを始めるとか言ってるように聞こえるんです……っていうわけでちょっと行って来ます。」
幽々子は驚いた。
「え?それで合ってるわよ??」
少しの沈黙
「ええええええぇぇぇぇeeee……」
「……何でそこまで驚くのかしら?」
「だって幽々子様は何よりも食べるのが好きじゃないですか!!食事制限とかできるんですか!?」
そう聞かれると、幽々子は大きな胸を張って
「大丈夫に決まってるでしょう!早速今日から始めるわよ!!」
「本当に大丈夫なんですか!?」
「心配しないの、運動如きで死にはしないわ。」
「……元々死んでるじゃないですか。」
「そうとも言うわね。とにかく今日からよ!!」
「はいはい、知らないですよ~」
幽々子はまだ知らなかった。これから起こる凄惨な出来事を……
1日目
朝食
「幽々子様~、朝ごはんですよ~」
「今行くわ~♪」
この時の幽々子のスピードは射命丸文を遥かに超える速さだった。
「妖夢~ご飯は~?」
「そこにあるじゃないですか。」
・バナナ1本
「なん…だと……!」
「どうかしましたか?幽々子様?」
「こんなんご飯の内に入らないわよ!!今から作り直しなさい!!」
「まったく……ダイエットしようって言ったのは誰ですか?」
「うぐっ……わかったわよ。」
そう言ってしぶしぶバナナ一本を食べた。
幽々子の残りHP:9800/10000
運動(朝)…ジョギング
「幽々子様、ジョギングに行きますよ。」
「えぇ!!無理よ!!バナナ一本じゃあ動けないわよ!!」
「もう諦めるんですか?」
「うっ……わかったわ、行きましょう。」
少女移動中
「まあ、ここでいいでしょう。さあ、幽々子様、ここを一周しますよ。」
「ちょっと待って妖夢。バナナ1本でこれは拷問だわ。」
二人は湖に来ていた。
「ほら!行きますよ!!」
「は~い」
5分後……
「はぁ…はぁ…ま、まだあんなにあるの…?」
「幽々子様、もうバテたんですか?」
「そ……そんなことないわ!!」
「ならペース上げますよ。」
「えっ……ちょ、ちょっと妖夢!?」
そういったときには既に妖夢は遥か向こう(100メートル先)に居た。
3時間後……
「はぁ、はぁ、や、やっと終わった……」
一周してきた幽々子は今にも死にそうな顔をしていた。いや、元から死んでるけど。
「幽々子様遅いですよ!!何やってるんですか!!」
ちなみに妖夢は幽々子よりも1時間早くゴールしていた。
幽々子の残りHP:7600/10000
昼食
「はぁ~、ジョギングって疲れるわね。いつも飛んでいるからかしら?」
「幽々子様~ご飯ですよ~」
「待ってました!!(朝はあれだったから昼はいいもののはず!!)」
「はい、昼食です。」
キャベツの千切り一皿
こんにゃく二切れ
「……サイドメニューはいいから主食を出しなさい。」
「これがメインですが?」
「キャベツなんてとんかつの飾り物じゃない!!こんにゃくでお腹はいっぱいにならないわよ!!」
「ダイエットメニューですよ?」
幽々子は目の前が真っ暗になった。
幽々子の残りHP:4900/10000
昼の運動
「幽々子様~今度はマラソンに…って居ない……諦めて逃げたかな?」
幽々子の残りHP:6000/10000
夕食
「幽々子様~ご飯ですよ~」
「早く作って~♪」
「もう目の前にあるじゃないですか。」
土粥1杯
「……いつから白玉楼はこんなに貧乏なったのかしら?」
「エンゲル指数が80超えてるんで。」
「……もうやだ……もう少し自重しよう…」
幽々子の残りHP:-10000/10000
「はっ!!……なんだ、夢だったの…」
そうとわかるとほっとした。
「でも夢の中みたいにならないようにしないと。」
そう言うと、幽々子にある決心が芽生えた。
「これ以上お金をかけないようにダイエットに挑戦するわよ!!」
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ワラタ。ループって怖いわ……なれないことはするもんじゃないわね。