Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

始めよう!

2010/05/04 05:59:59
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深夜の幻想郷、妖精も寝静まる午前三時。
霧の湖の畔に存在する紅い洋館。紅魔館。
その紅魔館には大きな図書館が存在する。


その名は紅魔館図書館。
そこは七曜の魔女パチュリー・ノーレッジの居城といっても過言ではない場所である。
図書館は、常に静寂に包まれている。図書館がいつも静寂に包まれているのは司書兼パチュリーの使い魔である小悪魔が、
日々図書館のマナー向上に努めている賜物である。

かといって、今がそのように静寂に包まれているかというとそうでもない。



なぜならば、今は修羅場だからだ。


「あー!もう!残り20ページペン入れしてない状態でどうやって原稿を仕上げればいいのよ!?」
「パチュリー様うだうだ言ってないでやってください!私だってまだ小説序盤のほうなんですよ!?しかもこれ終わったら誤字・脱字のチェックもあるからいいじゃないですか!?」

二人は今博麗神社例大祭(外の世界の)に向けて絶賛修羅場なのである。
ちなみに残り時間は一日。

パチュリーは、下書きを済ませてある原稿にペンをガガガガガガと機関銃を打っているのかとでも言わんばかりの音を紡ぎペン入れをしていった。
パチュリーはこの時ばかり喘息持ちということを忘れられるぐらい必死だった。

一方小悪魔は、去年の夏のボーナスで、河童から買ったノート状の式神を前にして、鍵盤をダダダダッダダダダと弾いていた。
あまりの早いタイピング速度の為何か曲を演奏しているかのように聞こえるほどだった。

ちなみに二人ともリポピ●ンDドーピング済みだった。
それでも二人は目の下にはクマを携えて、体がふらふらになっていた。
二人の意識はもうろうとし、パチュリーは紅茶を飲んでいるつもりなのだが、実際はインクを飲んでたり、
小悪魔はパチュリーの為紅茶を入れようと思って紅茶の葉を入れているつもりが、お楽しみ用の媚●を間違えて入れたりした。
二人は意識が朦朧としているため最初それに気付かなかった、しかし途中で気付いたがめんどくさくなってそのまま作業を続行していた。

しかしさすがに無理がたたり痛恨のミスを二人はしてしまった。

「ああぁああ!!原稿に!原稿にホワイトが!!!」
「あああああああああああ!!!私の雲山×霖之助のBL小説が!フリーズしてぱぁに・・・!」

二人は、落胆した。絶望の淵へと叩きのめされ二人とも、ぐぅの音も出ぬほどショックを受けた。
ショックのあまりにパチュリーは紅魔館の壁の色を全て紫と白のストライプに変えるため白と紫のペンキを大量に用意し始め
小悪魔は、レミリアが寝ている隙を狙いレミリアを縄で縛り、レミリア本人とレミリアの服を白いペンキで染め上げ、白い悪魔へと染め上げた。

そんな二人の蛮行を見かねた、朝食の用意をしてた咲夜は時間を止めて二人を縄で縛り、落ち着かせた。
「パチュリー様、小悪魔さん落ち着いてください」

咲夜はやれやれと肩をすくめて、ため息を一つもらした。

「落ち着けるわけないじゃない!?だってもう八雲新幹線まで8時間しかないのよ!?シガンガナリタッルルラロー!」
「そうですよ!私の雲山×霖之助小説だって消えてコピー本もないんですよ!?」

二人とも焦りに焦って冷静さを欠いていた。パチュリーに至ってはこの間、にとりの家で小悪魔とにとりの三人で、一緒に見てきた某ライダーのオ●ドゥル語まで飛び出る始末。

「こんなことがあるだろうと思って私が定期的にバックアップとコピー取っておきました。ほらパチュリー様はペン入れ残り5ページのところから、小悪魔さんは最後の山場から」
「咲夜さん!ううう……ありがとうございます!」
「咲夜……!」

二人とも咲夜に抱きつきおいおいと感謝の涙をメイド服にこすりつけている。
咲夜はやれやれとまたため息をついた。

「はいはい、泣きついている暇があったら早く作業を始めてください。私も時間を止めて作業を終えたら助けますので」
「わかったわ!小悪魔いきましょう!今ならやれる!やれる!気持ちの問題よ!頑張る!頑張る!そこよ!ここで諦めるな!絶対に頑張る!積極的にポジティブに頑張る!」
「「だからこそもっと熱くなれよぉおおおおおお!!!!」」

二人はそういうと小悪魔はメモリを貰い、パチュリーは原稿を再び抱えて図書館へと全速力で向かっていった。
その後咲夜も作業に参戦し、無事原稿は二つとも終了し眠い目を擦りながら天狗の印刷所へともっていき無事新刊を完成させることができた。
そして二人は新刊を大きなキャリーバッグに詰め無事八雲新幹線(外行き)へと間に合い無事博麗神社例大祭へと間に合った。


後に咲夜は射命丸に、取材として紅魔館の日常を聞かれこのようなことを話した。
「へぇ、でも咲夜さんならどこにでも働けそうですよね」
咲夜は目を瞑り、そして静かに言った。
「いいえ、私はこの紅魔館が好きですから。私はこの場所にいれるだけで幸せですわ。こうして私は幸せな日々を掴んでいます。幸せをつかみたいならば始めましょう!ユー●ャン!」
これが後に、ユー●ャン幻想郷支店ができるきっかけとなったのであった。
以前コメントをいただいたので即興で作ったネタ。
こんなパチェさんでもいいじゃない。二次創作だもの。
月彼岸
コメント



1.ぺ・四潤削除
大丈夫。同人誌だと割りと普通です。
それで、パッチュさんの書いてたのは何かね?
2.奇声を発する程度の能力削除
なるほど、同人誌製作はこんな修羅場なのかwwww